毒舌お嬢と愉快な仲間たち

すけさん

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勝利の乾杯

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「では、勝利を祝して乾杯ーーー!!」


私の声にビールのジョッキを傾けてカチンと鳴らす


うーん、いい音!!




「しかし、俺達よく最後まで戦いきったよな!!沢田の野郎は最後まで糞すぎだったけど」


俺様の言葉に共感しまくる私と塩谷姉さん。



「これも山田さんと織田君のお陰よ、本当にありがとう」



涙をためながら私と俺様の手に自分の手を重ねる。



「そうだ、本当は山田さんじゃないのよね!?
樹里さんって呼んだ方がいいかしら?」



「その事なんですが・・・・
暫く私の事は秘密にして欲しいので今までみたいに山田って呼んで欲しいです!
今回の事で健兄にやりすぎだってキツく叱られて、怖くて正体がバレたなんて口が裂けても言えないんで」


するとすかさず俺様にダメ出しされる


「怒られてもしょうがねえだろう?
だって俺にも内緒であの3人の調査を勝手に1人でやってたってんだから!!」




「たまたま、樹里仕様の時に偶然会ったから思わず携帯で写真撮っただけなんだけどね・・・
千葉も沢田もまさか私が近くに居るって気付かなかったし、大成功だったよ」



「ったく、お前は馬鹿か!?
たまたま今回は上手くいっただけだろ!!
これ以上無駄に首を突っ込むな!!」


俺様に説教されてるんだけど、よく考えると腑に落ちない
だって俺様って私にとってどんな存在?
恋人でなければ、家族でもないし、友達でもないんだけどな・・・


だって只の同僚じゃん!!



そんな私に塩谷姉さんが感慨深そうに私を見つめる


「それにしても、山田さんって凄い美人だったんだね・・・・」



塩谷姉さんが興味津々って感じで核心を突いてくる。



「お前、何でこんな地味子になって潜り込んでんだ?」



俺様も怪訝な顔をしながら聞いてくる。




「お祖父様に無理矢理お見合い結婚させられそうになって・・・
健兄と賭けをしたんです!
自分で結婚相手を見つけるって!!
その条件が私の正体を伏せた環境で本来の私を好きになってもらうって約束だったんで・・・」


私は苦笑いを浮かべながらボソボソと喋る



「なぁ、お前の正体知っちまったけど・・・
俺はその対象になるのか?」


真っ赤になりながらも真剣な表情を向けてくる



「条件はクリアしてる。山田花子の私を好きになってもらうって賭けだから・・・」


照れたのか真っ赤に頬を染める




「なぁ、んじゃ俺と付き合ってみるか?」



「はぁ??何それー!唐突すぎて無理でしょ!!』



「何だよ、やっぱり武田が好きなんじゃねーの!?」



ふて腐れてぶっきらぼうに言い放つ




・・・・・・・。

私はホスト風偽王子が好きなんだろうか・・・・



私の百面相に痺れを切らした俺様



「別にお前が誰を好きでもいいや・・・
俺の方に振り向かせて見せるし!」



俺様の言葉に真っ赤になってしまう頬。



「ねぇ、ここに私も居るって忘れてない?」



塩谷姉さんの一言で笑ってしまった。




何だか可笑しくなり3人で顔を見合せながらクスクスと笑ってしまう。



「2人とも呉々も私の事は内緒ですからね!!」



私の言葉に頷く2人。


その晩は遅くまで飲み明かした。
次の日に酷い二日酔いに悩まされる事になるとは!!





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