幸せは歩いてこない

カクカク

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第二章 神の怠惰そして二度目の転生

第四話 幸せだと思える日々がずっと続いて欲しい、そう思った

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ーーーーーピチチーピチチュンーー

「…ん…う~~~…ふわァ……う~ん………よし…」

いつものようにベットから体を起こすと窓の外を眺めた
まだ日が登りきっていない薄暗い空を眺めると私は気合いを入れた

ートントントントントン…シャーシャー…ーーグツグツグツ…

「…ん~?なんか足りない無いな?
……あっ!醤油か!」

私はあの後、女神様が治める世界に転生して
女神様から貰った スキル「主婦」を使って今はエミと言う名前で元気に暮らしている

「おっ!?もしかして、今日は味噌汁か!
エミの味噌汁を飲むといつもより仕事が捗るん気がするんだよな」

彼の名前はフォルテス
彼との出会いは少し長くなる

あの女神様からスキルの名前を聞いて転生した私は、目を開けると…
黒い箱に入れられていた

訳も分からず、気づいたら真っ暗な部屋に身動きの取れない状態で置いていかれた時は、流石に2度目の死を覚悟した

そんな時フォルテスが私を見つけてくれたのだ

最初フォルテスの顔を見た時は、あまりの大きさに驚愕した
巨人に拾われた私はこのまま食べられてしまうのかと、早くも3度目の死を覚悟したが部屋にある大きな鏡を見て私はやっと理解した

(これ…この子が巨人なんじゃなくて私がちっっっっさいだけじゃん……)

なんと私は赤ん坊に転生していたのだ
そして私の入れられていたあの黒い箱は果物を入れる用のバスケットだったことに気づき、唖然とした

(赤ん坊からのスタートって…きっっっっっっつ…!)

そんな私の不安を吹き飛ばすように、彼は私を一生懸命育ててくれた
そのおかげで悠々自適なのんびりまったり赤ちゃんライフを送っていたが

その代わりに元気で活発な彼は私を養うため
毎日朝早くから仕事に行き、夜遅くに帰ってくる
そんな生活を送っていた

(……いやっっっ!!!!!!!児童虐待じゃん……!??!?!!←お前も子供だろ)

そんな彼を見ていたら、私も支えたいと思うようになった
まだ働けない私は、少しでも彼が暖かいご飯を食べられるように
朝は彼よりも少し早く起きて、夜は彼が帰ってくるまでご飯を食べずに待って

そんな彼をいつしかフェル兄…なんてあだ名で読んだりして

心配性な彼は私が身体を壊さないかいつも気遣ってくれる、それに「自分の心配しなさいよ!」なんて毎回同じ返しをして
笑いあって、支え合って、優しい彼に拾って貰えた事を寝る前に、毎日のように布団の中で感謝して

こんなちょっとしたことでも…幸せだと思える日々がずっと続いて欲しい、そう思った翌日

フェル兄が戦争に行ってしまった
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