14 / 71
エルフ誘拐事件
脱出作戦
しおりを挟む
「起きてください。起きてください。ヒョウガさん。」
俺はリーフィアに体を揺すられながら、そう声を掛けられながら起きた。ここは何処だ。わたしは誰。とふざけて言おうとしたのだが
「ううううう。うううううう。」
となってしまった。口の周りに布が巻かれているせいだ。しかも手首や足首は縄が巻かれている。で、リーフィアを見ると、なぜか俺とは違い、口に布が巻かれていないし、縄が巻かれている様子も無い。すると、リーフィアが
「あ、忘れてました。ヒョウガさんの拘束もすぐ解いてあげますね。」
そう言うと、リーフィアの手の中に水の刃がすぐに形成され、縄を残らず切って布も取ってくれた。拘束から解き放たれると、俺はすぐに周りの観察を始めた。まず俺達がいる部屋は土で構成されていて、前面は鉄の柵になっている。鉄の柵の前には土の壁があり、ロウソクが立てられていた。中はとても暗く地下にある、牢獄と言った感じだ。時々「帰りたいよー」とかガシン、ガシンといった音が聞こえるので本当の牢獄ではなさそうだ。
俺がそんな風に考え事をしているとジーっと細い目にしながらリーフィアはこちらを見ていた。そのことに俺は気づくと親しき仲にも礼儀あり。という言葉を思い出し言った。
「ありがとう」
「どういたしまして、わたしほどの優秀な魔法使いがいなかったら拘束は解けませんでしたよ」
「本当か?」
「なんですかその目は!村の中でも頭脳、魔法ともに子供達の中では一、二を争う実力だったんですから」
「失礼だと思うだけど、何歳?」
「十五歳ですけど」
「ずいぶんと大人びてるね」
「喜んでいいのか微妙ですね」
「それはともかくどうしますか?これから」
俺はいろいろ考えた。まず、とりあえず俺達だけならば楽勝に出れるかもしれない。なぜかと言えば魔法が優秀なエルフの中でも優秀な部類に入るらしい、エルフがいるからだ。人族が接近戦に持ち込む前に無力化できるだろう。しかしだ。この中には恐らく無罪であろう子供も一人はいるのだ。なんとしても助けたい。だが、子供なので足が遅かったりするので、脱走自体が失敗する可能性が高い。考えてもらちが明かないので、リーフィアに相談することにした。
「これからどうする?」
「さっき、わたしも似たようなことを言いましたよね?」
「あ、そういえばそうだった。テヘペロ。」
「テヘッ、じゃないですよ。まったくもう。できればこの組織ごとつぶしたいですね。」
「え?組織?」
「どうも、聞いたところによると、人をしょっちゅう攫っている組織らしくて、この柵の中に入れられている人は全員奴隷市場に売られるそうです。」
「奴隷!?あ、そうかここ地球じゃないのか、確かにファンタジーでも結構あるよな奴隷。」
「地球?そこが元、住んでいた所ですか。」
「ああ、そうだが、優秀なリーフィアでも組織をつぶすのは難しいのか?」
「さすがにきびしいですね。」
「そうか。」
俺は再び考える。なんとかできないかな?あ!そういえばオリジナル魔法という手があった。じゃあ俺達が目立つと後々面倒になるし、召喚魔法でも作るか。
「これから召喚魔法を使おうと思うんだが、いいよな。」
「召喚魔法ってなんですか?」
「召喚魔法ってこの世界にはないのか。」
漫画なら?マークを頭の上に浮かべそうな感じで首をかしげているリーフィアを見て笑みをこぼしつつ俺は魔法作成に取り掛かった。やはり作ってみたところイメージが重要らしいので、パズ○ラで水パーティで行くときにお世話になっていた。というか、普通に容姿が気に入っていたウンディーネを召喚することにした。心のなかでパズ○ラで出てきたウンディーネを想像しながら、心の中で
「ああ、美しき水の精霊ウンディーネよ。我に力を貸しておくれ。美しき水の精霊ウンディーネよ。なんと人は醜いのだろう。美しき水の精霊ウンディーネよ。我とともにその美しさとウンディーネを体現するかのような美しい浄水で醜い人の心を浄化しよう。召喚!ウンディーネ。」
と、叫んだ。その後え、ウンディーネを美しいとか幼女趣味じゃないかって、ロリコンじゃないよただ単にどっちもいける口なだけだよ。とこんな感じで自分の中にいる何かに俺は弁明しつつ、不思議そうに見ていたリーフィアに説明した。
「作りたい魔法のイメージをしながらそのイメージに沿っていて、かつ、その規模に見合った文の量にして詠唱文を考えるとその魔法、もしくは似た魔法が作られて、使えるようになるんだよ」
「つまり、新しい魔法を作っていた。ということですね。どんな魔法をつくっていたんですか?」
「さっき言った召喚魔法だよ」
「何かを召喚する魔法ですか。あ、そういえばあの魔法もそれで作ったんですか?」
「ああ、そうだよ」
「いつかはわたしも作りたいですね」
「とりあえず出てからな。」
「そうですね」
俺はそんな説明を終えた後にすぐイメージしながら小声で詠唱を始めた。
「ああ、美しき水の精霊ウンディーネよ。我に力を貸しておくれ。美しき水の精霊ウンディーネよ。なんと人は醜いのだろう。美しき水の精霊ウンディーネよ。我とともにその美しさとウンディーネを体現するかのような美しい浄水で醜い人の心を浄化しよう。召喚!ウンディーネ。」
そう、俺が言うとイメージした通り水の体を持ち中学生ぐらいの女の姿で水の太い髪と水の羽衣を纏い、紫色で胸の真ん中に水色の宝石があるドレスを着て、黄金の槍を持つウンディーネが召喚された。リーフィアは驚いた後、小声でブツブツ言っている。なんかとても怖い。ふと、MPゲージを見ると、もうあるのか無いのかわからないぐらい減ってしまっていた。気をつけなければ。そんなことを思いつつ、ウンディーネに指示した。
俺はリーフィアに体を揺すられながら、そう声を掛けられながら起きた。ここは何処だ。わたしは誰。とふざけて言おうとしたのだが
「ううううう。うううううう。」
となってしまった。口の周りに布が巻かれているせいだ。しかも手首や足首は縄が巻かれている。で、リーフィアを見ると、なぜか俺とは違い、口に布が巻かれていないし、縄が巻かれている様子も無い。すると、リーフィアが
「あ、忘れてました。ヒョウガさんの拘束もすぐ解いてあげますね。」
そう言うと、リーフィアの手の中に水の刃がすぐに形成され、縄を残らず切って布も取ってくれた。拘束から解き放たれると、俺はすぐに周りの観察を始めた。まず俺達がいる部屋は土で構成されていて、前面は鉄の柵になっている。鉄の柵の前には土の壁があり、ロウソクが立てられていた。中はとても暗く地下にある、牢獄と言った感じだ。時々「帰りたいよー」とかガシン、ガシンといった音が聞こえるので本当の牢獄ではなさそうだ。
俺がそんな風に考え事をしているとジーっと細い目にしながらリーフィアはこちらを見ていた。そのことに俺は気づくと親しき仲にも礼儀あり。という言葉を思い出し言った。
「ありがとう」
「どういたしまして、わたしほどの優秀な魔法使いがいなかったら拘束は解けませんでしたよ」
「本当か?」
「なんですかその目は!村の中でも頭脳、魔法ともに子供達の中では一、二を争う実力だったんですから」
「失礼だと思うだけど、何歳?」
「十五歳ですけど」
「ずいぶんと大人びてるね」
「喜んでいいのか微妙ですね」
「それはともかくどうしますか?これから」
俺はいろいろ考えた。まず、とりあえず俺達だけならば楽勝に出れるかもしれない。なぜかと言えば魔法が優秀なエルフの中でも優秀な部類に入るらしい、エルフがいるからだ。人族が接近戦に持ち込む前に無力化できるだろう。しかしだ。この中には恐らく無罪であろう子供も一人はいるのだ。なんとしても助けたい。だが、子供なので足が遅かったりするので、脱走自体が失敗する可能性が高い。考えてもらちが明かないので、リーフィアに相談することにした。
「これからどうする?」
「さっき、わたしも似たようなことを言いましたよね?」
「あ、そういえばそうだった。テヘペロ。」
「テヘッ、じゃないですよ。まったくもう。できればこの組織ごとつぶしたいですね。」
「え?組織?」
「どうも、聞いたところによると、人をしょっちゅう攫っている組織らしくて、この柵の中に入れられている人は全員奴隷市場に売られるそうです。」
「奴隷!?あ、そうかここ地球じゃないのか、確かにファンタジーでも結構あるよな奴隷。」
「地球?そこが元、住んでいた所ですか。」
「ああ、そうだが、優秀なリーフィアでも組織をつぶすのは難しいのか?」
「さすがにきびしいですね。」
「そうか。」
俺は再び考える。なんとかできないかな?あ!そういえばオリジナル魔法という手があった。じゃあ俺達が目立つと後々面倒になるし、召喚魔法でも作るか。
「これから召喚魔法を使おうと思うんだが、いいよな。」
「召喚魔法ってなんですか?」
「召喚魔法ってこの世界にはないのか。」
漫画なら?マークを頭の上に浮かべそうな感じで首をかしげているリーフィアを見て笑みをこぼしつつ俺は魔法作成に取り掛かった。やはり作ってみたところイメージが重要らしいので、パズ○ラで水パーティで行くときにお世話になっていた。というか、普通に容姿が気に入っていたウンディーネを召喚することにした。心のなかでパズ○ラで出てきたウンディーネを想像しながら、心の中で
「ああ、美しき水の精霊ウンディーネよ。我に力を貸しておくれ。美しき水の精霊ウンディーネよ。なんと人は醜いのだろう。美しき水の精霊ウンディーネよ。我とともにその美しさとウンディーネを体現するかのような美しい浄水で醜い人の心を浄化しよう。召喚!ウンディーネ。」
と、叫んだ。その後え、ウンディーネを美しいとか幼女趣味じゃないかって、ロリコンじゃないよただ単にどっちもいける口なだけだよ。とこんな感じで自分の中にいる何かに俺は弁明しつつ、不思議そうに見ていたリーフィアに説明した。
「作りたい魔法のイメージをしながらそのイメージに沿っていて、かつ、その規模に見合った文の量にして詠唱文を考えるとその魔法、もしくは似た魔法が作られて、使えるようになるんだよ」
「つまり、新しい魔法を作っていた。ということですね。どんな魔法をつくっていたんですか?」
「さっき言った召喚魔法だよ」
「何かを召喚する魔法ですか。あ、そういえばあの魔法もそれで作ったんですか?」
「ああ、そうだよ」
「いつかはわたしも作りたいですね」
「とりあえず出てからな。」
「そうですね」
俺はそんな説明を終えた後にすぐイメージしながら小声で詠唱を始めた。
「ああ、美しき水の精霊ウンディーネよ。我に力を貸しておくれ。美しき水の精霊ウンディーネよ。なんと人は醜いのだろう。美しき水の精霊ウンディーネよ。我とともにその美しさとウンディーネを体現するかのような美しい浄水で醜い人の心を浄化しよう。召喚!ウンディーネ。」
そう、俺が言うとイメージした通り水の体を持ち中学生ぐらいの女の姿で水の太い髪と水の羽衣を纏い、紫色で胸の真ん中に水色の宝石があるドレスを着て、黄金の槍を持つウンディーネが召喚された。リーフィアは驚いた後、小声でブツブツ言っている。なんかとても怖い。ふと、MPゲージを見ると、もうあるのか無いのかわからないぐらい減ってしまっていた。気をつけなければ。そんなことを思いつつ、ウンディーネに指示した。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる