異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

1章

死んだら人は、異世界にいくそうですよ。

天道　正人　　　15歳
死亡　　原因　スマホゲームのやり過ぎ
　　　　　　　による過労


どうやら俺は、死んだらしい。
行列に並ばされ、白い羽の生えた人に渡されたカード。

説明を求めようとしたが、忙しそうなのでやめておく。この行列はどこに行くのだろう。わからないのでとりあいず少し前世を語ろう。

おもえばごみのような人生だった。
ゲームは楽しかったが家族に見捨てられ、
ネットカフェで住み、ほそぼそと暮らす。
ゲームで得た賞金などでなんとか生きる。
それをやめれなかった俺は余程のゲーム中毒だろう。


俺は、生前していたゲームのことを思い出す。

最初のアイテムガチャが3回無料と言うことでやってみるがゴミアイテムしか当たらない。

300回近くのリセットマラソンを繰り返してやっとレアアイテムを手に入れたのだ。
懐かしいことを考えていると時間が過ぎるのが早い。

俺の順番が回ってきた。
前に立っている男の子は、長い黒髪で、
目が大きい。身長はそこまでないようだ。瞬時に観察を終えると、男の子が話しかけてきた。
「時間がないから圧縮した情報送るよ。
がんばって理解してね」
そう言って俺の頭に手をかざす。
手から光がでて、もう瞬間俺の頭に激痛が走る。何かの情報が頭中にどんどん送られてくる。

まずここに来た人は、全員異世界に送られるらしい。

次にあちらの世界に行くと、容姿が変わり、赤ちゃんに戻る。

そして5分後に、この世界のことを忘れるらしい。

前にいるのは、それを管理する大神（イザナギ）様らしい。

今から、職業とスキルがランダムで選ばれるらしい。

本当にランダムなので、なんのスキルと職業が選ばれるかは、イザナギ様もわからないそうだ。

そして今スキルと職業が選ばれた。



職業　採取家　　　スキル　スマホ
　　　　　　　　　　　　　ゲーム　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　採取

「もともと2つのスキルを持っていたんだね。この採取と言うスキルはなんの効果かは、あっちに行ったらわかるから。じゃあいってらっしゃーい。」




起きるとベビーベッドにいた。
採取と言うスキルの情報が入ってくる。
採取すると高品質なものが入ることが多いという効果…とんでもないゴミスキルだ。
まぁそれはいいとしてもうそろそろ記憶が消えるらしい。

あー嫌だなぁ記憶が消えるの。

スキル『スマホ』の効果によって絶対記憶が発動されました。これで記憶が消える事はありません。安心ください。

頭の中で声が聞こえた。
……… 5分後……記憶が消えない。もしかしたらスマホってとんでもないスキルなのかもしれない。

でも…それでも、採取というスキルはほんとに残念だった。もう一度転生時に戻りたい。

スキル『スマホ』が、解決策を探しています。
……………解決策が見つかりました。

スキル『ゲーム』によりリセットマラソンを開始します。

とんでもない言葉が聞こえた。

それと同時に、俺の意識は吸い込まれていった。