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第4章 異世界を楽しむ
37話 救助活動
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ギルド職員の女の人はほんとに申し訳なさそうな顔をしている。別に人間違いくらいでそんなに誤ることもないだろう。似た人なんてたくさんいるのだから。
「それで、あの…どういったご用件でしょうか?」
先ほどと口調が変わっている。アストレアに気を使っているのだろう。
「見ての通りこちらも急がしいので、あまりお役にたてないかと…」
「ああ、まさにそのことで来たんだ。」
「え?」
「ほら、行方不明者が出ているであろう?」
「あ、はい。そうです子供が3名ほど…」
ギルド職員はそういうと書類を確認した。どうやらそこに詳細が書かれているらしい。
「3人とも兄妹のようですね。昨日氾濫がおき、その後から見かけていません。」
「捜索範囲は?」
「えー町の中と建物の中、それと町周辺になります。」
直人とアストレアは顔を見合わせ頷きあう。
「ダンジョンは探していないのね?」
「え…あっはいそうです。もしかして…」
「その可能性が高いわ。」
かつてアストレアがスライムに流された話しを女の人に話した。
「ではすぐ手配をして…あーでもみんなで払っちゃってるし…」
「大丈夫。私達がいくから。」
「え…お願いできるのですか?」
3人は頷くとギルド職人にダンジョンの名前と場所を教えてもらった。
「ここがダンジョン『テルース』か~」
たしかここって地下49階にワイルドボアがいたとこだよな…
『テルース』の入り口は岩壁の高い位置に出来ていた。近づくと自動的にダンジョン1Fへ入れる場所が用意されておりそこから中に入ったのである。
「子供達を捜すために各階全探索してから進むわよ。」
「低い階層で見つかるといいな…」
「私、ここ、初めて、何が出る…」
そういえばこのダンジョンにまともにきたことがある人はいるのだろうか?ネネは今無いと言った。直人は地下50階と49階しか見たことがない。
「なあアストレア、このダンジョンはきたことあるのか?」
「あるわけないでしょ…」
3人ともほぼ初めてということか…まあしかたない。
周りを警戒しつつダンジョンを進んでいく。スライムはやはり相変わらずうろうろしている。茶色いスライムが多いのが目につく。
「初心者、ついででいいから、スライムも、狩る。」
「あーうん。そうだったな。こいつら何出すんだろうな…」
スライムを短剣で切りつける。金属バットでもいいのだが体が柔らかいので鋭いもののほうが倒しやすい。そしてドロップを確認する…四角い箱にいくつも小袋入っているものと、薄くて四角いチョコレート…板チョコというヤツだ。もちろん石も落ちている。黒っぽい。
「ふぉぉぉ~」
「内容の確認と説明はあとな?」
「ん、わかった。」
見知らぬアイテムにネネが歓喜している。まあいつものことだが。適当にスライムを狩りつつ回りを確認して歩く。もちろんアイテムはネネがせっせと拾っている。
「ん?そこの角なんか陰がほら、頭っぽい丸い影が見えるよ?」
「ほんとだ子供達かしらっ」
丸い影を目にしたアストレアが走って近づいていく。一人先に角を曲がった。
「いやあぁぁぁ~~」
「なんだ??」
急いでアストレアの元へ向かう。そこで目にしたものはまた酷いものであった。確かに頭は丸い…というか丸が3つ連なった体系をしている。それがスライムをもしゃもしゃと食べているのだ。
アリ…でけぇ…
「あー…そういえばこのダンジョン、テルース本人がいってたけど魔物大きいって…」
「そそそそれを先に言っておいてよーっ」
「わあ~ぉ。」
2速歩行させたら自分達の身長を超えそうな大きなアリだ。どうやら見えていたのは影ではなくアリのお尻のほうだったようだ。スライムを食べ終わったアリがこちらを振り向いた。あれだけアストレアが大きな声を上げたのだ気がつかないはずがない。こちらにじりじりと近づいてくる。
「これは燃やしていいよね?」
「さっさとやっちゃってーっ」
どうやらアストレアはこのアリがビジュアル的にだめなようだ。いつものように『ファイアーウォール』で燃やしにかかる。すると燃えながらも壁を突っ切りアリがこちらに向かってきた。
「いやぁ~無理~っ」
アストレアが前に突き出したレイピアに燃えたアリが串刺しになる。団子みたいだ。と思ってみてたらアリは消えた。しとめたようだ。
「ななななんで火で倒しきれないのよ。」
「んー火力が足りないのかな?」
久々に自分のステータスを確認する。そういえばこのスマホもステータスを見るだけに使っているがまだ動いている不思議だ。
名前 白石 直人
性別 男
年齢 15歳
種族 人間族
職業 学生
レベル 32
体力 3185/3185
魔力 24960/25820
称号 転移者 勇者? 冒険初心者
魔法 火魔法 5
水魔法 1
風魔法 1
土魔法 1
光魔法 1
闇魔法 1
氷魔法 2
雷魔法 1
空間魔法 10
生活魔法 5
召喚魔法 1
スキル 物理耐性 5
魔法耐性 1
武術スキル 8
体術スキル 5
鑑定スキル 1
開錠スキル 1
加護 地球神の加護 1
酷い片寄り方だ。火魔法のレベル上がってるし、何か覚えているかも…?
火魔法 1
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『ファイアーアロー』、『ファイアーウォール1』が使える。
――――――――――――――――――――――――――
火魔法 2
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『ファイアーボール』、『ファイアーウォール2』が使える。
――――――――――――――――――――――――――
火魔法 3
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『ファイアストーム』、『ファイアーウォール3』が使える。
――――――――――――――――――――――――――
火魔法 4
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『フレイム』、『ファイアーウォール4』が使える。
――――――――――――――――――――――――――
火魔法 5
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『インフェルノ』、『ファイアーウォール5』が使える。
――――――――――――――――――――――――――
なんかいっぱい覚えてた!たまにはステータスを見ないといけないねっ
「それで、あの…どういったご用件でしょうか?」
先ほどと口調が変わっている。アストレアに気を使っているのだろう。
「見ての通りこちらも急がしいので、あまりお役にたてないかと…」
「ああ、まさにそのことで来たんだ。」
「え?」
「ほら、行方不明者が出ているであろう?」
「あ、はい。そうです子供が3名ほど…」
ギルド職員はそういうと書類を確認した。どうやらそこに詳細が書かれているらしい。
「3人とも兄妹のようですね。昨日氾濫がおき、その後から見かけていません。」
「捜索範囲は?」
「えー町の中と建物の中、それと町周辺になります。」
直人とアストレアは顔を見合わせ頷きあう。
「ダンジョンは探していないのね?」
「え…あっはいそうです。もしかして…」
「その可能性が高いわ。」
かつてアストレアがスライムに流された話しを女の人に話した。
「ではすぐ手配をして…あーでもみんなで払っちゃってるし…」
「大丈夫。私達がいくから。」
「え…お願いできるのですか?」
3人は頷くとギルド職人にダンジョンの名前と場所を教えてもらった。
「ここがダンジョン『テルース』か~」
たしかここって地下49階にワイルドボアがいたとこだよな…
『テルース』の入り口は岩壁の高い位置に出来ていた。近づくと自動的にダンジョン1Fへ入れる場所が用意されておりそこから中に入ったのである。
「子供達を捜すために各階全探索してから進むわよ。」
「低い階層で見つかるといいな…」
「私、ここ、初めて、何が出る…」
そういえばこのダンジョンにまともにきたことがある人はいるのだろうか?ネネは今無いと言った。直人は地下50階と49階しか見たことがない。
「なあアストレア、このダンジョンはきたことあるのか?」
「あるわけないでしょ…」
3人ともほぼ初めてということか…まあしかたない。
周りを警戒しつつダンジョンを進んでいく。スライムはやはり相変わらずうろうろしている。茶色いスライムが多いのが目につく。
「初心者、ついででいいから、スライムも、狩る。」
「あーうん。そうだったな。こいつら何出すんだろうな…」
スライムを短剣で切りつける。金属バットでもいいのだが体が柔らかいので鋭いもののほうが倒しやすい。そしてドロップを確認する…四角い箱にいくつも小袋入っているものと、薄くて四角いチョコレート…板チョコというヤツだ。もちろん石も落ちている。黒っぽい。
「ふぉぉぉ~」
「内容の確認と説明はあとな?」
「ん、わかった。」
見知らぬアイテムにネネが歓喜している。まあいつものことだが。適当にスライムを狩りつつ回りを確認して歩く。もちろんアイテムはネネがせっせと拾っている。
「ん?そこの角なんか陰がほら、頭っぽい丸い影が見えるよ?」
「ほんとだ子供達かしらっ」
丸い影を目にしたアストレアが走って近づいていく。一人先に角を曲がった。
「いやあぁぁぁ~~」
「なんだ??」
急いでアストレアの元へ向かう。そこで目にしたものはまた酷いものであった。確かに頭は丸い…というか丸が3つ連なった体系をしている。それがスライムをもしゃもしゃと食べているのだ。
アリ…でけぇ…
「あー…そういえばこのダンジョン、テルース本人がいってたけど魔物大きいって…」
「そそそそれを先に言っておいてよーっ」
「わあ~ぉ。」
2速歩行させたら自分達の身長を超えそうな大きなアリだ。どうやら見えていたのは影ではなくアリのお尻のほうだったようだ。スライムを食べ終わったアリがこちらを振り向いた。あれだけアストレアが大きな声を上げたのだ気がつかないはずがない。こちらにじりじりと近づいてくる。
「これは燃やしていいよね?」
「さっさとやっちゃってーっ」
どうやらアストレアはこのアリがビジュアル的にだめなようだ。いつものように『ファイアーウォール』で燃やしにかかる。すると燃えながらも壁を突っ切りアリがこちらに向かってきた。
「いやぁ~無理~っ」
アストレアが前に突き出したレイピアに燃えたアリが串刺しになる。団子みたいだ。と思ってみてたらアリは消えた。しとめたようだ。
「ななななんで火で倒しきれないのよ。」
「んー火力が足りないのかな?」
久々に自分のステータスを確認する。そういえばこのスマホもステータスを見るだけに使っているがまだ動いている不思議だ。
名前 白石 直人
性別 男
年齢 15歳
種族 人間族
職業 学生
レベル 32
体力 3185/3185
魔力 24960/25820
称号 転移者 勇者? 冒険初心者
魔法 火魔法 5
水魔法 1
風魔法 1
土魔法 1
光魔法 1
闇魔法 1
氷魔法 2
雷魔法 1
空間魔法 10
生活魔法 5
召喚魔法 1
スキル 物理耐性 5
魔法耐性 1
武術スキル 8
体術スキル 5
鑑定スキル 1
開錠スキル 1
加護 地球神の加護 1
酷い片寄り方だ。火魔法のレベル上がってるし、何か覚えているかも…?
火魔法 1
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火魔法『ファイアーアロー』、『ファイアーウォール1』が使える。
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火魔法 2
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火魔法『ファイアーボール』、『ファイアーウォール2』が使える。
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火魔法 3
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『ファイアストーム』、『ファイアーウォール3』が使える。
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火魔法 4
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『フレイム』、『ファイアーウォール4』が使える。
――――――――――――――――――――――――――
火魔法 5
――――――――――――――――――――――――――
火魔法『インフェルノ』、『ファイアーウォール5』が使える。
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なんかいっぱい覚えてた!たまにはステータスを見ないといけないねっ
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