毒舌お嬢と愉快な仲間たち

すけさん

文字の大きさ
47 / 104

創立記念パーティー⑦

気持ち悪いくらい私にフェロモンビームを放つ真田。

この色気インテリは、頭のネジが飛んじゃってんじゃない?



そんな私に、尚も熱い視線を投げかける。




「代表・・・・、俺にも武田みたいにチャンスを下さい!!」



私の意見など聞かず勝手に話が進んでるんだけど・・・



そんな空気の中、話に割り込んでくるホスト風偽王子。


「あの、ご無沙汰しております。武田です先日は失礼しました。」


私に頭を下げるホスト風偽王子。



そんな彼を睨み付ける色気インテリ真田。




「武田、お前さっ、空気読めよ!俺が樹里さんと喋ってるだろう!!」



そんな一触即発の張り詰めた空気の中、招かれない客がやってくる。



「代表、お疲れさまです。企画開発の沢田です。
今回、あの欄丸を口説き落として出席してもらえるように手配したのは此方の私の部下の千葉でして・・・・
是非挨拶したいと言うので宜しいでしょうか?」



「初めまして千葉です。どうぞ、宜しくお願い致します。」



健兄にゴマをすりニコニコしているセクハラ野郎達!!
しかも欄丸の契約の功績まで奪うとかあり得ない!!


「樹里さんは、お噂通り本当にお美しい。
宜しければ、私の部下の千葉にも是非ともチャンスを下さい。」



そう言って千葉に目配せしながら私に手を差し伸べてくる。



「樹里さん、宜しければ僕と踊って頂けませんか?」


ドヤ顔で私を誘う腰ぎんちゃく千葉。
確かに容姿は、そこの三人には及ばないもののイケメンの部類に入るとは思うけど・・・

マジで性格最悪じゃん。


「ごめんなさい、私は武田さんと約束してるので・・・・」


そう答えるとホスト風偽王子の腕を強引に掴みその場から離れる。



戸惑いながら私を2度見するホスト風偽王子。


「ちょっとだけ隠れ蓑になってくれない・・・
あいつ等がどっかに行ったら離れてもいいから」



「そういう事なら俺じゃなくて、真田が適任だったんじゃ・・・」



ホスト風偽王子の言う通り真田が私達を羨ましそうに睨んでいる。



「だって、あの色気インテリは目が完全にヤバくない?
ホストじゃなくて武田さんなら特に害がないでしょ?」


私は悪戯そうに微笑むと・・・・



「色気インテリって真田の事ですか?」


「あっ、はははは。今のは秘密にしてね!?」


苦笑いしながらスルーしようとすると


「なんかお見合いの時と印象が違いますね。」



「面倒くさくて猫かぶってたから・・・
こっちが素なんだけど、そろそろ敬語じゃなくてもいいでしょ?」


「真田を援護する訳じゃないですけど、凄い いい奴なんで良かったら真剣にあいつの事考えてやって下さい。」



「じゃあ、私が武田さんの方がいいって言ったらどうします?」



「俺には好きになりそうな子がいるから樹里さんの気持ちには応えられないです・・・」



何故か真っ赤になってる私に・・・・


「どうしたんですか!?顔が赤いけどーーー」



「何でもない!」


無性に恥ずかしくなってくるじゃない!
不意打ちはズルいでしょ??


そんな私に戸惑い気味のホスト風偽王子。



「気になる子とはどうなったんですか?」



「相変わらず俺なんて眼中にないみたいです。
でも、念願のデートはしました。凄い楽しかったけど・・・・
ぶっちゃけ脈はなさそうでなんですど・・・」



「ふ~ん。ならもう諦めちゃえば?
私の方が武田さんの将来性を考えたらいいと思うんだけど!?」



「無理です・・・・すみません。
でも、最近花子ちゃんに近づいてるハイエナ野郎がいるんでマジで頑張らないと!」



「ハイエナ野郎???」



「こないだなんてそいつと抱き合ってたんで軽くショックだったんです・・・・」



だきあってる?


誰と誰が?


抱き合ってる?



私がポカンとしてると・・・



「転びそうになった花子ちゃんをアイツが無理矢理抱き締めてたんですよね・・・」



怒りの篭もった目で一点を見つめるホスト風偽王子。


その視線の先には俺様毒舌。



なる程、だからあの謎の連続メールなのね。



「クックックックッ、馬鹿じゃん。」



私の言葉に固まるホスト風偽王子。











感想 1

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

とっていただく責任などありません

まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、 団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。 この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!? ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。 責任を取らなければとセルフイスから、 追いかけられる羽目に。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。