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エルフ誘拐事件
事後処理
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家から出させられると外はすでに暗くまさに夜だ。そんな中外には小さいウンディーネが小さな光を当てているいろいろな子供がいた。恐らく兄妹だろうエルフ族の男の子とそれに身を隠しているエルフ族の女の子、一人で立っている人族の男の子。それに子供か小魚か呼び方がいまいち解らないが小さいウンディーネの分身みたいなのに水を掛けてもらっている魚人族の男の子とさまざまで反応も様々だった。
不安で仕方ないという表情をする子から帰れると喜ぶ子と様々だった。実は俺は少し魚人族の男の子しかいないのでがっくりしていた。いつになったら魚人族の女の子に会えるのだろうか?もしかしたらあの自称神の嫌がらせかもしれない。そんなことを思っているとウンディーネの「魚人族の男の子に水を掛けているウンディーネ以外は元に戻るのです!」という言葉で俺はいま重要でないことを考えるのを止めた。そういえばもっと考えるべきことがあるのだ。
するとリーフィアがすぐに指摘する。
「どうするんですか?この子達」
そうこの子達についてどうにかしなければならない。もちろん一緒に連れて旅を出るなどは出来ない。じゃあどうするのか?もしも前の世界ならば、交番に言うとか警察を呼ぶなどすれば一発で解決だ。なので、ダメ元で聞いてみることにした。
「警察ってある?」
「そんな組織ないですね」
「ですよねー」
「どうしよう」
「それさっき似たような事わたしが言いましたよね」
「そういえばさっきこんな会話したな」
「そうですね」
「で、どうするんですか?」
「村の中でも頭脳、魔法ともに子供達の中では一、二を争う実力なんでしょ。考えてよ」
「うーん。そういわれても、わからないものはわからないですよ」
「ですよね。はぁ」
そうため息を吐きながらもだんだん不安になってくる子供達のためにも俺は考えた。まず、問題はどうやってこの子達の親に伝えるかだ。様々な人種がいて恐らく旅に連れてって親を回るのは現実味はゼロだ。だが、お偉いさんに伝えたらどうだろうか。お偉いさんならばもしかしたら国の壁を越えることができるかもしれない。なぜなら首相か大統領か知らないがその国のトップに立つ人たちにこの情報が届けることが可能だからだ。だが、大富豪の家は残念ながらこの町には無い。
ここは発想の転換だ。別に俺たちの旅に同行させる必要は無い。つまり、ギルドに頼めばいい、冒険者ならば様々な所に行くはずだ。いや、それだと足手まといになる。と、断られてしまうかもしれない。だったら、もうこの際護衛任務とかをギルドに頼んで護衛しながらいってもらうか。いや、これもダメだ。護衛任務の依頼金を動物退治とかで稼ぐにしてもその間に子供達を維持していくお金が高いから稼ぎをそちらに全部まわさなきゃいけなくなる可能性があるし、なにより時間がかかりすぎる。俺は思わず叫んだ
「くそー!!!」
「どうしたんですか!?ってどうするのかについて考えているんでしたね」
「お偉いさんに伝えたらいいんじゃないかって思ったんだけどお偉いさんいないし、かt」
「いますよ」
「え!」
「どこに?」
「町役場です」
「あ、」
俺は完全に失念していた。そういえばそんな建物あったわ。そうと決まれば善は急げだ。俺はリーフィアに言った。
「じゃあリーフィア。町役場に行くぞ。光を出す魔法を使ってくれ」
「え、って解りました。我は闇に蝕まれている。光よ!ああ、闇とは相対する希望とも言える光よ!我に汝の一部を貸してくれたまえ!!」
「よしじゃあみんな行きますよ」
リーフィアの魔法でリーフィアの周りだけ異様に明るくなった。みんなが喜ぶなか一人?だけしょんぼりしている人がいた。その名はウンディーネである。そんなウンディーネはしょんぼりとした表情をしながら、しょんぼりとした声でつぶやいた。「ヒョウガに忘れられたのですー↓」後から来た俺らはウンディーネのちいさい分身が子供達を励まし、子供達をまとめていたことは知る由も無かった。なんとも哀れである。
そんなウンディーネを見て同じような境遇に会った人がニヤリと笑ったのは気のせいだろう。いや気のせいだった。顔や姿、口調。自称スペックまで、が優等生な少女だ。性格も優等生だと信じたい。とあるWEB小説みたいに、村長の娘は実は特殊な性癖だったとか目覚めた。みたいな奴はいらないから。まじで。なんか嫌なフラグばっかり立てたり回収してたりするな。などと思っていた。
実はいいフラグも立てて回収しつつあるのだが。もちろんそんなことを知らない氷河は肩をガックリと落としながらリーフィアに案内されて無事に町役場に着いた。
俺は明かりが確認できたので町役場の中に入った。町役場というのに相応しく木製のカウンターが目の前にあり、もう終わる時間なのかせわしなく動いているはずの役員は奥には少しだけしかいなかった。やはり役場なので高級らしい振り子時計もしっかり壁に掛けてある。そういえばなぜこういう所だけは現代日本に近いんだろうか?そんなことを考えているとすでにリーフィアが話しをしていた。
「なのでこの子達を引き取って上に報告しといてくださいますか?」
「ありがとうございます。うちも手を焼いていた組織なんです。それにしても凄いですね。上にこのことを含めて報告しときます。ほら、こっちにおいで一晩ここに泊まったらおうちに帰れるからね」
「みんな元気でね」
そうリーフィアが言うと子供達は「ありがとう」とか「うん。お姉ちゃんも元気でね」とか言いカウンターの横を通っていった。外にウンディーネを待たしているし、帰ろうかと思ったらその矢先、役場の方が聞いてきた。
「お名前はなんというんですか?」
「氷河です」
「リーフィアです」
「ヒョウガさまとリーフィアですね。わかりました」
「ありがとうございました」
俺はその言葉を聞きながら町役場を後にした。
不安で仕方ないという表情をする子から帰れると喜ぶ子と様々だった。実は俺は少し魚人族の男の子しかいないのでがっくりしていた。いつになったら魚人族の女の子に会えるのだろうか?もしかしたらあの自称神の嫌がらせかもしれない。そんなことを思っているとウンディーネの「魚人族の男の子に水を掛けているウンディーネ以外は元に戻るのです!」という言葉で俺はいま重要でないことを考えるのを止めた。そういえばもっと考えるべきことがあるのだ。
するとリーフィアがすぐに指摘する。
「どうするんですか?この子達」
そうこの子達についてどうにかしなければならない。もちろん一緒に連れて旅を出るなどは出来ない。じゃあどうするのか?もしも前の世界ならば、交番に言うとか警察を呼ぶなどすれば一発で解決だ。なので、ダメ元で聞いてみることにした。
「警察ってある?」
「そんな組織ないですね」
「ですよねー」
「どうしよう」
「それさっき似たような事わたしが言いましたよね」
「そういえばさっきこんな会話したな」
「そうですね」
「で、どうするんですか?」
「村の中でも頭脳、魔法ともに子供達の中では一、二を争う実力なんでしょ。考えてよ」
「うーん。そういわれても、わからないものはわからないですよ」
「ですよね。はぁ」
そうため息を吐きながらもだんだん不安になってくる子供達のためにも俺は考えた。まず、問題はどうやってこの子達の親に伝えるかだ。様々な人種がいて恐らく旅に連れてって親を回るのは現実味はゼロだ。だが、お偉いさんに伝えたらどうだろうか。お偉いさんならばもしかしたら国の壁を越えることができるかもしれない。なぜなら首相か大統領か知らないがその国のトップに立つ人たちにこの情報が届けることが可能だからだ。だが、大富豪の家は残念ながらこの町には無い。
ここは発想の転換だ。別に俺たちの旅に同行させる必要は無い。つまり、ギルドに頼めばいい、冒険者ならば様々な所に行くはずだ。いや、それだと足手まといになる。と、断られてしまうかもしれない。だったら、もうこの際護衛任務とかをギルドに頼んで護衛しながらいってもらうか。いや、これもダメだ。護衛任務の依頼金を動物退治とかで稼ぐにしてもその間に子供達を維持していくお金が高いから稼ぎをそちらに全部まわさなきゃいけなくなる可能性があるし、なにより時間がかかりすぎる。俺は思わず叫んだ
「くそー!!!」
「どうしたんですか!?ってどうするのかについて考えているんでしたね」
「お偉いさんに伝えたらいいんじゃないかって思ったんだけどお偉いさんいないし、かt」
「いますよ」
「え!」
「どこに?」
「町役場です」
「あ、」
俺は完全に失念していた。そういえばそんな建物あったわ。そうと決まれば善は急げだ。俺はリーフィアに言った。
「じゃあリーフィア。町役場に行くぞ。光を出す魔法を使ってくれ」
「え、って解りました。我は闇に蝕まれている。光よ!ああ、闇とは相対する希望とも言える光よ!我に汝の一部を貸してくれたまえ!!」
「よしじゃあみんな行きますよ」
リーフィアの魔法でリーフィアの周りだけ異様に明るくなった。みんなが喜ぶなか一人?だけしょんぼりしている人がいた。その名はウンディーネである。そんなウンディーネはしょんぼりとした表情をしながら、しょんぼりとした声でつぶやいた。「ヒョウガに忘れられたのですー↓」後から来た俺らはウンディーネのちいさい分身が子供達を励まし、子供達をまとめていたことは知る由も無かった。なんとも哀れである。
そんなウンディーネを見て同じような境遇に会った人がニヤリと笑ったのは気のせいだろう。いや気のせいだった。顔や姿、口調。自称スペックまで、が優等生な少女だ。性格も優等生だと信じたい。とあるWEB小説みたいに、村長の娘は実は特殊な性癖だったとか目覚めた。みたいな奴はいらないから。まじで。なんか嫌なフラグばっかり立てたり回収してたりするな。などと思っていた。
実はいいフラグも立てて回収しつつあるのだが。もちろんそんなことを知らない氷河は肩をガックリと落としながらリーフィアに案内されて無事に町役場に着いた。
俺は明かりが確認できたので町役場の中に入った。町役場というのに相応しく木製のカウンターが目の前にあり、もう終わる時間なのかせわしなく動いているはずの役員は奥には少しだけしかいなかった。やはり役場なので高級らしい振り子時計もしっかり壁に掛けてある。そういえばなぜこういう所だけは現代日本に近いんだろうか?そんなことを考えているとすでにリーフィアが話しをしていた。
「なのでこの子達を引き取って上に報告しといてくださいますか?」
「ありがとうございます。うちも手を焼いていた組織なんです。それにしても凄いですね。上にこのことを含めて報告しときます。ほら、こっちにおいで一晩ここに泊まったらおうちに帰れるからね」
「みんな元気でね」
そうリーフィアが言うと子供達は「ありがとう」とか「うん。お姉ちゃんも元気でね」とか言いカウンターの横を通っていった。外にウンディーネを待たしているし、帰ろうかと思ったらその矢先、役場の方が聞いてきた。
「お名前はなんというんですか?」
「氷河です」
「リーフィアです」
「ヒョウガさまとリーフィアですね。わかりました」
「ありがとうございました」
俺はその言葉を聞きながら町役場を後にした。
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