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策略の足音②
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「それにしても地味子の癖に、相変わらず勇ましいというか凄い行動力だな!!」
「私、必殺仕事人に憧れてたんだよね!
やっぱり正義は勝たないと駄目でしよ
!!」
「必殺仕事人って!!やっぱお前どっかズレてんだろう?」
私の言葉に笑い出す俺様。
でも、時々凄く優しそうな瞳で見つめてくるから調子が狂う。
「今日は、とりあえず飲め!!」
私のグラスに白ワインを注ぐので、俺様のグラスに注ぎ返す。
「これ、フルーティーで飲みやすいね!しかも美味しい!」
ふと俺様からの視線に気付き・・・
「前から思ってたけど、織田さん時々私をガン見してますよね?」
「はぁ???お前の目ん玉どうなってんだよ??」
いきなり慌てたように早口で捲し立てる。
「俺がいつお前を見てるって・・・?はぁ!?って感じなんだけど」
「全く軽い冗談も通じないの?
馬鹿みたいに怒っちゃってマジでアホだね!」
私の言葉にイラつきが限界を超えたらしく・・・
「そんなふざけたこと言う口は塞いじまった方がいいな・・・」
テーブルに身を乗りだし、目の前の私の前髪に触れると顎を上にクイッと持ち上げ、ブラックな笑みを浮かべる俺様。
次の瞬間そのままの態勢で意表を突くように唇を塞がれた。
私は、ビックリして俺様の行動に唖然としてしまう。
コイツ何してんの??
そのまま、ニヤリとほくそ笑むと直ぐに離れ
悪戯が成功したように満足げな表情を浮かべてる。
「ファーストキスが俺だなんて光栄に思えよ!!」
俺様の捨て台詞に
はぁ??
今、コイツ何って言った??
しかもファーストキスなわけないじゃん!
思わずそのままグーで顔を殴ってしまった。
「痛いだろう~何すんだよ・・・」
「はぁ??それはこっちの台詞よ!!
いきなり何するのよ!!頭のネジがぶっ飛んじゃってんじゃないの??
それから、俺様がファーストキスの相手なわけないでしょ?」
そのまま、唇を手で拭いながら俺様を睨み付ける
「お前さ、キスぐらいで大騒ぎしすぎだろう・・・
これだから恋愛スキルが低い奴は困るよな」
「そうだね、こんなのキスじゃない。
でも、今度同じことしたら太平洋に埋めてやるから。」
私がギロリと睨みつけると、やっと悪かったと珍しく反省の言葉を発する。
さっきの強気な態度とは違い逆に落ち込んでる様子の俺様
考え込みながら頭を抱えてる。
仕舞いには何であんな事したんだろうって真顔で私に聞いてくるし・・・
そんなん知るか!!
「とりあえず、地味子に言われたように塩谷姉さんの事は調べて直ぐに連絡する。」
「ありがとう、よろしく!」
そのまま、店を出た私に送るって言われたけどタクシーで帰るから大丈夫と言うと、いつのまにかタクシーに一緒に乗り込んでくる。
「何で、乗ってくるの!?」
「一応お前も女だからな・・・」
・・・無言の車内、
「なぁ、ぶっちゃけ地味子は武田の事どう思ってんだよ!?もしかして本当は影で付き合ってんじゃねえの?」
「私の気持ちをなんで俺様に言わなきゃいけないんですか?」
「じゃあ、質問を変える!もしも、俺がお前が好きだって言ったら俺と付き合うのかよ?」
「はぁ??」
「だから、あくまでもそんな設定だったらって話だよ・・・」
「・・・・・・。」
そのまま答えずに隣の俺様を見つめていると、車内が異様な空気に包まれる
「私、必殺仕事人に憧れてたんだよね!
やっぱり正義は勝たないと駄目でしよ
!!」
「必殺仕事人って!!やっぱお前どっかズレてんだろう?」
私の言葉に笑い出す俺様。
でも、時々凄く優しそうな瞳で見つめてくるから調子が狂う。
「今日は、とりあえず飲め!!」
私のグラスに白ワインを注ぐので、俺様のグラスに注ぎ返す。
「これ、フルーティーで飲みやすいね!しかも美味しい!」
ふと俺様からの視線に気付き・・・
「前から思ってたけど、織田さん時々私をガン見してますよね?」
「はぁ???お前の目ん玉どうなってんだよ??」
いきなり慌てたように早口で捲し立てる。
「俺がいつお前を見てるって・・・?はぁ!?って感じなんだけど」
「全く軽い冗談も通じないの?
馬鹿みたいに怒っちゃってマジでアホだね!」
私の言葉にイラつきが限界を超えたらしく・・・
「そんなふざけたこと言う口は塞いじまった方がいいな・・・」
テーブルに身を乗りだし、目の前の私の前髪に触れると顎を上にクイッと持ち上げ、ブラックな笑みを浮かべる俺様。
次の瞬間そのままの態勢で意表を突くように唇を塞がれた。
私は、ビックリして俺様の行動に唖然としてしまう。
コイツ何してんの??
そのまま、ニヤリとほくそ笑むと直ぐに離れ
悪戯が成功したように満足げな表情を浮かべてる。
「ファーストキスが俺だなんて光栄に思えよ!!」
俺様の捨て台詞に
はぁ??
今、コイツ何って言った??
しかもファーストキスなわけないじゃん!
思わずそのままグーで顔を殴ってしまった。
「痛いだろう~何すんだよ・・・」
「はぁ??それはこっちの台詞よ!!
いきなり何するのよ!!頭のネジがぶっ飛んじゃってんじゃないの??
それから、俺様がファーストキスの相手なわけないでしょ?」
そのまま、唇を手で拭いながら俺様を睨み付ける
「お前さ、キスぐらいで大騒ぎしすぎだろう・・・
これだから恋愛スキルが低い奴は困るよな」
「そうだね、こんなのキスじゃない。
でも、今度同じことしたら太平洋に埋めてやるから。」
私がギロリと睨みつけると、やっと悪かったと珍しく反省の言葉を発する。
さっきの強気な態度とは違い逆に落ち込んでる様子の俺様
考え込みながら頭を抱えてる。
仕舞いには何であんな事したんだろうって真顔で私に聞いてくるし・・・
そんなん知るか!!
「とりあえず、地味子に言われたように塩谷姉さんの事は調べて直ぐに連絡する。」
「ありがとう、よろしく!」
そのまま、店を出た私に送るって言われたけどタクシーで帰るから大丈夫と言うと、いつのまにかタクシーに一緒に乗り込んでくる。
「何で、乗ってくるの!?」
「一応お前も女だからな・・・」
・・・無言の車内、
「なぁ、ぶっちゃけ地味子は武田の事どう思ってんだよ!?もしかして本当は影で付き合ってんじゃねえの?」
「私の気持ちをなんで俺様に言わなきゃいけないんですか?」
「じゃあ、質問を変える!もしも、俺がお前が好きだって言ったら俺と付き合うのかよ?」
「はぁ??」
「だから、あくまでもそんな設定だったらって話だよ・・・」
「・・・・・・。」
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