女神さまの尻ぬぐい

青い縞猫

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冒険者生活

10歳になりました

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冒険者登録から早2年。
毎日変わらない日常を送っております。

「ふぁ~~~。
毎日同じことの繰り返しって、地味だよね~。」

「何もないのが一番って、野菜売ってるおばちゃんも話してたじゃない。
リベルタスは贅沢だよ。」

「でも、シーグムも最近暇だって思わない?
何か、新しいこと始めたいな~。
って思ってたらさ、ギルド受付のコーランさんが図書館行ってみたらどう?って勧めてくれてさ。
10歳になったら、魔本関連とかポーション作成の錬金術とか専門書っていうの?
ああいうの見られるようになるんだって教えてくれて。」

「へぇ~、じゃあ図書館行くんだ?」

「そう!!!!
だから今日の採取は午前中だけだ。
シーグムは図書館入れないから午後からはお留守番な!!」

「そんな冷たいこと言わない。
姿を変えられるんだから、お留守番なんてしないからね!!」


「たまには、俺1人でもいいんじゃないか~?
毎日保護者同伴も疲れるんだよな~。」

「そうやっていうけど、自分がどれだけ目立ってるか自覚ある?」

「ん~…? そんなに目立つかね?
確かに、まだ背の小さな子ども…?の姿ではあるけどさ。」

「…… そういう事じゃないの。」

「じゃあ、なんだって言うんだ?」

「仮面の子どもってことで、リベルタスのことを町中の人が知ってるってこと。」

「だったら、余計に安心じゃね~か?
誰が見ても、俺ってわかるってことだろ?
孤児を攫ってどうこうしようってヤツもいないだろうし。」

「あのね~。
こっちの世界、身代金目的の誘拐だけじゃないんだよ?
奴隷商とかもいて、それこそ身寄りのない1人暮らしの子どもなんて、攫って売り飛ばせば見つからない。なんて考えてる輩だっているんだから。」

「へぇ~、そんなもんかねぇ。」

「そんなもんだから!! ちゃんと連れてってよ!!」

「はいはい。」
軽~く返事をしておいたんだけど…


こういうのって、フラグっていうんだよな~、多分。




図書館へ向かっている途中で、お爺さんが道の端に座ってたんだ。
困ってるのかな?って思って、

「家の人、呼んできましょうか?」

って、思わず声をかけちゃったんだよね~。

「やさしい子だね。ありがとう。
少しゆっくりしていたら、大丈夫。
ただ…そこの通りを少し行った先にある草履屋で水を貰ってきてくれないかい?」

って、わざわざお店を指定して水を貰ってこいって言われてさ。
ちょっと変だな~
とは思ったんだけど

「草履屋の前の店主とは知り合いでね。
今そこを訪ねたところなんだよ。
まさか、外で座っている姿を見せると余計に心配させてしまうから声もかけにくくてね。
まぁ、君が行ってもバレてしまうだろうけどね。」

と、ここまで言われたらちょっと信じちゃったんだよね。
基本、性善説の人だからさ。俺。








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