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6章

まずは長女の訓練だ。でも最後は…

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今日から訓練を開始するのだが長女からだ。 

いつも一番上から訓練するのは決めているのだ。

てことでレムなんだがこの子は一番めんどくさい。

兄弟の中では今一番強いし、その度に強くなる。なんか勝手にダンジョンとか行ってるし。

よし、訓練所についた。気配的にもうレムは来ているな。

「訓練をやるぞー。」


おっともう襲いかかってきた。まだ訓練所にも入りきってないのに。とりあえず魔力障壁を張る。
そして得物の鎌を出す。

龍谷の龍の鱗や殺した神自体を素材に使ってかなり強力に強化された鎌。


血魔鎌『首狩りシヴァ』

火と風属性がエンチャントされており最強の名を飾るのにふさわしい鎌だ。

応戦していると気づいたことがある。
この前よりもフェイントが多くなっていたり、攻撃のスピードが速くなっている。

知恵ある龍とでも戦ったのだろうか…
あまり無理をしないでほしい。

ここで一つ越えられる程度の壁を用意したほうがいいな。

俺は100合を越えたあたりから喋りかけてみる。


「今度父さんが行ったことのあるダンジョンに連れて行ってやる。」

「ほんとそれ。父さんが連れて行ってくれるの⁈」


「あぁほんとだ。みんなで行こうな。」


「うん。じゃあみんな強くならなきゃ。」

そう言っていきなり訓練所を飛び出し、兄弟全員を呼んできた。

「「「今日こそは勝つ」」」

そう彼女の一番めんどくさいことは最後にみんなで戦おうとすること。
これじゃあ一人一人の訓練の意味がないし無力化するのが大変なのだ。

すると「手伝おうか」という声が聞こえる。

俺が前から愛用している王冠だ。

あの頃から片時も離さず持っていて俺と一緒に進化してきた仲間だ。

人になることもできる。


王を守りし王冠『パイモン』だ。

「あぁ頼む。殺さずな」

「そんなことわかっている。」

そういうと大声をあげ人になったパイモンは楽器を携えた精霊を呼び出し、戦いを開始した。俺はおれで戦い続け三分もかからず勝った。

なんか大人気なかったかなと思った訓練だった。


「よーし、明日からダンジョンに行くぞ」


「「「おー」」」

そう言って嫁たちと子供達と明日の準備を開始するのだった。
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みんなの感想(22件)

四六くま
2019.11.03 四六くま

紹介文に自分で面白い話と書くあたり好きです

潮風ひなた
2019.11.03 潮風ひなた

ありがとうございます。最近描いてないんですがこの一言でまた書こうと思いました。最近のライトノベルの人気傾向を教えてもらえませんか?

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建月 創士
2018.07.21 建月 創士

お久しぶりです
「とりあいず」では「とりあえず」ですよ

潮風ひなた
2018.07.21 潮風ひなた

お久しぶりです。
長い間書いてなかったこと申し訳ありませんでした。

にもかかわらずまた見てくださってありがとうございます。

これからは休まず書いていきたいと思います。

他にも小説を書かせていただいているので、なかなか最新話をかけない時とかもありますがこれからもよろしくお願いします。
(((o(*゚▽゚*)o)))

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kain
2018.07.20 kain

とても面白かったです。次回も期待しています。

潮風ひなた
2018.07.21 潮風ひなた

一度は完結と思っていましたがつづきをかけるよう頑張ります

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