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1:触手のダンジョン
冒険者ギルドにて、中級者向けダンジョンの異変について報せる貼り出しがされていた。
「触手の大量発生に伴い、ダンジョンの生態環境が激変した。当ギルドはこの事象を調査する権利を有する。よって、触手討伐及びダンジョン調査に協力者には、公平に評価した額の報酬金を約束し、調査毎に『帰還の玉』を提供をする……か」
かなり高額な報酬が期待出来るギルドからの討伐兼調査依頼。
早く事態を収束させたい気持ちがありありと伝わってくる。
「触手の大量発生だってさぁ……きもぉ」
「弱いけど、ヌメヌメして気持ち悪いんだよね。それが大量発生だなんて」
「女で行ける人居るの?」
数居る魔物の中でも、触手はトップレベルの嫌われ者だ。繁殖の為に他種族の雌に種付けする習性があり、人間の女性相手でもそれは同じだ。
でも、冒険者として感情に負けて挑戦しないなんて、ムカつく。
「この依頼、請け負うわ」
「ヒリカ・エンリルさん! A級の双剣使いの方が名乗りをあげて下さるなんて……とっても頼りになります!」
受付嬢に依頼を受ける事を申請する。
「ちゃちゃっと片してくるから」
「無理は禁物ですよ? こちら帰還の玉になります。緊急離脱する際は、これを割ってください。帰還場所は、ギルド内にある個室になりますので、万が一衣服がボロボロになってしまった時には、個室内のベルを鳴らしてください」
「はい。気を付けて行ってくる」
「……えと、あと……ヒリカさん、もう少し厚着された方が安全かと」
「動き易いからこれでいいの」
受付嬢に見送られて、私は報告のあった中級者向けのダンジョンに潜り込んだ。
E~Aまである等級のC級冒険者向けのダンジョンは、A級の私にとってそこまで苦労する場所ではない。
五階層の奥にある転移装置まで行けば、ダンジョン踏破となる。
自慢の青の滲む金髪を結い、気合いを入れる。
「入り口は普通……嫌な感じはしない。けど、静か過ぎて違和感あるわね」
一歩踏み入れると、青臭くすら感じられる生温い風が全身を撫でていく。
双剣を抜いて、警戒しながら進んで行く。
『ボワァ!』
「!?」
足元に魔法陣が展開されて、完全起動する前に後方へ飛び退いたが……
『ボワァ!』
「そんなっ」
飛び退いた先にも同じ魔法陣が既に待ち構えていた。
二段構えに驚愕している隙に魔法が発動されてしまった。
『ビシ!』
「拘束魔法!?」
下半身が地面に縫い付けられたように固定されしまった。
馬鹿みたいなミスを犯して少し恥ずかしいが、仁王立ちで固まる私へにゅるりとした触手が複数体地面を這って近付いてきた。
「ひっ……」
『にゅるにゅる』
足に巻き付きながら登ってくる。ヌメヌメしていためちゃくちゃ気持ち悪い。
「この! 離れろ!」
『ザシュッ! ザシュッ!』
登ってくる触手を切り捨てて、拘束から逃れようと力を込めているが全く動けない。
「(触手にこんなに強い拘束魔法が使えるヤツがいるって言うの!?)」
下半身が固定されている為、背後に回った触手の対応が出来なかった。
『じゅるううん!』
「んあぁ!」
後ろから股の間を触手に撫でられると、触手の分泌液が下着まで染み込んできた。自らの秘所が衣服ごと濡らされた事に気付き頬に熱が集中した。
「~~~っ!!!」
不快極まりない感触だ。剣で触れてくる触手を払い退けるがキリがない。
「離せ!」
『じゅる、じゅるん』
今度は乱雑に陰部を擦っていく。気持ち悪いけど敏感なところを触れられれば反応してしまう。
下半身を拘束されていなければ、既に全て切り捨てられていたのに、こんな格好で触手に股を弄られるなんて、屈辱でしかない。
『にゅるにゅるにゅるにゅる』
ホットパンツ上から触手に陰部を擦られる。気持ち悪いのに、刺激される度に身体がビクッと震えて剣筋が乱れる。
『にゅるん!』
ホットパンツの隙間から触手が滑り込むと、私の秘所に直接触れてきた。
「んむぅ!」
『クチュ、クチュクチュ』
「やだ、そんな……音」
触手の分泌液による粘着質な水音。まるで私が感じて濡らしたみたいに、下半身が震えた。
そのまま秘裂の上を行ったり来たりする触手を切ろうと穂先を向けると手首に触手が巻き付いて妨害されてしまった。
「は、な……せ」
『にゅるにゅるん』
「んあぁ!」
陰核を直に擦られると、肩が跳ねてしまった。その反応が面白いのか触手は執拗に私の陰核を責めた。
「や……めろぉ、おぁ、あっ、こんな……きもち、良くなんか」
『じゅる、じゅくじゅく』
「ぅ、あ……いや、嘘だ」
まだ序盤も序盤でこんな簡単に捕まってしてしまうなんて……信じたくないが触手が動く度に、頭の奥から心地よい波に揉まれ、明らかに上り詰めてきている。
いくら首を左右に振っても陰核を擦ったり、秘裂をなぞるように弄り回される。
『クチュクチュクチュ』
「んあぁ! や……め、ろ、嫌だ、嫌……イく、なんて、んふぅうぁ……くはぁ!!」
脳天まで突き抜ける感覚に、ぶるぶるっと全身が震えた。
触手で絶頂してしまった……こんな簡単にイかされてしまうだなんて。
「あ……あぁ」
『クチュクチュクチュ』
「ひ、や……やめ、今それ……されたら」
『にゅるん!』
「んひぃいぃ!」
触手が動きを止める事なく弄り続ける。その刺激は、絶頂の余韻が残っている私には強烈過ぎた。
触手相手に絶頂してしまった事実が受け入れられない。受け入れたくないけれど身体は反応して、もう下着はぐしょぐしょだ。太腿や膝に絡みつく触手にも愛液が垂れて恥ずかしい。
そんな羞恥心などお構い無しに、触手は私の股の間を擦り続ける。
「またッ、またイく……イっイく、いやなのに……やらぁ、あっ、はぁあああ!!」
再び絶頂してしまい、頭は真っ白で双剣を握った両手がはガクガクと震えた。そんな様子を見た触手が更に責めを激しくした。
「ああぁ! だめ、いま……イったばっかなのにぃ」
『ちゅこちゅこちゅこ』
絶頂直後で敏感になっている陰核に細い触手が巻き付いて上下に動かされる。その刺激に全身が跳ねてしまうのを止められない。
「んあぁ! あっあっあっああ!」
もう声を抑えるなんて出来ない。快楽に流されないように耐えるので必死だった。
弱点を熟知した動きをしてる。
「やだ、やだぁ、イくのやだ、あっんん!!」
三度目の絶頂は実に呆気なく迎えさせられた。
『ガクン!』
「ッ」
漸く拘束魔法が解け、身体が自由になった。
脱力感に大勢を崩すも、地に伏す前に足を動かし転倒を防ぐ。
「っ~~殺す!!」
『ザシュッ!』
巻き付いていた触手を全て切り刻み、私は身を奮い立たせて笑う膝を抑え込む。
「絶対ッ、許さないから!」
怒りと羞恥に身を焦がされ、燃え上がる感情を推進力に変えて一気に奥まで駆け抜ける。
三度の絶頂で、過度な硬直負荷のかかった筋肉の疲労を感じるが、少しでも触手をぶっ殺さなければ気が済まなかった。
私を捕えようと再び地面に魔法陣が現れるが、発動よりも素早くその場を走り抜けて第二階層へ降りる転移の魔法陣に足を踏み入れた。
『ピシュン!』
「一気に行けば、すぐに五階層まで」
二階層に転移して、勢いそのままに走り出そうとした瞬間……
『ペチョ』
「うっ! なんか踏んだ」
柔らかい感触に踏み込んだ足元を見ると、地面が肉肉しい触手で覆われていた。
「キモ!」
『……ゴゴゴゴゴゴゴ』
「ぇ、え!? 嘘嘘嘘!!」
よく見れば、洞窟全体が岩壁が見えない程の触手で埋め尽くされており、肉壁が私を挟み込もうと道を狭め始めた。
「この、気持ち悪いんだよぉおお!!」
『ズバァッ!!』
双剣を振り回し、肉壁を切り付けながら全力疾走する。
『ガクン!』
「ぅぐ! 足、が……ッ」
拘束されていても力み続けて酷使した脚が悲鳴を上げると、バランスを崩し膝を付いてしまった。その隙を逃さず、柔らかい肉壁に挟まれ、包まれる。
「く、そ……全身ヌルヌル」
『チリ、チリチリ』
「!?」
異音に気付いて身体を見ると、服が溶け始めていた。
「な、なにこれ……ちょ、ちょっと待ってよ」
まさか、消化液!?
繊維質の布から溶け始めてるの!?
『にゅるるる』
「ひぁ!」
満足に動けずにいる私の股下に、太い触手が伸びてくると、最早ボロ布となったホットパンツをズラして太腿の間へ無理矢理身を捩じ込んできた。
『ずりゅりゅりゅりゅりゅん!』
「ッーーーー~~!!」
ブラシのような粒々の突起が生えた触手が女陰全体を一息に舐め上げられた。
『グリュン! グチュグチュグチュ!』
「ひゃ、や、め……んんぅ!!」
先程のヌメッていただけの触手とは段違いの刺激に、一瞬意識が飛びそうになった。
『じゅるん! じゅるん! じゅるん!』
「あぁあ! だめ、やめ……んああ、こんな、んぅうう!!」
磨きあげるような執拗さで擦られ、溶け始めた下着がブラシ触手に巻き上げられる。丸出しになった恥ずかしい場所。
濁流のような快感に飲み込まれそうになった瞬間……腰ポーチも溶け始めたようで、中からコロリと帰還の玉が溢れた。
「(くぅ……悔しい……絶対絶対に、踏破して触手ども全滅させてやる!)」
肉壁に包まれた状態で腕を動かし、手中に納めた玉を握り割りながら、そう強く決意を新たにした。
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