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夫
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今日は珍しく何も無い休み。
昨夜帰って来て使用人さんにどうやって過ごせばいいかと聞いてみたら
「……奥様をデートにでも誘われたらいいと思います」
と望んだ答えが帰って来た。
そ、そこまで言うなら仕方ないな。デート誘ってみようかな?
と調子いい事思っていたらそれが顔に出ていたのか使用人さんから凄い冷めた目で見られていて
「う、うん。誘ってみます!」
と思わず敬語になってしまった。
使用人さんにはディアナの予定は確認済み。ディアナも今日は1日空いているらしい。
朝食の席で私はディアナに早速出掛けないかと話かける。
「ディアナ、結婚以来ゆっくり出掛けたりしていないし今日は私と出掛けないか?」
ディアナの反応が気になって恐る恐る顔を見ると……。
なに?真っ赤!
「ディアナ顔真っ赤だけど熱でもある?」
「!い、いいえ。大丈夫です!少し暑いだけです!」
「そ、そう?」
「はい!ですからお出掛け大丈夫ですわ!」
「う、うん。じゃあ出掛けよう」
「はい!」
そう言ったディアナの顔がすっごく可愛かった。
なに!あの笑顔!もうなんか後ろに後光がさしている。
光輝くディアナに打ちのめされ何とか準備をしてディアナを部屋まで迎えに行くと、お出掛け用に着飾ったディアナ。
またまた光輝くディアナに打ちのめされされつつ使用人さん達の生暖かい視線に見送られやっとの事で出掛けたのだった。
はっきり言ってディアナとのお出掛けは最高の一言に尽きた。
まず誰にも邪魔されず2人っきり。
私の腕に自分の腕を掛けて少し身を寄せてくる。
他愛もない話でとても楽しそうに微笑んでくれて、まるで自分が好かれているような気持ちがした。
…もしかしたら少しは好かれているのか?
思い切って私の事好きか聞いてみようかな?
いや、まだ早いか?自惚れすぎか?
…取り敢えず今は楽しいので辞めておこう。
そうして私の楽しい休日が終わった。
昨夜帰って来て使用人さんにどうやって過ごせばいいかと聞いてみたら
「……奥様をデートにでも誘われたらいいと思います」
と望んだ答えが帰って来た。
そ、そこまで言うなら仕方ないな。デート誘ってみようかな?
と調子いい事思っていたらそれが顔に出ていたのか使用人さんから凄い冷めた目で見られていて
「う、うん。誘ってみます!」
と思わず敬語になってしまった。
使用人さんにはディアナの予定は確認済み。ディアナも今日は1日空いているらしい。
朝食の席で私はディアナに早速出掛けないかと話かける。
「ディアナ、結婚以来ゆっくり出掛けたりしていないし今日は私と出掛けないか?」
ディアナの反応が気になって恐る恐る顔を見ると……。
なに?真っ赤!
「ディアナ顔真っ赤だけど熱でもある?」
「!い、いいえ。大丈夫です!少し暑いだけです!」
「そ、そう?」
「はい!ですからお出掛け大丈夫ですわ!」
「う、うん。じゃあ出掛けよう」
「はい!」
そう言ったディアナの顔がすっごく可愛かった。
なに!あの笑顔!もうなんか後ろに後光がさしている。
光輝くディアナに打ちのめされ何とか準備をしてディアナを部屋まで迎えに行くと、お出掛け用に着飾ったディアナ。
またまた光輝くディアナに打ちのめされされつつ使用人さん達の生暖かい視線に見送られやっとの事で出掛けたのだった。
はっきり言ってディアナとのお出掛けは最高の一言に尽きた。
まず誰にも邪魔されず2人っきり。
私の腕に自分の腕を掛けて少し身を寄せてくる。
他愛もない話でとても楽しそうに微笑んでくれて、まるで自分が好かれているような気持ちがした。
…もしかしたら少しは好かれているのか?
思い切って私の事好きか聞いてみようかな?
いや、まだ早いか?自惚れすぎか?
…取り敢えず今は楽しいので辞めておこう。
そうして私の楽しい休日が終わった。
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