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★絶海の孤島
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「…………う。……うぇ」
「大丈夫かい?カメリア」
女王リューディアが住むという島に上陸してから、私はすぐに体調を崩して何度もその場にうずくまる。
賢者様が心配そうに私の横で背中を擦ってくれるが、彼に顔を向ける気力も沸かない。
島には賢者様がよく使う座標交換では無く、更に高等な魔法の空間転移で来たのでその影響が出ているのかとも思ったが、おそらく違う。
転移直後は立ちくらみのような感覚があったが、それはとっくに治まっている。
一歩、また一歩と居城へと歩を進めると、ガンガンと殴られたかのような頭痛と、胃がひっくり返るような気持ち悪さに襲われ、上手く前に進めない。
女王様の元へ行くのを身体全身、魂が全力で拒否しているようだ。
これではいつ女王様に会えるか分からない。
「けん、じゃ様……。カメリアは、ここで……」
待ってるから、そう言おうとした矢先、ふわりと何かが私に覆いかぶさる。
賢者様が普段身に付けているローブだ。
「これはカメリアが身に付けている物よりも魔除けの加護が強いんだ。普段のカメリアには辛い物だけど、今なら多少は楽になるんじゃないかな?」
「…………」
どうだい?と私の体調を気遣う賢者様の顔をようやく見上げる事が出来た。
柔らかい笑みを見れたおかげか、魔除けの加護が効いたのか……。身体に纏わりつく重い気が晴れていくように感じる。
「う、ん……。ちょっとラクになったけど、でもこれじゃ賢者様が……」
「気遣いありがとう。私なら平気だよ。なにせ、この肉体には彼の魂が宿っているからね。リューディアと似通った魔力だから、彼女の気に充てられる事は無いんだ」
にっこりと微笑む賢者様を見るに、本当に何の影響も受けていないようだ。
「一応、ヒュブリスの眷属になっているカメリアなら大丈夫かと思っていたけど、計算が甘かったね。無理をさせてごめんよ」
「ううん、これくらいなら平気。……多分、普通のコボルトだったら、もう死んじゃってると思うし」
賢者様に頭を撫でられるがまま、そう感想を零す。
この島に漂う思念は、来る者全てを拒絶し、生命を否定している。
私が体調を崩すだけで済んでいるのは彼の言うとおり、魔王ヒュブリスの眷属だからだろう。
でなければこの責め立てるような気に圧されて、とっくに喉を掻き切っている。
「よっ、と……」
「え?ちょっ」
賢者様にフードを顔近くまで深く被せられたと思うと、突然抱きかかえられた。
「け、賢者様!?」
「まだ具合悪いでしょ?このまま行った方が、そんなに悪化しない筈だ」
「そうかもしれないけど……!」
顔が、近い……!
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、賢者様は笑顔のまま歩き始める。
「あはは。そんなに暴れないでくれよ。私は体力にはあまり自信が無いんだから」
「……む。カメリア、そんなに重くないよ!」
「あ痛っ!ちょっと、顔に角は反則だよ?」
「ふんっ」
角度をつけて喰らわせた頭突きはキレイに決まり、賢者様の顔がほんの少し歪む。
それでも彼は私を降ろす事は無く、「やれやれ」とため息をつきながらもそのまま歩き続ける。
振り落とされないようしがみつく私の身体は、先程よりもずっとラクになっていた。
私を抱えたまま歩く賢者様は、道に迷う素振りを見せる事なくスタスタと進んで行き、やがてぽっかりと口を開けた洞窟の前で立ち止まる。
その先に、女王様がいるとは思えない程に質素かつ自然に馴染んでおり、昔自分が住んでいた洞穴を思い出す。
「……この向こうに、女王様が?」
分かりきっている質問がぽろりと零れるくらいに似付かわしくない入口だ。
「見た目はそんな感じしないよね。自分の島だというのにわざわざ結界なんか張って、よほど他者が嫌いなんだろうね」
ふと気が付く。
ひょうひょうとしていながらも、賢者様の声は震えていた。
彼の顔を見上げれば、その表情は硬くとても緊張しており、私を抱える腕もわずかに震えている。
「……怖いの?」
声をかければ、彼は強張った笑顔を向ける。
「あの人は、特にボクを嫌っているからね」
ボク……。
微かに震える声で、自分の事をボクと呼ぶ。
前回はきっと、かつての仲間達と共に此処へ来ていたのだろう。
おそらく、女王様を倒しに。
けれども女王様も賢者様も、他の勇者一行も生きているのは、戦いは行われなかったのか、なんとか逃げ切れたのか……。
詳しい事は分からないけれど、彼が女王様に対して恐怖を覚えている事は確かだ。
「アラン様」
だから私は、彼を呼ぶ。
そっと頬に触れ、人間である彼の本名を。
「アラン様は、独りじゃないよ。今は、カメリアがいる」
「降ろして」と付け加えて彼の隣に並び、その手を取る。
「一緒に行こ。こうやって手を繋いでいれば、きっと大丈夫。ね?」
「カメリア……。はは、かなわないなぁ」
驚いた表情の後、すぐにクシャと顔を和らげる。
そして少し屈んで、私の額に自分の額を当ててきた。
「ありがとう。……この先へ向かう前に、少しだけ弱音を吐いても良いかな?今更言うのも、ずるい弱音なんだけど」
「ん、どーぞ」
「先も行った通り、ボクは彼女に嫌われている。もしかしたらボクたちの旅は、ここで終わってしまうかもしれない。もちろん、そんな事が無いように、せめてキミだけは護ってみせるつもりだけど……」
「ずっと一緒だよ」
彼の言葉を遮るように言葉を被せる。
そして額を離して笑顔を見せる。
「カメリア達は、何があっても一緒。死で二人を分かつ事は出来無い。魔族に神は微笑まないもん」
「……は。確かに」
少しキョトンとした後、彼は可笑しそうに笑った。
「それなら、何も恐れる事はないね」
「うん、そうだよ」
「それじゃ、行こうか。一緒に歩いて」
「……はい!」
握っていた手に少しだけ力を込めて答える。
そして共に洞窟の中へ入ろうとした刹那、
「長い!」
その中から、苛立だしげな声が飛んできた。
「王の門前で、貴様等は何をしているのだ。そのような戯れは他でやれ」
姿こそ見えないが、私達のすぐ近くでその声は更に苦言を呈する。
「……怒られてしまったね」
「うん……」
おそらく、女王様の眷属なのだろうその声の主は、私達の事をずっと見ていたのだろう。
そう考えると急に恥ずかしくなり、また同時に可笑しくもなって、
「……ふ」
「あははははは」
どちらからともなく、笑ってしまった。
「さあ、そろそろ行こう。でないと今度は、女王の雷が落ちかねない」
「そうだね。それはカメリアも嫌だよ」
手を引かれ、私達は笑いながら洞窟の中へと入っていった。
「大丈夫かい?カメリア」
女王リューディアが住むという島に上陸してから、私はすぐに体調を崩して何度もその場にうずくまる。
賢者様が心配そうに私の横で背中を擦ってくれるが、彼に顔を向ける気力も沸かない。
島には賢者様がよく使う座標交換では無く、更に高等な魔法の空間転移で来たのでその影響が出ているのかとも思ったが、おそらく違う。
転移直後は立ちくらみのような感覚があったが、それはとっくに治まっている。
一歩、また一歩と居城へと歩を進めると、ガンガンと殴られたかのような頭痛と、胃がひっくり返るような気持ち悪さに襲われ、上手く前に進めない。
女王様の元へ行くのを身体全身、魂が全力で拒否しているようだ。
これではいつ女王様に会えるか分からない。
「けん、じゃ様……。カメリアは、ここで……」
待ってるから、そう言おうとした矢先、ふわりと何かが私に覆いかぶさる。
賢者様が普段身に付けているローブだ。
「これはカメリアが身に付けている物よりも魔除けの加護が強いんだ。普段のカメリアには辛い物だけど、今なら多少は楽になるんじゃないかな?」
「…………」
どうだい?と私の体調を気遣う賢者様の顔をようやく見上げる事が出来た。
柔らかい笑みを見れたおかげか、魔除けの加護が効いたのか……。身体に纏わりつく重い気が晴れていくように感じる。
「う、ん……。ちょっとラクになったけど、でもこれじゃ賢者様が……」
「気遣いありがとう。私なら平気だよ。なにせ、この肉体には彼の魂が宿っているからね。リューディアと似通った魔力だから、彼女の気に充てられる事は無いんだ」
にっこりと微笑む賢者様を見るに、本当に何の影響も受けていないようだ。
「一応、ヒュブリスの眷属になっているカメリアなら大丈夫かと思っていたけど、計算が甘かったね。無理をさせてごめんよ」
「ううん、これくらいなら平気。……多分、普通のコボルトだったら、もう死んじゃってると思うし」
賢者様に頭を撫でられるがまま、そう感想を零す。
この島に漂う思念は、来る者全てを拒絶し、生命を否定している。
私が体調を崩すだけで済んでいるのは彼の言うとおり、魔王ヒュブリスの眷属だからだろう。
でなければこの責め立てるような気に圧されて、とっくに喉を掻き切っている。
「よっ、と……」
「え?ちょっ」
賢者様にフードを顔近くまで深く被せられたと思うと、突然抱きかかえられた。
「け、賢者様!?」
「まだ具合悪いでしょ?このまま行った方が、そんなに悪化しない筈だ」
「そうかもしれないけど……!」
顔が、近い……!
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、賢者様は笑顔のまま歩き始める。
「あはは。そんなに暴れないでくれよ。私は体力にはあまり自信が無いんだから」
「……む。カメリア、そんなに重くないよ!」
「あ痛っ!ちょっと、顔に角は反則だよ?」
「ふんっ」
角度をつけて喰らわせた頭突きはキレイに決まり、賢者様の顔がほんの少し歪む。
それでも彼は私を降ろす事は無く、「やれやれ」とため息をつきながらもそのまま歩き続ける。
振り落とされないようしがみつく私の身体は、先程よりもずっとラクになっていた。
私を抱えたまま歩く賢者様は、道に迷う素振りを見せる事なくスタスタと進んで行き、やがてぽっかりと口を開けた洞窟の前で立ち止まる。
その先に、女王様がいるとは思えない程に質素かつ自然に馴染んでおり、昔自分が住んでいた洞穴を思い出す。
「……この向こうに、女王様が?」
分かりきっている質問がぽろりと零れるくらいに似付かわしくない入口だ。
「見た目はそんな感じしないよね。自分の島だというのにわざわざ結界なんか張って、よほど他者が嫌いなんだろうね」
ふと気が付く。
ひょうひょうとしていながらも、賢者様の声は震えていた。
彼の顔を見上げれば、その表情は硬くとても緊張しており、私を抱える腕もわずかに震えている。
「……怖いの?」
声をかければ、彼は強張った笑顔を向ける。
「あの人は、特にボクを嫌っているからね」
ボク……。
微かに震える声で、自分の事をボクと呼ぶ。
前回はきっと、かつての仲間達と共に此処へ来ていたのだろう。
おそらく、女王様を倒しに。
けれども女王様も賢者様も、他の勇者一行も生きているのは、戦いは行われなかったのか、なんとか逃げ切れたのか……。
詳しい事は分からないけれど、彼が女王様に対して恐怖を覚えている事は確かだ。
「アラン様」
だから私は、彼を呼ぶ。
そっと頬に触れ、人間である彼の本名を。
「アラン様は、独りじゃないよ。今は、カメリアがいる」
「降ろして」と付け加えて彼の隣に並び、その手を取る。
「一緒に行こ。こうやって手を繋いでいれば、きっと大丈夫。ね?」
「カメリア……。はは、かなわないなぁ」
驚いた表情の後、すぐにクシャと顔を和らげる。
そして少し屈んで、私の額に自分の額を当ててきた。
「ありがとう。……この先へ向かう前に、少しだけ弱音を吐いても良いかな?今更言うのも、ずるい弱音なんだけど」
「ん、どーぞ」
「先も行った通り、ボクは彼女に嫌われている。もしかしたらボクたちの旅は、ここで終わってしまうかもしれない。もちろん、そんな事が無いように、せめてキミだけは護ってみせるつもりだけど……」
「ずっと一緒だよ」
彼の言葉を遮るように言葉を被せる。
そして額を離して笑顔を見せる。
「カメリア達は、何があっても一緒。死で二人を分かつ事は出来無い。魔族に神は微笑まないもん」
「……は。確かに」
少しキョトンとした後、彼は可笑しそうに笑った。
「それなら、何も恐れる事はないね」
「うん、そうだよ」
「それじゃ、行こうか。一緒に歩いて」
「……はい!」
握っていた手に少しだけ力を込めて答える。
そして共に洞窟の中へ入ろうとした刹那、
「長い!」
その中から、苛立だしげな声が飛んできた。
「王の門前で、貴様等は何をしているのだ。そのような戯れは他でやれ」
姿こそ見えないが、私達のすぐ近くでその声は更に苦言を呈する。
「……怒られてしまったね」
「うん……」
おそらく、女王様の眷属なのだろうその声の主は、私達の事をずっと見ていたのだろう。
そう考えると急に恥ずかしくなり、また同時に可笑しくもなって、
「……ふ」
「あははははは」
どちらからともなく、笑ってしまった。
「さあ、そろそろ行こう。でないと今度は、女王の雷が落ちかねない」
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手を引かれ、私達は笑いながら洞窟の中へと入っていった。
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