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藁色 わら ★
しおりを挟む地下牢では、不安に襲われて夜中に声をあげたり、泣き出す者もいたが、その中でもマルクは屋敷の地下室での生活に慣れていた為か、然程ノイローゼを感じずに過ごしていた。
「お願いだ! 妻と子供に会わせてくれ、頼む」
看守に言い募る大人の男性の声が、耳に届く。
二人のやりとりを聞いて、この人は、俺よりちょっとだけ幸せなんだなと思った。まだ、大切な人が生きているのなら、会える可能性は0ではないのだから。
地下牢では、最低限でも衣食住は確保されている。
唯一、夜になると地面から冷気が上がってきて身体が冷えるのが辛かった。
マルクが地下牢での生活に慣れてきた頃、一人の貴族然とした男がやって来た。
男は小太りで、目は落ち窪んで、ニタニタといやらしい笑みを浮かべながら、品定めするように、しばし俺を舐めるように見る。
マルクの年齢を確認してさらに口元をだらしなく緩めた。
奴隷商人に金を渡すと、俺の元にやってきて告げる。
「俺の奴隷として買ってやる」
男は蔑むような視線を向け、薄く笑い俺の手を取った。その手は汗ばんで気持ち悪い。
抗う理由もなく、自分に買い手がついたのだと理解したマルクは、とぼとぼと引かれるままついて行く。
夕闇が空を覆い始めた頃、屋敷に着く。寝床を案内されると、家畜特有の臭いが鼻腔をくすぐる。
牛小屋の脇の倉庫には、マルクに近い年齢の少年が四人いた。
一番年上は13歳のバリーで、彼はくるくるとカールの強い栗色の髪に、優しげな雰囲気ですらりとした長身だ。
次は13歳のカイル。刈り込んだ短髪は紅く、凛々しい顔でやんちゃそうな相貌だった。
同じく13歳のデニスはブロンドベージュの長めの前髪を耳にかけ、大人しく落ち着いている。
最後は僕と同じ12歳のミハル、亜麻色の髪は耳が見えるくらいの長さで、鼻まわりには愛嬌を際立てるそばかすがあり、眼鏡をかけている。カイルと同じ孤児院出身だと言っていた。
学校に行ったことがないマルクは、同年代との初めての会話に心が躍り、声を出しておもいきり笑った。
年上のバリーが率先して色々教えてくれる。
翌日からは奴隷としての仕事が始まった。
オーケルマン侯爵家は武器商会で銃弾、槍、斧類や大砲に至るまで、武器防具全般を取り扱っており、国外にも輸出している。
戦争が激化している世の中で武器は飛ぶように売れた。
俺たち奴隷は、原料になる鉛や製品を一輪車を使って運ぶ作業が主だった。
子供の力では運ぶのもやっとで、製品を落下させた時は鞭で打たれた。
全身筋肉痛で、夜は泥のように眠った。
マルクは夜中、目を覚ますと同じ倉庫で寝ている仲間が一人居ないことに気づいた。
マルクは隣で眠っていたカイルの身体を揺すって起こし小声で問うた。
「ねぇ、バリーがいないんだけど……」
あぁ、……うん、と眠そうに目を擦ったカイルは周りを見て、起こしちゃ可哀想だと指で合図をして、外に出て話そうとマルクを連れ出した。
月明かりが眩しいくらいの満月の夜だった。
武器工場隣の牧場の芝生に二人、座り込んで草を毟ったりする。
話づらい内容なのか、カイルはどうでもいい会話を一通りした後、マルクの目をまっすぐに見て訥々と本題を語り始めた。
「旦那様が俺たち奴隷を買う理由は二つある……」
マルクは固唾を飲んで、カイルを見返した。
「武器工場の労働と、もう一つは…………旦那様の慰み者だ」
「ナグサ……ミモノ?」
地下室暮らしで無知だったマルクは意味が分からず、首を傾げる。意味を教えて貰い、絶句とともに青褪めた。
二人は、こっそり倉庫に戻って休むと、束の間、バリーらしき少年が鼻を啜って帰ってきて、寝具に身を投げるようにして横たわった。
うっ……うっ、と小さく呻くように泣いているのを、マルクは気づかないフリをして眠りについた。
後日、他の少年も呼び出されている姿を見かけた。
終業の頃、侯爵がマルクの元へやってきて、少年の肩に手を置き小さく耳元へ囁く。
「今夜11時、豚小屋横の藁置き場に来い」
ニタニタと笑いを浮かべた侯爵の表情は不気味で、マルクは悪寒を感じ、背筋を粟立たせた。
先に内容を聞いていたマルクは豚小屋には行かず、就寝するまで馬小屋の倉庫で横になって仲間と会話を楽しんでいた。
すると、侯爵がやって来てマルクの腕を強く掴んで立たせ連れ出した。
「やめろよ! 変態!」
侯爵は、吐き捨てたマルクの頬を平手で打った。
そしてニヤリと嗤うと少年の顎を掴んで、睨みつけ言い放った。
「そんな生意気を言えるのも、今のうちだ!」
マルクは恐怖を堪えるように、下唇を噛んだ。
藁置き場に着いても暴れる少年の鳩尾に一撃を加えて気絶させ、全裸にして小屋の梁に備え付けてあったロープに両腕を縛り付け吊るした。
少年が目を覚ますと、縛られた手首が痺れたように痛み、下を見ると侯爵の卑猥な舌がじゅぶじゅぶと音を立てて、首筋から乳首、背中や腹の辺りを舐め回していた。
おぞましい光景に、ビクッと肩が震える。
「やめろ、……やめてくれ」
必死に懇願して、身体を捩り、足で蹴飛ばそうとするが上手く動けない。
侯爵は少年の身体を仰ぎ見て、下卑た笑みを浮かべる。そして胎を撫でながら悦に入ったように囁いた。
「はぁー、この生意気な小僧が屈従する姿が堪らないのだ」
こんなに気持ち悪いのに、怖いのに…………ゆるく勃ち上がる自身の中心に心底、嫌気が差す。
少年のソレを見て、侯爵は満足げな笑みを浮かべてソレを口に咥えてしゃぶりだした。
抵抗する術を探して、侯爵めがけて唾を吐くと、男は少年を睨みつけて、根元を強めに噛んだ。
「いっ……ゔっ……」
マルクは痛みに耐えながら呻く。嬌声だけは、あげてやるもんかと、ぐぐもった叫声を押し殺す。
それからの記憶は朧げで、気づいた時には、手のロープは外されて、どさっと身体がうつ伏せになって藁の上に落ち、逃げようにも血液全部が足先に降りたかのように、全身が痺れて動かすことができなかった。
冷たい液体が双丘の間に塗り込まれると、指で中を掻き回される。
そして太い何かが、後ろの孔にあてがわれて、ゆっくりと挿入されるのがわかった。
マルクは泣き叫ぶ。
「や、やめっ、……やめてぇぇぇ!」
「やっと、良い声で啼くようになったな」
少年の苦悶の声音に、興奮を掻き立てられる侯爵。
ただただ痛く、ひどく気持ち悪い、そして苦しかった、……早く止めて欲しいと少年は願う。
少年は朦朧とする意識の中で思った。
……この世界に悪魔がいるなら、きっとこんな顔をしているのだろうと……
意識をなくしていたマルクは、目覚めると藁の上に寝たままの状態だった。
べたべたとした身体のあちこちが痛い。
次から次へと、溢れる涙を拭いながら服を着る。
心が落ち着くまでの間、屋敷から少し歩き、街が見渡せる丘に着いた。
黎明の空へ光が差して、空がゆっくりと紫色から橙色に移り変わってゆく。
畝雲が精巧に描かれたように連なり、朝焼けに美しく彩られていた。そんな風景がマルクを優しく包み込んでくれているようで、また落涙した。
涙が枯れるほど泣いて、ほんの少しすっきりしたマルクは、途中の川で顔をざぶざぶと洗い仲間達の元へと帰った。
数日後、朝の支度をしている時だった。
いつも大人しいデニスが血相を変えて倉庫に飛んで来た。
「バリーが、……バリーが首を吊った!」
息も絶え絶えに顔面蒼白のデニスは告げた。
「うそだろ!」
カイルは震える声で、信じられないと天を仰いで、両手で顔を覆った。
ミハルは目を真っ赤にして、今にも泣き出しそうだった。
「とりあえず、見に行こう」
じゃなきゃ、現状を飲み込めない。そうマルクは自分に言い聞かせるように言った。
四人が豚小屋の藁置き場に到着すると、踏み台にしていたであろう椅子が蕭然と転がっていた。
梁から垂れたロープを輪状にして首をかけたと思われるバリーの身体は、力が抜け切ったようにぐったりと吊るされていた。
この場所で、凌辱に耐えられなかったと誇示するかのように……。
ミハルは嗚咽しながら泣きじゃくった。
カイルは瞳に膜を張り、落涙を堪え、力を込めた拳は震えていた。
デニスは冷たくなったバリーの身体にしがみついて「バリー、……ねぇ起きてよ、バリーッ!」と声を荒げて、泣きついた。
マルクは、未だ信じられずに「なんで……」と呆けた表情で、哀しみの熱が、次第に目頭や鼻の付け根に押し寄せて、やがて決壊したかのように涙になって溢れ出した。
慟哭に満ちたその場所に、侯爵がやってくる。
侯爵は涙一つ見せず、苦虫を噛み潰したような顔で遺体を一瞥し、持参したナイフで吊るされたロープを切ると、バリーの身体はドサッと藁の上へ傾れ落ちた。
「川にでも捨ててこい」
侯爵は冷たく言い放ち、その場を去った。
その背中をカイルとマルクは咎めるように睨みつけ。ミハルとデニスの号泣は、激しく共鳴した。
──その光景は、湿って黒く変色した藁色そのものだった──
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