異世界転生組を追い出された俺は全適性がEXランクだった件について

潮風ひなた

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一章

2

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「ううっ、ここは?」

呻きながら目を開ける俺。
大きなベッドに寝かされ、服はパジャマに変わっている。

起き上がると白いメイド服を着た美人の女の人が立っていた。

「あのーすいませんここはどこですか?」

すると女の人は目を大きく開けて微笑んだ。

すごい美人だなー。
すると美人さんが返してくれた。

「お目覚めですか、勇者様。
起きてくださって良かったです。
ここはあなた様がいた世界とは別の世界『クランディシュ』でございます。
その世界の人間が支配する王国『マーマベル』ですが、最近巫女様が魔王の復活を予知したのです。
それで貴方達のいる異世界から早めに4人を呼び出したのです。」

うーんなんとなく話がつかめてきたぞ。

俺とあの3人達は魔王討伐のためにこの世界クランディシュに呼び出されたってとこか。

「なんとなく話はつかめました。では俺は今何をすればいいんでしょうか。」

それが分からなければ何もできないもんな。

「貴方様達はこれから王様にあってもらいます。
そして何が得意か不得意か適正検査をしてから
訓練を受けてもらいます。
他の方達はもう起きていらっしゃるので
急いでくださいね。
では。」

そう残して美人さんはどこかに行ってしまった。
うーん。とりあえず服を着替えなきゃならないか。


「服はどこだー。」

独り言を言いながら探すと俺の制服はクローゼットの中に入っていた。

それをきて部屋の中にあった洗面所で顔を洗い髪をセットする。

これでバッチリだ。

大きなドアを開けて部屋の外に出てみる。
いろいろ歩こうと思ったがその前にあの美人さんに止められた。

「では王様のところに行きましょう。」

異世界最初に出会った人はこんな美人さんだった。

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