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21話 初グループ活動?
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「なんで僕をグループにいれてくれたの?」
グループ分けが終わった後、メンバーそれぞれを知るためにグループに分かれて会話をする時間を設けられた。そのときテルサダがこういってきたのだ。
「なんでってテルサダは友達だと思ったんだけど…他の友達のとこいくかもだから様子見てたんだよ?」
「やだっ 友達ってだけでグループにいれたんですの?」
「ん? ああ。だってそのほうが連携とかとれそうじゃない??」
俺の言葉にユリアは少しあきれたように軽く息を吐いた。
「まあたしかに…まだ1年だものね。強さなんてよほどじゃなければそれほど変わらない…なら連携取れそうな方がいいと…ふむ」
「仲良くやれたほうがきっといいよ」
「それは私も賛成ですぅ~」
どうやらミシュリアも賛成のようでニコニコとうなずいている。グループ分けはすでに終わっているので反対しても変わることはないのだが、テルサダは聞かずにはいれなかったようだ。
「んじゃあ、とりあえず戦闘タイプと得意なこととか話していくか。まず俺から話すな」
そういうとレークイットはみんなの顔を一度見てから自分のことを話し出した。
「自己紹介で言ったとおり得意なものは剣。主に長剣だな。大剣も使えないことはないが重い分隙が多くなるから基本使わない。魔法は風魔法が得意だ他は期待しないでくれ」
「…レークイットはテストで見たままなんだね」
俺とエルサダは顔を見合わせ頷いた。お互いテストのときのことを思い出したんだと思う。
「あら、そこの3人はテスト一緒だったのかしら?」
「そうだよ。ユリアとミシュリアは…ああ女の子達は全員一緒だったっけ」
「そうですよぉ~ ユリアさん魔法強くてうらやましいですぅ~」
「あら、あなただって正確で丁寧だったじゃない。」
「火力がないのでぇ~ それくらいしかできないだけです…」
(なるほどユリアは火力型でミシュリアはコントロールがいいと。覚えておこう)
「テルサダも魔法だっけ」
「うん、火、水、風、光あと生活魔法も使えるよ。その代わり武器の扱いや身体能力が低めかな…」
「あら、結構優秀なのね。私は火、土、風、闇それと時間ね。同じく魔法以外はあきらめて」
「時間魔法?」
「ええ、時間を操れるのよ。たとえば…」
おもむろに自分の杖を取り出したユリアは机の上…50センチくらい上で杖を持つ手を離した。
「あっ浮いてる??」
「残念。私の熟練度だと完全に止めるのは無理だわ。よく見て」
みんなそろって杖を横から眺める。他の人たちからしたら不思議な光景だろう。
「…あっゆっくり落ちてますぅ~」
「うん、時間の流れを緩やかにしただけなの。放置しておいてもそのうち落ちるわよ」
「時間の流れを緩やかに…すごいんじゃね? ほら、たとえば大怪我したときとか時間を遅くしておけば助かるかも…」
レークイットの言葉にみんな驚いている。もちろん俺もだ。自分が使っていない魔法なのによくそんなことを思いついたものだ。
「それはすごいですぅ~ 私回復が得意なんだけど、走るのとか苦手で~ 離れたとこの回復はまだ出来ないからそれまで抑えてもらえると回復がまにあいますよ~」
「そういえばミシュリアは回復が得意って言ってたね」
「はい~ 水、風、土、光後は生活魔法がつかえますぅ~ 運動は皆無です~」
「ん? 風魔法が使えるなら身体強化で行動速度上げれば移動がはやくなるんじゃないか?」
「……知りませんでしたっ レークさん今度教えてくださいな~」
本当に知らなかったようでミシュリアは目を輝かせてレークイットを見つめている。というかこうポンポンと色々思いついて言えるレークイットはこのままこのグループのリーダーになってくれるとありがたい。俺とかそもそも記憶も中途半端だし、自分が使える魔法もわからないくらいだからな。
「ああいいぜ。機動力のある回復とか助かるしな。ところでディビはどうなんだ魔法とか」
「うーん…魔法はまだよくわからないんだよね~ この間魔法は使えたんだけど」
「ああ…あの壁破壊したヤツね」
「あれってたしか…水と風の複合魔法じゃなかったか?」
「複合とか恐ろしい話ね…とりあえず水と風は使えるってことがはっきりしているってことだわ」
レークイットの話を聞いたユリアがあきれ顔だ。普段魔法なんて使っていないのだから仕方がないと思うんだがね?
「あの…全然関係ないんだけど、気のせいかさっきからディビ君目をそらしてばかりだよね?」
「そうなのか…?」
「はい、観察とかするの趣味なんで見てたんですが…」
「まあ…テルサダの趣味はおいておくとして、ディビなんでだ??」
目をそらしながら俺は軽くため息をついた。実は自分のステータスを見てから気になっていた項目があり、そのためにできるだけ目を合わせないようにしていたのだ。少しだけ渋りながら上着のポケットからステータスボードを取り出すと、見せたい場所だけ表示し、それをみんなに見せた。このやり方はステータスボードを作ったときに先生が教えてくれたのだ。
名前 *****
年齢 10歳
性別 男
職業 無し
特性 オートチャーム
『無意識に笑顔や眼力で相手を魅了する。』
特技 家事全般、園芸
称号 縁の下の力持ち、*** ***
戦力 A +
『身体能力A。魔法能力B+。』
スキル 言語理解A。道具理解S。
「なんで名前伏せてるんだっていうか…これか『オートチャーム』」
「他にも隠すべき場所があるきがするのだけど…『オートチャーム』はまずいわね。」
「後でお店で色眼鏡でも買ったらいいんじゃないでしょうかぁ~?」
「色眼鏡?」
「直接目が見えなければ、ましになるかとぉ~」
(なるほど、後で買いに行こう。)
この後みんなの授業の選択の話をした後、次の授業までの間に俺は色眼鏡を買いに行った。あまりにもいろんな色があって迷ってしまったが一番目元が見にくくなる黒いものを選ぶことにした。まあサングラスみたいなやつだね。
グループ分けが終わった後、メンバーそれぞれを知るためにグループに分かれて会話をする時間を設けられた。そのときテルサダがこういってきたのだ。
「なんでってテルサダは友達だと思ったんだけど…他の友達のとこいくかもだから様子見てたんだよ?」
「やだっ 友達ってだけでグループにいれたんですの?」
「ん? ああ。だってそのほうが連携とかとれそうじゃない??」
俺の言葉にユリアは少しあきれたように軽く息を吐いた。
「まあたしかに…まだ1年だものね。強さなんてよほどじゃなければそれほど変わらない…なら連携取れそうな方がいいと…ふむ」
「仲良くやれたほうがきっといいよ」
「それは私も賛成ですぅ~」
どうやらミシュリアも賛成のようでニコニコとうなずいている。グループ分けはすでに終わっているので反対しても変わることはないのだが、テルサダは聞かずにはいれなかったようだ。
「んじゃあ、とりあえず戦闘タイプと得意なこととか話していくか。まず俺から話すな」
そういうとレークイットはみんなの顔を一度見てから自分のことを話し出した。
「自己紹介で言ったとおり得意なものは剣。主に長剣だな。大剣も使えないことはないが重い分隙が多くなるから基本使わない。魔法は風魔法が得意だ他は期待しないでくれ」
「…レークイットはテストで見たままなんだね」
俺とエルサダは顔を見合わせ頷いた。お互いテストのときのことを思い出したんだと思う。
「あら、そこの3人はテスト一緒だったのかしら?」
「そうだよ。ユリアとミシュリアは…ああ女の子達は全員一緒だったっけ」
「そうですよぉ~ ユリアさん魔法強くてうらやましいですぅ~」
「あら、あなただって正確で丁寧だったじゃない。」
「火力がないのでぇ~ それくらいしかできないだけです…」
(なるほどユリアは火力型でミシュリアはコントロールがいいと。覚えておこう)
「テルサダも魔法だっけ」
「うん、火、水、風、光あと生活魔法も使えるよ。その代わり武器の扱いや身体能力が低めかな…」
「あら、結構優秀なのね。私は火、土、風、闇それと時間ね。同じく魔法以外はあきらめて」
「時間魔法?」
「ええ、時間を操れるのよ。たとえば…」
おもむろに自分の杖を取り出したユリアは机の上…50センチくらい上で杖を持つ手を離した。
「あっ浮いてる??」
「残念。私の熟練度だと完全に止めるのは無理だわ。よく見て」
みんなそろって杖を横から眺める。他の人たちからしたら不思議な光景だろう。
「…あっゆっくり落ちてますぅ~」
「うん、時間の流れを緩やかにしただけなの。放置しておいてもそのうち落ちるわよ」
「時間の流れを緩やかに…すごいんじゃね? ほら、たとえば大怪我したときとか時間を遅くしておけば助かるかも…」
レークイットの言葉にみんな驚いている。もちろん俺もだ。自分が使っていない魔法なのによくそんなことを思いついたものだ。
「それはすごいですぅ~ 私回復が得意なんだけど、走るのとか苦手で~ 離れたとこの回復はまだ出来ないからそれまで抑えてもらえると回復がまにあいますよ~」
「そういえばミシュリアは回復が得意って言ってたね」
「はい~ 水、風、土、光後は生活魔法がつかえますぅ~ 運動は皆無です~」
「ん? 風魔法が使えるなら身体強化で行動速度上げれば移動がはやくなるんじゃないか?」
「……知りませんでしたっ レークさん今度教えてくださいな~」
本当に知らなかったようでミシュリアは目を輝かせてレークイットを見つめている。というかこうポンポンと色々思いついて言えるレークイットはこのままこのグループのリーダーになってくれるとありがたい。俺とかそもそも記憶も中途半端だし、自分が使える魔法もわからないくらいだからな。
「ああいいぜ。機動力のある回復とか助かるしな。ところでディビはどうなんだ魔法とか」
「うーん…魔法はまだよくわからないんだよね~ この間魔法は使えたんだけど」
「ああ…あの壁破壊したヤツね」
「あれってたしか…水と風の複合魔法じゃなかったか?」
「複合とか恐ろしい話ね…とりあえず水と風は使えるってことがはっきりしているってことだわ」
レークイットの話を聞いたユリアがあきれ顔だ。普段魔法なんて使っていないのだから仕方がないと思うんだがね?
「あの…全然関係ないんだけど、気のせいかさっきからディビ君目をそらしてばかりだよね?」
「そうなのか…?」
「はい、観察とかするの趣味なんで見てたんですが…」
「まあ…テルサダの趣味はおいておくとして、ディビなんでだ??」
目をそらしながら俺は軽くため息をついた。実は自分のステータスを見てから気になっていた項目があり、そのためにできるだけ目を合わせないようにしていたのだ。少しだけ渋りながら上着のポケットからステータスボードを取り出すと、見せたい場所だけ表示し、それをみんなに見せた。このやり方はステータスボードを作ったときに先生が教えてくれたのだ。
名前 *****
年齢 10歳
性別 男
職業 無し
特性 オートチャーム
『無意識に笑顔や眼力で相手を魅了する。』
特技 家事全般、園芸
称号 縁の下の力持ち、*** ***
戦力 A +
『身体能力A。魔法能力B+。』
スキル 言語理解A。道具理解S。
「なんで名前伏せてるんだっていうか…これか『オートチャーム』」
「他にも隠すべき場所があるきがするのだけど…『オートチャーム』はまずいわね。」
「後でお店で色眼鏡でも買ったらいいんじゃないでしょうかぁ~?」
「色眼鏡?」
「直接目が見えなければ、ましになるかとぉ~」
(なるほど、後で買いに行こう。)
この後みんなの授業の選択の話をした後、次の授業までの間に俺は色眼鏡を買いに行った。あまりにもいろんな色があって迷ってしまったが一番目元が見にくくなる黒いものを選ぶことにした。まあサングラスみたいなやつだね。
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