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バグウェル☆
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ヒドラの首を全部落とし、大きな巨体は粒子になって消え失せた。
「黒猫の坊!非常事態だ。ルカがいなくなった」賢者の低い声。
「え!……他の団を見てるとかじゃないのですか?」
セオドールは狼狽する。
「いや、気配が消えたんだ」
「とにかくここを終わらせて、他の戦場を見に行きましょう」
それからのセオドールは、凄まじい勢いで屠りまくった。
闇魔法の槍や雨が、戦場に絶え間なく降りそそいだ。
他の砦も、すぐに決着がつく。
敵軍は、恐れをなしたのか一時撤退を余儀なくされた。
夕刻ころから、ルカの捜索を始める。近辺を隈なくさがしたが見つからず、辺りも暗くなってきたので引き返すことになった。
セオドールは居てもたってもいられず、戦闘対策会議の場で進言する。
「本日我が妃、聖者が攫われました。明朝、敵陣に奪還作戦を試みたいのですが……」
「砦の守りはどうなさるおつもりで?」
騎士団参謀ディートリヒ・ブルクハウセン(イリオモテヤマネコ種)ライナルトの従兄弟にあたる彼が、眉を顰めて低い声音で問う。
セオドールは拳を握り、憤りを隠せずにいた。「落ち着け」と自分に言い聞かせながら衣嚢の中にあるルカから贈られた懐中時計を握りしめる。
そこへファウスト騎士団総長(コーニッシュレックス種)が、その大きな猫耳を拳でひと掻きして口を挟む。
「まぁまぁ、誰だって家族が攫われたら黙ってはいられないだろう。しかも聖者様だ、本日の戦でもよくやってくれていた。奪還が成功すれば明日の戦況は楽に展開し、我が国が勝利するだろう」
「この命に変えても奪還してまいります」
総長のひとこえで奪還作戦は明け方、少数精鋭の隠密部隊を編成し決行することとなった。
☆
機械音と人の声が聞こえる……。何だかすごーく体が重い。
ルカは重い瞼をこじ開けると、どこかの研究所のような施設にいた。
なんでこんな所に!?早く戦場に戻らなきゃ!確か、賢者様の魔力をセオに全振りするようお願いしてから気絶したんだった……。
腕を動かそうとすると、金属音がして手枷をつけられていることに気づく。
ガタガタと手枷足枷を動かして、魔法も試みたが発動しない。
はっ、として見遣ると、両腕に注射器のようなものが打たれ、片方に強い痛みを覚えた。
体液抜かれてる??これって、まずい状況だよね……。
ルカは顔面蒼白になると、そこへ小太りの博士のような風貌の男性と、助手の女性がやってきた。
「あの!僕、早く戦場に帰りたいんだけど、これ外してくれないかな?」
手枷をガタガタ鳴らして訴える。
「帰すわけないでしょ、君はこれからバグウェルのエネルギーの糧になるんだから」
ニヤリと笑って博士は言う。
バグウェルって、いま敵国にいるの!?どういうこと?頭がぐるぐる混迷する。
「今までいた黒猫より、人型の方が色々楽しめそうだしな……」持っていた杖でルカの胸元を弄る。
「ちょ、変なとこ触るな!」
セオに開発された体が反応してしまう。身体を捩って抵抗する。
とたん、意識を失って体に力が入らなくなり頭を擡げる。
「博士、魔力が枯渇しています!このまま吸い取ると生命の危険が……」助手の女性が機械を覗きこんで告げる。
「は?戦場でひときわ膨大な魔力を有する者と聞いてるぞ! もういい、魔力吸引は辞めて牢にいれろ!」博士は目を吊り上げる。
「はっっ!」と狼獣人は敬礼してルカを運び出す。
☆
意識が戻ったのは、牢に放り込まれた時だった。
ルカは目の前の狼獣人をみて熟思する。この狼どこかで見たような……。
目が合うと、ニヤリと笑った狼の牙を見て思い出す。
「君はもしかして、ハロウィンでプレゼントくれたハイイロオオカミ?」
この国のハロウィンは前世のバレンタインのようなイベントで、気になる相手にプレゼントを贈るイベントだ。
背格好は変わったが、ニヤリと牙を剥き出して笑う顔は学院時代と変わらない。
「よく思いだしたな」狼は微笑を浮かべる。
「スパイだったの!?……狼は仲間以外とは群れないんじゃないの?」声高に問う。
「うるせえよ」狼は悪態をつき牢を施錠、結界魔法を施す。
牢の外に手を出そうとしても弾き飛ばされる。
何回か脱出を試みたが、駄目だった。
早く皆の元へ帰らなきゃいけないのに……。
向かいの牢を見ると、幾つも牢が並んでいて魔獣が何匹も何種類も入っている、捕虜らしき人間や獣人等もいた。
脱出のヒントを教えて貰えるかもしれない、念話で話しかけてみよう!
目の前のひときわ大きな牢に影が見えた。よく良く見ると綺麗な緋龍がいた。
月の明かりを落とす鉄格子の窓を見上げ泣いているように見えた。
平常なら龍なんて怖くて声はかけられないけれど、どうしても気になって念話で話しかけてみる。
〈初めまして、龍さん。聞こえるかな? 僕は三毛猫の獣人ルカです。……どうして泣いているの?〉
〈見つかっちゃのね、私はロゼッティア。……私の番が従魔にされて戦場に出てるの。この牢に居る子達はみんなそう、家族や大切な人が従魔にされて。背叛すれば捕虜を殺ると……〉龍は哀愁をまとい消え入りそうな声で告げる。
〈あなたのような強い龍がなぜ?〉
〈子供を囮りに連れてこられて……そして子供は殺されたの〉
〈そんな卑劣な……、酷い!〉
〈だから毎晩、月を見上げて祈りを捧げるの……けれど不安で心が押しつぶされそうになる……〉龍は瞳を伏せる。
〈諦めないで!僕の魔力が戻ったら、皆を解放するよ。その後戦場に戻ったら従魔も解放する!〉ルカは胸を張る。
〈頼もしい三毛猫ね、ふふふ〉龍は小さく笑った。
少し元気を取り戻した龍をみて安心する。
☆
戦況が気がかりで、なかなか寝付けずにいた。
夜半過ぎ、月明かりが溢れる牢前の通路を黒猫がよぎった。
寝ぼけ眼の薄暗い中でも、はっきりと浮かぶカギ尻尾。思わず懐かしいその姿に声を上げる。
「クロ!?」
声を聞きつけたのか看守が駆ける足音が近づく……。
「黒猫の坊!非常事態だ。ルカがいなくなった」賢者の低い声。
「え!……他の団を見てるとかじゃないのですか?」
セオドールは狼狽する。
「いや、気配が消えたんだ」
「とにかくここを終わらせて、他の戦場を見に行きましょう」
それからのセオドールは、凄まじい勢いで屠りまくった。
闇魔法の槍や雨が、戦場に絶え間なく降りそそいだ。
他の砦も、すぐに決着がつく。
敵軍は、恐れをなしたのか一時撤退を余儀なくされた。
夕刻ころから、ルカの捜索を始める。近辺を隈なくさがしたが見つからず、辺りも暗くなってきたので引き返すことになった。
セオドールは居てもたってもいられず、戦闘対策会議の場で進言する。
「本日我が妃、聖者が攫われました。明朝、敵陣に奪還作戦を試みたいのですが……」
「砦の守りはどうなさるおつもりで?」
騎士団参謀ディートリヒ・ブルクハウセン(イリオモテヤマネコ種)ライナルトの従兄弟にあたる彼が、眉を顰めて低い声音で問う。
セオドールは拳を握り、憤りを隠せずにいた。「落ち着け」と自分に言い聞かせながら衣嚢の中にあるルカから贈られた懐中時計を握りしめる。
そこへファウスト騎士団総長(コーニッシュレックス種)が、その大きな猫耳を拳でひと掻きして口を挟む。
「まぁまぁ、誰だって家族が攫われたら黙ってはいられないだろう。しかも聖者様だ、本日の戦でもよくやってくれていた。奪還が成功すれば明日の戦況は楽に展開し、我が国が勝利するだろう」
「この命に変えても奪還してまいります」
総長のひとこえで奪還作戦は明け方、少数精鋭の隠密部隊を編成し決行することとなった。
☆
機械音と人の声が聞こえる……。何だかすごーく体が重い。
ルカは重い瞼をこじ開けると、どこかの研究所のような施設にいた。
なんでこんな所に!?早く戦場に戻らなきゃ!確か、賢者様の魔力をセオに全振りするようお願いしてから気絶したんだった……。
腕を動かそうとすると、金属音がして手枷をつけられていることに気づく。
ガタガタと手枷足枷を動かして、魔法も試みたが発動しない。
はっ、として見遣ると、両腕に注射器のようなものが打たれ、片方に強い痛みを覚えた。
体液抜かれてる??これって、まずい状況だよね……。
ルカは顔面蒼白になると、そこへ小太りの博士のような風貌の男性と、助手の女性がやってきた。
「あの!僕、早く戦場に帰りたいんだけど、これ外してくれないかな?」
手枷をガタガタ鳴らして訴える。
「帰すわけないでしょ、君はこれからバグウェルのエネルギーの糧になるんだから」
ニヤリと笑って博士は言う。
バグウェルって、いま敵国にいるの!?どういうこと?頭がぐるぐる混迷する。
「今までいた黒猫より、人型の方が色々楽しめそうだしな……」持っていた杖でルカの胸元を弄る。
「ちょ、変なとこ触るな!」
セオに開発された体が反応してしまう。身体を捩って抵抗する。
とたん、意識を失って体に力が入らなくなり頭を擡げる。
「博士、魔力が枯渇しています!このまま吸い取ると生命の危険が……」助手の女性が機械を覗きこんで告げる。
「は?戦場でひときわ膨大な魔力を有する者と聞いてるぞ! もういい、魔力吸引は辞めて牢にいれろ!」博士は目を吊り上げる。
「はっっ!」と狼獣人は敬礼してルカを運び出す。
☆
意識が戻ったのは、牢に放り込まれた時だった。
ルカは目の前の狼獣人をみて熟思する。この狼どこかで見たような……。
目が合うと、ニヤリと笑った狼の牙を見て思い出す。
「君はもしかして、ハロウィンでプレゼントくれたハイイロオオカミ?」
この国のハロウィンは前世のバレンタインのようなイベントで、気になる相手にプレゼントを贈るイベントだ。
背格好は変わったが、ニヤリと牙を剥き出して笑う顔は学院時代と変わらない。
「よく思いだしたな」狼は微笑を浮かべる。
「スパイだったの!?……狼は仲間以外とは群れないんじゃないの?」声高に問う。
「うるせえよ」狼は悪態をつき牢を施錠、結界魔法を施す。
牢の外に手を出そうとしても弾き飛ばされる。
何回か脱出を試みたが、駄目だった。
早く皆の元へ帰らなきゃいけないのに……。
向かいの牢を見ると、幾つも牢が並んでいて魔獣が何匹も何種類も入っている、捕虜らしき人間や獣人等もいた。
脱出のヒントを教えて貰えるかもしれない、念話で話しかけてみよう!
目の前のひときわ大きな牢に影が見えた。よく良く見ると綺麗な緋龍がいた。
月の明かりを落とす鉄格子の窓を見上げ泣いているように見えた。
平常なら龍なんて怖くて声はかけられないけれど、どうしても気になって念話で話しかけてみる。
〈初めまして、龍さん。聞こえるかな? 僕は三毛猫の獣人ルカです。……どうして泣いているの?〉
〈見つかっちゃのね、私はロゼッティア。……私の番が従魔にされて戦場に出てるの。この牢に居る子達はみんなそう、家族や大切な人が従魔にされて。背叛すれば捕虜を殺ると……〉龍は哀愁をまとい消え入りそうな声で告げる。
〈あなたのような強い龍がなぜ?〉
〈子供を囮りに連れてこられて……そして子供は殺されたの〉
〈そんな卑劣な……、酷い!〉
〈だから毎晩、月を見上げて祈りを捧げるの……けれど不安で心が押しつぶされそうになる……〉龍は瞳を伏せる。
〈諦めないで!僕の魔力が戻ったら、皆を解放するよ。その後戦場に戻ったら従魔も解放する!〉ルカは胸を張る。
〈頼もしい三毛猫ね、ふふふ〉龍は小さく笑った。
少し元気を取り戻した龍をみて安心する。
☆
戦況が気がかりで、なかなか寝付けずにいた。
夜半過ぎ、月明かりが溢れる牢前の通路を黒猫がよぎった。
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