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宝くじ
しおりを挟むこれ、全部あたりだから。
そういって爺ちゃんは二百枚は超える札を渡してきた。
「こんなに当たりなの。ってそんなわけないよね、外れだよね」
外れだよ、という顔をしながら爺ちゃんが笑うもんだから、真面目にすごい金額かと期待してしまう。
八百屋の横の郵便局は、淫らな色の南瓜を特売で売りに出していた。値段は普段の百倍以上だが、この宝くじがあればゆうに買えるかもしれない。爺ちゃんの舌打ちが聞こえる。
「夢が低いよ。お前は。だからすぐに叶っちまう。もっと大きい夢をめれ」
爺ちゃんの積み上げてきた当たりくじ。
なんで当たり前のように、僕は外すことが出来るのか。
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