毒舌お嬢と愉快な仲間たち

すけさん

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元カレの帰国

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◇◆◇◆


三連休という事で、今日は篠原財閥所有の別荘で休暇中である。
樹里仕様で久し振りに乗馬を楽しんでいる。



「健兄、お先に失礼!」



私は愛馬のフランソワの手綱を引っ張ると嬉しそうに走り出す。


どんどんスピードアップしていき風に乗って走るこの瞬間が一番の醍醐味だ!



日頃のストレス発散できて気持ちいい!!



「樹里、そろそろ戻ってランチにしよう」



「うん!」



私は厩舎にフランソワを戻すと、ランチする為に行きつけの店に健兄と向かう。



イタリア料理の店に入ると、料理長のマイクが出迎えてくれた。


「ジュリチャン二ケン、ヒサシブリ~!」


片言の日本語で挨拶してくれるマイクとは、子供の時からの付き合いなので既に家族みたいな仲だ。



「マイク、元気そうだね!凄い久し振りにマイクの料理が食べれる!いつもようにお任せでお願い。」


すると、笑顔でキッチンに戻っていく。



席に着いた私は、健兄と世間話をしながら料理を待つ。
 



そんな私達の席に近づく人物が・・・・




「樹里、会いたかった・・・・・」


涙声になりながら懐かしそうに私の名前を呼ぶ人物・・・


突然の事でプチパニック気味
薄いグリーンの色素の入った瞳に釘付けになってしまう・・・




「ミッチー・・・」



いきなり私の手を掴む姿に戸惑ってしまう。



「何でここにミッチーが居るの??」



「樹里に会いたくてしかたなくてアメリカから帰国したんだ・・・・」



「はぁ!?」


「樹里は、まだ俺が浮気したと思ってるんだよね?本当に樹里の誤解なんだ・・
今も昔も、俺の心の中には君しかいない・・・」



「はぁ?私を誤魔化そうとしても無駄だから!!」



「樹里だ・か・ら誤解だーー!俺は、女が好きだから!!」




ミッチーの言葉が何度もリフレインする・・・




どんな顔でほざいてんだよ!

この男は!?




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー



◇◇二年前◇◇



「樹里、今からミッチーに会いに行くのか?」


「うん健兄!!
突然ニューヨークに会いに行ってサプライズしてそのままクリスマス過ごしてくる予定」


ウキウキ気分の私は、これから待ち受けている現実に打ちひしがれてしまう事になるとは思ってなかった・・・



ミッチーが住んでるホテルの一室へとプレゼント片手にやってきた。



初めて過ごすクリスマスに浮かれ気分で部屋をノックする・・・


誰も居ないのか応答がないので部屋の前で待つこと1時間


エレベーターが開きミッチーの姿を確認すると、脇の非常口の入口に隠れサプライズの準備をする



すると、私の目の前で恋人のミッチーが別れ際に濃厚なキスをしてるのを見てしまう


しかも相手は・・・・



おっ、おっ・・・・?


男・・・・??



倒れそうになるも、壁に手をつき何とか冷静を保とうと心を落ち着かせる





しかし壁についた手はプルプルと震えている。



私は、もう片方の手で自分の震えた手を握りしめて震えを止めようとする。




気がつくと暫く動けなくなっていたが、このままここに居る訳にもいかずミッチーの部屋をノックする。


ここは外国だ!
キスなんて挨拶みたいなものだろう・・・
きっと羽目を外した友達とのある種のスキンシップなのかもしれないと思い直した。



するとダウンを着たミッチーの友人が出てくる。

 明らかに乱れたベッドに脱ぎ捨てられた衣類


すると敵意むき出しの男が



「あんた誰よ?」



「ミッチーの彼女ですけど・・・・貴方こそ誰?」



「見れば分かるでしょ?ミッチーはシャワー中よ!」



はぁ?本当に私の考えてる事が現実におこってるのだろうか?
部屋に入ろとするとその男は私を拒絶する


「勝手に私のダーリンの部屋に入んないでよ!言っとくけど私の男だから!」



目が点になる・・・・
私の男って・・・・


すると風呂上がりのミッチーが異変を感じたのか玄関先に顔を出す



「・・・・・・・樹里」


焦ったような驚愕の表情を浮かべてる。



「ミッチー、この男って誰?」



「た、只の友達だよ!」



「只の友達じゃないでしょ?
私の気持ちは言ったわよね?私達の結び付きは男女の仲を越えてるのよね?
私とは遊びだったの!?無かった事にするつもり??」


ミッチーと男が痴話喧嘩を始める。



「はぁ?ケリー何言ってんだよ!」



私は察してしまった。
つまり2人は過ちをおかしてしまったのね・・・


バタンーーーーー!!



そのまま、部屋を飛び出して逃げ帰ってきた。



あんなオカマに寝取られるなんて。



私の初恋を汚すなんて一生許さない。



それからミッチーとは音信不通になった。


あの時のトラウマなのか恋愛に本気になれないでいた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー

凄く嫌な思い出を思い出してしまった


「まぁ、今更誤解でも何でもいいけど二度と私の側に近づかないで」



「それは無理・・・健さんの会社にヘッドハンティングされたから」



「はぁ!?」


隣ですました顔した健兄に視線を移すと



「俺も、最近知ったんだよ~だから不可抗力だから!」


可愛らしく話す健兄にイラってしてしまう



「樹里、俺の誠意でもう一度お前を振り向かせてみせるから!!健さん失礼します。」



そのまま挨拶して出て行くミッチー



「健兄、これはどういう事かな?」



ブラックな笑みを浮かべながら健兄を睨みつけると



「だから、最近知ったって言ってるだろう?
海外事業部に配属になるけど樹里とはあまり接点がなくなるだろうし・・・
勿論、山田花子の存在もシークレットだから大丈夫だよ!!」










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