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第一章
調子悪い時は、暖かくして寝よう。まあちゃんと医者に診てもらうべきだけど
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突然だけど、僕は殺気とかが全くわからない。
昔僕が武術を学んでいた時の師匠は、どんなに熟睡してても危険が迫ればすぐに起きて対応していた。師匠曰く、肌にピリッと来るらしい。ちょっとよく分からなかったので肌の潤いが無くなって来たんじゃないですか?って言ったら殺されかけたのはいい思い出だ。
話を戻そう。僕は殺気なんて分からないので危機察知は自分の五感に頼る。
まあ殺気も五感で察知するものだと僕は思うんだけど、師匠は数キロメートル先から撃たれた狙撃魔法を避けてたので五感だけじゃ説明できないんだよね・・・。
ともかく僕は命を守るために五感を可能な限り鍛えている。視覚、聴覚、嗅覚はもちろん、時には触覚も味覚も使って周囲を認識している。ヴェルフラムさんの矢を良けられたのもそのおかげだ。
でも、その五感に頼れない時もある。それは、睡眠時だ。
僕は基本的に熟睡しないようにしている。理由は単純、危険だからだ。
浅い眠りなら、ギリギリ鍛えた五感・・・聴覚で近くの危険に気づくことができるけど、深く眠ると起きられるとは限らないし、 起きてもすぐに動けない。
上着を脱げる程度に安全が保証されている場所であっても、僕は睡眠だけは浅くしている。油断しない、というより単純に不安だからだ。深く眠れない、といった方が正しいかもしれない。
まあ何が言いたいかと言うと。
僕は、起きた時に誰かが近くにいるのに全く慣れていない。
――――――――――――――――――――
意識が、はっきりしない。
ここは何処で、僕は何をしていた?
わからない。今の僕にわかることは、自分が横になっていることだけ。
久しぶりの深い眠りのせいか、頭が重くて仕方がない。
・・・眠り?
僕が、深く眠った?
だめだ、強い違和感は覚えているのにそれが考えにまとまらない。
いつもと違うということだけは解るのに、その「いつも」がわからない。
思考が、溶けていく。心地よいまどろみに意識が呑まれていく。
このまま意識を手放してしまいたい。抗いがたい欲求が僕を襲う。
ああ、だめだ、もう、なにも考えられな・・・
「ん・・・?起きたのですか、シルヴァ。」
―――瞬間、僕の意識は急速に覚醒する。
弾かれるように起き上がり、声の主から距離を取ろうとする。
いつの間にここまで近付かれた!?まずい、早く擬似悪魔化を・・・!
と、懐に手を入れようとして気付く。
普段は寝ている時でも脱がない上着を着ていない。それどころか、見たことも無い服を着ている。
そして今懐に入れようとしていた右手は、誰かの手に包まれていた。
「き、急に動かないでください!びっくりするじゃないですか・・・」
先程の声の主・・・そして僕の手を握っていた人が、非難するような口調でそう言う。
その声と、姿を見て、この状態になった理由、記憶が段々とはっきりしてくる。
そうだ、僕は・・・
「し、シルヴァ?先程から黙ってどうしたのです?」
・・・うん、全部思い出した。服とか今いる場所とか、色々気になることはあるけど・・・。
とりあえず、今一番気になることは。
「・・・ヒルダ、口調、元に戻したんだね。」
「なっ!?か、開口一番それですか!」
真っ赤になる彼女・・・ヒルダ。
いや、そりゃ気になるよ。
「もう、僕に対して取り繕わなくてもいいのに」
「と、取り繕ってなどいません!私はこの里の長として相応しい立ち居振る舞いをしているだけです!」
まあ、彼女がそうしたいというなら僕に不満はない。
これはこれで、神秘的な雰囲気があって良いだろう。
・・・まあ、顔を真っ赤に染めてるこの状態で、神秘的もなにもないけど。
ヒルダは誤魔化すように一度咳払いをすると、真面目な顔になる。
「シルヴァ、体は大丈夫ですか?見た限りでは、目立った外傷も無いようでしたのでここに運んで休ませていたのですが・・・」
そう言ってヒルダは心配そうに僕の顔を覗き込む。
ああ、やっぱり綺麗だなぁ・・・
「・・・シルヴァ?やはり、どこか調子が悪いのですか?」
おっと、いかんいかん。黙っていたせいで余計に心配させてしまったみたいだ。
「あ、ああ・・・大丈夫だよ。ただの過剰服薬だから。」
「おーばーどーず?」
そう言って小首を傾げるヒルダ。
神秘的な雰囲気とのギャップで、僕はまたしてもドキッとしてしまう。
「う、うん。ちょっと薬を使いすぎちゃっただけ。体の浄化能力を超えたとか、脳が疲弊したとか、細かいところはいろいろあるけど・・・まあ、無茶をした代償だね。薬が抜けきるまで大人しくしてれば大丈夫だから、気にしないで。」
薬を使いすぎたって言うか、完全に神殺権と鬼殺権のせいなんだけど。擬似悪魔化の影響は無視できるくらいのものだから、あの二つ・・・っていうか一本と二粒だけで許容量をオーバーしたことになる。
「普段ならこうならないように気をつけてるんだけど・・・まあ、僕も冷静じゃなかったってことかな。」
「ふぅ・・・そうなのですか。とりあえず大事無いようで安心しました。」
ヒルダは本当に心から安心したような顔を浮かべる。
「ところでヒルダ。僕が倒れてからどれくらい経ったの?」
「半日ほどです。突然倒れたと思ったら、何をしても目を覚まさなくて・・・。全く、心配させないで欲しいものです。」
そう言って責めるように僕を睨むヒルダ。でも、すぐに顔をほころばせる。
「なんて、冗談です。あ、いや、心配したのは本当ですが・・・」
「あはは、まあ僕としても限界だったから。・・・むしろ、自分としては半日で起きられたことの方が驚きかな。」
「そうなのですか?」
そう、神殺権を使ったことを考えると丸二日眠ったままでもおかしくなかった。あれは、それくらい負担が大きい。それが半日となれば、余程適切な処置が行われたのだと思うけど・・・
「僕が眠っている時に、なにかしてくれた?」
「い、いえ。特別なことはなにも。ただ、塩を混ぜた水を飲ませて体を冷やさないようにしていただけですが・・・」
「ああ、なるほど。それのお陰だね。過剰服薬の応急処置として完璧な処置だ。」
風邪とかと一緒で、汗を流して体内の悪いものを出すのが結局一番だ。特に、血管に直接流す神殺権の副作用によく効くはず。
「ヒルダ、君がやってくれたの?」
「え、ええ、まあ・・・」
そう言って照れたように目を逸らすヒルダ。彼女の言葉からして、半日も僕に付いていてくれたことになる。なんというか、その、とても嬉しい。
「ありがとう、ヒルダ。迷惑かけちゃったかな。」
「ふふっ、迷惑などではありませんよ。・・・・私も、楽しかったし」
僕の言葉に嬉しそうに笑うヒルダ。
最後に小さく付け加えた言葉は彼女の素の口調で。
僕は、改めて思う。
「ああ・・・好きだなぁ」
「なぁっ!?ちょ、ちょっとシルヴァ!と、突然何言ってるの!?」
「・・・・・え、口に出てた?」
「お、思いっきり言ってたよ!」
いかん、まさかこんなところにまで一人旅の弊害が・・・
漏れ出てしまった僕の言葉に、口調を変えることも忘れて真っ赤な顔になるヒルダ。
その姿に、やっぱり愛おしさが溢れてきて。
僕は、今までで一番の幸せを感じていた。
その後も、僕のことについて色々話した。創った薬のことや、この里に来た目的。今までどんなことをして生きてきたのか。
ほとんど僕が一方的に喋ってたけど、ヒルダはとても楽しそうに聞いてくれて。
こんなに楽しく人と会話したのは、初めてだった。
昔僕が武術を学んでいた時の師匠は、どんなに熟睡してても危険が迫ればすぐに起きて対応していた。師匠曰く、肌にピリッと来るらしい。ちょっとよく分からなかったので肌の潤いが無くなって来たんじゃないですか?って言ったら殺されかけたのはいい思い出だ。
話を戻そう。僕は殺気なんて分からないので危機察知は自分の五感に頼る。
まあ殺気も五感で察知するものだと僕は思うんだけど、師匠は数キロメートル先から撃たれた狙撃魔法を避けてたので五感だけじゃ説明できないんだよね・・・。
ともかく僕は命を守るために五感を可能な限り鍛えている。視覚、聴覚、嗅覚はもちろん、時には触覚も味覚も使って周囲を認識している。ヴェルフラムさんの矢を良けられたのもそのおかげだ。
でも、その五感に頼れない時もある。それは、睡眠時だ。
僕は基本的に熟睡しないようにしている。理由は単純、危険だからだ。
浅い眠りなら、ギリギリ鍛えた五感・・・聴覚で近くの危険に気づくことができるけど、深く眠ると起きられるとは限らないし、 起きてもすぐに動けない。
上着を脱げる程度に安全が保証されている場所であっても、僕は睡眠だけは浅くしている。油断しない、というより単純に不安だからだ。深く眠れない、といった方が正しいかもしれない。
まあ何が言いたいかと言うと。
僕は、起きた時に誰かが近くにいるのに全く慣れていない。
――――――――――――――――――――
意識が、はっきりしない。
ここは何処で、僕は何をしていた?
わからない。今の僕にわかることは、自分が横になっていることだけ。
久しぶりの深い眠りのせいか、頭が重くて仕方がない。
・・・眠り?
僕が、深く眠った?
だめだ、強い違和感は覚えているのにそれが考えにまとまらない。
いつもと違うということだけは解るのに、その「いつも」がわからない。
思考が、溶けていく。心地よいまどろみに意識が呑まれていく。
このまま意識を手放してしまいたい。抗いがたい欲求が僕を襲う。
ああ、だめだ、もう、なにも考えられな・・・
「ん・・・?起きたのですか、シルヴァ。」
―――瞬間、僕の意識は急速に覚醒する。
弾かれるように起き上がり、声の主から距離を取ろうとする。
いつの間にここまで近付かれた!?まずい、早く擬似悪魔化を・・・!
と、懐に手を入れようとして気付く。
普段は寝ている時でも脱がない上着を着ていない。それどころか、見たことも無い服を着ている。
そして今懐に入れようとしていた右手は、誰かの手に包まれていた。
「き、急に動かないでください!びっくりするじゃないですか・・・」
先程の声の主・・・そして僕の手を握っていた人が、非難するような口調でそう言う。
その声と、姿を見て、この状態になった理由、記憶が段々とはっきりしてくる。
そうだ、僕は・・・
「し、シルヴァ?先程から黙ってどうしたのです?」
・・・うん、全部思い出した。服とか今いる場所とか、色々気になることはあるけど・・・。
とりあえず、今一番気になることは。
「・・・ヒルダ、口調、元に戻したんだね。」
「なっ!?か、開口一番それですか!」
真っ赤になる彼女・・・ヒルダ。
いや、そりゃ気になるよ。
「もう、僕に対して取り繕わなくてもいいのに」
「と、取り繕ってなどいません!私はこの里の長として相応しい立ち居振る舞いをしているだけです!」
まあ、彼女がそうしたいというなら僕に不満はない。
これはこれで、神秘的な雰囲気があって良いだろう。
・・・まあ、顔を真っ赤に染めてるこの状態で、神秘的もなにもないけど。
ヒルダは誤魔化すように一度咳払いをすると、真面目な顔になる。
「シルヴァ、体は大丈夫ですか?見た限りでは、目立った外傷も無いようでしたのでここに運んで休ませていたのですが・・・」
そう言ってヒルダは心配そうに僕の顔を覗き込む。
ああ、やっぱり綺麗だなぁ・・・
「・・・シルヴァ?やはり、どこか調子が悪いのですか?」
おっと、いかんいかん。黙っていたせいで余計に心配させてしまったみたいだ。
「あ、ああ・・・大丈夫だよ。ただの過剰服薬だから。」
「おーばーどーず?」
そう言って小首を傾げるヒルダ。
神秘的な雰囲気とのギャップで、僕はまたしてもドキッとしてしまう。
「う、うん。ちょっと薬を使いすぎちゃっただけ。体の浄化能力を超えたとか、脳が疲弊したとか、細かいところはいろいろあるけど・・・まあ、無茶をした代償だね。薬が抜けきるまで大人しくしてれば大丈夫だから、気にしないで。」
薬を使いすぎたって言うか、完全に神殺権と鬼殺権のせいなんだけど。擬似悪魔化の影響は無視できるくらいのものだから、あの二つ・・・っていうか一本と二粒だけで許容量をオーバーしたことになる。
「普段ならこうならないように気をつけてるんだけど・・・まあ、僕も冷静じゃなかったってことかな。」
「ふぅ・・・そうなのですか。とりあえず大事無いようで安心しました。」
ヒルダは本当に心から安心したような顔を浮かべる。
「ところでヒルダ。僕が倒れてからどれくらい経ったの?」
「半日ほどです。突然倒れたと思ったら、何をしても目を覚まさなくて・・・。全く、心配させないで欲しいものです。」
そう言って責めるように僕を睨むヒルダ。でも、すぐに顔をほころばせる。
「なんて、冗談です。あ、いや、心配したのは本当ですが・・・」
「あはは、まあ僕としても限界だったから。・・・むしろ、自分としては半日で起きられたことの方が驚きかな。」
「そうなのですか?」
そう、神殺権を使ったことを考えると丸二日眠ったままでもおかしくなかった。あれは、それくらい負担が大きい。それが半日となれば、余程適切な処置が行われたのだと思うけど・・・
「僕が眠っている時に、なにかしてくれた?」
「い、いえ。特別なことはなにも。ただ、塩を混ぜた水を飲ませて体を冷やさないようにしていただけですが・・・」
「ああ、なるほど。それのお陰だね。過剰服薬の応急処置として完璧な処置だ。」
風邪とかと一緒で、汗を流して体内の悪いものを出すのが結局一番だ。特に、血管に直接流す神殺権の副作用によく効くはず。
「ヒルダ、君がやってくれたの?」
「え、ええ、まあ・・・」
そう言って照れたように目を逸らすヒルダ。彼女の言葉からして、半日も僕に付いていてくれたことになる。なんというか、その、とても嬉しい。
「ありがとう、ヒルダ。迷惑かけちゃったかな。」
「ふふっ、迷惑などではありませんよ。・・・・私も、楽しかったし」
僕の言葉に嬉しそうに笑うヒルダ。
最後に小さく付け加えた言葉は彼女の素の口調で。
僕は、改めて思う。
「ああ・・・好きだなぁ」
「なぁっ!?ちょ、ちょっとシルヴァ!と、突然何言ってるの!?」
「・・・・・え、口に出てた?」
「お、思いっきり言ってたよ!」
いかん、まさかこんなところにまで一人旅の弊害が・・・
漏れ出てしまった僕の言葉に、口調を変えることも忘れて真っ赤な顔になるヒルダ。
その姿に、やっぱり愛おしさが溢れてきて。
僕は、今までで一番の幸せを感じていた。
その後も、僕のことについて色々話した。創った薬のことや、この里に来た目的。今までどんなことをして生きてきたのか。
ほとんど僕が一方的に喋ってたけど、ヒルダはとても楽しそうに聞いてくれて。
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