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7話
しおりを挟む「べ、別にこれくらいであなたに気を許したわけじゃないから!?ただ、、、ただベアトリスって名前を気に入っただけですから!」
女の子、ベアトリスは怒ってるポーズをしつつ声を張り上げ顔も怒ってる顔をしているが雰囲気は今までツンケンしていたが、どこか嬉しそうに話した。
エルザは微笑みつつ「わかったわ」と言うと女の子は頬を赤らめた。
「では、まず私がベアトリスに魔力を軽く流すからその流れを追ってみて?流すのは少しよ?他の人の魔力が合わない事もあってその場合は気分が悪くなったりするのよ」
そう説明しつつエルザはベアトリスの両手を取り、「右手から流すわね」っといいベアトリスが頷いたのをみて、少しだけ魔力を流した。
「あ!、お、おおー、なるほど?、なるほど!そういうことね」
ベアトリスがいつものツンツンした態度じゃなく、真剣な顔から驚いた顔をした後、いたずらっ子のような顔なして「こういうことね!」っと言って私の魔力が全身を回っているのを理解し、ベアトリスの中の魔力をすこしずつ動かし始めた。
「んー!こうね!、、もう、あんまり動かない!!あー!もう一回やって!!」
そうエルザに言うとエルザは驚いた顔をして、ベアトリスはしまった!っと言う顔をした後目を泳がせ「す、すみません、、でした、」っと言って、エルザから手を離そうとしたのでエルザはベアトリスの手をぎゅっと握りしめた。
「大丈夫よ?ただ驚いただかだから。ところで具合は悪くない?」
頭を傾げたベアトリスだが先ほどのエルザの会話を思い出し合点がいったのか「問題ないです」っと消えそうな声で言うので、エルザは微笑み「さっきより流すわね」っと言いベアトリスに魔力を流した。
ベアトリスは目を瞑り集中してエルザの魔力を追いかけて自身の魔力を動かし始めた。
「で、、できた?」
「ええ、出来てるわ!!凄いわベアトリス!!たった2回流しただけでこんなに動かせるなんて!!あ、待ってそんなに急に動かしたら体がびっくりして動かなくなるわ!!、、そうよゆっくりね?」
ベアトリスの体を巡る魔力を見るエルザが自分の事のように喜ぶのをみて、胸がこそばゆくなった。
「ベアトリス!!もー、待ってって!もう、そうよ、、もー。。。じゃぁ鞄に魔力を流してみましょう」
ちょっと怒ったように見えるエルザだが女の子は少し嬉しくてはにかんだ。そんな様子に気が付かないエルザは鞄を取った。
「ここのところ触って、さっき動いた魔力をここに流しながら“ベアトリスが所有します”って言ってみて」
ベアトリスはこくりと頷き真剣な顔をして言われた通りに魔力を流す。ただ体内で魔力を動かすのと違い出すことが少し難しかったがどうにか出し、鞄に登録を終えた。
「はい、これでこの鞄はベアトリスのよ?かける部分は変えようか?家にもパーツが少しあるし、明日はこれを家で作りましょう」
エルザは笑ってベアトリスの頭を撫でるとベアトリスは口角を僅かにあげ嬉しそうに目を輝かせて鞄を見た。
「そうだわ、さっき買った服を入れましょう!…っと着てた服はボロボロね…残念だけど「駄目!!」…えっ?」
エルザは驚いてベアトリスを見るとベアトリスは手をこちらに向け今エルザが持っている服が欲しいようだったので、エルザはベアトリスに手渡した。どうするのか聞くと、「まだこの服の生地洗ったら使える」っと言うので、服としてではなく生地としてみていることに気がつき少し嬉しくなった。
「じゃぁ、とりあえず服を鞄に入れてみて?」
言われるがままベアトリスはカバンの中に服を入れていく。重さはからの鞄と変わらない。蓋を閉めて鞄を優しく叩くベアトリス。
「これはどうやって出すの?」
「欲しいのを思い浮かべてみて?」
言われるがままカバンの蓋を開けカバンの中に手を入れて服を取り出した。ベアトリスの頬が僅かに色付きエルザは口角を上げた。
「さっ、帰りましょう?」
ベアトリスはキョトンとした顔をした後、おずおずと頷いた。2人は帰りがけ野菜や果物などの食べ物を買い、肉の塊を買いエルザの鞄に入れエルザの家に帰った。
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