女の子を拾ったら毎日楽しくなりました。

山中波音

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3話

―――――――――
 翌朝、朝日が昇る頃に起き火をおこし、湯を沸かしている間に庭の片隅にある野菜などの作物がなっているスペースに行き葉物野菜や赤い実を取り家に戻るとちょうど女の子が起きたのか、扉が開いた。

「おはよう、今朝食の準備してるからちょっと椅子にかけて待ってて」

 女の子は頷くとジッとエルザを見つつ椅子に座り、膝に手を置きエルザを見ていた。
 エルザは野菜をちぎり赤い実を食べやすいように切り二枚の皿に盛り合わせ、火にかけていたスープを深めの皿によそい、パンを別の皿にのせて料理とスプーンをテーブルに運び女の子を見た。女の子は目を輝かせて料理を見ていたのでホッコリしていると、エルザが女の子を見ていることに気がつき女の子は顔を真っ赤にし俯き膝に置いていた手は服をぎゅっと握りしめた。握りしめられていたその服は寝巻き。

「あら、着替え忘れてたわね…後で着替えましょうか、先に頂きましょう」

 女の子は俯いたまま頷き、手を合わせ「いただきます…」っと小さい声でいい、食べ始めた。エルザはその動作が何か分からず頭を傾げたのを見て女の子は、はっ!とした顔をして目をさ迷わせた。エルザは微笑み女の子を真似て手を合わせ「いただきます」っと言うと女の子はポカンとした顔をしたのでエルザはクスクス笑い「冷めるから早く食べましょう」っと声をかけて食べ始め、女の子もおずおずと食べ始めた。

 朝食も食べ終わり食器を片し、エルザは女の子に昨日洗濯した服に着替えるように言いエルザは出掛ける準備をした。

「私は今から仕事行くのだけど、どうする?家にいる?私と一緒に行く?」

 そう聞くと女の子はエルザの服を掴み目を泳がせた。エルザはしゃがみ女の子に目線に合わせ念のために自分の仕事を伝えることにした。

「昨日伝えと思うけど、私は雑貨屋を一人で切り盛りしているの。お休みは3日働いて一日休む感じで、明日がお休みの日なの……本当はもっとお店開けていたいんだけど作るのが間に合わなくてね……ってそうじゃなくて……家で休んでいてもいいし、私と一緒にお店に行く?」

 女の子は「……一緒に行く…」っと消えいりそうな声で言った。エルザは行く準備をするから椅子に座ってっと言って、食べるときに座っていた椅子の後ろに立ち座るように促した。女の子は訳が分からずエルザの顔を見たので、エルザは寝室に行き櫛とレースのリボンを2つとってきた。

「髪のセットをしましょう」

 女の子は納得したのか席に座った。
 エルザは櫛で女の子の髪をとかし後ろに線を一本櫛でいれ少し高い位置で前髪を残し半分纏めリボンで括った。その後前髪を編み込みにし残った半分と纏めてリボンで結び反対も同じようにした。

「んー、ちょっと待っててね」

 そう言ってエルザはもう一度部屋に行きブレスレットを持ってきて左右にクルクル回して付けた。

「これ、私が作って売ってるブレスレットなの。怪我をしないように呪まじないをかけてるの」

 女の子はへーっと言った顔をした後胡散臭そうな顔をしたので、エルザは苦笑し「これでも売れ商品なのよ」っと言った。



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