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チートで革命分子と結託する
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さて、人間種(神聖グランバルド帝国)には、現在とてつもなく大きな外交的弱点が存在する。
種族を代表する2大有名人のチート・イセカイとクレア・モレ―。
この両名は、帝国にとって厳密には領外である善隣都市(旧前線都市)でしか生活した経験がない。
即ち、これだけ帝国の国益に密接に関与する立場でありながら、その領内に立ち入った事がない。
加えてチート・イセカイは別世界からの闖入者である事が判明したばかりであり、クレア・モレ―に至っては国家体制を激しく憎んでいる。
当事者の俺が他人事の様に言う事ではないのだが、帝国中枢も大変だと思う。
大いに同情はしているつもりだ。
無論、皮肉抜きで。
=======================
そして現在。
俺とクレアはゴブリン船籍の艦中で密談を行っている。
この日、クレアの口からハッキリと「社会主義革命」という単語が発された。
俺が標準座標の息の根を止める為に全精力を投入しているように、クレアは帝政の打倒に動いている。
この女にも俺同様に勝算がある。
それどころか、かなり有利な状況にある。
何故なら、グランバルド人民の大半が《他種族の政体》に加え、《地球の政体》も知ってしまったからである。
この月世界の他種族は概ね平等な資本分配を行っていおり、地球に居る人間種の大半は貴族制度を放棄している。
上記2点が今や一般常識となりつつあるのだ。
身分制度への反対を公言し始めたクレアへの支持は、俺如きの想像力の範疇をとっくに越えている。
七大公家を始めとした貴族勢力の戦慄と恐懼は如何ほどのものであろうか。
少なくともシュタインフェルト卿やルネ様の様な若手貴族は、ソフトランディングを真剣に検討し始めている。
以前から秘かに検討されていた、明治維新方式の制度転換が議会内で論じられだした。
だが、俺の眼前に居るクレア・モレ―が狙っているのは、ロシア革命式の暴力革命と貴族階級の絶滅である。
今回、彼女が俺の艦を訪れたのは、その為の共闘の持ちかけである。
「あの人、天蓋の中に入ってるの?」
クレアは冷ややかな目で俺の小指から天に伸びる赤い糸を眺めていた。
『ああ、入っている。
あの岩盤の中に人工的な空洞部分があって、そこに居るみたいだ。』
「そこで何をしているか聞かされてる?
最低限の連絡は取ってるんだよね?」
『信じてくれないのは仕方ないけど…
あの女とは本当に連絡を取っていない。
糸の動きから状況を推測するしか無い状況なんだ。』
「今は?」
『不眠不休で中を探索しているようだ。
伝わって来る感情は歓喜と驚愕。
恐らく何らかの新発見が連続しているのだろう。』
「あの人がチート君を見る時…
そんな雰囲気だったものね。」
『今の所、戦闘の形跡は確認出来ない。
恐らく無人の施設に踏み込んで、発見した物品を略奪して回ってるんだろう。』
「ふーん。」
『アレの性格なら、天蓋内部で取得した物品や情報をグランバルドに流し続けるだろう。』
「…ねえ。
私はグランバルド人じゃないから。」
…ああ、そこまで言うか。
『確かに…
法的には善隣都市は帝国領ではないな。』
「私達、戸籍も持って無いしね。」
クレアの《私達》がどこまでを指しているのかは不明だが、善隣都市民の多くはちゃんとした戸籍を保有していない事は事実だ。
『そうか。
俺があそこに住んでいた頃に、もう少しケアすれば良かったな。』
「…ねえ、本題に入っていい?」
『…いいよ。』
「通信機、譲って欲しいの。」
『俺が死んだ後なら、好きに使ってくれていいよ。』
「チート君はいつ死ぬの?」
『ゲートを手に入れたら、向こうで死ぬ予定。』
「向こうとは?
天蓋の中のこと?」
『いや、天蓋を使ってる連中の世界だな。』
「それって地球人の事じゃないの?」
『地球とはまた別の星の連中だよ。
地球人はそこまで本格的に月に取り付けてない。』
「その《月》って呼び方やめてくれるかな?
ちょっと不愉快だよ?」
『すまない。
君達がこの世界全体を指す言葉を産み出してくれたら
そちらを呼称とするように皆に呼びかけるよ。
何か呼び名の候補ある?』
「蠱毒壺というのはどうかな?」
『…意外にいいな。
俺は賛成。
結構ウィットが効いてて親しみ深い。』
=======================
結局。
《俺は通信機をクレアに譲る。》
《クレアは俺のゲート取得を手伝う。》
そう決まった。
どうも絵を描いたのはドランであるらしく、本人にそう問い詰めたらニヤニヤしながら黙り込んでしまった。
彼には随分世話になったし、こうも楽しんでくれるなら幸いである。
この会談は非常に有意義だった。
話が一通り終わった後で、クレアが「ゲートらしきものが前線都市付近に出現した。」と伝えてくれたからだ。
俺が驚いた顔をしていると。
「どうせ無線機、ここにあるんでしょ?
ちょっとだけ触らせてよ。」
と告げられる。
「無線機を触らせてくれないのなら、ゲートの情報は教えない。」
目がそう言っていた。
俺は黙って無線機に関連した情報や、グランバルド式無線機の使用方法を解説する。
返礼のつもりなのか、クレアはコボルト側の無線事情を幾つか教えてくれた。
俺の知らない情報も幾つかあったので、内心舌を巻く。
帝国の少女達の間でベスおばの対抗馬としてクレアの存在が急浮上している、というのもあながち誇張では無さそうだ。
俄かには信じがたいのだが、帝国の少女達はエリザベス派とクレア派に分かれて、日々激しい論争を行っているとのことだ。
この2人は、今や階級闘争の象徴となってしまった。
双方を知っているだけに、俺にとっては不思議な話である。
一応、俺はクレア・ベスおばと食卓を何度か囲んだこともあるのだ。
あの時は、こんな未来は想像もしていなかった。
繰り返すが、クレア・モレ―は明朗で能天気な少女だった。
ノエルもそんなクレアに心から親愛の情を抱いており、寝物語にクレアとの楽しい想い出を良く語ってくれた。
もう、あの頃の面影は残っていない。
クレア・モレ―は巨大な怪物となった。
そして側には何ら変わらない珍妙な怪物も扈従している。
ドランは甲板に寝転がってゴブリンクルー達と猥談で盛り上がっていた。
世界が激変する中、この男だけが微塵も変わらず笑顔を湛えつづけている。
「おい、チートw
俺もこの地方のゴブリン鍋を喰ってみたいんだけど。」
口を開けばどうでも良い事ばかり喋る男だが、師匠やアンダーソンと連絡を取り秘かに俺を支援してくれている。
ドランの支援は、時としてクレアの打倒目標であるベスおばや帝国貴族をも益しているのだが、その点に関しては彼女は責めない。
そう。
この何をやらせても一向に芽の出なかった中年男こそが、今やグランバルドの命運を握っているのだ。
その後もドランは、ゲートに向けて急行する俺に「美人メイドと恋に落ちたらどうしよう?」とか「歳の差カップルの性欲事情」とか、本当にどうでもいい話を投げ掛け続けた。
あまりにも下らない話ばかりするので、暗号か何かだと思ったクルー一同がドランを厳重に監視するようになってしまった程である。
善隣都市に到着するまでドランの応対にかまけていたのだが、着岸時にようやくキティとクレアが船室で何事かを密談していたことに気付いた。
俺と眼が合うなり、彼女達は何事も無かったような表情で別々の船室に消えた。
流石だよドラン乾燥部長。
年の功とはよく言ったものだ。
ちょっと、この人には勝てる気がしないな。
策を尽くしているのは俺だけでは無い、ということだ。
種族を代表する2大有名人のチート・イセカイとクレア・モレ―。
この両名は、帝国にとって厳密には領外である善隣都市(旧前線都市)でしか生活した経験がない。
即ち、これだけ帝国の国益に密接に関与する立場でありながら、その領内に立ち入った事がない。
加えてチート・イセカイは別世界からの闖入者である事が判明したばかりであり、クレア・モレ―に至っては国家体制を激しく憎んでいる。
当事者の俺が他人事の様に言う事ではないのだが、帝国中枢も大変だと思う。
大いに同情はしているつもりだ。
無論、皮肉抜きで。
=======================
そして現在。
俺とクレアはゴブリン船籍の艦中で密談を行っている。
この日、クレアの口からハッキリと「社会主義革命」という単語が発された。
俺が標準座標の息の根を止める為に全精力を投入しているように、クレアは帝政の打倒に動いている。
この女にも俺同様に勝算がある。
それどころか、かなり有利な状況にある。
何故なら、グランバルド人民の大半が《他種族の政体》に加え、《地球の政体》も知ってしまったからである。
この月世界の他種族は概ね平等な資本分配を行っていおり、地球に居る人間種の大半は貴族制度を放棄している。
上記2点が今や一般常識となりつつあるのだ。
身分制度への反対を公言し始めたクレアへの支持は、俺如きの想像力の範疇をとっくに越えている。
七大公家を始めとした貴族勢力の戦慄と恐懼は如何ほどのものであろうか。
少なくともシュタインフェルト卿やルネ様の様な若手貴族は、ソフトランディングを真剣に検討し始めている。
以前から秘かに検討されていた、明治維新方式の制度転換が議会内で論じられだした。
だが、俺の眼前に居るクレア・モレ―が狙っているのは、ロシア革命式の暴力革命と貴族階級の絶滅である。
今回、彼女が俺の艦を訪れたのは、その為の共闘の持ちかけである。
「あの人、天蓋の中に入ってるの?」
クレアは冷ややかな目で俺の小指から天に伸びる赤い糸を眺めていた。
『ああ、入っている。
あの岩盤の中に人工的な空洞部分があって、そこに居るみたいだ。』
「そこで何をしているか聞かされてる?
最低限の連絡は取ってるんだよね?」
『信じてくれないのは仕方ないけど…
あの女とは本当に連絡を取っていない。
糸の動きから状況を推測するしか無い状況なんだ。』
「今は?」
『不眠不休で中を探索しているようだ。
伝わって来る感情は歓喜と驚愕。
恐らく何らかの新発見が連続しているのだろう。』
「あの人がチート君を見る時…
そんな雰囲気だったものね。」
『今の所、戦闘の形跡は確認出来ない。
恐らく無人の施設に踏み込んで、発見した物品を略奪して回ってるんだろう。』
「ふーん。」
『アレの性格なら、天蓋内部で取得した物品や情報をグランバルドに流し続けるだろう。』
「…ねえ。
私はグランバルド人じゃないから。」
…ああ、そこまで言うか。
『確かに…
法的には善隣都市は帝国領ではないな。』
「私達、戸籍も持って無いしね。」
クレアの《私達》がどこまでを指しているのかは不明だが、善隣都市民の多くはちゃんとした戸籍を保有していない事は事実だ。
『そうか。
俺があそこに住んでいた頃に、もう少しケアすれば良かったな。』
「…ねえ、本題に入っていい?」
『…いいよ。』
「通信機、譲って欲しいの。」
『俺が死んだ後なら、好きに使ってくれていいよ。』
「チート君はいつ死ぬの?」
『ゲートを手に入れたら、向こうで死ぬ予定。』
「向こうとは?
天蓋の中のこと?」
『いや、天蓋を使ってる連中の世界だな。』
「それって地球人の事じゃないの?」
『地球とはまた別の星の連中だよ。
地球人はそこまで本格的に月に取り付けてない。』
「その《月》って呼び方やめてくれるかな?
ちょっと不愉快だよ?」
『すまない。
君達がこの世界全体を指す言葉を産み出してくれたら
そちらを呼称とするように皆に呼びかけるよ。
何か呼び名の候補ある?』
「蠱毒壺というのはどうかな?」
『…意外にいいな。
俺は賛成。
結構ウィットが効いてて親しみ深い。』
=======================
結局。
《俺は通信機をクレアに譲る。》
《クレアは俺のゲート取得を手伝う。》
そう決まった。
どうも絵を描いたのはドランであるらしく、本人にそう問い詰めたらニヤニヤしながら黙り込んでしまった。
彼には随分世話になったし、こうも楽しんでくれるなら幸いである。
この会談は非常に有意義だった。
話が一通り終わった後で、クレアが「ゲートらしきものが前線都市付近に出現した。」と伝えてくれたからだ。
俺が驚いた顔をしていると。
「どうせ無線機、ここにあるんでしょ?
ちょっとだけ触らせてよ。」
と告げられる。
「無線機を触らせてくれないのなら、ゲートの情報は教えない。」
目がそう言っていた。
俺は黙って無線機に関連した情報や、グランバルド式無線機の使用方法を解説する。
返礼のつもりなのか、クレアはコボルト側の無線事情を幾つか教えてくれた。
俺の知らない情報も幾つかあったので、内心舌を巻く。
帝国の少女達の間でベスおばの対抗馬としてクレアの存在が急浮上している、というのもあながち誇張では無さそうだ。
俄かには信じがたいのだが、帝国の少女達はエリザベス派とクレア派に分かれて、日々激しい論争を行っているとのことだ。
この2人は、今や階級闘争の象徴となってしまった。
双方を知っているだけに、俺にとっては不思議な話である。
一応、俺はクレア・ベスおばと食卓を何度か囲んだこともあるのだ。
あの時は、こんな未来は想像もしていなかった。
繰り返すが、クレア・モレ―は明朗で能天気な少女だった。
ノエルもそんなクレアに心から親愛の情を抱いており、寝物語にクレアとの楽しい想い出を良く語ってくれた。
もう、あの頃の面影は残っていない。
クレア・モレ―は巨大な怪物となった。
そして側には何ら変わらない珍妙な怪物も扈従している。
ドランは甲板に寝転がってゴブリンクルー達と猥談で盛り上がっていた。
世界が激変する中、この男だけが微塵も変わらず笑顔を湛えつづけている。
「おい、チートw
俺もこの地方のゴブリン鍋を喰ってみたいんだけど。」
口を開けばどうでも良い事ばかり喋る男だが、師匠やアンダーソンと連絡を取り秘かに俺を支援してくれている。
ドランの支援は、時としてクレアの打倒目標であるベスおばや帝国貴族をも益しているのだが、その点に関しては彼女は責めない。
そう。
この何をやらせても一向に芽の出なかった中年男こそが、今やグランバルドの命運を握っているのだ。
その後もドランは、ゲートに向けて急行する俺に「美人メイドと恋に落ちたらどうしよう?」とか「歳の差カップルの性欲事情」とか、本当にどうでもいい話を投げ掛け続けた。
あまりにも下らない話ばかりするので、暗号か何かだと思ったクルー一同がドランを厳重に監視するようになってしまった程である。
善隣都市に到着するまでドランの応対にかまけていたのだが、着岸時にようやくキティとクレアが船室で何事かを密談していたことに気付いた。
俺と眼が合うなり、彼女達は何事も無かったような表情で別々の船室に消えた。
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