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始まり
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今は助けた2人の話を聞いている。
内容はこうだ
少女の名前はアンドレア・ラル・セルバドリア、イリフという騎士はアンドレアの筆頭護衛騎士の代理なのだそう。
そして、アンドレアの言う私への依頼とは近くの街ヘレンドアまで護衛すること、本当にただそれだけだった。
私自身に特に利が無いので断ろうかと思っていると
『マスター、教会へは行かなくてよろしいので?あの家を出る時、街で寄って行かれませんでしたよね』
そういえばそうだ、よし条件をつけよう
「依頼やるなら、条件をつけるよ」
「聞かせてください」
「わかった、まず、護衛期間中私の食料の保証をすること、街に入ったら、私には関わらないこと。この2つが条件」
「わかりました。食べ物は任せてください。2つ目ですが、恩返しのためにも街での保証人にならせてください。」
この子はホントなんであの時隠れたんだか…まぁ、そっちから言い出してくれるなら願ったり叶ったり…だよね?「シス」
『よろしいのではないでしょうか、とりあえず街に入ってからでも能力の確認は遅くないと思われます』
そっか…そうだね
「わかった、じゃぁその依頼受けるよ。よろしくね」
「ありがとうございます!改めましてわたくしのことはアンドレア・ラル・セルバドリアと申します。アンドレアとお呼びください。」
「私はアルミナ、よろしくねアンドレア。…あと、少しだけよろしくするよイリフさん」
はっきり言ってよろしくなんてしたくないが、あくまでこれから仕事なのだから仕方がない
「…あぁ…足を引っ張ったら承知せんぞ」
「イリフっ!申し訳ありません、アルミナ様」
「いいよ、別に。そこまで長い付き合いにもならなさそうだしね」
そんなこんなで街までの護衛が始まった。騎士の方からあからさまな嫌がらせが何度かあったりはしたが、盗賊や動物が襲ってくることはなかった
「アルミナ様、あれがヘレンドアです」
アンドレアに声をかけられ前を見ると外壁から三角屋根が覗いていた
「へぇ、街ってあんな感じなんだね。」
夢みたファンタジーがそこにあると思うと少しワクワクしてきた
「貴様なんて必要なかったな。」
横からなにか聞こえた気がしたが無視をしあと少しの道のため気を引き締める
そのまま30分ほど歩いていると
「着きましたね!ではあちらの門から入りましょう」
「あっちの門とは何か違うの?」
私が見た方には馬車や人が並ぶ門があった
「そんなことも知らんのか」
「…イリフ…はい、あれはひとつが市民や冒険者が使用する門、その奥が馬車や商人が主に使用する門になっています」
「へぇ、じゃぁこっちは?」
「こちらは貴族が使用する門になります。要人が通る為、警備がより厳重になっていますね」
なるほど、だからこんなにも人数の差がうまれるのか
「本日は少し市民街の方が賑わっているようですね。」
「あれが普通じゃないの?」
市民が使うらしい門の方は長蛇の列ができている
「はい、どこの街もこのくらいの時間であれば門兵が暇を感じるくらいには誰も通りませんし何もありません」
「へぇ、まぁそりゃそうか、毎日あれじゃ大変だもんね」
「そうですね、あ、そろそろ入りましょうか」
アンドレアが手続きを行い、入る前にそれぞれ水晶に手を乗せてから門をくぐった
目の前に拡がったのはレンガ造りの建物や大きな噴水、賑やかな市民だったり中には獣人らしき人も見受けられた
「すごいね」
「そうですね、ここは賑わっている方ですので。では、アルミナ様街までありがとうございました!」
アンドレアの言葉て別れる
『楽しそうですね、マスター』
「うん、久しぶりに人と関わって少し楽しかったよ」
『それは何よりです』
内容はこうだ
少女の名前はアンドレア・ラル・セルバドリア、イリフという騎士はアンドレアの筆頭護衛騎士の代理なのだそう。
そして、アンドレアの言う私への依頼とは近くの街ヘレンドアまで護衛すること、本当にただそれだけだった。
私自身に特に利が無いので断ろうかと思っていると
『マスター、教会へは行かなくてよろしいので?あの家を出る時、街で寄って行かれませんでしたよね』
そういえばそうだ、よし条件をつけよう
「依頼やるなら、条件をつけるよ」
「聞かせてください」
「わかった、まず、護衛期間中私の食料の保証をすること、街に入ったら、私には関わらないこと。この2つが条件」
「わかりました。食べ物は任せてください。2つ目ですが、恩返しのためにも街での保証人にならせてください。」
この子はホントなんであの時隠れたんだか…まぁ、そっちから言い出してくれるなら願ったり叶ったり…だよね?「シス」
『よろしいのではないでしょうか、とりあえず街に入ってからでも能力の確認は遅くないと思われます』
そっか…そうだね
「わかった、じゃぁその依頼受けるよ。よろしくね」
「ありがとうございます!改めましてわたくしのことはアンドレア・ラル・セルバドリアと申します。アンドレアとお呼びください。」
「私はアルミナ、よろしくねアンドレア。…あと、少しだけよろしくするよイリフさん」
はっきり言ってよろしくなんてしたくないが、あくまでこれから仕事なのだから仕方がない
「…あぁ…足を引っ張ったら承知せんぞ」
「イリフっ!申し訳ありません、アルミナ様」
「いいよ、別に。そこまで長い付き合いにもならなさそうだしね」
そんなこんなで街までの護衛が始まった。騎士の方からあからさまな嫌がらせが何度かあったりはしたが、盗賊や動物が襲ってくることはなかった
「アルミナ様、あれがヘレンドアです」
アンドレアに声をかけられ前を見ると外壁から三角屋根が覗いていた
「へぇ、街ってあんな感じなんだね。」
夢みたファンタジーがそこにあると思うと少しワクワクしてきた
「貴様なんて必要なかったな。」
横からなにか聞こえた気がしたが無視をしあと少しの道のため気を引き締める
そのまま30分ほど歩いていると
「着きましたね!ではあちらの門から入りましょう」
「あっちの門とは何か違うの?」
私が見た方には馬車や人が並ぶ門があった
「そんなことも知らんのか」
「…イリフ…はい、あれはひとつが市民や冒険者が使用する門、その奥が馬車や商人が主に使用する門になっています」
「へぇ、じゃぁこっちは?」
「こちらは貴族が使用する門になります。要人が通る為、警備がより厳重になっていますね」
なるほど、だからこんなにも人数の差がうまれるのか
「本日は少し市民街の方が賑わっているようですね。」
「あれが普通じゃないの?」
市民が使うらしい門の方は長蛇の列ができている
「はい、どこの街もこのくらいの時間であれば門兵が暇を感じるくらいには誰も通りませんし何もありません」
「へぇ、まぁそりゃそうか、毎日あれじゃ大変だもんね」
「そうですね、あ、そろそろ入りましょうか」
アンドレアが手続きを行い、入る前にそれぞれ水晶に手を乗せてから門をくぐった
目の前に拡がったのはレンガ造りの建物や大きな噴水、賑やかな市民だったり中には獣人らしき人も見受けられた
「すごいね」
「そうですね、ここは賑わっている方ですので。では、アルミナ様街までありがとうございました!」
アンドレアの言葉て別れる
『楽しそうですね、マスター』
「うん、久しぶりに人と関わって少し楽しかったよ」
『それは何よりです』
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