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ファーストアタック2
平穏な日常がほころび始めたのは、きっとその日だった。
名前のつかない埋もれた日々に起きた些細なこと。
嫉妬、羨望、悪意、恨み、反感……。
同じ年ごろの、しかも頂点で競い合うような優秀な男子が集まっていれば、様々な負の感情が沸き起こり、それに支配され、どうしようもなく突き動かされる。そういうことがままある――。
空高い秋、放課後の校舎内には、そこかしこから大工仕事の小気味よく釘を打ち付ける音や、発声練習やらが聞こえてくる。
進学校ながら、いや、進学校ゆえに行事ごとも盛んだ。二万人を超える入場者数を誇る天成学園の文化祭を、間近に控えている。大道具に囲まれての授業は、この季節は恒例のものだ。
日の傾き始めた廊下を、雪弥と天陽は生徒会室に向かっていた。雪弥は昨年度の生徒会長で、天陽は副会長だった。
三年の二人は、生徒会は引退しているが、「相談がある」と二年の現生徒会長に呼び出されている。
この時期、相談しなければいけないことがあるとすれば文化祭のことしかない。
雪弥と天陽が校舎内を移動すると、歓声のようなものが上がる。
――うお、藤堂さんと天王寺さんだ。
――氷の女王と、爽やかなイケメンのツートップだ。眼福眼福。
成績首位を維持している雪弥は、陸上でも校内記録を保持している上に、数学オリンピックでも国内入賞を果たしている。
切れ長の目で射抜くように見つめられると、教師でさえも震え上がる迫力がある。
ほとんど崩れることのない表情が、稀に鮮やかな微笑を見せるために、コアなファンがいる。
一方の天陽は、成績は常に二位で、雪弥を追いかける立場にあるが、それよりも雪弥の庇護者たる地位で満足しているらしく、雪弥よりも一回り大きな体で、校内では従者のように雪弥に付き添っている。
こちらは人懐こい笑みを浮かべて絵にかいたような好青年であるために、教師にも生徒にもカラリとした人気があって、しょっちゅう声をかけられている。
雪弥は、生徒会室の前まで来て、おや、と足を止めた。何やら騒がしく言い合いをしている。
「できないと言ったら、できません」
中から聞こえるのは、二年の現生徒会長の声だ。
雪弥は生徒会室のドアを奥に開けた。誰かに呼び止められていたらしい天陽が雪弥に追いついてきた。
ドアを開けるなり、雪弥は注目を受ける。
雪弥の出現で、室内は明るさを増した。誇張ではなく、その場にいたものはそれを感じていた。雪弥にはそういうオーラをまとったようなところがある。
――藤堂先輩だ。
――テンテン先輩もいる。ラッキー。
所狭しと詰めかけた生徒たちが、まるでアイドルでも現れたように、浮足立つ。
「何の騒ぎだ?」
雪弥の声に室内は静まり返る。一瞬で、雪弥は皆の注目を集めている。ややあって、バリトンで返事があった。美声ながら口調は悪い。
「おお! 藤堂ぉ! てめえ、このメガネを何とかしてくれいっ」
雪弥に飛びつかんばかりの勢いで突進してきたのは、文化祭実行委員長の大山大五郎だ。大山が文化祭実行委員を引き連れて生徒会室に乗り込んできたらしい。
大山が生徒会に無理難題を吹っかけにきたのだろう。「このメガネ」と指さされた現会長が気の毒なことに縮こまっている。
雪弥は突進してきた大山のモジャモジャヘアの乗った額をピシャリと平手で叩いた。
「大山さん、またおねだりかよ?」
大山は、もう六年も文実委員長の座に居座っている。年々、理想が高くなり、生徒会に求める予算規模も大きくなっている。
老けて見えるのは、三留しているせいというよりも、もともとの彫の深い顔立ちのせいだろう。
大五郎という厳めしい名前にべらんめえな口調を裏切るように、顔立ちはいかにもハーフで、イタリア人の父親と日本人の母親を持つ。
ちなみに三留しているのは、文化祭にかけているためだ。留年は三回を限度とするために今年卒業せねば退学となってしまう。
そのため今年こそは卒業すると目されているが、本人の意向は明らかになっておらず、進路指導主任を戦々恐々とさせている。
額をはたかれてポカンとした顔をしている大山に向けて、雪弥は今度は嫣然と微笑んでみせる。
――うわあ、藤堂さんが笑った……!
笑みを貼り付かせた雪弥には背中がゾクリとするような怖さがある。造作が整いすぎているために人工的にも見える。
大山は完全に出鼻をくじかれてしまったようだった。
威勢の良かった大山が、借りてきた猫と化している。雪弥を恨めしそうに見ては、気弱な声を出す。
「藤堂ぉ……。金がねンだわ。何とかしてくれや」
雪弥の痕跡をなぞるように額をしつこく撫でながら、大山はそう言った。
雪弥は髭が伸びた大山の顎を指先で掬いあげた。
「ひっ」
大山はビクついた声を上げながらも、雪弥にされるがままだ。雪弥は切れ長の目を細めて大山を見つめた。
「ないって言えば出してくれるって思ってる?」
大山は目を白黒させながら、耳の先まで真っ赤に染めている。文実委員らは、自分たちの親分が雪弥に手玉に取られてるにも関わらず、うっとりと雪弥を眺めていた。
「パ、パンフレットが安っぽくちゃまずいだろ? 天成学園の文化祭だぜ?」
「中身で勝負すればいい。再生紙でも作れるぞ」
「学級新聞じゃないんだからよ。なあ頼むよ」
大山の大きな背中が情けく丸まっている。
「いくら足らないんだ?」
「あとじゅう……」
雪弥は口を開きかける大山の唇に、親指を当てた。
「ひっ」
大山はビクっと唇を閉ざした。タラコのような大山の分厚い唇が雪弥の親指一本で塞がれている。
――はうあっ、藤堂さんの指、尊い
――この猛獣使いっ
「大山さん」
雪弥の囁きに大山はまたもや声を上げた。
「ひっ」
「まさかまた十万だなんて言わないよね?」
そのまま雪弥は大山を見つめて黙り込んだ。室内がシンと静まり返る。誰もが雪弥の手のひらの上に乗せられている。
雪弥は今度は憂い顔をしてみせた。その様子に、大山の喉がゴクリと鳴った。
大山は、雪弥をモデルに絵を描きたい、もう何万回もそう思っており、実際に申し込んでもいるのだが、やんわりと断られ続けている。
雪弥にも、大山が、自分の財布の中身をすっかり流し込んだ挙句に資金援助を申し入れているのはわかっているし、芸術に金銭的な制限を設けるのは野暮の極みだとも理解している。
しかし、すんなりと出すわけにもいかない。生徒会も金がないから困っているのだろう。
雪弥が現生徒会長に視線を送ると、ブンブンと首を横に振って金がないことを告げている。
「そうだね」
雪弥は考え込むように小首をかしげ、しばらくして口を開いた。
「パンフレットを一部千円にしようか?」
「う、売るのか? 今までタダだったものを?」
「売れるものを作ればいい。美術も文芸も載せる。いいな?」
現生徒会長に確認を取ると、ブンブンと今度は縦に首を振っている。
大山が情けない声を出す。
「しかし、元手がないのにどうやるんだ」
雪弥はこともなげに言った。
「天陽が百万円融資する。売り上げで返済するんだ」
天陽が「えっ?」と驚いた顔で、雪弥を見てくるが、雪弥はスルーする。
(仕方ないだろ。俺は金なんか持ってない)
大山は目を輝かせて天陽に飛びついた。その目が期待にキラキラと光っている。
「テテ、テンテン! いいのか?!」
他の委員たちの目も一斉に天陽を見た。どの目も期待に満ちている。
天陽は頬を引きつらせながらも、「おう。まかせとけ!」と答えるほかなかった。
「おお! ありがとう! ありがとう! じゃあ、カラーページを増やせるぞ!」
大山は部屋を飛び出て行った。そのあとを文実委員たちがぞろぞろと追いかけていく。
名前のつかない埋もれた日々に起きた些細なこと。
嫉妬、羨望、悪意、恨み、反感……。
同じ年ごろの、しかも頂点で競い合うような優秀な男子が集まっていれば、様々な負の感情が沸き起こり、それに支配され、どうしようもなく突き動かされる。そういうことがままある――。
空高い秋、放課後の校舎内には、そこかしこから大工仕事の小気味よく釘を打ち付ける音や、発声練習やらが聞こえてくる。
進学校ながら、いや、進学校ゆえに行事ごとも盛んだ。二万人を超える入場者数を誇る天成学園の文化祭を、間近に控えている。大道具に囲まれての授業は、この季節は恒例のものだ。
日の傾き始めた廊下を、雪弥と天陽は生徒会室に向かっていた。雪弥は昨年度の生徒会長で、天陽は副会長だった。
三年の二人は、生徒会は引退しているが、「相談がある」と二年の現生徒会長に呼び出されている。
この時期、相談しなければいけないことがあるとすれば文化祭のことしかない。
雪弥と天陽が校舎内を移動すると、歓声のようなものが上がる。
――うお、藤堂さんと天王寺さんだ。
――氷の女王と、爽やかなイケメンのツートップだ。眼福眼福。
成績首位を維持している雪弥は、陸上でも校内記録を保持している上に、数学オリンピックでも国内入賞を果たしている。
切れ長の目で射抜くように見つめられると、教師でさえも震え上がる迫力がある。
ほとんど崩れることのない表情が、稀に鮮やかな微笑を見せるために、コアなファンがいる。
一方の天陽は、成績は常に二位で、雪弥を追いかける立場にあるが、それよりも雪弥の庇護者たる地位で満足しているらしく、雪弥よりも一回り大きな体で、校内では従者のように雪弥に付き添っている。
こちらは人懐こい笑みを浮かべて絵にかいたような好青年であるために、教師にも生徒にもカラリとした人気があって、しょっちゅう声をかけられている。
雪弥は、生徒会室の前まで来て、おや、と足を止めた。何やら騒がしく言い合いをしている。
「できないと言ったら、できません」
中から聞こえるのは、二年の現生徒会長の声だ。
雪弥は生徒会室のドアを奥に開けた。誰かに呼び止められていたらしい天陽が雪弥に追いついてきた。
ドアを開けるなり、雪弥は注目を受ける。
雪弥の出現で、室内は明るさを増した。誇張ではなく、その場にいたものはそれを感じていた。雪弥にはそういうオーラをまとったようなところがある。
――藤堂先輩だ。
――テンテン先輩もいる。ラッキー。
所狭しと詰めかけた生徒たちが、まるでアイドルでも現れたように、浮足立つ。
「何の騒ぎだ?」
雪弥の声に室内は静まり返る。一瞬で、雪弥は皆の注目を集めている。ややあって、バリトンで返事があった。美声ながら口調は悪い。
「おお! 藤堂ぉ! てめえ、このメガネを何とかしてくれいっ」
雪弥に飛びつかんばかりの勢いで突進してきたのは、文化祭実行委員長の大山大五郎だ。大山が文化祭実行委員を引き連れて生徒会室に乗り込んできたらしい。
大山が生徒会に無理難題を吹っかけにきたのだろう。「このメガネ」と指さされた現会長が気の毒なことに縮こまっている。
雪弥は突進してきた大山のモジャモジャヘアの乗った額をピシャリと平手で叩いた。
「大山さん、またおねだりかよ?」
大山は、もう六年も文実委員長の座に居座っている。年々、理想が高くなり、生徒会に求める予算規模も大きくなっている。
老けて見えるのは、三留しているせいというよりも、もともとの彫の深い顔立ちのせいだろう。
大五郎という厳めしい名前にべらんめえな口調を裏切るように、顔立ちはいかにもハーフで、イタリア人の父親と日本人の母親を持つ。
ちなみに三留しているのは、文化祭にかけているためだ。留年は三回を限度とするために今年卒業せねば退学となってしまう。
そのため今年こそは卒業すると目されているが、本人の意向は明らかになっておらず、進路指導主任を戦々恐々とさせている。
額をはたかれてポカンとした顔をしている大山に向けて、雪弥は今度は嫣然と微笑んでみせる。
――うわあ、藤堂さんが笑った……!
笑みを貼り付かせた雪弥には背中がゾクリとするような怖さがある。造作が整いすぎているために人工的にも見える。
大山は完全に出鼻をくじかれてしまったようだった。
威勢の良かった大山が、借りてきた猫と化している。雪弥を恨めしそうに見ては、気弱な声を出す。
「藤堂ぉ……。金がねンだわ。何とかしてくれや」
雪弥の痕跡をなぞるように額をしつこく撫でながら、大山はそう言った。
雪弥は髭が伸びた大山の顎を指先で掬いあげた。
「ひっ」
大山はビクついた声を上げながらも、雪弥にされるがままだ。雪弥は切れ長の目を細めて大山を見つめた。
「ないって言えば出してくれるって思ってる?」
大山は目を白黒させながら、耳の先まで真っ赤に染めている。文実委員らは、自分たちの親分が雪弥に手玉に取られてるにも関わらず、うっとりと雪弥を眺めていた。
「パ、パンフレットが安っぽくちゃまずいだろ? 天成学園の文化祭だぜ?」
「中身で勝負すればいい。再生紙でも作れるぞ」
「学級新聞じゃないんだからよ。なあ頼むよ」
大山の大きな背中が情けく丸まっている。
「いくら足らないんだ?」
「あとじゅう……」
雪弥は口を開きかける大山の唇に、親指を当てた。
「ひっ」
大山はビクっと唇を閉ざした。タラコのような大山の分厚い唇が雪弥の親指一本で塞がれている。
――はうあっ、藤堂さんの指、尊い
――この猛獣使いっ
「大山さん」
雪弥の囁きに大山はまたもや声を上げた。
「ひっ」
「まさかまた十万だなんて言わないよね?」
そのまま雪弥は大山を見つめて黙り込んだ。室内がシンと静まり返る。誰もが雪弥の手のひらの上に乗せられている。
雪弥は今度は憂い顔をしてみせた。その様子に、大山の喉がゴクリと鳴った。
大山は、雪弥をモデルに絵を描きたい、もう何万回もそう思っており、実際に申し込んでもいるのだが、やんわりと断られ続けている。
雪弥にも、大山が、自分の財布の中身をすっかり流し込んだ挙句に資金援助を申し入れているのはわかっているし、芸術に金銭的な制限を設けるのは野暮の極みだとも理解している。
しかし、すんなりと出すわけにもいかない。生徒会も金がないから困っているのだろう。
雪弥が現生徒会長に視線を送ると、ブンブンと首を横に振って金がないことを告げている。
「そうだね」
雪弥は考え込むように小首をかしげ、しばらくして口を開いた。
「パンフレットを一部千円にしようか?」
「う、売るのか? 今までタダだったものを?」
「売れるものを作ればいい。美術も文芸も載せる。いいな?」
現生徒会長に確認を取ると、ブンブンと今度は縦に首を振っている。
大山が情けない声を出す。
「しかし、元手がないのにどうやるんだ」
雪弥はこともなげに言った。
「天陽が百万円融資する。売り上げで返済するんだ」
天陽が「えっ?」と驚いた顔で、雪弥を見てくるが、雪弥はスルーする。
(仕方ないだろ。俺は金なんか持ってない)
大山は目を輝かせて天陽に飛びついた。その目が期待にキラキラと光っている。
「テテ、テンテン! いいのか?!」
他の委員たちの目も一斉に天陽を見た。どの目も期待に満ちている。
天陽は頬を引きつらせながらも、「おう。まかせとけ!」と答えるほかなかった。
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