ざまぁ?………………いや、そんなつもりなかったんですけど…(あれ?おかしいな)

きんのたまご

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あ、愛のメモリー…

「因みにその後別れた二人は、ちっ!俺の服を濡らしやがって!顔が可愛くなけりゃ許されないぞ馬鹿女とウィルが言った事に対してメリルさんはヤッバ!近くに寄ったら口臭くて(笑)食べる前からあの臭さなんなの(笑)と仰ってました。続きましては初めてお二人が想いを通わせた、想い合う二人編~です。」
そして私が次を読もうとするとまた二人から息のあった突っ込みが。
「「いやいやいや!今のは聞き捨てなら無いでしょ!(だろ!)」」
「はい?何ですか?」
「「何ですか?じゃないわ!」」
「わー!息がピッタリですねぇ」
そう言って私は手のひらをパチパチと叩く。
「そうでしょう?私達息ピッタリなの~って違う!そうじゃなくて!何なの?馬鹿女?はぁ?どっちが馬鹿なのよ!」
そう言ってまた私に掴みかかって来るメリルさん。流石に今度は避けました。学習能力です。
私が避けたせいでメリルさんは前のめりにガクンとなっておられましたが、まあコケてはいらっしゃらないようなので良かったです。
「それよりも俺の口が、く、くさ、臭いだと?」
避けた先にはウィル。
「あら、どうしたの?」
「どうしたではない!人を臭いなどと!」
「あら、やだ!もしかして自覚が無かったの?私はてっきり知っていて敢えてその臭いを撒き散らしているのかと思っていたわ!メリルさんがそんな臭いウィルを好きなのかと思って。だって平気でキスしているのだもの……違ったのね。あ、まあそういう事なので私はその臭いダメなので少し離れて頂けます?」
私がそう言うとウィルは口を手のひらで覆って私から少し離れた。
ウィルが周りのお友達を見るとお友達はすっと目を逸らした。
どうやらお友達も思っていたようです、私と同じ事を。
「流石にあの臭いはワザとかと思っていたのだが……」
「ワザとじゃ無かったのか…」
と小声で囁き合うのが聞こえました。
「まあそんな臭いさえも乗り越えてお二人はついにお互いが好きであると自覚するのです!」
「は?まだ続ける気?」
私が読み始めるとメリルさんから鋭い突っ込みが。
「はい、まだまだですよ?まだ3ページ目ですから。見てくださいこのページ数を!」
そう言って私は百科事典のようなアルバムのページをペラペラとメリルさんに捲って見せた。
「私は本当にお二人の事を応援しているんです。何度も言います。本当に本当に応援しているのですよ?でもやっぱり世間的にはウィルは婚約者がいるのに浮気をした馬鹿、メリルさんは婚約者がいる男に手を出した泥棒猫、そんな風に言う方もいるのです。だからどれだけ二人が愛し合っているか!世間の皆様にわかって貰う必要があるんです!ね?そう思うでしょう?」
私がそう言ってメリルさんに詰め寄るとメリルさんはその勢いに押されたのか躊躇いがちに1つ頷いた。
「そ、そう。そう……かも、しれない………うん。きっと、そうなのね」
そう呟くメリルさんを見て良かった納得して頂けたようだわと私はとても安心した。
「任せて下さい!まだまだお二人の愛のエピソードを皆にお聞かせ致しますわ!」
私は気合いを入れ直してまた愛のメモリーを読み始めたのだった。

皆さんにも二人の素晴らしい日々をお裾分けですわ!
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