11 / 60
第2章 転移者
11話 地下都市
しおりを挟む
テンタチィオネはいつものようにダンジョン『サラキア』を散策していた。なんども来ているうちにあることに気がついた。地下40階まではゆっくりと魔物が強くなって来ていたが、地下41階から急激に強さが変化したからだ。
この先に何が?
このまま魔物を狩りながら進んでもいいが、早く先を見たいと言う気持ちが強く魔法で姿を隠しさらに奥へと進んでいった。
地下50階に到達。馬鹿でかい魔物がいる。見上げると軽くテンタチィオネの身長の5倍くらいある。今にもダンジョンの天井に届きそうだ。
でか過ぎだろう…………ん?
その魔物の後ろに扉があるのが見えた。今まで下に降りるための階段なら何度も見たが、扉は初めて見る。魔物は無視してその扉に近づくことにした。とくに結界や罠は無さそうだ。ゆっくりと扉を開け中に入ってみることにした。
扉の向こう側はダンジョンの中より少しだけ明るく暖かく広々とした空間になっていた。いくつもの建物が立ち並び、人々が各々生活をしているようだ。ただ違うことは頭にツノが生えている者や背中に羽が生えている者など、地上では見たこともない種族ばかりがいる。
「地下…都市?」
その光景に驚き、散策すべく歩き出そうとした直後、背後から声をかけられた。
「まて。あちしの言葉は理解できりゅか?」
振り返るとそこには3歳くらいの女の子が立っていた。二本のツノが生えている。女の子は僕の返事を待っているようだ。
「……日本語?」
驚いたことに日本語で話かけてきた女の子は突然飛びついて首に手を回しぶら下がった。耳元で女の子は話し始める、
「とりあえじゅ姿を魔法で隠しぇ。」
言われて気がついた。いつのまにか魔法が解除されていた。どうやら扉をくぐった場所で解除でもされたのだろう。
「あ…」
言われてすぐ魔法で姿を隠す。それを確認すると、女の子は手を繋いできた。
「次はこっちにくりゅ」
手を伸ばし『ひらけ』と言った先についてこいと言うのだ。
これは『ディメンションウォール』か…?
よくわからないがひとまずついて行ってみることにした。
中に入って周りを確認するとやはり『ディメンションウォール』だったようだ。ある程度生活出来るような家具が置かれている。その家具達はどこか懐かしさを感じる作りと配置をしていた。まるで日本で住んでいた時の家と同じような…
「ここなら消えてにゃくていいよ。」
女の子はそう言うと軽くお辞儀をし自己紹介を始めた。
「サラキアの部屋へようこしょ。」
サラキア…?ダンジョンの名前と同じだ。
「お前、名前は?」
「……テンタチィオネ。」
「長い。テンでいいか?」
「ああ…」
サラキアは名前を聞いたあと僕の周りをうろつきだした。不思議そうな顔をしている。
「ツノも羽もなく…扉の中からきた。テンはちじょーのものか?」
「………」
ちじょー…地上か。
「まあ、よい。視てみればわかりゅ。」
そういうとサラキアの赤い目が金色に光った。しばらくするともとの赤い目に戻っていた。
「なるほど。人間族で転生者か。」
「え……?」
ステータスを見られた??
「……ん?そうか人間族はステータスを自力で見れないのか?じゃあ一方的に見たままじゃいかんし、あちしのも公開するよ。」
サラキアは目の前にステータスを表示した。
名前 サラキア
性別 女
年齢 3歳
種族 魔人族
職業 管理人
レベル 150
体力 10290/10290
魔力 21670/21670
称号 転生者 サラキア農園創造者 サラキア農園管理人
魔法 火魔法 5
水魔法 10
風魔法 5
土魔法 5
光魔法 1
闇魔法 5
氷魔法 5
雷魔法 5
空間魔法 9
生活魔法 10
スキル 物理耐性 6
魔法耐性 3
武術スキル 1
体術スキル 1
鑑定スキル 10
開錠スキル 10
加護 地球神の加護 2
「魔人?サラキア農園?……転生者??」
「うむ。そうだじょ?」
色々気になる言葉が並んでいた。
「聞いてもいいか?」
「いいぞ?後でちじょーのこと教えてくれたらにゃ。」
地上と地下の情報交換か。お互い知らなかった感じただしまあいいだろう。
「それで頼む。」
「では何がききたいの?」
僕は順番に聞いて行くことにした。
地下は明るい所を苦手とする種族が生活していると言う。そしてサラキアは魔人族でこの地下全体を管理している魔王の娘だそうな。地下の住人は全員地球からの転生者らしい。らしいというのは地球の知識を持つが大半は記憶が無いからである。なぜ転生者ばかりなのか聞くと、
「神様にでもきいてくりぇ」
だそうな。ちなみにサラキアも記憶はない。何かきっかけがあれば多少は思い出すこともあるとか。
次にサラキア農園についてだが、これは地上ではダンジョンと呼ばれているまさにさっきくぐった扉の中のことである。魔王の子供が200年に一度作ることになっているそうだ。
「それがなぜ地上まで?」
「しらん…が、魔力がつよすぎたのかにゃ?」
つまりサラキアは魔王の15人目の子供ということになる。
管理人とは扉の出入りを管理して、不正に収穫をしないように見ているのだそうな。
「そろそろ地上のことも教えてくれりゅかな?」
「ああ、何から話そうか…」
こうしてサラキアの部屋を何度も行き来し、お互いの話をした。お互い転生者ということもあり、たまに地球での話も出たりした。打ち解けるのに時間はかからなかった。
そのうちサラキアも僕と同じ日本人だと知ると、彼女が誰だったのかに凄く興味が湧いた。
きっかけか…
色々考えた末、今現在サラキアにかかわり生きている者を召喚すればいいという結論になった。召喚をするにあたり宮廷魔術士にしか許可が下りないそうなので、それから1年鍛えに鍛え宮廷魔術士の資格を獲得した。
召喚の名目はこうだ。
「地下都市には魔王という強大な魔族がいる。いつ地上に進軍してこないとも限らない。それに対抗出来る者を召喚しよう。」
まあ、実際呼び出すのはサラキアの関係者だがこのへんはだまっておけばいいだろう。
その作戦がうまくいき呼び出すことが出来たのだか、呼び出す座標を間違えその人物は行方不明となっていた。
この先に何が?
このまま魔物を狩りながら進んでもいいが、早く先を見たいと言う気持ちが強く魔法で姿を隠しさらに奥へと進んでいった。
地下50階に到達。馬鹿でかい魔物がいる。見上げると軽くテンタチィオネの身長の5倍くらいある。今にもダンジョンの天井に届きそうだ。
でか過ぎだろう…………ん?
その魔物の後ろに扉があるのが見えた。今まで下に降りるための階段なら何度も見たが、扉は初めて見る。魔物は無視してその扉に近づくことにした。とくに結界や罠は無さそうだ。ゆっくりと扉を開け中に入ってみることにした。
扉の向こう側はダンジョンの中より少しだけ明るく暖かく広々とした空間になっていた。いくつもの建物が立ち並び、人々が各々生活をしているようだ。ただ違うことは頭にツノが生えている者や背中に羽が生えている者など、地上では見たこともない種族ばかりがいる。
「地下…都市?」
その光景に驚き、散策すべく歩き出そうとした直後、背後から声をかけられた。
「まて。あちしの言葉は理解できりゅか?」
振り返るとそこには3歳くらいの女の子が立っていた。二本のツノが生えている。女の子は僕の返事を待っているようだ。
「……日本語?」
驚いたことに日本語で話かけてきた女の子は突然飛びついて首に手を回しぶら下がった。耳元で女の子は話し始める、
「とりあえじゅ姿を魔法で隠しぇ。」
言われて気がついた。いつのまにか魔法が解除されていた。どうやら扉をくぐった場所で解除でもされたのだろう。
「あ…」
言われてすぐ魔法で姿を隠す。それを確認すると、女の子は手を繋いできた。
「次はこっちにくりゅ」
手を伸ばし『ひらけ』と言った先についてこいと言うのだ。
これは『ディメンションウォール』か…?
よくわからないがひとまずついて行ってみることにした。
中に入って周りを確認するとやはり『ディメンションウォール』だったようだ。ある程度生活出来るような家具が置かれている。その家具達はどこか懐かしさを感じる作りと配置をしていた。まるで日本で住んでいた時の家と同じような…
「ここなら消えてにゃくていいよ。」
女の子はそう言うと軽くお辞儀をし自己紹介を始めた。
「サラキアの部屋へようこしょ。」
サラキア…?ダンジョンの名前と同じだ。
「お前、名前は?」
「……テンタチィオネ。」
「長い。テンでいいか?」
「ああ…」
サラキアは名前を聞いたあと僕の周りをうろつきだした。不思議そうな顔をしている。
「ツノも羽もなく…扉の中からきた。テンはちじょーのものか?」
「………」
ちじょー…地上か。
「まあ、よい。視てみればわかりゅ。」
そういうとサラキアの赤い目が金色に光った。しばらくするともとの赤い目に戻っていた。
「なるほど。人間族で転生者か。」
「え……?」
ステータスを見られた??
「……ん?そうか人間族はステータスを自力で見れないのか?じゃあ一方的に見たままじゃいかんし、あちしのも公開するよ。」
サラキアは目の前にステータスを表示した。
名前 サラキア
性別 女
年齢 3歳
種族 魔人族
職業 管理人
レベル 150
体力 10290/10290
魔力 21670/21670
称号 転生者 サラキア農園創造者 サラキア農園管理人
魔法 火魔法 5
水魔法 10
風魔法 5
土魔法 5
光魔法 1
闇魔法 5
氷魔法 5
雷魔法 5
空間魔法 9
生活魔法 10
スキル 物理耐性 6
魔法耐性 3
武術スキル 1
体術スキル 1
鑑定スキル 10
開錠スキル 10
加護 地球神の加護 2
「魔人?サラキア農園?……転生者??」
「うむ。そうだじょ?」
色々気になる言葉が並んでいた。
「聞いてもいいか?」
「いいぞ?後でちじょーのこと教えてくれたらにゃ。」
地上と地下の情報交換か。お互い知らなかった感じただしまあいいだろう。
「それで頼む。」
「では何がききたいの?」
僕は順番に聞いて行くことにした。
地下は明るい所を苦手とする種族が生活していると言う。そしてサラキアは魔人族でこの地下全体を管理している魔王の娘だそうな。地下の住人は全員地球からの転生者らしい。らしいというのは地球の知識を持つが大半は記憶が無いからである。なぜ転生者ばかりなのか聞くと、
「神様にでもきいてくりぇ」
だそうな。ちなみにサラキアも記憶はない。何かきっかけがあれば多少は思い出すこともあるとか。
次にサラキア農園についてだが、これは地上ではダンジョンと呼ばれているまさにさっきくぐった扉の中のことである。魔王の子供が200年に一度作ることになっているそうだ。
「それがなぜ地上まで?」
「しらん…が、魔力がつよすぎたのかにゃ?」
つまりサラキアは魔王の15人目の子供ということになる。
管理人とは扉の出入りを管理して、不正に収穫をしないように見ているのだそうな。
「そろそろ地上のことも教えてくれりゅかな?」
「ああ、何から話そうか…」
こうしてサラキアの部屋を何度も行き来し、お互いの話をした。お互い転生者ということもあり、たまに地球での話も出たりした。打ち解けるのに時間はかからなかった。
そのうちサラキアも僕と同じ日本人だと知ると、彼女が誰だったのかに凄く興味が湧いた。
きっかけか…
色々考えた末、今現在サラキアにかかわり生きている者を召喚すればいいという結論になった。召喚をするにあたり宮廷魔術士にしか許可が下りないそうなので、それから1年鍛えに鍛え宮廷魔術士の資格を獲得した。
召喚の名目はこうだ。
「地下都市には魔王という強大な魔族がいる。いつ地上に進軍してこないとも限らない。それに対抗出来る者を召喚しよう。」
まあ、実際呼び出すのはサラキアの関係者だがこのへんはだまっておけばいいだろう。
その作戦がうまくいき呼び出すことが出来たのだか、呼び出す座標を間違えその人物は行方不明となっていた。
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
World of Fantasia(ワールド・オブ・ファンタジア)
緋色牡丹
ファンタジー
生きる意味を見出せない三十二歳の男・山田緋色。
夏の夜、光の渦に呑まれ、彼が目を覚ましたのは――幻想の森だった。
壊れた愛車、知らない空、そして湖に浮かぶ青髪の少女。
異世界での出会いが、“止まった人生”を再び動かしていく。
異世界叙情ファンタジー、開幕──
※この小説は、小説家になろう、カクヨムにも同時掲載しています。
挿絵はAIイラストを使ったイメージ画像です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる