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創立記念パーティー⑦
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気持ち悪いくらい私にフェロモンビームを放つ真田。
この色気インテリは、頭のネジが飛んじゃってんじゃない?
そんな私に、尚も熱い視線を投げかける。
「代表・・・・、俺にも武田みたいにチャンスを下さい!!」
私の意見など聞かず勝手に話が進んでるんだけど・・・
そんな空気の中、話に割り込んでくるホスト風偽王子。
「あの、ご無沙汰しております。武田です先日は失礼しました。」
私に頭を下げるホスト風偽王子。
そんな彼を睨み付ける色気インテリ真田。
「武田、お前さっ、空気読めよ!俺が樹里さんと喋ってるだろう!!」
そんな一触即発の張り詰めた空気の中、招かれない客がやってくる。
「代表、お疲れさまです。企画開発の沢田です。
今回、あの欄丸を口説き落として出席してもらえるように手配したのは此方の私の部下の千葉でして・・・・
是非挨拶したいと言うので宜しいでしょうか?」
「初めまして千葉です。どうぞ、宜しくお願い致します。」
健兄にゴマをすりニコニコしているセクハラ野郎達!!
しかも欄丸の契約の功績まで奪うとかあり得ない!!
「樹里さんは、お噂通り本当にお美しい。
宜しければ、私の部下の千葉にも是非ともチャンスを下さい。」
そう言って千葉に目配せしながら私に手を差し伸べてくる。
「樹里さん、宜しければ僕と踊って頂けませんか?」
ドヤ顔で私を誘う腰ぎんちゃく千葉。
確かに容姿は、そこの三人には及ばないもののイケメンの部類に入るとは思うけど・・・
マジで性格最悪じゃん。
「ごめんなさい、私は武田さんと約束してるので・・・・」
そう答えるとホスト風偽王子の腕を強引に掴みその場から離れる。
戸惑いながら私を2度見するホスト風偽王子。
「ちょっとだけ隠れ蓑になってくれない・・・
あいつ等がどっかに行ったら離れてもいいから」
「そういう事なら俺じゃなくて、真田が適任だったんじゃ・・・」
ホスト風偽王子の言う通り真田が私達を羨ましそうに睨んでいる。
「だって、あの色気インテリは目が完全にヤバくない?
ホストじゃなくて武田さんなら特に害がないでしょ?」
私は悪戯そうに微笑むと・・・・
「色気インテリって真田の事ですか?」
「あっ、はははは。今のは秘密にしてね!?」
苦笑いしながらスルーしようとすると
「なんかお見合いの時と印象が違いますね。」
「面倒くさくて猫かぶってたから・・・
こっちが素なんだけど、そろそろ敬語じゃなくてもいいでしょ?」
「真田を援護する訳じゃないですけど、凄い いい奴なんで良かったら真剣にあいつの事考えてやって下さい。」
「じゃあ、私が武田さんの方がいいって言ったらどうします?」
「俺には好きになりそうな子がいるから樹里さんの気持ちには応えられないです・・・」
何故か真っ赤になってる私に・・・・
「どうしたんですか!?顔が赤いけどーーー」
「何でもない!」
無性に恥ずかしくなってくるじゃない!
不意打ちはズルいでしょ??
そんな私に戸惑い気味のホスト風偽王子。
「気になる子とはどうなったんですか?」
「相変わらず俺なんて眼中にないみたいです。
でも、念願のデートはしました。凄い楽しかったけど・・・・
ぶっちゃけ脈はなさそうでなんですど・・・」
「ふ~ん。ならもう諦めちゃえば?
私の方が武田さんの将来性を考えたらいいと思うんだけど!?」
「無理です・・・・すみません。
でも、最近花子ちゃんに近づいてるハイエナ野郎がいるんでマジで頑張らないと!」
「ハイエナ野郎???」
「こないだなんてそいつと抱き合ってたんで軽くショックだったんです・・・・」
だきあってる?
誰と誰が?
抱き合ってる?
私がポカンとしてると・・・
「転びそうになった花子ちゃんをアイツが無理矢理抱き締めてたんですよね・・・」
怒りの篭もった目で一点を見つめるホスト風偽王子。
その視線の先には俺様毒舌。
なる程、だからあの謎の連続メールなのね。
「クックックックッ、馬鹿じゃん。」
私の言葉に固まるホスト風偽王子。
この色気インテリは、頭のネジが飛んじゃってんじゃない?
そんな私に、尚も熱い視線を投げかける。
「代表・・・・、俺にも武田みたいにチャンスを下さい!!」
私の意見など聞かず勝手に話が進んでるんだけど・・・
そんな空気の中、話に割り込んでくるホスト風偽王子。
「あの、ご無沙汰しております。武田です先日は失礼しました。」
私に頭を下げるホスト風偽王子。
そんな彼を睨み付ける色気インテリ真田。
「武田、お前さっ、空気読めよ!俺が樹里さんと喋ってるだろう!!」
そんな一触即発の張り詰めた空気の中、招かれない客がやってくる。
「代表、お疲れさまです。企画開発の沢田です。
今回、あの欄丸を口説き落として出席してもらえるように手配したのは此方の私の部下の千葉でして・・・・
是非挨拶したいと言うので宜しいでしょうか?」
「初めまして千葉です。どうぞ、宜しくお願い致します。」
健兄にゴマをすりニコニコしているセクハラ野郎達!!
しかも欄丸の契約の功績まで奪うとかあり得ない!!
「樹里さんは、お噂通り本当にお美しい。
宜しければ、私の部下の千葉にも是非ともチャンスを下さい。」
そう言って千葉に目配せしながら私に手を差し伸べてくる。
「樹里さん、宜しければ僕と踊って頂けませんか?」
ドヤ顔で私を誘う腰ぎんちゃく千葉。
確かに容姿は、そこの三人には及ばないもののイケメンの部類に入るとは思うけど・・・
マジで性格最悪じゃん。
「ごめんなさい、私は武田さんと約束してるので・・・・」
そう答えるとホスト風偽王子の腕を強引に掴みその場から離れる。
戸惑いながら私を2度見するホスト風偽王子。
「ちょっとだけ隠れ蓑になってくれない・・・
あいつ等がどっかに行ったら離れてもいいから」
「そういう事なら俺じゃなくて、真田が適任だったんじゃ・・・」
ホスト風偽王子の言う通り真田が私達を羨ましそうに睨んでいる。
「だって、あの色気インテリは目が完全にヤバくない?
ホストじゃなくて武田さんなら特に害がないでしょ?」
私は悪戯そうに微笑むと・・・・
「色気インテリって真田の事ですか?」
「あっ、はははは。今のは秘密にしてね!?」
苦笑いしながらスルーしようとすると
「なんかお見合いの時と印象が違いますね。」
「面倒くさくて猫かぶってたから・・・
こっちが素なんだけど、そろそろ敬語じゃなくてもいいでしょ?」
「真田を援護する訳じゃないですけど、凄い いい奴なんで良かったら真剣にあいつの事考えてやって下さい。」
「じゃあ、私が武田さんの方がいいって言ったらどうします?」
「俺には好きになりそうな子がいるから樹里さんの気持ちには応えられないです・・・」
何故か真っ赤になってる私に・・・・
「どうしたんですか!?顔が赤いけどーーー」
「何でもない!」
無性に恥ずかしくなってくるじゃない!
不意打ちはズルいでしょ??
そんな私に戸惑い気味のホスト風偽王子。
「気になる子とはどうなったんですか?」
「相変わらず俺なんて眼中にないみたいです。
でも、念願のデートはしました。凄い楽しかったけど・・・・
ぶっちゃけ脈はなさそうでなんですど・・・」
「ふ~ん。ならもう諦めちゃえば?
私の方が武田さんの将来性を考えたらいいと思うんだけど!?」
「無理です・・・・すみません。
でも、最近花子ちゃんに近づいてるハイエナ野郎がいるんでマジで頑張らないと!」
「ハイエナ野郎???」
「こないだなんてそいつと抱き合ってたんで軽くショックだったんです・・・・」
だきあってる?
誰と誰が?
抱き合ってる?
私がポカンとしてると・・・
「転びそうになった花子ちゃんをアイツが無理矢理抱き締めてたんですよね・・・」
怒りの篭もった目で一点を見つめるホスト風偽王子。
その視線の先には俺様毒舌。
なる程、だからあの謎の連続メールなのね。
「クックックックッ、馬鹿じゃん。」
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