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ホームパーティー(後半)
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ハイウエスト部分がリボンのモチーフになっている白いフレアードレスを身に纏い
樹里仕様で螺旋階段に登場した私を皆が注目している。
そのまま階段を降りると、目の前まで階段を上がってきたホスト風偽王子が手を差し伸べてくる
その手を掴み一緒に螺旋階段を降りてくる。
まるで王子様みたいでドキドキする。
「本当に花子ちゃん?クスッ」
「嘘ついてどうすんのよ!!ホストの癖に見抜けないなんて間抜けよね・・・・!?」
「やっぱり、その毒舌具合は花子ちゃんだ!」
目を輝かせながら私を見つめるホスト。
「前から思ってたんだけど、武田さんって完全なMだよね!」
キョトンとしたような表情をするホスト。
「ねぇ、そろそろ葵って名前で呼んでみない?」
葵って呼ぶ自分の姿を想像するだけで、次第に顔が真っ赤になっていく。
「俺も前から思ってたけど、花子ちゃんって実はそんなに毒舌じゃないよね!!
強がってて素直じゃないだけで本当は優しいし・・・・」
ホストの言葉に視線を向ける
「あ、さっきの質問の答えだけど俺は花子ちゃんだけにMだと思うよ。」
そんな私達の前にミッチーが姿を表す。
「樹里・・・・・」
いい雰囲気の私達の前に突然ミッチーが現れ戸惑ってしまう。
「樹里、隣の彼は誰?」
隣のホストを警戒しながら私に質問してくる
「俺は、彼女の婚約者です。」
ーーーーはぁ???
いつ、誰と誰が婚約したのかな!?
「ーーーーこ、婚約!?」
驚きと戸惑いの表情を浮かべているミッチー。
当事者の私もホストの爆弾発言に驚愕してしまう。
「樹里、彼の言ってる事は本当の話??」
固まってしまう私に、耳元でホストが囁く。
「花子ちゃん、ライバルは早い内に撃退しないとね!君は俺のだから誰にも渡さないよ!」
なんて恥ずかしい台詞を私に囁くのだろうか、
真っ赤になってしまうじゃないか
「あっ、うん」
私の言葉に肩を落として去っていくミッチー。
「ねぇ?
いつ私と武田さんって婚約したのかな?」
「だって、花子ちゃんを見るあの男の目がムカつくから・・・とっとと玉砕してもらわないとね」
「意味が分かんないんだけどーーーー!!」
そんな私のアップにした髪のうなじをスッと指でなぞりながら・・・
「あ、俺の花子ちゃんはシンデレラだったんだね。あんまり綺麗になりすぎると困るんだけど・・・・
心配で心配でオチオチしてられないじゃん」
「アホくさ・・・・」
そのまま腰をグッと引き寄せ密着した状態で耳元で囁く。
「樹里、好きだ・・・・。」
真っ赤になっていく頬に思わず両手で風を仰ぐ。
「照れてる樹里も可愛い」
またしても耳元で甘~い言葉を囁くので更に火照ってしまう頬。
「いい加減離してよ。」
「嫌だね~。皆に見せつける為にもっとベタベタしたい」
樹里仕様で螺旋階段に登場した私を皆が注目している。
そのまま階段を降りると、目の前まで階段を上がってきたホスト風偽王子が手を差し伸べてくる
その手を掴み一緒に螺旋階段を降りてくる。
まるで王子様みたいでドキドキする。
「本当に花子ちゃん?クスッ」
「嘘ついてどうすんのよ!!ホストの癖に見抜けないなんて間抜けよね・・・・!?」
「やっぱり、その毒舌具合は花子ちゃんだ!」
目を輝かせながら私を見つめるホスト。
「前から思ってたんだけど、武田さんって完全なMだよね!」
キョトンとしたような表情をするホスト。
「ねぇ、そろそろ葵って名前で呼んでみない?」
葵って呼ぶ自分の姿を想像するだけで、次第に顔が真っ赤になっていく。
「俺も前から思ってたけど、花子ちゃんって実はそんなに毒舌じゃないよね!!
強がってて素直じゃないだけで本当は優しいし・・・・」
ホストの言葉に視線を向ける
「あ、さっきの質問の答えだけど俺は花子ちゃんだけにMだと思うよ。」
そんな私達の前にミッチーが姿を表す。
「樹里・・・・・」
いい雰囲気の私達の前に突然ミッチーが現れ戸惑ってしまう。
「樹里、隣の彼は誰?」
隣のホストを警戒しながら私に質問してくる
「俺は、彼女の婚約者です。」
ーーーーはぁ???
いつ、誰と誰が婚約したのかな!?
「ーーーーこ、婚約!?」
驚きと戸惑いの表情を浮かべているミッチー。
当事者の私もホストの爆弾発言に驚愕してしまう。
「樹里、彼の言ってる事は本当の話??」
固まってしまう私に、耳元でホストが囁く。
「花子ちゃん、ライバルは早い内に撃退しないとね!君は俺のだから誰にも渡さないよ!」
なんて恥ずかしい台詞を私に囁くのだろうか、
真っ赤になってしまうじゃないか
「あっ、うん」
私の言葉に肩を落として去っていくミッチー。
「ねぇ?
いつ私と武田さんって婚約したのかな?」
「だって、花子ちゃんを見るあの男の目がムカつくから・・・とっとと玉砕してもらわないとね」
「意味が分かんないんだけどーーーー!!」
そんな私のアップにした髪のうなじをスッと指でなぞりながら・・・
「あ、俺の花子ちゃんはシンデレラだったんだね。あんまり綺麗になりすぎると困るんだけど・・・・
心配で心配でオチオチしてられないじゃん」
「アホくさ・・・・」
そのまま腰をグッと引き寄せ密着した状態で耳元で囁く。
「樹里、好きだ・・・・。」
真っ赤になっていく頬に思わず両手で風を仰ぐ。
「照れてる樹里も可愛い」
またしても耳元で甘~い言葉を囁くので更に火照ってしまう頬。
「いい加減離してよ。」
「嫌だね~。皆に見せつける為にもっとベタベタしたい」
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