女の子を拾ったら毎日楽しくなりました。

山中波音

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22話

「とりあえず…材料の仕入れに行ってもいいかしら?休日に作って次の休みはゆっくり休みたいの」

 そういうと、ベアトリスはキョトンとした後、「仕事中作ってましたよね?」っと言ってきたので全く生産が追いついてないことを伝えると「あっ!作った数より売った数の方が多い!」っと納得し、エルザは苦笑しつつ戸締りを始めた。


「仕入れ先は遠くないのよ?あ、あと冒険者のギルドに依頼かけてたのもう終わったみたいだからギルドにも行くわよ?」

 そう言って机に置いていた昼頃に届けられた冒険者ギルドからの手紙を鞄に入れた。

「働きすぎでは?もう少し休んでゆっくりしてもいいんじゃないですか?」

 エルザは苦笑しながら少し考えて「嬉しいからかな」っと言った。

「自分が作った物を買ってくれた人が生活に少しでも役立ったや助かったりとか、、、そう言ってもらえて嬉しかったからかな…」

 それを聞いた時ベアトリスは「気付かぬままに社畜…」っとボソッと呟いたがエルザは意味が分からず頭を傾げた。



 入り口の扉を閉め、2人はまず仕入れ先の「グリューンラーデン」へ仕入れをしに行く間話をした。

「ぐりゅーん、ら、ラーデン?ってどんなお店なの?」

「うーん、名前の通りかな?強いて言うなら他の商店より薬草を多く扱ってる感じですかね?あ、店長はエルフで従業員もエルフが多いかな?」

「……え?エルフ?」

「え、ええ、初めて?」

 ベアトリスは頭を激しく上下に動かし、そわそわしだした。エルザはその行動がおかしく少し笑った。笑われた事に頬を膨らませたベアトリスだが初めてのエルフに顔が綻びワクワクしていると前から来た人にぶつかってしまった。

「わっぷ!、、あ、すみません!」

 慌てて謝罪し続いてエルザも謝罪すると向こうも謝罪し去っていった。

「ねぇ、ベアトリス?手を繋がない?」

「ふぇっ!、?」

 そわそわから挙動不審になるベアトリスにエルザはまた笑い「また誰かにぶつかっちゃうし、それに人が増えてくるからはぐれちゃうよ」っと言って手を差し出した。ベアトリスはおずおずと手を出しエルザの手に乗せ、エルザはギュッと手を握りしめ2人は歩き出した。
 ベアトリスは恥ずかしくなり俯いたその顔は頬を染め少し口角が上がっていた。


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