俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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1章 魔法少女とは出逢わない

1章14 牢獄の空 ④

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「弥堂君……? 昨日あれだけ言ったのに、まだわかっていないようですね……?」

「待て、わかった、俺が悪かった」


 ななみ先生(27歳)の気配を感じ取った弥堂は即座に白旗をあげた。


 ななみ先生はそんなデキの悪い生徒を無言でジッと見る。

 時計の秒針の作動音を何度か幻聴させる間を置いて、「ふん、まぁいいわ」と彼女も鉾をおさめた。


「あんた、軽率にお金で済まそうとしてくんのやめなさいよ。なんか、あたしまですっごいイカガワシイことしてる気分になるから」

「あぁ。あれはそう誤解をしてしまったという話だ。決してキミが『そう』だと思っているというわけでもなければ、『そう』だと断じているわけでもない」

「……ホントに? あんたすぐにあたしのこと、そういうえっちなお店の女の子みたいに扱おうとすんじゃん。マジでシツレーなんだけど」

「神に誓おう。キミはえっちなサービススタッフでもないし、えっちな流通業者でもない。俺はキミにえっちなサービスを要求していない」

「……なんだろ。なに言われてもムカつくわ。あんたマジでなんなの」

「それはりふ――いや、善処しよう」

「あと、もういっこも謝って!」

「もう一個? なんのことだ」

「なんのって……ペンを、その、刺すって……」

「なんの話だ」

「だからっ! 言ったじゃん! ペンをあたしのお尻に――って! なんですぐ言わせようとすんの⁉ 言わないわよ⁉」

「なに一人で騒いでんだ」

「うっさい! もういい!」


 そう言って希咲は話を打ち切ってプイっとそっぽを向いてしまったが、『それならそれで都合がいい』と弥堂は黙って彼女の横顔を眺めて機会を窺う。


「では、話は以上だな? 帰るぞ」

「以上なわけねーだろ。ふざけんな」


 機を見てそう切り出してみたが全くを以て好機ではなかったようだ。むしろ彼女の機嫌はより悪くなった。


「本題に入ってもないでしょ? セクハラするだけして自分だけ満足して帰ろうとするとかなんなの? サイテーすぎ」

「じゃあ、さっさとしろ。お前の話は長いんだ」

「あんたが長くさせてるんでしょ!」


 それは心外だと弥堂は尚も反論をしたくなるが、これ以上の長話は御免なので寸でで唇を結ぶ。

 相手は所詮子供なのだ。年長者である自分が退くしかないと、より人間性の出来ている自分が堪える他ないと呑み込んだ。


「んっ」


 そんなことを考えているうちに希咲がまた手を出してくる。


 弥堂はその手を無言で視詰め――


「お金じゃないからっ」


 何かを言ったり、したりする前に希咲から釘を刺された。


 強気に斜めに傾く、綺麗に整えられた眉毛を無言でジッと視る。


「スマホ」

「あ?」

「スマホだして」

「何故だ」

「いいからスマホかしてっ」

「自分のがあるだろ」

「あんたのスマホ見せろって言ってんのっ」

「見せるわけねーだろ。アホか」

「いいからスマホ渡しなさいよ!」


 両手を振り上げて怒りを示唆する希咲にガーっと怒鳴られる。

 弥堂は無言で、現代を生きる日本人としての時代に合ったマナーやリテラシーが備わっていないと思われる女に軽蔑の眼差しを向けた。


「あによ、その目は⁉ はやくスマホちょうだい!」

「断る」

「なんでよ! どうせ他人に見せられないようなやましいことがあるんでしょ!」

「むしろスマホの中にやましいことがない人間など一人も存在しないだろう」

「あんた基準で決めつけんな!」

「じゃあ、お前のスマホ見せてみろ。寄こせ」

「はぁ? 女の子のスマホ見ようとかマジでキモいんだけど! バカなんじゃないの? 変態っ!」

「お前、それは理不尽だと自分で思わんのか?」

「うるさーーいっ! いいから見せなさいよっ!」


 ダンダンっと地面を靴底を叩きつけて駄々をこね始めた少女に、呆れを抱きつつ嘆息する。


「だいたい、何故俺のスマホなど見ようとする? お前が見て楽しめるようなものは何も入ってないぞ」

「いいから貸しなさいよ。なんでそんなに嫌がるわけ?」

「嫌がらない奴などいるわけないだろうが」

「どうせえっちな動画とかいっぱい入ってんでしょ」

「そうだ。お前のようなガキがうっかり視聴したら一発で白目を剥くような、筆舌に尽くしがたいほどに官能的で猥褻なものが多く入っている。やめておけ」

「……ウソね。確かめたげるから寄こしなさい」

「……どうしてそう思う? 本当だったらどうする? こんな往来で白目を剥くだけではなく口から泡を吹きながらベロを突き出すようになるぞ。いいのか?」

「そんな変顔するわけないでしょ! 見ただけで卒倒するとか、そんなもん最早危険物じゃないっ!」

「ガキには刺激が強いからな」

「はぁ~? べっ、べつにー? あたし子供じゃないから、そういう動画くらい全然ヘイキだしー? 第一、もしあっても再生しなきゃいいだけだし? てか、再生したとしても別にだいじょぶだし?」

「そうか」

「そうよ、ナメんじゃないわよ」


 ドモりながら早口で何やら捲し立ててくる希咲のどんなプライドに抵触したのかはわからなかったが、弥堂は年頃の少女の難しさを感じた。


「――写真っ」

「あ?」

「『あ?』っつーな。だから写真よ写真っ。あたしの写真の画像っ!」

「それがなんだ」

「なんだじゃねーだろ! あれ消すからスマホかして!」

「あぁ。あとで消しておく」

「ウソつくな! 昨日も消してって言ったのに何で消してないのよ! うそつきうそつきうそつき……っ!」

「うるせえな。忘れてたんだ。今日はやっとく」

「信用できるかボケーっ! あんた記憶力いいんでしょ? 何が忘れただバカっ!」

「お前にそう言われたということは覚えている。ただ、それを忘れずに実行をするために覚えておくということを忘れただけだ」

「いみわかんないこと言って誤魔化すなーーーっ! こうなったら、あたしにも考えがあるんだから!」

「……なんだと?」


 強気で挑戦的な視線を突き刺してくる希咲に、弥堂も警戒感を強めた。


「先生に言うからっ!」

「……なんだと?」


 強めたが、先生に言いつけると豪語するクラスメイトの女子の主張に即座に警戒心は霧散した。


「せっかくひとが大ごとになんないようにしてあげてんのにさ! 今朝みたいに写真使って言うこと聞かせようとしてくるとか、そんなの許さないんだから!」

「そうか」

「あんたみたいなタイプ相手に泣き寝入りなんかしたら、どうせ要求がどんどんエスカレートしてくるのなんて、ちゃんとわかってんだからねっ! さ、さっきだって……」

「さっき?」

「おっ、おおおお、お尻とか――っ! 最終的にそういうこと要求してくるんでしょ⁉ このクソへんたいっ! 絶対にさせないんだから!」

「何を言ってるんだお前は?」


 顔を青褪めさせながら紅潮させるという器用な真似をしてくる希咲だが、その言葉選びには器用さは発揮されず弥堂には意味が通じなかった。


「だいたいっ! あんたのしてることって犯罪だからねっ! キョーハク!」

「それはどうかな」

「どうかなもクソもあるか! あたしが言ったら警察沙汰にだってなっちゃうわよ! いいの⁉」

「ふん、下手な脅迫だな。だが、お前こそいいのか?」

「はぁ⁉」


 法に触れることをしている自覚のない野蛮な男はここに至ってもまったく悪びれる様子を見せず、その態度も一貫して開き直ったものだ。

 そんな男には絶対に負けないと、希咲は強気に眦をあげて徹底抗戦の構えを見せる。


「教師でも警察でも弁護士でも何でも連れてくればいい。だが、その場合連中に見られてしまうぞ。お前の無駄にカラフルで装飾過多なパンツが証拠品としてな」

「ゔっ――⁉ そ、それは……」

「奴らも不思議に思うだろうな。これは本来人目に触れる物ではないはずなのに、何故こんなにも飾り立てるのかと。そして結論はこうなるだろう。『このパンツは他人に見せるためにこのようにデザインされているのだ』と。見せるためのパンツを見たところで何も問題はない。つまり、俺は無実だ」

「んなわけあるか! 頭おかしいんじゃないの⁉」

「そうか。お前はそう思うのか。奴らはどう思うだろうな? 教師、警官、検視官、検察官、裁判官に弁護士……どれだけの人間が関わることになるのかは知らんが、その答えが出るまでに一体何人の男がお前のあられもない姿をその目に映すのだろうな?」

「あんたマジで性格わるすぎっ!」

「あぁ。そうか。そういえば見せるためのパンツだったな。ならば問題ないか。だが、そうであるのならやはり俺の言った説が正しかったということになるな」

「なんないわよ! あたしが見せたがってるみたいに言うな!」


 強気に挑みかかったが、屁理屈スキルがカンストしている疑いのある男の前に早くも劣勢だ。


「見せたくないのであれば、立件などやめておいたらどうだ? 確かにお前が勝つ可能性もあるだろう。しかし、勝ったところでお前は何を得るんだ? 金が欲しいのか?」

「そんなこと言ってないでしょ!」

「だったら、尚更おすすめはせんがな。勝率が100%あるわけでもない勝負のために、不特定多数の男の前に下着姿を晒すのか? 下着姿を見られたことを訴えたのに? 実に本末転倒で割に合わないんじゃないのか?」

「なっ……なっ、な、なんなの、あんた…………」


 警察沙汰を恐れないどころか、むしろこの程度のことは慣れたものとばかりに、逆に脅迫を重ねてくる無法の谷の民に希咲はドン引きした。


「それに。これは似たようなことを昨日も言ったかもしれんが。事件になどして騒ぎにでもなれば、事は多くの人間の知る所にもなるだろう。それはお前の周囲の人間も例外でもない。そうなればお前はよく知らん男たちにだけではなく、よく見知った男たちにも下着姿を見られ辱められ、そして女たちはお前を慰め気遣うフリをしながら心の底ではお前を見下し蔑むことだろう。それはお前も望むところではないだろう?」

「ぐぬぬぬぬぬ……っ!」


 悔しそうに歯噛みする希咲だったがすぐに何かに気付きハッとなる。


「いや、そんなことになるわけないでしょ。大袈裟なこと言って怖がらせて騙そうとするとか完全に詐欺師の手口じゃんか。騙されそうになった!」

「ほう。そうか?」

「そうよ! 大体さ、仮に事件になってみんなに知られちゃったとしてもさ。写真撮られて脅されたって、そういうことがあったってことはバレちゃっても、写真自体みんなに見られるとかそんなことあるわけないじゃん! バカじゃないの!」

「そうだな。そうかもな」

「それに! 先生とかお巡りさんに言う時も女の人に言えばいいし、関わる人全員女性でお願いしますって言えばいいじゃん! やった、勝った! どうよ⁉」

「そうだな。俺もお前の言うとおりだと思うぞ」

「は?」


 陰湿に自分を追い詰めるようなことを言っていた割には、こちらの反論に対してまるで他人事のようにあっさりと聞き入れてみせる弥堂に、希咲は逆に不安になり懐疑的な瞳になる。


「じゃ、じゃあ……スマホかしてくれる……?」

「ふむ……」


 ここまでの関わりから、『何か罠でもあるのでは?』と警戒しながらおずおずと手を伸ばしてくる希咲に対して、弥堂はYESともNOとも答えぬまま顎に手を当て思案する。


 別にここで希咲との口喧嘩に勝ったところで何かを得られるわけでもない。そして負けても特に何も失わない。


 目先の勝敗よりも今後の彼女との関わりを考える。


 色々と面倒な女だが、使える女であるのは間違いない。出来れば便利に利用をしたい。


 その為には、別にこんな写真画像などなくても、彼女とは取引の上で仕事を手伝わせることになっている。


 そして、希咲との関係とは別の事柄に関するデータなども大抵は消去済みで特に保存しているものもない。元々、不注意でスマホを紛失したり盗難されたりしても問題のないようにしている。


 ならば、スマホごとき見られても構わないだろうと結論に至った。


「いいだろう」


 彼女の掌に懐から取り出した見られても問題の少ない方のスマホを載せてやる。


「……なんで素直なの……? あやしいんだけど……」


 要求に応えてやっても尚も懐疑的な目で希咲に見られるが、他人の言うことを聞いても聞かなくても、何をしても疑われることには弥堂は慣れていたのでその視線を無視した。


「んっ」

「……?」


 そうしていると間もなく彼女から渡したばかりのスマホを突き返される。


「なんだ? もういいのか?」

「いいわけないでしょ。まだ見てないし」

「じゃあ、なんだ」

「ロック」

「あ?」

「ロック外してよ。あんたがやってくんなきゃ中見れないでしょ」

「……スマホを渡すとは言ったが中を見せるとは言っていない」

「はぁー? あんたまたそんな――」

「――いや、やっぱり冗談だ。貸せ。やってやる」

「……ねぇ。あんた今面倒だからって言うこと変えたでしょ……?」

「……そんなことはない」


 彼女の胡乱な瞳からの視線が頬に刺さるのを無視しながら、手早く暗唱番号を打ち込みロックを解除したスマホを再び彼女へ渡してやる。


「おらよ」

「ちょっと! 投げんじゃないわよ! 自分のスマホでしょ」

「いいから早くしろ」

「なんでエラそうなの? あんたこれからあたしの写真で悪いことしてないかチェックされるんだからね?」

「わかった。さっさと済ませろ」

「もうっ、むかつくっ」


 ぶちぶち文句を言いながら他人のスマホを弄り回す女へうんざりとした心持ちになる。


 今しがたスマホのロックを解除した時に時計が見えたのだが、思っていたよりもかなり時間を消費している。

 先程、彼女のことを『使える女』と評したが、この時間的コストの重いところは頂けないと、心中で希咲 七海の評価を4段階ほど下方修正した。


 そして審問が始まる。


「……ねぇ?」

「……なんだ?」

「あんたウソついたでしょ?」

「どの嘘のことだ?」

「複数も心当たるな! クズ男か!」

「うるさい黙れ。なんのことだ」

「待ち受けっ」

「あ?」

「待ち受け、あたしの写真じゃないじゃん!」

「なんでお前の写真を待ち受けにするんだ?」

「あんたが言ったんじゃん! うそつきっ!」

「わかった。後でやっておけばいいんだろ?」

「やるなっつってんでしょ! バカなの⁉ えっちな写真でキョーハクだけでもクズなのに、ウソまで吐いてダマすとかなんなの? あんたサイテーすぎっ、死ねば?」

「わかった。後で死んでおく」

「うるさいっ! 減らず口ゆーな!」

「…………」

「あとさ。さっき色々ヘリクツ捏ねてたくせにやけにあっさり負けを認めたわよね? あれなんなの? 特に意味もなくテキトーなこと言ってただけってこと? あんたさ、あたしをイジメて喜んでるだけなんじゃないでしょうね? ガチで変態なの? キモいんだけど」

「…………」


 彼女からのお説教のようなものは段々とエスカレートしていくが、弥堂は過去に異端審問を受けた時のことを思い出しながら聞き流す。

 死刑判決が最初から決まっている審問に比べればこの程度のことどうということもない。


 耳から入ってくる耳障りな女の声を言語として認識せず、ただの音として脳内で処理していく。


 すると、代わりに周囲の者たちの話し声が耳から入ってきた。



「おい、希咲すげぇな。あの弥堂にキレちらかしてるぞ」
「あんだけ言われても大人しくしてるってことは、やっぱあいつら付き合ってんのかな?」
「だろうな。じゃなきゃとっくに報復してるだろ」
「女だからって容赦する奴じゃねえもんな」
「さすがの『風紀の狂犬』も彼女には勝てないということか……なんだろう、ちょっと失望してる自分がいる」
「それな。ちょっとわかるわ」
「でもよ。紅月とはどうなってんだ?」
「そんなの普通に二股に決まってんだろ」
「そんなの当たり前だよな。ギャルだし」
「つかよ。『あたしの写真待ち受けにしてっ』とか、意外とカワイイこと言うのな、希咲も」
「えー? 男子ってそういうの喜ぶの? 重くない? 確かにカワイイけどちょっとメンヘラっぽくない?」
「それなー? ギャルって結構メンヘラ多いよねー?」
「え? そうなんか?」
「そうよー? 見たまんまの陽キャばっかじゃないわよー」
「マジかよ……失望した。なんだろう。ギャルにはアグレッシブなビッチでいて欲しいと思う自分がいる」
「それは童貞の妄想よ。ファッションとして好きだからギャルしてるだけって子もいるからねー」
「そうそう。それに、意外と普段一人でばっか居て大人しい子とか。そういう子が実は外では遊びまくってるとかも、ありがちよねー」
「やめてくれよ! 色々想像して夢が壊れちまうだろ!」
「それよりよ、怖いよな。こんなとこでスマホチェックとか」
「あぁ、それな。てか、マジでいるんだな。スマホチェックする女」
「えー? フツーにするでしょ?」
「しないわよ」
「逆に自分の見られたら困るしねー」
「でもでもっ。希咲さんのあれはパフォーマンスかもよ?」
「ん? パフォーマンス?」
「あるかもー。あーやって人目につくとこでわざと目立って『この男は自分の』ってアピールして他の女を牽制してんの」
「え? なにそれ?」
「あー。私もたまにやるわー」
「やるやるー」
「浮気防止の努力よね」
「マジかよ……女子こえぇ……」


 特に聞く価値のない話しか聞こえてこないので意識から断ち切る。


 以前の出来事に比べればどうということもない。


 ない、はずだが、何故かこちらの方がより屈辱的なような気がした。

 気がしただけなら気のせいだろうと首を動かして上を見る。


 以前に過ごしていた場所に比べれば、幾分か狭く感じる空。


 それは恐らくただの錯覚で、きっとここいらの方が人も多く建物も多いためにそう感じるだけだろう。


 見上げる空はこの世界のどこまでも続いていて、人間など所詮地を這う獣の一種に過ぎないのだと見下ろしている。

 空は『世界』を覆う檻だ。


 己という曖昧な自我は肉体という牢獄に閉じ込められていて、眼窩の窓から外の『世界』を覗くことが出来る。


 仮にその牢獄の外へ飛び出してみたとしても、こうして『世界』に囚われたままだ。


 生まれたことは罪で、死んでいないことは悪徳で、この身もこの自分もただの矮小な罪人に過ぎない。


 ここでも、あそこでも。


 どこで見上げても同じ空だ。


 それは変わらず、ずっと変わらない。


 どこまでも続く果てしない空に閉じ込められている気がしていた。



「――ちょっと! ちゃんと聞きなさいよ! あんたが悪いんだからねっ!」



――ほら。彼女もそう言っている。

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