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ホストの嫉妬
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◇◆武田side◇◆
何だよ・・・・
胸に広がるモヤモヤ感・・・・。
一番引っかかってるのは、なんで織田が花子ちゃんの秘密を共有していたかって事だ・・・
花子ちゃんが仕切りに何かを打ち明けようとしていたのは気付いていた。
多分、話そうとしてくれていたってのは頭では理解してるんだけど・・・
彼女が誰であっても俺の気持ちにブレはない・・・
でも、俺が知らないのに他の男が知ってるっていう事実が受け入れられない
これって嫉妬か・・・・
物凄い独占欲だよな・・・・
それにしても、俺、滅茶苦茶格好悪いな
そんな俺の気持ちとは裏腹に真田が興奮してる
「えっーーーーーーー!?本当に山田さんが樹里さんなの?有り得ない・・・
だって見た目だって全然違うし・・・」
俺の横で興奮しながら花子ちゃんに向かって絶叫している
そしてどさくさに紛れて、花子ちゃんに抱きつく強行に及んだ真田。
驚いて固まってる花子ちゃんなんて眼中にないようで・・・・
直ぐに、真田の腕から花子ちゃんを救い出す
「花子ちゃんが誰であっても俺だけの花子ちゃんだ!!誰も触るな!!!」
完全に敵意剥き出しの俺
目の前の花子ちゃんが涙目で俺に視線を移すと
「本当に??このままの私を受け入れてくれるの?」
今更ながら彼女が少し震えている事に気付く。
俺は真っ直ぐ彼女を見つめて・・・
「花子ちゃんは花子ちゃんでしょ?君がどこの誰であろうと俺の気持ちは変わらないよ!」
俺の言葉にジュワっと涙を滲ませてる。
そのまま眼鏡を外し耳元で囁く。
「さっきは変な態度とってごめん・・・
織田に嫉妬した・・・・」
「私、着替えてくる!
樹里仕様になってゲストを迎えないといけないから・・・・」
俺にそう告げてその場を後にする花子ちゃんを見送る。
花子ちゃんが樹里さんだったなんて・・・
あれ??
まてよ??
確か、花子ちゃんとの事を彼女に馬鹿正直に話してたよな??
樹里さんが花子ちゃんなら恥ずかしすぎる失態じゃん・・・・
「武田、俺が地味子の秘密を知ったのは偶然が重なっただけだから・・・
アイツから聞いた訳じゃないから誤解すんなよな!!
秘密をバラすって脅しても俺じゃなくお前みたいな馬鹿を選びやがったからな・・・」
俺の前でバツが悪い様な表情で話し出す織田。
花子ちゃんは、俺を選んでくれたんだ・・・・
ヤバい・・・・
顔がニヤつく・・・・
「あーーーー!その顔、キモすぎる!
なんかムカつくんだけど!
取り敢えず一発殴っていいか?」
ふて腐れながら零した言葉に・・・
「嫌だよ!織田、殴るなよ!」
俺達の間の空気も徐々に穏やかになりつつある。
そしてゲストの歓声がワーッと聞こえてく。
螺旋階段に登場した花子ちゃん・・・
いや樹里さんが現れるとその隠れていた美しい容姿が露わになる。
皆が彼女に見とれている。
何だよ・・・・
胸に広がるモヤモヤ感・・・・。
一番引っかかってるのは、なんで織田が花子ちゃんの秘密を共有していたかって事だ・・・
花子ちゃんが仕切りに何かを打ち明けようとしていたのは気付いていた。
多分、話そうとしてくれていたってのは頭では理解してるんだけど・・・
彼女が誰であっても俺の気持ちにブレはない・・・
でも、俺が知らないのに他の男が知ってるっていう事実が受け入れられない
これって嫉妬か・・・・
物凄い独占欲だよな・・・・
それにしても、俺、滅茶苦茶格好悪いな
そんな俺の気持ちとは裏腹に真田が興奮してる
「えっーーーーーーー!?本当に山田さんが樹里さんなの?有り得ない・・・
だって見た目だって全然違うし・・・」
俺の横で興奮しながら花子ちゃんに向かって絶叫している
そしてどさくさに紛れて、花子ちゃんに抱きつく強行に及んだ真田。
驚いて固まってる花子ちゃんなんて眼中にないようで・・・・
直ぐに、真田の腕から花子ちゃんを救い出す
「花子ちゃんが誰であっても俺だけの花子ちゃんだ!!誰も触るな!!!」
完全に敵意剥き出しの俺
目の前の花子ちゃんが涙目で俺に視線を移すと
「本当に??このままの私を受け入れてくれるの?」
今更ながら彼女が少し震えている事に気付く。
俺は真っ直ぐ彼女を見つめて・・・
「花子ちゃんは花子ちゃんでしょ?君がどこの誰であろうと俺の気持ちは変わらないよ!」
俺の言葉にジュワっと涙を滲ませてる。
そのまま眼鏡を外し耳元で囁く。
「さっきは変な態度とってごめん・・・
織田に嫉妬した・・・・」
「私、着替えてくる!
樹里仕様になってゲストを迎えないといけないから・・・・」
俺にそう告げてその場を後にする花子ちゃんを見送る。
花子ちゃんが樹里さんだったなんて・・・
あれ??
まてよ??
確か、花子ちゃんとの事を彼女に馬鹿正直に話してたよな??
樹里さんが花子ちゃんなら恥ずかしすぎる失態じゃん・・・・
「武田、俺が地味子の秘密を知ったのは偶然が重なっただけだから・・・
アイツから聞いた訳じゃないから誤解すんなよな!!
秘密をバラすって脅しても俺じゃなくお前みたいな馬鹿を選びやがったからな・・・」
俺の前でバツが悪い様な表情で話し出す織田。
花子ちゃんは、俺を選んでくれたんだ・・・・
ヤバい・・・・
顔がニヤつく・・・・
「あーーーー!その顔、キモすぎる!
なんかムカつくんだけど!
取り敢えず一発殴っていいか?」
ふて腐れながら零した言葉に・・・
「嫌だよ!織田、殴るなよ!」
俺達の間の空気も徐々に穏やかになりつつある。
そしてゲストの歓声がワーッと聞こえてく。
螺旋階段に登場した花子ちゃん・・・
いや樹里さんが現れるとその隠れていた美しい容姿が露わになる。
皆が彼女に見とれている。
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