グールムーンワールド

神坂 セイ

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CHAPTER Ⅴ

第255話 新キョウト都市奪還戦争 Ⅲ-⑧ 圧倒

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「全員! 防御を固めろ!!」

 ユキの叫びが聞こえるやいなや、マモンは阿倍野の前に瞬時に移動した。

(み、見えねえ!!)

六道りくどう……!」

「遅いな!」

ズドオオンン!!!

 阿倍野は術を発動しようとしたが、その前にマモンに殴りつけられ、瓦礫の山に墜落した。

「三龍臨界!」

 アイコは一瞬で龍で自分を包むような形をした力場を形成し、マモンに攻撃を仕掛ける準備を整えていた。

「それじゃあ足りないな!」

ドドドドオオオンンン!!

 マモンの回し蹴りを何発か受けたアイコは、なんと龍の力場ごと彼方へと吹き飛んだ。

 マモンの攻撃は一見単純な殴りつけや蹴りに見える。
 しかしその肉体に込められた魔素、攻撃と共に発出される魔素はまるで次元が違う量だ。

「調子に乗るな!」

 これは桐生だ。

 自分の周囲に岩のプレートのようなバリアをいくつも纏い、マモンの前へ飛び上がった。
 そしてそのマモンの背後には睦月がいた。
 桐生は正面で気を引いているのだろう。

「見え見えだよ!」

ドドドンンン!!!

 何かが爆発して、桐生と睦月は地上へと落下した。

閃光十字衝フラッシュクロス!!」
創造水冷槍ジェノスアイスランス!!」

ズドオオオオ!!!

 ここで地上にいた二宮と天王寺の攻撃が炸裂した。
 
 しかしマモンは爆炎を切り裂いて二宮と天王寺の脇へと着地した。
 
 2人の攻撃が通じている様子はない。

ドドンンン!!

 何かが炸裂して二宮と天王寺は吹き飛ばれた。
 オレには何が起こったのかも良く分からない。

「二宮さん!!」

 オレたちと一緒にいたシオリが悲鳴を上げた。

「よくも……! 陰陽火遁おんみょうかとん!」

 そこでシオリの動きがピタリと止まった。

「な……!?」

 マモンの左の手のひらがシオリに向いている。
 何か攻撃を受けているのかも知れない。

(いや、間違いない! 何とかしないと!)

四重超新星弾ブーリアスノヴァ!!」

ドギャウウウ!!ドウン!!

 オレの全力の攻撃はまるでハエでも叩くようにマモンに片腕ではたき落とされた。

「ありえねえ!」

「君は弱いね。佐々木セイ」

「何だと……!!」

 オレが再び魔素を練ろうとした時、ユキがオレたちの前に現れた。

「私を忘れるな。白夜極光オプリクルタスルクス!!」
 
カアアアアーーー!!

 眩い発光がマモンに降り注いだ。

 マモンは並のグールなら為す術なく焼き尽くすその光から悠然と抜け出し、ユキの目の前へ一瞬で肉薄した。

「君はなかなかだな!」

ドォォン!!

 ユキもマモンに殴りつけられ、地に倒れてしまった。

「そ、そんな……」

 阿倍野もアイコもユキも、各都市の最強クラスの隊員も束になって戦ったが、みんな一瞬でやられてしまった。

 もう立っているのはオレとナナだけだ。

 オレに視線を向けたマモンを前に立ち尽くしていると、離れた場所から激しい魔素の高鳴りを感じた。
 
潰溶輪廻かいようりんね!!」
「五龍天輪!!」
 
ギャオオオウウウ!!!

 阿倍野とアイコだ。
 やや離れた位置から攻撃の準備を整えていた。

 阿倍野の忍術、アイコの錬金術の余波が収まると、マモンが姿を現した。

「ふうう。確かに、パトリシウスでも手を焼くはずだ」

 血は流している。
 それなりのダメージは与えている。
 だが、それだけだった。

「消えろ」

 ドドドドドウウウ!!

 マモンの両手からミサイルの様な巨大な赤い槍が大量に放たれた。

「うおおお!!」

 阿倍野とアイコはそれらを躱して宙を舞った。
 このままマモンに近づいて戦うつもりだ。

ドオオオォォォォォンンン!!!!!

 しかし。
 マモンの放った槍は空中で突然大爆発を起こした。

「あ、阿倍野さん! アイちゃん!」

 今の攻撃はまずい。
 あの2人でも致命傷になる威力だ。

「兄ちゃん! 2人には防御結界を張った!」

「ナナ!?」

 ナナはかなり苦しそうな顔をしている。
 強大な結界を張りながら、阿倍野とアイコにマモンの攻撃が当たる直前、防御の結界を重ね掛けしたようだ。
 その魔素消費はかなり激しいはずだ。

「2人ならきっと大丈夫! それより……!」

ドォォン!!

 ナナが突然吹き飛んだ。

「ナナァ!!!」

 マモンだ。

「ふう。残りは君1人かな」

「マモン……!!」

 ナナを助けに行かないと。
 しかし……。

「そう睨むなよ。所詮は弱肉強食の世界だろ? 人類とグール。まあ僕たちの方が強かったってだけの話だ」

「な、何を言ってやがる! 四重超新星弾ブーリアスノヴァ!!」

ドギャウウウ!!

 マモンはオレの攻撃を有ろうことが片手の手のひらで受け止めた。

「佐々木ユキと比べたら貧弱だな。まあオリジンワクチンを接種しないとこんなもんか」

 オレの攻撃はまるで通じない。

「くそ……!」

「まあ、君たちは頑張ったんじゃない? ベルフェゴールが放置し過ぎてたから少しは人生を謳歌出来ただろ? もう滅亡しなよ」

「意味の分からないこと言うな! お前らがオレとナナのオリジンワクチンを奪わなけりゃ……!」
 
 オレもオリジンワクチンという特殊なワクチンを接種すればユキや阿倍野、アイコの様に強くなれるらしい。
 それさえあれば。
 
「……あれ? 君はオリジンワクチンは僕たちが持ってるって思ってるの?」

「? 何言ってんだ! ベルフェゴールってのとレヴィアタンってのがオリジンワクチンを持ってんだろ! 誤魔化すな!!」

 オレの言葉を聞いたマモンは初めて眉間にしわを寄せて不快な顔をあらわにした。

「なぜ、それを知ってるんだ? まさか……、佐々木セイドウか?」

 オレはマモンの反応に戸惑った。
 
 よく考えたらオリジンワクチンをグールの王が持っている事をオレが知っているのはおかしい。
 この情報の出処は夢の中で会った親父だからだ。
 だけどだからといってマモンがここまで反応を示す理由が分からなかった。
 そしてオレが親父からその事実を聞いたという事に辿り着くマモンの考えもよく分からない。

「なんで親父だって思うんだ……?」

「……」

 マモンはオレをじろりと睨みつけた。

「そうか。まあ、ここで君は死ぬし、関係ないね」

 一気にマモンの体に禍々しい気配が漲った。

「ぐ……!」

 全力の攻撃も通じないし、何とかマモンの攻撃を躱して時間を稼ぐくらいしかない。

 その時。
 突如オレの後方から槍や剣の雨がマモンへと降り注いだ。

ドオオオォン!!

(これは! 睦月さんの!)

「佐々木殿!」
「佐々木セイ! ユキさんは!?」

 やはり睦月だった。
 一瞬に桐生もいる。

「ユキはあそこに倒れてます! 桐生さん、回復を……」

 オレが言葉を言い終わるよりも早く、桐生は回復の術を発動した。

「よ、よし!」

「何が良しなんだ?」

 マモンの声に振り返ると、睦月がすでに地面に倒れ伏していた。
 両足が膝からちぎれている。

「な!! む、睦月さん!!」
「クラウド!!」

 オレと桐生の叫びに、睦月は微かに体を動かして反応を示した。

(し、死んではない!)

「こいつはすぐに死ぬね。君たちもそう」

 マモンが手のひらをオレたちに向けた時。
 
 光の刃がマモンを襲った。

「うん?」

 マモンは慌てずにそれを叩き落とすと、攻撃を放った相手へ意識を向けた。
  
 オレも援護攻撃をしてくれた仲間を探したが誰も見つからない。

「だ、誰だ?」

キュン!!

 再び光の刃がマモンを襲った。

ドオン!!

 攻撃の威力は多分オレの超新星弾ノヴァと同じくらいだ。
 普通に考えたらSS級グールにもダメージを与える強さだが、相手がマモンでは大した効果は与えられなかった。

 しかし、マモンの気を引くことは出来ていた。

「へえ。今のは……」

 マモンは少し離れた場所にある、いや居るラクの方を見ていた。

「え? まさか!?」

 さっきのはラクの攻撃だったようだ。

「やはり、ラクさんか……! 今のはラクさんの帝級飛斬テラストラッシュだった! やはり無事でいてくれたんだ……!!」

 桐生が感極まったように声を上げた。

「やっぱりラクなのか!?」

 その時、ラクを包む水球と紋様が輝き光の刃が放たれた。

「間違いない!」

 桐生が大声を出した。

 マモンはラクの攻撃を片手で打ち払うともう一方の手をラクへ向けた。

「はは。こんなこともあるんだなあ。僕が止めを刺してあげるよ、佐々木ラク」

ギャウウウ!!

 マモンは手の平から放った光線のような攻撃をラクへぶつけた。
 だが水球がバリアになっているようでその攻撃を弾き続けている。

「やるね! でもまだまだ終わらない、どこまで耐えられるかな!」

 マモンは継続して手の平から光線を放ち続けている。

「や、ヤバい! ラクを助けないと!」

 飛び出そうとしたオレの肩を後ろから誰かが掴んだ。

「待て。佐々木」

 二宮だ。
 さらに横には天王寺も居る。

「二宮さん! 天王寺さん!」

「奴には中途半端な攻撃は通じない。オレと佐々木。桐生さんとで同時攻撃だ」

 二宮は息が荒い。
 かなり深手を負っている。

「その隙にオレがマスターたちを治癒する」

 これは天王寺だ。

「あの3人の力が無いと勝機はないだろう。既に遠隔で治療を始めている。頼んだぞ」

 そう言って天王寺は後ろへ下がっていった。

「桐生さん、いいですね」

 二宮が桐生に問うた。

「構わん。確かに現状それしかない」

 話は纏まったがオレはラクが気になって仕方がない。
 今のところラクと水球は破られる気配は無い。

 30年の間あの状態でグールの攻撃を耐えてきたはずだから、いくらマモンでも簡単には行かないだろう。
 理解はして居るがマモンの力は脅威だ。

「行くぞ!!」

 桐生と二宮、そしてオレは同時に魔素を練り込んだ。

閃光十字衝フラッシュクロス!!」
六色宝玉ろくしきほうぎょく!!」
四重超新星弾ブーリアスノヴァ!!」

 ズドオオオオンンン!!!

 決まった。
 オレたち3人の攻撃がラクに気を取られたマモンに直撃した。
 ヴィゴリスの時同様、これでそれなりのダメージは与えられたはずだ。

「痛いなあ。うっとうしい」

ドオオンンン!!!

「がっは!」

 マモンの声が聞こえた瞬間、オレの視界が激しく揺れ動いた。
 全身が激しく痛む。

(攻撃を食らったのか!? 急いで立たないと……!!)

「が、うう……」

 オレは体に力を込めたが、立ち上がる事が出来ない。

(ま、またかよ! ら、ラクが危ないってのに!)

 いつもオレはここぞという時に役に立てない。
 悔しい。

「う、おおお……」

 気持ちはあっても体は言うことを聞かないし、腹の底から叫んだつもりでも蚊の鳴くような声しか出ない。

 立てないどころか、段々と全身から激痛を感じ始めた。特に左手の先にひどい痛みを感じる。
 見るとオレの左手の指が失くなって血を流していた。

(ゆ、指くらい何だ……! 右手がありゃ銃は持てる)

 オレは何とか体を捻ると、オレはラクの水球の側に倒れている事に気がついた。
 マモンの気配の位置から考えると、オレはラクにぶつかってここにいるらしい。

「ら、ラク……。ラクが助けてくれたみたいだな……! だ、大丈夫。今度は兄ちゃんが助けてやるぞ……!!」

 オレは何とか膝立ちになりマモンの居る方に顔を向けた。

 激しい爆音が響いている。
 
「ユキ……!」

 マモンと戦っているのはユキだった。
 オレが吹き飛ばされた少し前に復活したようだ。

 だが。

「ははあ! 楽しいよ!」

 マモンはほとんどダメージを受けていない。
 ユキの攻撃は何発か当たっているのにマモンには通じない。

「く、くそ……、どうすれば……!」

 オレはキョロキョロと周りを見た。
 桐生、二宮、ナナが倒れている。

 みんなやられてしまっていた。
 感知で死んでは居ないことは分かる。

 桐生とナナは既に倒れながらではあるが、治癒術を展開していて回復を図っている。

「終わりが近いなあ。佐々木ユキ」

 マモンは邪悪で無邪気な笑顔でオレたちに絶望を与えていた。
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