異世界複利! 【単行本1巻発売中】 ~日利1%で始める追放生活~

蒼き流星ボトムズ

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【降臨41日目】 所持金65億8448万0000円 「え? 普通に死刑だけど。」

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昨夜は男同士猥談で盛り上がった。
流石に坊門翁は一代で巨万の富を築いた大社長だけあって、色々な遊びを経験していた。
特にバブル狂騒期の体験談などは日本の事とは思えないほどの異次元感があって面白かった。

メロンに注いだブランデーを回し飲みした所までは記憶があるのだが…
どうやら酔いつぶれたらしい。
隣では光戦士が寝息を立てているが…
まさか未成年者に酒は飲ませてないよな?
…いや、土佐人の坊門翁はきっとそこら辺配慮してくれてないだろう。


「むにゃむにゃ。
おはようなのだ。

ボクの名前はずんだもん。
毒親によって偽札カルト教団に売り飛ばされてしまった哀しき枝豆なのだ。
どれくらい哀しいかと言えば、昨夜は酒池肉林。
新地のホステスとかいう異次元の接待を経験してしまったのだ。
いやあ、カルトの手口ってマジで陰湿っすよね。」


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『おはよう。
目が覚めたか?』


「折角ホステスさんの美貌を思い出して余韻に浸っていたのに。
目が覚めたらベッドの隣には陰キャのカルト教祖が寝ているという悪夢なのだ。」


『私も今起床したばかりだ。
シャワーを浴びたら皆で朝食に行こう。

後藤さん、坊門会長は大丈夫そうですか?』


  「大丈夫です。
  かなり、元気です。
  さっきラジオ体操をしていました。」


老人はタフだな。
程々に見習おう。


貧乏人にとって朝食とは昼までの繋ぎに過ぎず、俺は片親パンや醤油掛けご飯ばかりを食べていた記憶があるのだが、リッツカールトンともなると、流石に豪勢だ。
俺の目を惹いたのはカリカリベーコンとクラムチャウダー。
そして何よりエッグベネディクト。
ジェリコやソドムタウンで食べたそれに比べればやや貧相ではあるが、上品な味付けは中々のものである。

江本はスモークサーモンが、後藤はトリュフオムレツが気に入ったと言っていた。
光戦士がジュースばかり飲んでいたのが気になったので、栄養のありそうな固形物を食べるように促す。
坊門翁はいい歳をしている癖に茶碗に白米とイクラを山盛りにして掻き込んでいる。


『ヒロノリさんは何が気に入りました?』


「このココナッツミルクかな。」


『おお、これが噂の。』


「ビッフェの時はなるべく普段食べれないものを選ぶことにしてるんだ。」


『じゃあ私も食べ慣れないものを探して来ます。』


寺之庄とそんな遣り取りがあったので、今までに食べた事のないレパートリーを探してみる。
と言ってもバリエーションだけなら異世界の方が豊富だったからな…
キョロキョロとカウンターを眺めていると中華粥のコーナーを見つける。

ふむ、首長国も粥食文化だったな。
久し振りに食べて見るか。
うーん、地球の粥は…
トッピングが分かりにくいな、これ何だろう?


「それは油条(ヤウティウ)ですよ。
日本の方が呼ぶところの揚げパンです。
当家代々の好物でしてね。」


背後から親切な声が聞こえた。
振り向くと見知らぬ男、身なりは良い。

先程《日本の方》と言い、背後のテーブルには10人程の家族が控えている。
メガネのデザインから察するに恐らく漢人だろうな。
上質の服を着ている割に足元は履き慣れたサンダル。
長期滞在中なのだろうか?


『ありがとうございます。
これはそのまま食べれば良いのですか?』


「豆乳と一緒に食べる者が多いです。
お粥の具材としてならネギやショウガと共に振りかけるとお口に合うでしょう。」


『それは御丁寧にありがとうございます。
早速試してみますね。』


そんな会話を交わしながらも、男は遠慮がちに俺を見つめ続けている。
…ああ、この雰囲気は俺を遠市と知って声を掛けたのだろうな。


『中国の方ですか?』


「いえ、上海人です。」


『そうですか。
賑やかな所だと伺っております。』


賞賛でない事が伝わってしまったのだろう。
男はやや残念そうな顔をした。
そんな義理はないのだが、ホスト国のエチケットとして形式的に持ち上げてやることにする。


『世界一の大都会にお住まいとは羨ましい限りです。』


こちらのリップサービスに男はやや昏い表情となる。
仕方ないだろう、別に羨ましくないのだから。


「不躾なお願いで恐縮なのですが、当家の卓で共に乾杯して頂けませんか?」


『お申し出光栄です。
では、お茶を一杯だけ付き合わせて下さい。』


近くに居た江本に席を外す旨を手短に伝える。
やり取りを観ていたのだろう、彼は無言で頷き俺達の卓にさり気なくハンドサインを送った。

男は宋鳳国と言う名の上海商人であった。
名乗る時の表情に怯えの色が浮かんで居たので、あまり好ましくない立場に置かれているのであろう。


「実は猊下のファンでして。
まさかご本人様とお話出来るとは夢にも思わず。
感激のあまり失礼を申し上げてしまわないか不安です。」


『恐縮です。
私も宋先生と共に食卓を囲める事を光栄に感じております。』


型通りの挨拶を交わし、彼の家族を紹介されてから徐々に本題に入る。
かなり婉曲に伝えては来ていたが、要は彼は日本におけるツテを、更に率直に言えば庇護者を探しているのだ。

ここからは彼の発言の断片から組み立てた推測。

江南の古豪である宋家は江沢民政権の誕生において、躍進を遂げた。
一時は中国の長者番付に名を連ね、経営する理財商品販売会社はニューヨークでの上場を果たす程だった。
(当時の日本展開の話題に移った途端に彼の老父が気まずそうに目を伏せたので、反日運動にもそれなりに関与していたものと考える事に決める。)
だが、習近平政権が誕生し上海閥への圧迫が急速に強まるにつれ、次々にビジネスが党政府によって接収されて行った。
コ□ナ対策に乗じた粛清劇に身の危険を感じた宋鳳国は命からがら日本に事実上の亡命を図った。

あくまで憶測に過ぎないが、そこまで的外れではないだろう。
少なくとも、ベーカー政治局長から教わった《亡命者対処マニュアル》に基づけばこの解釈が正しい。


「猊下の御志に感銘を受けております。」


宋は名古屋BBQを話題に挙げる。
出資を打診されるが謝絶。
俺が如何に愚かでも、商人にカネを出させる程の馬鹿ではない。


『宋先生を無下にする訳ではありません。
ただ、現状は資金に困っていないのです。』


悪意からの拒絶でない事は伝わったのだろう。
宋は必死に何事かを考え込む。
仕方ないので、助け舟を出してやる。


『近く、全世界にカネを配ります。
協力者には出費だけを求めるスキームになると思いますが、その時に宋先生のご助言を賜れれば幸いで
す。』


相当頭の回転の速い男なのだろう。
宋鳳国は数秒だけ間を置いてから、真摯な笑顔を作って俺への全面協力を申し出てきた。
流石は天下の上海商人だ。
天下のソドムタウンで亡命者の利用方法を学んだ俺の期待通りのリアクションをしてくれる。

茶を飲み終わった俺は寺之庄の元に戻った。


「何か珍しい物はあったかい?」


『いえ、取り立て目を惹くものはありませんでした。
ココナッツミルクを汲み忘れたのが残念です。』


笑いながらグラスを差し出してくれたので、感謝してから飲み干した。

腹が膨れたので、宋一族に一礼して退出。
その際に名刺を請われたので、暫定的に寺之庄を申次に定めた。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



ランドリーサービスの完了を待つ間、荷物整理に勤しむ。
もっとも、俺の荷物は現金ばかりなので洒落にならないレベルで重い。
金額的には10億円を常時携帯しておきたいのだが、その重量は100㌔。

せめて俺に車の免許があれば単独行動も可能だが…
運転免許を取得出来た頃には、運転を許されない立場になっているだろうから取得は無意味だ。
上昇速度が早すぎるのも考え物である。


「トイチさん。
洗濯物、ここに置いておきます。」


『何から何まで後藤さんに任せてしまって申し訳ありません。』


「いえいえ。
この段階まで来たらトイチさんに雑用さす訳にはいかんでしょ。」


『さっきね。
車の免許は取らない方がいいかな、と考えていたところです。』


「…ええ、俺もそれには反対です。
トイチさんを陥れる為に、人身事故工作を行う者もあらわれるでしょうから。」


後藤の表情は真剣である。
曰く、最も簡単な社会的抹殺方法が人身事故を起こさせることだからだそうだ。


『安心して下さい。
免許は取りませんよ。
じゃあ、空飛ぶ車は後藤さんに運転をお願いしようかな?』


「ははは。
お安い御用です。
俺も免許持ってませんけど。

ホンマにカネを配るんですか?」


『はい、配ります。
想いに変わりはありません。』


「…どうやって?」


『思いつかないんです。
SNS上でのバラ撒きキャンぺーンも考えたのですが
私が配りたいのって、デジタルデバイドの敗者側なんですよ。』


「インターネットに繋がってない連中にカネを撒きたいんやったら…
トイチさんが総理大臣か何かになるしかないかもです。」


『うーーん。
特定個人が財力も権力も独占するのは健全ではないですねえ。
後藤さんもちょっと考えておいて下さい。』


「…じゃあもう、宗教炊き出し路線になってまいますね。
幸い、光戦士君も居ますから告知を手伝って貰うとか。」


『あ、いえ。
義務教育期間の者を政治利用するのは…
流石に…』


「…ですね、失言でした。
トイチさんが本懐を遂げられるよう無い知恵を絞っておきます。」


後藤とそんな話をしながら、荷物を纏めてホテルの駐車場に。
振り返りもせず西梅田の小奇麗なビル群を後にする。


20分も経たないうちに坊門会長の別宅に到着。
帝塚山。
そう呼ばれるからには古墳地帯なのだろう。
大阪市内で唯一の高級住宅街だけあって、豪邸ばかりが立ち並んでいる。
会長の別邸は明治帝の聖躅碑前に広がっていた。
俺が住んでいた連邦大使館よりもデカい。


「猊下!
この屋敷を猊下に献上致します。
登記簿と権利書で御座います。」


坊門が恭しく書類ケースを捧げて来るが、当然拒否。
この土地が俺の物になったら、自動拡大してしまう公算が大きいからである。
碑が門前に在る事を鑑みればあまりに不敬であろう。

ただ、高い塀は好ましい。
この物件を含めて近隣の邸宅が全てセコム契約しているのも悪くない。

邸内に入る。
平凡な大富豪の屋敷である為、特に感慨はない。
糞デカ水槽、糞デカ絵画、糞デカワインセラー、水回りピカピカ。
地球人も異世界人も余ったカネの使い道が似ているので思わずクスリとなる。


「それにしても、やはり猊下は只者ではありませんなあ。」


『え?
そうでしょうか?』


「何を見ても全く動じないというか…
この屋敷、贅の限りを尽くしとるから
遊びに来たモンはみんな腰を抜かしおるんですけど。
異世界でベルサイユ宮殿でも見て来られましたか?」


『縁あって宮中晩餐会に招かれた事はあります。』


「おお、流石ですな。
そら、この程度では驚かん訳ですわ。

あの、異世界の宮殿ってどれほど凄いんですか?」


『地球の宮殿を見た事がないから比較は出来ないのですが…
あ、お姫様総動員でハニートラップ仕掛けて来ます。』


「うわはははw
男冥利に尽きますなぁww
気に入った姫君はおられましたか?」


『…皆さん素敵な方でしたよ。
上流階級の嗜みというのでしょうか。
一芸に秀でた女性ばかりで、挨拶の度に嘆息させられました。』


「ほう、異世界の芸。
そ、それはどのような!?」


『地球と大して変わりませんよ。
歌舞音曲に学術。
頭を丸刈りにした軍人姫君もおられましたし…
パティシエに励まれている陽気な姫君も居られました。
彼女が《果肉ぎっしり七色ジェラート詰め合わせ》を差し入れてくれる約束をしてくれて。
それを食べるのは楽しみにしていたのですがねぇ。
政治的なゴタゴタがあって、有耶無耶になってしまいました。』


気高きレオンティーヌ姫は戦死したと聞く。
最後の最後まで前線に張り付き避難民を護り続けたとのこと。
一介の奸商としては、ただただ頭が下がるばかりである。


  「国家は、国家とは断じて王や資本家の私物ではない!
  そこに住む人民全ての共有財なのだ!」


どうして生きるべき者から死んで行くのかな。
俺みたいな奴はのうのうと生き残っているというのに。
他の首長国王族はどうなったのだろう。
あの明朗なカロリーヌ姫は今でも菓子を作っているのだろうか。
首長国の復興が進んでいるといいなあ。


「猊下には敵いませんなぁ。
あ、そっちのがルノワールです。」


『へえ、鼻筋の通った美人さんですねえ。』


「あ、そっちはレンブラントです。」


『失礼。
こういう方面に疎いもので。』


「この屋敷。
猊下への上納が難しいとしても…
お仲間の方に名義を移させて頂くことは出来ませんでっしゃろか?」


『…既に私の中で坊門会長を仲間扱いしておりました。
勝手な思い込み申し訳ないです。』


「…光栄ですがな。
嬉しいです。
まさかそんな風に思って下さっているとは。」


『率直にお願いします。
カネの置き場が無くて途方に暮れております。
もう全てここに置かせて頂けませんか?
恐らく来月には納まり切らなくなるので、それまでに倉庫を確保しますが。』


「…あ、いや。
《カネの置き場がない》ってハハハ。
今の今まで自分を大阪一の金持ちやと思い上がってましたが…
天狗の鼻がポキンと折れましたわw」


『笑い事ではないですよ。
300㌔以上あるんです。
毎日毎日、取り回しに本当に苦労しているんです。』


「あははw
資産を㌔換算する人は初めてですわw

では、この屋敷。
教団の名義にしてしまうのは如何でっしゃろ?」


『いやあ、法人格持ってないですからねえ。』


「表札に掲げるだけ掲げるだけw」


『わかりました。
ただ、近所からクレームが来たら表札を降ろして欲しいです。
ここだけの話、私は新興宗教が嫌いなので。

…このリビング、庭に直結していて気に入りました。
車も…  ああ、この間取りだと回せますね。

じゃあ、リビングを頂いても宜しいですか?
剥き出しでカネを保管するのも何ですから、余っている箱か何かがあれば、頂戴したいです。』


「この前、模様替え用にクリアボックスを買ったんですけど。
使いはります?」


『ああ、じゃあお言葉に甘えます。
計算が面倒だからボックス1本につき10億詰めましょうか。』


そこから30分ほど掛けて、皆でカネを運ぶ。
かなりの重量だったが、運んでいるのがカネなので不快感はない。
程よく汗を流したので、皆でフローリングに寝そべる。

坊門がゲストを呼ぶ許可を求めてきたので、快諾。
10分も経たない間に小柄な老人が入って来る。


「あ、あのォ
トイチ猊下に折り入ってお願いがァ。」


言ったきり、ずっとモジモジしているので続きを促すと、照れたように笑いながら年代物のアタッシュケースを開けた。


「しょ、聖徳太子様の1万円札を預けてもいいんでしょうか?
利息貰えるんでしょうか?
出来れば諭吉様で配当して欲しいんですけどォ。」


『…それ、マネーロンダリングではないですか?』


「ああ、いえいえ!
マネロンの意図はないのですが、結果としてそういう形になるというかァ。
私も父の葬式の後で書斎からこんなものを発見してしまってェ!
途方に暮れているんですゥ!」


『税務署に届けたらいいんじゃないですかね?』


「ああ、いや!
税理士がゴチャゴチャ五月蠅くて。
本心では納税したいんですけどォ
ですけどォ!」


『税理士変えたらいいんじゃないですか?』


「いえいえ!
ウチの税理士とは祖父の代からの付合いでェ
市議会でも息子同士が同じ会派なんですよォ」


アホらしいので、それ以上聞かなかった。
坊門に言わせれば、よくある金持ち家の裏金相続問題だそうだ。
うん、よくある。
王都でもソドムタウンでも幾例か小耳に挟んだ程だからな。


さて、運び込みが一段落して、問題は金庫番を誰にやらせるかである。
俺の予想通り誰もやりたがらない。
そりゃあね。
カネは重いし面白くないから仕方ないね。
その点俺は軽い上に面白いらしいから、メンバー全員が俺との同行を希望した。

坊門が聖徳太子に「オマエがやれや」と軽く肩パンして、強引に住み込ませる事を決めてしまう。
まあ、カネ勘定みたいな苦役を仲間にさせるのも気が引けるし、金庫番はコイツでいいか。
名前知らないけど。

聖徳太子が「カネを預かるからには入信したい」と言い出したので、弊教団の念仏を教えてやる。
何が面白いのか、「カネカネカネカネナンマイダー」と唐突に叫び始める。
ツッコむべきなのか迷うが、別件あるのでスルー。
なーんで入信1秒後に狂信化するかな。

その場で田名部とオンライン通話をして、連絡役的な役割を任せる事が出来ないか打診。
駄目元であったが、快諾して貰えた。
昔、坊門が愛人を住ませていた寝室が空いていたので、そこを田名部に割り当てる。
便所が近いらしい聖徳太子には、1階トイレ横の小部屋が与えられていた。


帝塚山からの帰路。
長い壁が続いている箇所があった。
気になって俺が眺めていると、慌てて坊門が口を開く。


「申し訳ありません!
向こうは西成区と言って日本一生活保護世帯の多い街です。
あの壁は嘆きの壁と言って、飛田の遊郭を囲っていた名残です!
阿倍野と西成ではメキシコシティ並みに貧富の格差があるんです!」


『よくある話です。
別に謝らなくても大丈夫ですよ。』


もっとも、異世界にはそんな破廉恥な街は存在しなかったのだが。


「いえ!
勿論、ゆゆしき問題であると日々心を痛めております!」


『ああ、それはそれは。』


「神聖教徒として改善しておきます!」


『じゃあ、まあ、坊門会長にお任せします。』


自分では意識していなかったのだが、かなり不機嫌そうな表情をしていたらしい。
鏡を盗み見るが、確かに雰囲気が硬い。
皆から指摘され続けて来た俺の悪い癖だな。
もっと感情を抑える訓練をしなくては。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「はーい、画面の前のみなさーん♡
お久しぶりの食レポ配信なのだ♪

ボクの名前はずんだもん。
大阪市内で暗躍する謎のカルト団体と行動を共にする哀しき枝豆なのだ。

旭区・北区・阿倍野区・西成区と目まぐるしく移動しながら、到着したのは東淀川区。
洋菓子のカネモト総本店とは一級河川淀川を挟んで対岸にある区域なのだ。

阪急淡路駅とJR淡路駅を結ぶ商店街のど真ん中に
ありました、江本飯店!

きっとこれはボクの大好物の天津飯を御馳走して貰える展開なのだ!」


  『光戦士君、配信をするのは構わないが
  ちゃんと周囲に断ってからでないと駄目だよ?』


「ちっ、るっせーな (はーい♪ わかりましたのだー♥)
今話しかけてきた陰キャ野郎は、遠市厘。
カルト宗教の教祖でマジモンの詐欺師なのだ♪

ほら、ボクって実家があんなのでしょ?
なので修業先も選べないんすね。
家業も糞、インターン先も糞。
人生どうなるんすかね?」



  『あれ、江本さん。
  この時間に店を閉めておられるのですか?』


  「流石にトイチさんがメシ食う時は貸し切りにするべきでしょう。」


  『ああ、そういうステージに来ちゃいましたか。』


  「トイチさんは世界一の有名人ですからね。
  あ、昨日の国際女性会議でも名指しで非難されてましたよ。
  例の鷹見動画と共に。」


  『やれやれ、平和なことですね。』


  「トイチさん。
  何かリクエストあります?
  作りますよ?」


「昴流兄ちゃん。
天津飯一丁なのだ!」


  「うん、ええよ。
  食べる前にちゃんと念仏唱えるんやで(ニッコリ)」


「え?
あの、どこからギャグなんすかね?」


『エモやんさん。
実は朝が中華だったのです。
なので、中華料理以外で。』


「町中華でこんな無茶振りする人、初めて見たのだ!」


  「はっはっは。
  こんな事もあろうかと!
  ちゃんと用意しておりました!」


『おお!
流石はアンダースローを5分でマスターした男!』


「それにしても町中華ってどうしてこんなにテーブルが…
うおっ! ベタベタしてないのだ!!
え!? 嘘!?
テーブルのベトついてない町中華なんて生まれて初めてなのだ!」


『ふっふっふ、江本昴流は天才だよ。』


「なんでこの人がドヤってるんすかね。

《サンプンゴー》

さて、コメ返しをしながら待つこと3分。
やった! 天津飯が来たのだ!
ボクの大好物♥
玉子の上に輝くエメラルド色の枝豆!
ボクが食べるに相応しい御馳走なんすよ!」


『え? これグリーンピースだよ?』


「このアホはどうして空気読めないんすかね。
配信初心者さんかな?
このコンテンツビジネス全盛の現代社会に生きててキャラ付けの初歩も理解出来ないなんて。
今、令和っすよ?
どうして老害共はアップデート出来ないのだ?」


『はっはっは、すまないな。』


「さーて、スプーンも逆手に握り締めたし
キャラ付けの為に大好物と思い込んだ天津飯をいっただっきまーす!

うーーん、口内に広がる最近5千年を自称しだした4千年の歴史♪

…ってコレは何なのだーーーーーー!!!
ごほっごほっ!!」


『ふむ、カレー味?』


  「そうなんですよ、トイチさん。
  俺、子供の頃から町中華は頭打ちになると思って小学生のころ
  どんな中華料理でもカレー風味に変える調味料を開発したんです。
  《Endia》の商品名でインド文化圏に卸しています。
  あ、これは略すと《インドもう終わりだよ》的な蔑称なんで
  迂闊に使わないように気を付けて下さい。
  あくまで彼ら同士のジョークなので。」


『多芸ですねえ。』
  

「普通の天津飯が食べたいのだー!!」


  「安心するんやで光戦士君。
  今、お兄さんがどんなカレーでも
  中華風味に変える調味料を開発中やからな♪」


「…そういう長期的な視野での改善は望んでないのだ。」


『ほら、水だ。
辛味を流しなさい。』


「たっく、お口がお子様のボクは辛い物が苦手なのだ。
大体、洋菓子とカレーって最悪の組み合わせっすよ。」


『今日はこの後、岡山まで移動する。
タイミングによっては食べれないかも知れないから
一応腹に入れておきなさい。』


「えー、ボクはカレーがあまり好きじゃないのだ。
スプーンを握る手が枝豆を通り越して豆腐になっちゃったのでお残しです。

はい、画面の前のショタコン共。
残った食事はこの後スタッフ達が完食しますので
倫理ぶったコメントはノーセンキューの方向で。」


『せめて半分は食べておかないと身体が持たないぞ?』


「やーー。
やーなのー。

じゃあ、食べさせて!」


『君はもう中学生だろう。
男子がそんな事でどうする。

…ほら、口を開けなさい。』


「あーーーん♡」


『よく噛んで食べるんだよ?』


「うーーん。
料理は糞っすけど、人にあーんさせる食事は中々のものなのだ。
リン兄ちゃん、ボクジュース飲みたーい。」


『ジュースばっかり飲んでると虫歯になるぞ?
ちゃんと歯は磨いているのか?

オレンジしかないけど、コップに注ぐぞ?』


「飲ませてー♥」


『あのなあ。

ハア、今日だけだぞ。
君ももうすぐ就業可能な年齢となる。
もっと自覚を持つように。』


「るっせーな糞が。 (はーーーい♥)」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



食事が終わったので江本の両親に挨拶。
光戦士の配信を観たギャラリーが店前に群れだした件を詫びる。
恐縮する俺を笑い飛ばして、江本の母親はギャラリーに《Endia》を売り捌き始める。
1本5000円はどう考えてもボッタクリだと思うのだが、光戦士のサイン入りの形にすることで皆を納得させていた。


「トイチさん、俺の部屋ちょっと見てくれませんか?」


江本が耳打ちしてきたので、気配を殺して奥の離れ部屋に向かう彼に付いて行く。
俺が驚いたのは、江本昴流の部屋に全く野球の痕跡が無かったこと。
素早く目線を上下左右させるが、スポーツ誌1つ転がっていない。


「Endiaはこの箱に詰めて出荷するんですわ。」


『へえ、この箱が海を越えて遥々インドに…』


そこまで言い掛けて絶句する。
箱の中には…
びっしり敷き詰められた金地金。


「部屋に積み上げてる箱、全部ですよ?」


『…いや、これは驚きました。
エモやんさんは世界一の大富豪です。』


「ははは、御冗談を。
これは全てトイチさんの富です。」


『え?
いや、そうは仰られましても。
元々、貴方の金です。』


「100gは、そうかも知れません。
でも、その他は買った記憶がないですね。」


江本の目はもう笑っていない。


『…私は何をすれば良いのですか?』


「俺にトイチさんの身柄を預けて貰えませんか?
自信があるんです。
俺が一番【複利】を上手く運用出来ます。」


『貴方は上手過ぎるのが問題なんですよ。』


「必ずやトイチさんに勝利を捧げます。
何も俺の言いなりにさせたい訳やないんです。
作戦を考える人になりたいだけなんですよ。」


『私をどうやって勝たせますか?』


「はい。
こんなこともあろうかと
ロードマップを作成しておきました!

俺の策は主に2案。
1つはダボス会議経由での世界制覇!
もう1つは米大統領選出馬を足掛かりにした世界制覇!」


この男には心底驚かされる。


「如何でしょうか!
国際政治の現状を鑑みれば最も勝算が高いです!」


『…後藤さんの評価に間違いはありませんでした。
まさしく不世出の天才です。』


「ありがとうございますッ!」


『全く同じ献策を私に行った者がおります。』


「…。」


『貴方にはその者から私を守る役割を担って欲しい。』


「一体誰が…」


『…。』


「…まさか。」


『ヒルダ・コリンズ。
異世界最強の策士です。』


「…。」


『そういう訳で貴方達の提案は却下です。
私は支え配る為に地球に還って来た。
まかり間違っても奪う為ではない。

勿論、現状は理解しております。
このままでは順当に私が地球における《何か》になってしまうでしょう。』


「…。」


『問題はその後です。
奥機能が勝手に《役割》を《身分》にすり替えて世襲させようと画策します。
もう既に動いてるんじゃないかな。
これでは本末転倒ですよ。
我が子を捨て友を殺してまで帰還した意味がない。』


「…。」


『貴方にお願いしたいのは、遠市王朝の打倒。
報酬はその金塊。
まあ全て経費で消えると思いますが』


「俺は…
世襲の政治家とかは嫌いですけど。
トイチさんであれば、その血は尊ばれるべきだと思います。
寧ろ、遠市王朝が誕生するのであれば歓迎し、全力でこれを守りたいです。
貴方にはそれだけの価値があります!」


『江本さん。
人に価値などあってはならない。
人間は等しく無価値でなければならないのです。』


「理想論ですよ、そんなの。
突出したリーダーが出現する。
人々はその子孫を崇める事で初代の遺訓を守る。
人類の歴史って全てそうじゃないですか?」


『堯舜は世襲しなかったからこそ
一つの文明圏を誕生させる事が出来ました。』


「御言葉ですが違います。
彼らは世襲王朝たる禹の末裔です。」


『…では、貴方が禹になって頂けませんか?』


「禹は過労が災いして歩行障害を負っていたそうですよ?
それこそ世間はトイチさんに姿を重ねるでしょう。」


『…。』


「トイチさん。
王朝建国の是非を決めるのは初代の英雄ではありません。
その偉業に立ち会った同時代人なんです。」


『…遠市王朝の誕生を阻止して頂けませんか?』


「お断りします。
俺はきっと、貴方が死んだら貴方の子を守ることでしょう。
子が居なければ組織を守ります。」


『組織もなければ?』


「教義を守ります。」


『…神聖教の戒律に役職の世襲禁止があります。
それを守って頂けませんか?』


「世襲が無いなら、どうやって役職を決めていたんですか?」


『選挙です。
異世界全土で大規模な選挙戦が行われておりました。』


「…それ、教義にも社会にもマイナスやと思うんですけど
どうやったんですか?」


『腐敗と陰謀、酷いものでした。
ちなみに我々が拉致されたのも、選挙が動機です。
魔界侵略を成功させれば選挙に勝てる、そう考えた聖職者が居たので。』


「…世襲と選挙、どっちが世の中にとってのプラスですか?」


『世襲です。
民選なんて百害あって一利ないですよ。
決まってるじゃないですか。』


「…だからこそ、我々子羊は悩んでるんですけどね。
まあええでしょ。
俺なりにトイチさんの意に沿ってみます。」


結局、増え続ける金地金は江本に全てくれてやる事にする。
その代わりヒルダに殺されても恨みっこなし、ということで。


「あの、鷹見さんも敵に回しそうな気がするんですが。」


『じゃあ、まあ、そっちもついでに何とかしておいて下さい。』


「割に合わへん仕事ですなー。」


『埋め合わせという訳ではないんですが、何か肩書をプレゼントしましょうか?』


「むう。
巧みに厨二心を突いて来ますね。

じゃあ四天王になりたいです!
漫画とかで憧れてるんですわ!」


『あ、すみません。
4席全て、異世界で埋めて来ました。』


「えーーー、四天王満席ですかぁ。
参ったなー。」


『代わりに参謀とかそんなんで。』


「じゃあ、まあ、それで。
あんまり厨二心は刺激されませんけど。」


しばらく不貞腐れていた江本だったが、四天王のプロフィールを教えてやると爆笑しながら納得してくれた。
ポール、貴方は最高のオチ要員だよ。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



荷物を纏めるとすぐに車両に乗り込む。
ハンドルは寺之庄が握り、俺と光戦士だけが乗り込む。

後藤と江本はしばらく大阪で奔走して貰う。
何せ俺への面会希望者が多い。
誰かが整頓してくれなければ困るのだ。

田名部・坊門・聖徳太子との調整が終わり次第、この2人には俺の左右を固めさせる。
流石の俺も丸腰が許される立場で無くなったことくらいは理解している。
いずれ官僚機構が囲い込みたいが為に俺をガードし始めるだろうが、今はそれまでの切り替え段階である。
無い知恵を振り絞って身を守らなければならない。


さて、これから元猟師のほりけん@に挨拶する為に岡山に向かう。
レベリングが軌道に乗った今、狩猟関係者の重要性は下がり続けているのだが、出来るだけ多くの者と縁を結んでおきたい。
市井の人間と話せるのは、冗談抜きで今が最後かも知れないのだから。


「ねえねえ、リン兄ちゃん。」


『ん?
どうした?』


「兄ちゃんはカネ持ちなのに、どうして住所不定なのだ?」


『うーーん。
私が拠点を定めたら皆を呼びつける形になってしまうからね。
そうなる前に世間様に対して誠意を示しておきたい。』


「誇大妄想乙ww」


『「あっはっはっはwww」』


「こんなに動き回って疲れないのだ?」


『運転しているのはヒロノリさんだからね。
いつもありがとうございます。』


「ます♪」


  「好きでやってることだよ。
  2人共、今日は随分動き回った。
  牛窓に着いたらシャワーを浴びて眠るといいよ。」


『そんなに疲れてないですけど。』


「ボクはピチピチの若者だから夜更かししても無問題(もーまんたい)」


  「後でちゃんと鏡を見てごらん。
  疲労が顔に出ているよ。
  単に車に乗っているだけでも、疲れは蓄積されるものだからね。
  特に、人間は環境の変化に弱い生き物だ。
  2人共、知らない景色を見過ぎた。」


『言われてみれば。
そうかも知れません。』


「カルト教祖の癖に流されやすくて草。」



話しているうちに神戸を過ぎ明石へ入る。
左手に広がる海には赤みが差し始めていた。
確かに、今日は色々あったかもな。


「天才のボクは気付きました。
コイツ偉そうなこと言って、メシ食ってただけじゃね?」


『ふふふ。
否定は出来ないな。』


「なーんでコイツ、ドヤってるんすかね?」


『ヒロノリさん。
そろそろ私の唯一の仕事の時間です。』


  「トイチ君。
  唯一なんかではないよ。
  君は誰よりも頑張っている。」


『そうあれたら嬉しいのですけどね。

あ、光戦士君。
君に一点だけ謝罪しておきたい。』


「残りの99点はいつ謝るんすかね?」


『今から天が私に恩寵を授ける。』


「え? ここで偽札刷るんすか?
え? この車、高速道路を飛ばしてるんすけど?」


『ヒロノリさん、停車は難しいですか?』



  「すまない!
  姫路まで40分近く掛かる!
  ついつい時間管理を怠ってしまった!」


『いえ!
私の落ち度です!』


「え? え? え?」


『光戦士君、腹を括って欲しい。
今から天が我々に試練を与える。』


「ちょっと待つのだー!!!
こんなスピードで走ってる最中に偽札噴射したら
事故るに決まってるのだーー!!」


  「前後をトラックに挟まれたな…
  減速は却って危険かも。」


「はわわわ!
唐突なトラック要素!
どこの糞ラノベっすかね!
リン兄ちゃん!
せめてサービスエリアまで我慢して欲しいのだ。」


『ふっ、無駄だ。
時が必ずしも己の味方とは限らないのだからな。』


「コイツ、ウンコ漏らし以下の偽札野郎の分際で何をイキってるんすかね?
ねえ、我慢出来ないのだー?」


『10・9・8・7。』


「カウントやめろなのだーーー!!!」


  「6♪」


『5♪』


  「4♪」


「何で楽しそうなの!!
何でコイツラ楽しそうなの!」


『3♪』


  「2♪」


『1♪』


「『ゼロ♪』」


《37億6548万0000円の配当が支払われました。》




『くっ、かつてない質量が来るッ!!』


  「対ショック姿勢ーーーッ!!!!!!」


「ひ、ひええええええええええ!!!」


…ふう。
この能力がカネを出す能力で良かった。
俺が水系のスキル使いなら車内で溺死していたかもな。


『ヒロノリさん!』


  「運転席は無事!
  だが直進が困難な重量増加!
  姫路SAに到着次第、アクセルに挟まった紙幣を除去する!」


「ごぼぼぼぼ!」


『光戦士君!!!
この手に掴まれ!!』


「がぼっ ごほっ」


『無事か!?』


「ハアハア!
偽札で溺死するところだったのだ。
ダーウィン賞を受賞するには、まだボクは若すぎるのだ。」


『すまないな。
こんなにカネが増えるなんて想定外だった。
聖徳太子め、加減を知らんと見える。』


「首まで偽札に埋まって、やや呼吸が苦しいのだ。」


『腕を胸の前に回して肺を守りなさい。
窒息するぞ!』


「ドライブ中では中々聞けない台詞っすね。」


『私が紙幣を押し返すから、こっちに来なさい!』


「ハアハア。
地球で能力バトルするのはノーセンキューなのだ。」


『大丈夫、鉄系の能力者は穏健派だから。』


「その口ぶりだと過激派の能力者も居るんすかね。
なるべくボクに近づけないように配慮して欲しいのだ。」


『…前向きに善処することを検討する。』


「あ! 漫画で散々見てきた悪い伏線!
これはボクにとばっちりが来るパティーン!」


俺は光戦士を抱きかかえながらカネを後部座席に移す。
予想以上に車内が紙幣塗れな為、寺之庄はSAへの立ち寄りを断念。
(停車した車内を見られたら、絶対にトラブルが発生するからね。)
備前牛窓のグランピングコテージを直接目指す。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


【所持金】

33億7900万0000円
  ↓
313億7900万0000円
  ↓
351億4448万0000円
  ↓
71億4448万0000円
  ↓
65億8448万0000円


※合計280億円を預託との報告
※配当37億6548万0000円を取得
※元本280億の確認。
※配当用の5億6000万円を別途保管


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



牛窓のコテージに飛び込むなり、俺達は車から転がり落ちる。
服の隙間に紙幣が入り込んで気持ち悪い。


「はあはあ。
死ぬかと思ったのだ。」

「確かに。
あんなにハンドルを取られたのは生まれて初めてだよ。」


『すみません。
17時前後には乗り物に乗らないように致します。』


「うう、パンツに偽札が入って気持ち悪いのだ。」


『すまんな。
シャワーを浴びて身を清めなさい。』


「背中取ってー。」


『ああ本当だ。
後ろにも紙幣が貼り付いてるな。』



俺達は身体に付着した紙幣を剥がし合うと、シャワーを念入りに浴びてベッドに倒れ込んだ。




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


【激論】 ホモも浮気に該当するのか?  [雑談]

※この配信では「たぬきの葉っぱ」で匿名コメントができます


「ハァーーー。」


「お姉様。
配信始まってるニャよ。」


「あ、ゴメン!

る、ルナルナの夜猫の…
ゴメン噛んだ!」


「オイオーーイ。
何年配信やってるニャ。
素人さんじゃニャいんだから…
気持ち、切り替えてくよ!」


「…はい!」


「三橋ー!
一旦入り直すニャ!」


  「オッケーでーす!」


【この配信は終了しました】



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【激論】 ホモも浮気に該当するのか?  [雑談]

※この配信では「たぬきの葉っぱ」で匿名コメントができます


「どうもー。
夜猫@の夜更かし担当!
相模の獅子ッ!!
ルナルナ@貫通済でーーす!!!

FANZAアダルト動画ランキング週間1位ッ!
みんなのおかげで取れたよー!
ありがとー♥」


「どもニャー♪
夜猫@のニャンニャン担当!
仰げば尊と恩師ッ!
奈々ちゃんでーーす!!!

ニャンニャンニャンニャニャンがニャン♥」


「はいっ、と言う訳で!」


「ほいさぁ。」


「今日はねー。
徹底討論したいと思います。」


「タイトルが既に不穏だニャ。
結論から言うニャ。
奈々ちゃんはストライクゾーン厳し目審判なので
ホモは浮気認定します。」


「あ、そうなんだ。
意外。
奈々ってそこら辺寛容だと思ってた。」


「自分が同性愛を楽しむのは正義。
彼氏がホモるのはギルティ!」


「昨日ビアンバー行った時、アンタノリノリだったもんね。」


「10代の頃から通ってるニャ♥」


「ウ↑チ↓ねえ、ああいう所は合わないと思ってたけど。
案外悪くなかった。
昨日の子が受け入れてくれたからかなあ。」


「ルナお姉様は長身で有名人だから、ビアンプレミアムが付くニャ!」


「いらねえww」


「ってまた話が脱線したニャ。
お姉様はホモ肯定派?」


「いやーー。
ホモ浮気って、レディコミとかじゃ散々見て来たのね?
個人的には大好物な展開だし、何冊かそういう漫画も買ったことあるのよ。」


「まあ、ド定番だニャ。」


「ただねー。
それが自分の身に振り掛かるとは思ってなくて…
正直に言うね。
感情が処理できない。」


「処理も何も、許せるか許せないかだけニャ。」


「いや、勿論許せないよ。
ダーリン様がウ↑チ↓以外とイチャつくのは殺意止められない。

ただねー。
ウ↑チ↓は、BL結構好きだから。
だから、リアルにホモセックスを見学したいって欲求も殺意と同じくらいある。」


「はい、鷹見さんは情緒をもう少しコントロールしましょう。」


「いきなり教員に戻るなしw

まあいいや。
女はみんなBL好き。
そういうことで。」


「奈々ちゃん、そうでもないニャ。」


「おっ、嫌いを明言したという事は素質あるよ。」


「とくさん理論やめーニャww」


「奈々とはねぇ。
結構性癖の相性いいんだけど。
BLに対する価値観だけは合わない。」


「お姉様、コメ欄荒れるからやめてー。
またサーバー落ちたら、ふわっち運営に怒られるニャ。」


「コメ欄閉鎖出来ないかな。
流れが早すぎて見えねーよ。」


「どっちがタチでどっちがネコって質問が多い。」


「その回答、100万回はしたぞ?」


「正解はファンティアの貢ぎマゾプランの中でのみ明かされるニャ。
勿論、実演動画付き。
月々たったの1万円♥
プロフィール欄のURLから申し込めニャー♪」


「このビジネススキームを考えた奈々は天才だわ。
伊達に教員免許持ってない。」


「ふっふっふー。
これが文科省が認めた恩師力なのニャよ♪
奈々ちゃん流奥義!
女教師電脳誘惑課金推奨の術!」


「まんまじゃねーかww」


「オンシー♪ オンシー♪
ツクツクオンシー♪」


「今日も飛ばしてんなーw」


「いや、奈々ちゃんこういう激論系
結構楽しめる人ニャのよ。」


「教壇ではさらっと流してたけどな。」


「授業じゃ省エネ。
ホスクラとかクラブとかでは全開♥
それが労働者のジャスティスだニャ♪」


「で? 激論するの?」


「ホモは浮気。
 Q.E.D.」


「激論終わっちまったじゃねーかww」


「トイチがね。
例によって悪いんですよ。
もうこれは確定的に明らかなんですニャ。」


「うーーーーん。
相手が女なら、素直にそう思えたんだけどねー。
今回は判断に迷ってます。

相手の子がねぇ。
コラボ予定相手だし。
まさしくさっきカネ受け取ったばかりだしねー。」


「何ならこの配信場所。
金本社長に貸して貰ってるニャ。
照明が常備されてる部屋ってかなりありがたいニャ。」


「社長ー。
グチグチ言ってすみませーーん。」


  「ええよー、しゃーない。
  気持ちはわかるわ。」


「今聞こえた声が、このスペースのオーナーであられる金本社長ニャ。
先日告知した光戦士コラボの打ち合わせをさっきまでしていたところニャ。」


「有名だからみんな知ってると思うけど
ずんだもんのコスしてる子と今度コラボします。
今、撮ってる部屋はその子の家の配信部屋ね。
URL貼ってるから、是非チャンネル登録してあげて下さい。」


「オニャシャス!」


「それでねー、もうスクショ貼るけど。
ウ↑チ↓がね?
コラボ配信の為に光戦士クンに通話掛けたのよ…」


「アレはびっくりしたニャ。」


「三橋ー。
スクショちゃんと貼れてる?
お、反映された。
これなんですわ。」


「奈々ちゃん、脳がバグって状況を理解出来なかったニャ。」


「ウ↑チ↓も、普通にフリーズした。

だって見て下さいよ、これ!
男同士で同じベッドで寝て、しかも髪の濡れ具合的に風呂上り!」


「絶対ヤッてるニャ。」


「ヤッてるかなー?」


「どうみてもヤリまくりだニャ。
爛れた肉体関係確定だニャ。」


「だよねー。
どう見ても、ヤッテるわ。
最低でもフェラはしてる。」


「わかる!
確定的に明らかニャ!」


「見てよ奈々。
このダーリン様の優しい笑顔。
ウ↑チ↓、こんな表情して貰った事1回もないよ!
あの人ねー。
いっつもウ↑チ↓を犯罪者でも見るような目で見てくるからね。」


「奈々ちゃんなんて、殺処分前の乞食野良猫を見る目で見られるニャ!」


「それなのに、光戦士クンと乳繰り合ってる時はこの笑顔ですよー。
冗談抜きで脳が破壊されますよー。」


「どっちが攻めニャ?」


「え!?
いや…
認めたくはないけど、ダーリン様が受けでしょ。
情けない話だけど。」


「いやいや、そんニャに悲観することはないニャ。
トイチはインポ野郎だから渋々ケツ穴を広げてるニャ。」


「あー辛ェー
マジ辛ェーわ。
自分の男には攻め側であって欲しい。
でもダーリン様は糞ホモインポ野郎だからなぁ。
仕方ないか。」


「何度も同じ質問して悪いけど
お姉様はあんな奴のどこがいいニャ?」


「全部♥」


「うっわw 牝の顔になったww」


「あの人、格好良くない?」


「はい、鷹見さんは視力検査の再検査を受診して来てくださーい。」


「ええ!?
駄目かなあ。」


「お姉様。
タイトル忘れてるニャ。
激論、だニャ。」


「むーー。」


  『なあ鷹見。
  俺、眠いんだけど。
  もう画面切っていか?』


「駄目ー。
折角、久しぶりに逢えたんだから
寝るまでずっとこうしてて♪

はーい、特別ゲストの遠市厘様でーす。
愛してまーす。

でも、死ね♥」


「お姉様。
ここ金本社長のご自宅だから。
少しは自粛しなくちゃ駄目ニャ。」


「えー、やだー。
自粛やだー。
このままここでダーリン様と添い寝ちゅるー♥」


「この後、新宿のプチライブで終わりだから。
明日はオフだから。
最後まで頑張ろうニャ!」


「あー、そうだった。
この後3曲歌わなきゃだ。

ねえ、奈々。
メスガキ太鼓の振り付け覚えた?」


「動作は覚えたけど、再現する自信がないニャ。
今夜は歌い切ることに専念するニャ。」


「だな。

あ、ダーリン様♪
今日ねー、ウ↑チ↓新宿でステージに立つんスよ♡」


  『へー、凄いじゃん。
  頑張ってね。』


「はいっしゅ♥
がんばるぞい♪」


「この女、見た目に寄らず男には全力で媚びるスタイルだニャ。」


「それでねー。
話を戻すと、ホモが浮気かって裁判です。」


「判決。
有罪、死刑、罰金5000兆円の刑ニャ。」


  『先生、勘弁して下さいよ。
  まだ1兆にも到達してないんですよ。』
  

「脳がバグる回答やめーニャ。」


「ねえ、奈々。」


「んー?」


「ホモは特例扱い出来ないかな?」


「ホモを甘やかしたらホモ塗れになって世界が滅びるニャ。
大抵の国家や宗教で禁止される理由ニャ。」


「流石は社会科教師♪」


「えっへんニャ♥

おい、トイチ。
オメーの宗教でホモはどう規定されてるニャ?」


  『特に戒律にはないんですけど。
  歴代の大主教が《好ましくはない》との公式見解を出してますね。』


「へー、禁止はされてないんスね。
じゃあ、レズはーw?」


  『え? 普通に死刑だけど。』


「え!?」


「え!?」


  『ん?』


「いや、男と女で扱いが違い過ぎないッスか?
その、もうちょっと手心というか。」


「…今、恐ろしい女性弾圧の実態を目撃したニャ。」


  『いや、私が決めた戒律ではないんですよ。
  長い歴史の中で自然にそうなったというか…
  たまたま異世界ではですね。
  そういう社会的コンセンサスが生まれた
  というだけであって。
  別に地球に適用する気はありませんよ?
  近年では大抵の国で執行はされてませんから。』


「大抵の国で、というのがポイントッスね。」


「ああ、これトイチは平然と適用して来るつもりニャ。」


  『あはは、私しませんよー。』


「お姉様、気を付けるニャ。
コイツが言質取らせないように喋ってる時は何か企んでる時ニャ。」


「あーん♥ 
そういうクールなダーリン様ちゅき♥」


「色ボケやめーニャ。」


「はいはい。
たまにはいいじゃん。
ウ↑チ↓も修羅場が続いたしさあ。
たまにはチ●ポ成分補給しないと死ぬんだよー。」


「昨日ビアンバーに連れてってあげたニャ。」


「文字通り埋め合わせになってねーw」


「確かに、牝が何匹居たところで心もマ●コも埋まらないニャ。」


「それはそうとダーリン様。
戒律改正って出来ないんスか?」


  『え? どうだったかな。
  司教選挙の前後に全教区会議があるんだけど。
  多分、その時の議題に挙げれば…
  その次の選挙で争点になることもあるんじゃない?
  知らんけど。』


「いや!
不安ですよ!
改正しておいて下さいよ!」


  『うーーん。
  宗教の戒律ってポンポン変わるものじゃないからなぁ。
  昔は条文解釈1つで宗教戦争が起こってたらしいし。
  日本国憲法よりも改正難しいんじゃない?』


「この他人事感ひでえ。

じゃあホモも厳罰化しなよー!
でもホモセは見たーい!!
ダーリン様がホモセしてる現場を見学させて下さい!」


  『いや、俺はホモじゃないし。』


「またまたーーww」


「股股ーーーww」


「ここだけの話、フェラくらいするでしょ?」


「あんなにイケメンを侍らせて
1回もホモセをしてないのは異常者ニャ!」


  『だから。
  男は男をそういう目で見ないって。
  少なくとも、俺はホモの人ってまだ見た事はない。』


「異議あり!
でも今、全世界でLGBT運動があれだけ盛んっスよ!?
デモ行進にもホモの男の人がいっぱいいるじゃないッスか!」


「ホモビデオとかもガンガン売れてるニャ!」


  『そういう人たちも時間が経てば
  落ち着いて普通に結婚するんじゃね?』


「うおっ!
この小並回答!!」


「トイチは昔からこういう可愛気のない奴ニャ!」


  『えー。 
  私ってそんなに可愛気ないですかねえ。』


「ショタとベッドで抱き合いながら通話する奴は絶許ニャ。」


  『いやー、誤解なんですよ。
  光戦士君の髪を乾かしてたら
  ベッドが狭いからたまたまそう見えたのでしょう。』


「ホモか!!!」


「ホモホモホモ!!!」


  『2人共落ち着いて。』


「オマエは死刑ニャー!!」


「やっべ、これBLで100万回くらい見た導入だわ。
やっべ、ちょっと見学してみたい。」


「お姉様! 目を覚ますニャ!!」


「まあ、ダーリン様には色々言いたい事もありますケド…
今晩のライブ終わったら名古屋に顔出させて下さいよ。」


  『あ、ゴメン。
  あの後大阪に移動したんだ。
  光戦士君のご実家に挨拶したかったし。』


「挨拶!? 挨拶!?
ホモ婚!? ホモ婚!?」


「オマエもうその路線で選挙出ろニャ!」


  『いや違うよ。
  光宙のこともあるし
  挨拶なしで大阪に滞在する訳にもいかないでしょ。』


「ウ↑チ↓のイベントには顔出してくれなかった癖に。」


「ケーキ差入でお姉様は淡い期待を抱いてたニャ!」


  『いや、その日は私も主催イベントあったんですよ。
  知ってれば日をずらすなり配慮はしましたけど。』


「これもねー。
ダーリン様がスマホ持ってないのが悪いんスよ。
何スか、口座も住所もスマホも無いって。」


「反社、異常者、敗北者!
取り消せよハァハァ(作り声)」


「スマホ買う予定ないんスか?」


  『…な、無いよ。』


「あ! 今の反応怪しい!!
浮気! 浮気!!」


「今の間はトイチが誤魔化す気満々の時の反応ですニャ。
天知る地知る恩師知る!!」


  『うーーん。
  いや、本当に買わないですよ。
  口座ないから契約出来ないし。

  じゃ、光戦士を寝かせてやりたいから通話切りますね。
  おやすみなさい。』


「あ! ちょ!!」


「最後の最後まで熱いホモムーブだったニャ!!」


「ふーーーー。 (怒りを噛み殺した溜息)
以上、特別ゲストの遠市厘様でしたー。
はくしゅー。」


「パチパチパチー♪
ってするか!」


「うお、いきなし切れんなww」


「もうアイツとは別れニャ。」


「や!」


「ホモは浮気、LGBTは糞。
そして大麻は無害!」


「…逢いたい。
逢いた過ぎて病みそう。
ホモセ見たくて病みそう。」


「想いは歌に込めろニャ!」


「お仕事に誘導する指導者の鑑よ。」


「恩師力ニャ!」


「じゃあ、そろそろ移動しますか?」


「よっぴー、車回せニャー。」


  「機材全てOKです。
  いつでも発進出来ます。」


「サンキュー、配信終わったらそのまま乗り込むわ。」


「今日も盛り上がったニャ。」


「何かねー。
真面目に配信しない方が同接増えるって気付いた。」


「皆が見たいのは脚本や企画じゃなくて、生のお姉様ニャ。」


「…認めるしかないね。
ほら、同接がヤバいことになってます。」


「うっわ。
コメ欄、バグってるニャ?」


「やっぱりダーリン様が出演したら一気に盛り上がるね。
あの人、ヒールとしては最高の存在だと思う。」


「あそこまで女をイラつかせる事が出来るのは才能ニャ。」


「実際問題ね?
性的な話題の時は皆が切り抜き動画を上げてくれるのよ。
フェミ界隈が案外数字持ってる。」


「あれ工作でしょ?
身内同士でRTし合ってるだけニャ。」


「いやあ、まとめサイトで結構バズるんだわ。
で、そこからyahooのトップページに掲載されるコンボ。
運が良ければ地上波でも話題にしてくれるしね。」


「お姉様も元はそのルートでバズったニャ。」


「そうそう。
今夜のプチライブも結局地上波でウ↑チ↓を知ってくれた社長さんのテナントだしね。」


「ん?
そろそろ時間ニャ?」


「あ、悪い悪い。
もう配信切るわ。

じゃあ、みんな。
これから深夜ライブ行ってきます。
ライブって言っても3曲だけだけどね。」


「それじゃあ養分共!」


「せーの!」


「「宿題やったか?」」


「「飯喰ったか?」」


「「風呂入ったか?」」


「「歯あ磨いたか?」」


「「糞して寝ろ!」」



「…このエンディング、受けるかニャー?」


「わかんね。
どのみちエンディングの弱さは問題視されてたし
地道にABテストで改善していくしかないでしょ。

それじゃあ金本社長も本日はありがとうございました。」


「ありニャー♪」


  「いやいや、通販のURLも貼ってくれてありがとうね。
  早速売れましたわ。」


「お役に立てて何よりです。
これからもガンガン宣伝しますので」


「炎上商法なら任せろニャ
バリバリ―♪」


「はい、最後にもう一度URL貼りまーす。
キャラ菓子誕生日プレゼントには是非!
洋菓子のカネモトをお願いしまーす。
収録地は神奈川と記載しておりますが、社長のお兄様が大阪で総本店を営んでおられます。

大ヒット商品、安倍晋三追悼記念クッキーが買えるのは総本店だけ!
御近郊の方は是非お立ち寄り下さいませ!」


「右翼にも左翼にも配慮した
テコンダー朴なみの全方位配慮商品ニャ!」


「現在、金本社長には夜猫@クッキーをデザインして頂いてますので!
完成次第、イベント参加プレゼントにしていきます!
楽しみにしててねー。」


「それじゃあみんニャ♪」


「今日はありがと♥」


「まったねー♪」


「まったニャー♥」



【この配信は終了しました】




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇




【名前】

遠市・コリンズ・厘



【職業】

神聖教団 大主教
東横キッズ
詐欺師



【称号】

女の敵



【ステータス】 (地球上にステータス閲覧手段無し)

《LV》 12
《HP》 慢性的満身創痍
《MP》 万全
《力》  女と小動物なら殴れる
《速度》 小走り不可
《器用》 使えない先輩
《魔力》 ?
《知性》 悪魔
《精神》 吐き気を催す邪悪
《幸運》 的盧

《経験》 36829

本日取得 0
本日利息 3946

次のレベルまでの必要経験値4121

※レベル13到達まで合計40950ポイント必要
※キョンの経験値を1と断定
※イノシシの経験値を40と断定
※うり坊(イノシシの幼獣)の経験値を成獣並みと断定
※クジラの経験値を13000と仮定
※経験値計算は全て仮説



【スキル】

「複利」 

※日利12%
下2桁切り上げ 


【所持金】

65億8448万0000円


【所持品】

jet病みパーカー
エモやんシャツ
エモやんデニム
エモやんシューズ
エモやんリュック
エモやんアンダーシャツ 
寺之庄コインケース
奇跡箱          
コンサル看板 
荒木のカバン  
天空院翔真写真集vol.4  


【約束】

 古屋正興     「異世界に飛ばして欲しい。」
 飯田清麿     「結婚式へ出席して欲しい。」
〇         「同年代の友達を作って欲しい。」
          「100倍デーの開催!」
×         「一般回線で異世界の話をするな。」
          「世襲政権の誕生阻止。」
〇後藤響      「今度居酒屋に付き合って下さい(但しワリカン)」
          「大阪を滅ぼさないで下さい!!!」
          「空飛ぶ車を運転します!」
 江本昴流     「後藤響を護って下さい。」
          「遠市王朝の建国阻止。」
×弓長真姫     「二度と女性を殴らないこと!」
×         「女性を大切にして!」   
〇寺之庄煕規    「今度都内でメシでも行きましょう。」
×森芙美香     「我ら三人、生まれ(拒否)」
×中矢遼介     「ホストになったら遼介派に加入してよ。」
          「今度、焼肉でも行こうぜ!」
〇藤田勇作     「日当3万円。」
〇堀田源      「トイレコインの使い方を皆に教えておいて。」
〇山田典弘     「一緒にイケてる動画を撮ろう。」
〇         「お土産を郵送してくれ。」
          「月刊東京の編集長に就任する。」
 楢崎龍虎     「いつかまた、上で会おう!」
 警視庁有志一同  「オマエだけは絶対に逃さん!」
×国連人権委員会  「全ての女性が安全で健(以下略)」
〇安宅一冬     「浅草寺周辺を一緒に散策しましょう。」
 水岡一郎     「タックスヘイブンの利用・移住をしないこと。」
×平原猛人     「殺す。」
          「鹿児島旅行に一緒に行く。」
          「一緒にかすうどんを食べる」
 車坂聖夜Mk-II   「世界中の皆が笑顔で暮らせる、優しい世界を築く」
 今井透      「原油価格の引き下げ。」
〇荒木鉄男     「伊藤教諭の墓参りに行く。」
 鈴木翔      「配信に出演して。」 
×遠藤恭平     「ハーレム製造装置を下さい。」
〇         「子ども食堂を起ち上げる。」
〇田名部淳     「全財産を預けさせて下さい!」
 三橋真也     「実は配信者になりたいので相談に乗って下さい。」 
 DJ斬馬      「音楽を絡めたイベントを開催する際、日当10万で雇用する。」
 金本宇宙     「異世界に飛ばして欲しい。」
 金本聖衣     「同上。」
 天空院翔真    「ポンジ勝負で再戦しろ!」
 小牧某      「我が国の防諜機関への予算配分」
 阿閉圭祐     「日本国の赤化防止」
 坊門万太郎    「天空院写真集を献納します!」
 宋鳳国      「全人類救済計画に協力します!」

〇木下樹理奈    「一緒に住ませて」

×松村奈々     「二度と靴は舐めないにゃ♥」
〇         「仲間を売るから私は許して♥」

〇鷹見夜色     「ウ↑チ↓を護って。」
〇         「カノジョさんに挨拶させて。」
〇         「責任をもって養ってくれるんスよね?」

×ヒルダ・コリンズ 「芋羊羹…。」
          「王国の酒…。」
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×         「ポン酢で寿司を喰いに行く。」
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