俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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1章 魔法少女とは出逢わない

1章49 偃鼠ノ刻の狩庭 ③

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 校内を駆ける。


 スタート地点の時計塔前の広場の北側にある校庭の脇道を通って、学園敷地内の西側にある部室棟の裏側を目指している。

 そこを迂回して元のスタート地点である時計塔の僅か南側にある中庭へ誘導するつもりだ。


 背後からはトラよりも巨大なネコのゴミクズーが追ってきている。

 尤も、本気で走っている弥堂に比べてあちらは遊び半分のようだ。

 ヤツが本気になればあっという間に追い付かれるだろう。


 ヤツが仕留めにいく時の速度は先程数度視ている。

 すぐに終わってしまっては楽しくないとでも考えているのだろうか。


 猫は狩りを楽しむ動物だ。


 弥堂は走りながら肩越しにチラリと視線を送って敵の姿をその眼に写す。


 猫の姿をベースに、それをそのままトラ以上に大きくさせた躰。

 所々異物が混じっていて、片目から蛇が生えていたり、腹の側面から牛と豚の生首が生えていたり、尻尾が馬のものになっていたり、よく視れば後ろ足も一本牛か馬のものになっているようだ。


 おそらくヤツが喰らった動物のもので、血肉と一緒に引き千切れた『魂の設計図』までも取り込んでしまったのだろう。

 色々混ざってしまったようだが、まだ元の猫としての特性を色濃く残している。

 習性から能力まで、猫の特徴を持つ個体だと断定していいだろう。


 背後から視線を切り、前方へ目線を戻しざまに右側のフェンスを視る。

 校庭とこちら側とを隔てる校舎の二階まで届く高さの緑色のフェンスは、現在走っている道と平行して部室棟の方まで続いている。


 10mほど前方のフェンスの途中に備え付けられた校庭側に抜けるための出入口を視れば、扉がしっかりと閉ざされている。


 チッと舌打ちし、『仕方ないから、ぶち破るか』と考え、ドクンと心臓に火を入れたのとほぼ同じタイミングで――


「――むぁ~んっ!」


――ネコキメラが哭く。


 字面では可愛い鳴き声だが、このサイズの獣から発せられたその声量は尋常なものではない。

 発情中の猫の叫び声よりも遥かに大きな鳴き声が弥堂の鼓膜と肌をビリビリと震わせた。


 反射的に右に飛び退く。


 すると弥堂が元々走っていたルート上に巨体が圧し掛かってきた。


「むぁんっ!」


 ネコキメラは短く鳴いて前足を振る。


 外したことで苛立ってついに本気になったのか、それとも本腰を入れて遊び始めたのかはわからないが、軽く振ったようにしか見えないその足は道の脇に生えていたフェンス以上の高さの植木をいとも容易くヘシ折った。

 倒木はフェンス沿いに走る弥堂の頭上へ倒れ込んでくる。


 ドドド――と耳の裏で鳴る心音を無視して弥堂は身体を操作する。


 左足で踏切りフェンスの方へ跳び上がって右足で金網を踏む。

 今度はその右足を蹴って逆方向へ跳び、フェンス沿いに生えていた植木に左足を掛けると、その足に掛かった重さを踏んで倒れ込んできた木に飛び乗る。

 そして倒れゆく木の幹を三歩踏んでさらに高く跳躍し、一気にフェンスを越えて校庭側へと飛び込んだ。


 タタッタタッターンと乾いた足音を鳴らし着地をすると同時、残した自重を踏んで得られる反発を使い、そこからほぼシームレスに走り出す。


「むぁっ⁉」


 驚きか抗議か、それは弥堂にはわからなかったが、フェンスの向こうのネコキメラの鳴き声に振り返り、視線に侮蔑の色をこめてやる。

 逃げ果せることが勝利条件ではない。


 かといって正面切って殴り合うわけにはいかないので当面は逃げるしかないのだが、しかし逃げ切ってしまうわけにもいかない。

 適度に怒らせ自分に執着させ、『絶対に逃がさない』と、どこまでも追ってきてもらわねば困る。

 逃がすわけにはいかないのは弥堂の方も同じだ。


 使えるものをフルに使って必ず殺すと決める。


 背後からフギャーっと怒りの声が。


 どうやら誠心誠意真心をこめた侮蔑はきちんと伝わってくれたようで、弥堂は一定の満足感を得た。


 ネコキメラは地を揺らし足音を立てながら走り、フェンス越しに弥堂とほぼ並走する形となる。

 金網の隙間から視線にのって届く殺気を首筋に感じながら、次の行動の準備をする。


 ネコキメラの行く手には行き止まりのフェンスだ。

 もうじき曲がり角となる。

 ここを左に曲がって少し進めば部室棟の裏手に出る。


(さて、どう動く?)


 次の敵の動きに合わせて弥堂も動かなければならない。

 このまま真っ直ぐ部室棟裏へのルートをとれるのか、それとも変更しなければならないのか。


 ネコキメラは行き止まりの手前で地を蹴り、フェンス際の植木を地面とほぼ垂直に駆け上がった。

 先程弥堂がしたことのイメージに引っ張られたか、同様に木を蹴ってフェンスを飛び越えてくる。


(単純で助かるぜ)


 弥堂は曲がり角を曲がる。

 そして一気に加速した。


 ヤツが再び走り出す前にフェンスに近寄る。

 角を曲がってすぐの場所にもフェンスの出入口がある。

 そしてそこの扉は老朽化して蝶番が緩んでいると生徒たちの間では共通認識だ。


「――っ!」


 走る勢いのまま肩からぶち当たって破壊した扉ごと、再びフェンスの校舎側に飛び込む。

 この時間はこういった出入口にも全てカギがかかっているが、案の定老朽化した扉は簡単に吹き飛ばすことが出来た。


 地面を数度転がりながら敵を確認する。


 フェンスの上と下とで入れ違いになって空かされた形のネコキメラはキョトンとしていた。

 しかし弥堂が立ち上がって走り出す頃にはその表情は憤怒に染まる。


 怒りの叫びをあげている時間をアドバンテージにすべく前を向いて走る。

 部室棟の建物はすぐそこだ。

 その建物の反対側に回り込んであとは校舎沿いに走り中庭の方へ戻る腹づもりだ。


 中庭の仕掛けを使うにもヤツを引き連れてギリギリで辿り着くのでは上手くない。

 多少の猶予を作り出した状態でそこまで行かなくてはならない。


 ヤツはまたフェンスを越えて追ってくるだろうから、どこかで一度部室棟の中へ入って時間稼ぎをするようプランを修正した。


 その時――


 不意に首筋が粟立つ。


 反射的にバッと振り返ると、フェンスの向こうから弥堂へ一直線に突進するゴミクズーと目が合った。


「まさか――」


 嫌な予感が口から漏れると同時、障害を障害と見做さずに突っ込んだネコキメラの巨体がフェンスを吹き飛ばした。


「――っ⁉」


 想定以上のパワーに自失しそうになるのを自制し、地を蹴りつけて無理矢理方向転換する。

 吹っ飛んできた緑色のフェンスを寸でのところで躱すと、それは部室棟のコンクリの壁にぶち当たってさらに拉げた。


「ガァッ!」


 吹き飛んできた鉄骨や金網の破片が肩や頬を裂く。それに気をとられそうになるのを抑え込み、咆哮をあげて飛び掛かってくる猛獣を睨みつける。

 時計塔前の時と同じように相手をいなそうとして――失敗する。


「ぐっ――⁉」


 心臓に杭を打ち込まれたような衝撃が奔り、ゼロコンマ何秒か意識が飛ぶ。

 今までにも何度もその経験のある身体は反射反応で行動をキャンセルし、身を投げ出した。


 校舎の壁に頭を打ち付けたショックで意識が戻る。

 弥堂のすぐ脇を通り抜けたゴミクズーは地面に爪を突き立てて急ブレーキをかけながら身を旋回させた。


 這うように前傾になった獣と視線がぶつかる。

 考えるよりも先に立ち上がり、そしてすぐに膝を抜く。


 すると直立状態での弥堂の頭のある場所を物凄い勢いで何かが通り過ぎる。

 飛びかかる直前で弥堂が立ち上がった為に目測を誤ったネコキメラの振り回した右前足が空ぶったのだ。


 その風圧だけで崩しそうになるバランスを強引に保ち、空ぶったネコキメラの前足の付け根に掌を当てる。


 零衝――


 自分自身の力よりもヤツの力を増幅させてやり、重心を破壊して転倒させる。


 大して望めないダメージの確認などせずに弥堂はすぐに距離をとろうとする。


 しかし――


「――っ⁉」


 走り出そうとする弥堂のすぐ背後には左を振りかぶるネコキメラが。


 ゴミクズーとなって何倍にも飛躍した猫の運動能力を如何なく発揮させ、鈍くさいニンゲンを上回る。


 回避不能と瞬間的に判断し、今や弥堂の顔面よりも大きくなった肉球を視る。


 軽く跳躍して身を丸める。


 爪に当たらぬように手を伸ばして肉球に当てる。

 相手の力に逆らえば一瞬で自身の腕が砕ける。

 力の流れを受け入れるようにしながら背を地面に向けてネコキメラの腕に足の裏を当てて後ろに跳ぶ。


 大砲で撃ち出されたような勢いで弥堂の身体は吹っ飛ぶ。


 首を動かして進行方向を確認し、部室棟の窓へと突っ込んだ。


 窓枠ごとガラスをぶち破り、どこかの部室内を横切って運よく廊下側の戸にぶつかってさらに貫通して廊下に出る。

 そこまで吹き飛ばされてもなお勢いは止まらず、通路の壁に身体が打ち付けられた。


 吹っ飛びそうになる意識をどうにか持ちこたえさえ、廊下の壁を蹴り付けて転がり、床に掌を打ち付けて無理矢理立ち上がる。

 そして方向感覚も三半規管も狂ったままで廊下を走り出した。


 すると間を置かずに背後の壁が吹き飛ぶ。


 弥堂を追って建物に突っ込んできたネコキメラが部室の壁を破壊し、そのまま廊下の反対側の壁をもコンクリを砕いてぶち抜き時計塔側の外へと飛び出していった。


 たった一度の攻撃を受けただけでいくつもの骨にガタがきたらしい。

 走るたびに全身に走る激痛で意識はすぐにはっきりとした。

 しかしゆっくりと考えている暇はないので、そのまま中庭方面へと廊下を走る。


 左側に眼を遣れば窓の外を走るゴミクズーの姿。

 逃げる弥堂のすぐ後ろの窓と壁をぶち抜いて、また別のどこかの部室の中へ突っ込んでいった。


 少しの間ヤツの姿が見えなくなるが、また部室側をぶち抜いて再び廊下の壁も破壊して時計塔側へ戻る。


 どうやら“遊ぶ”余裕を取り戻したようだ。

 今の弥堂にとってはそれは好都合だ。


(――数分後には命乞いをさせてやる)


 早くも満身創痍に近い状態に追い込まれたが、弥堂の戦意も些かも衰えはしない。


 走り抜けた後をネコキメラが壁を貫通しながら追いかけてくるのを何度か繰り返している内に目的の部屋へと近付く。


 ネコキメラがまた廊下の壁を壊して時計塔側へ出ていった瞬間に、弥堂は身体ごとその部室の戸に体当たりをして部屋の中へ飛び込む。


 床を転がって部屋の中央に移動し、そこにあった物に手を伸ばす。


 すぐにヤツが飛び込んでくるであろう廊下側の壁を睨みつける。


――が、来ない。


 破壊の轟音を立てながら追ってきていた敵の気配が急に感じられなくなったことを訝しんだ瞬間、背筋に怖気が奔る。


 反射的に背後を振り返ると、其処には部室の窓に張り付いたネコだったモノの大きな貌。


 流石は元が狩りの得意な動物である猫だけのことはある。

 足音を消して既に開けてあった破壊跡から反対側へ回り込んでいたようだ。


 そしてその貌が嗜虐的に嘲笑う。


 弥堂がすぐに手にした器具を窓の方へ向けるのと同時、ネコキメラが窓と壁をぶち破って部室の中へ突っ込んできた。


 ガラスの破片が飛んでくる中で目は閉じず、弥堂は手にした機械のスイッチを押した。


「――――ッッッッ⁉」


 声にならない悲鳴をあげてネコのゴミクズーはのたうち回る。


 弥堂が使用したのはホームセンターで購入した猫除けの超音波発生装置――をY’sに改造させたもの――だ。


 猫の特徴のままゴミクズーとなり、その特長が何倍にも強化されたのならば、弱点のいくつかも引き継いでいるはずだ。身体能力とともに五感なども強化され、苦手としていたものがさらに苦手となることもあるだろう。

 人間の弥堂には聴こえない域の音を、強化されたであろう聴力で拾って藻掻き苦しむ。

 のたうつ化け物を尻目に弥堂はすぐに部屋を出る。


 そしてすぐに廊下の窓をぶち破り、予定どおり中庭へ辿り着いた。


 地面を転がりガラスの破片が肌に刺さるのに構わず、一つの植木へ走る。


 目的の場所に着く直前、部室棟の壁をぶち破って怒り狂ったネコキメラが飛び出してきた。


 弥堂は急いで木の幹を殴りつけて蓋を壊す。


 そして中から取り出した物のいくつかを碌に背後を確認せずに投げつけた。


 飛んできたそのいくつかの球体をネコキメラは反射的に前足を振って爪で切り裂く。

 すると、途端に強烈な激臭が立ち込めた。


「ゥギャッ――⁉」


 鼻を押さえてゴミクズーが転倒する。


 弥堂が投げつけたのは木酢液を詰め込んだ大きめの水風船だ。

 少量を皿に入れて置いておくだけで猫が寄りつかなくなるソレを至近で嗅いだネコのゴミクズーは苦しむ。


 その隙に弥堂は隠しておいたカッターナイフを口に咥えて木の上へと昇る。


 仕掛けを施しておいた太い枝に攀じ登ると、まずウォーターガンを結び付けておいたビニール紐をカッターナイフで切り、そして枝に吊るしていたビニール袋を切り裂いた。

 袋の中の木酢液が真下のゴミクズーへ降り注ぐ。


 ヤツのあげる悲鳴を聴きながら弥堂は加圧式のウォーターガンを構える。


 怒りの鳴き声をあげながら立ち上がったネコキメラは鼻がイカレて弥堂を見失ったのか、周囲へ首を振る。


「こっちだ間抜け」


 声をかけると勢いよく見上げてくる。


 元々狙いを付けていたその顔面へ、ポンプを動かして圧縮された塩素系の漂白剤を撃ち出した。


 運よく一発で目に当てることが出来たようで、ヤツは絶叫をあげてまた地面を転がりだす。


 弥堂はウォーターガンを投げ捨て、残った赤いポリタンクへ手を伸ばす。

 素早く縛り付けた紐を切ってカッターナイフを捨て、急いでタンクの蓋を開けようとしたが、その前に突然の浮遊感に纏わりつかれバランスを失う。


「なにっ――⁉」


 ゴミクズーが悶絶しながら力任せに振った前足が、一撃で弥堂の乗る木を圧し折ったのだ。


 空中に投げ出されながらエモノを手離さないよう赤いポリタンクをしっかりと持つ。

 どうにか足から着地出来るよう姿勢を制御しようとしたが、再度ゴミクズーが前足を振るい倒れゆく木を殴りつける。


 その木に身体を横殴りにされ弥堂は倒木諸共に地面に叩きつけられた。


「ぐっ――」


 受け身も碌にとれずに背中を打ち付け呼吸が止まる。


 しかし呆けている暇はない。


 予定していた流れどおりにトドメを刺そうとしていたら一転してまた窮地だ。


 急いで立ち上がり距離をとることを考えるが、身体が動かない。


 身体機能の欠損ではなく、左足が倒れた木の下敷きになっている。


「チィ――っ!」


 舌を打って上体だけ起こすと、顔を上げた視線の先には既に起き上がっていたネコキメラが――


 充血した片目からは涙、鼻からは鼻水、口からは涎。


 それらをボトボトと零しながら、ソイツはニィッと哂った。


 そして高く跳躍する。


 地面に倒れたまま動けない弥堂を、何100kgかの巨体が創り出す大きな影が覆う。


 そして上空から勢いよく落ちてきて、グチャリと――踏み潰す音が中庭に響いた。
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