女の子を拾ったら毎日楽しくなりました。

山中波音

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19話

 朝、段々日が登る時間が遅くなったが、エルザが起きる時間はまだ日は登っていなくとも空は明るい。エルザは朝の支度をさっさと済ませ、朝食を作るため、庭に出て野菜をいくつか採取しさっとそのまま庭で洗い家の中に入りサラダを作った。そしてアイテムボックスから肉や以前下準備しておいたパンを出し、調理場を始めた。

 2階から階段を降りる音がした後「おはようございます」っとベアトリスの声が聞こえ、エルザは顔だけ振り返り笑顔で「おはよう」っと挨拶をした。
 ベアトリスはすでに着替えており顔を洗い流し洗面に行き、キッチンに戻って来てテーブルの上に置いてある箱に気がついた。

「エルザさんこれって。。。」

「あ、それね、裁縫箱よ。私の部屋にあったの。遅くなってごめんね、必要なものは全てその箱の中に入ってると思うわ。一応中見てみてくれるかな?」

 ベアトリスは裁縫箱の箱を開けて「わぁー」っと感嘆の声をあげた。

「古いけど使えると思うのだけれど、どうかしら?」

「凄いアンティークって感じで、お洒落です!」

 アンティークと言われ頭を傾げたエルザだがベアトリスが喜んでいるのでまぁいいかと料理に視線を戻した。

 エルザは食器にそれぞれ盛り合わせ、テーブルを拭こうとテーブルに行くとベアトリスが拭くと言うので布巾を渡して拭いてもらい、その間にカトラリーを準備しそれをまたベアトリスに置いてもらい、先ほどお皿に盛り合わせた料理を運んだ。
 2人は朝食をとりささっと食器を片したり、庭に水をやったりしたあと、お店に出る準備をし2人はお店に向かった。


 店に着いてからベアトリスはエルザに仕事を教えてもらいながら商品の準備をし、その間にエルザは魔法でサッと掃除をし入り口に開店の知らせを出した。

 2人はカウンター後ろにあるテーブルにアクセサリーを作る材料と紙と羽ペンとインクを準備した。

「今日から縫わなくていいの?」

「今日は構想を練ります、いくつかできたら見てもらえますか?」

 頬をかきながら言うベアトリスに笑顔で「いいわよ」っとエルザが答えると、ベアトリスはデザインをいくつか書き始めた。
 エルザはそれを横目にアクセサリーを作り始めた。

 客もそれなりに来店し2人は手を止め接客をしたりで、気が付けばお昼の買い出しの時間になっていた。

「あら、もうこんな時間。ベアトリス、悪いのだけれどまたお昼買ってきてちょうだい」

 客を見送りカウンターに戻ってきたらベアトリスにエルザはそう声をかけ、お金を渡した。

「あ、エルザさん!さっき書いたデザインよかったら見てもらってもいいですか?見ていただいてる間に買いに行ってきます!」

 そう言って笑顔でベアトリスは店を出て行った。
 エルザは接客をしつつ少し手が空いた時にベアトリスが描いたデザインを見た。まだ文字が上手く書けないベアトリスのはずだがイラストから線を出して何か文字のようなものを書いている。見たことのないような文字。ベアトリスは一体どこで文字を習ったのか、一瞬そんな考えが浮かんだが、そんな疑問は放棄してデザインをみる。前からや横など細かく絵が描かれておりとてもわかりやすい。
 動物を可愛くしたデザインもあり、とても微笑ましい。

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