俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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2章 バイト先で偶然出逢わない

2章18 WEAR CAT ④

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 御影探偵事務所オフィス――



「――なにを考えているんですか⁉ 二人ともっ!」


 この事務所の最高責任者である御影 都紀子みかげ ときこ所長はカンカンだ。


 彼女は元々佐藤からの――清祓課からの依頼は断るつもりだった。

 なのに弥堂やウェアキャットが無作法にも部屋に押し入ってきた挙句に、その依頼を半ば勝手に受けてしまった。

 なので、普段は温厚で怒ることなど滅多にない彼女も二人を叱っているのだ。


 所長が依頼を受けない理由は、やはり危険すぎるためだ。

 まず、清祓課から仕事の話が来る時は大抵の場合、その内容は特殊なものになる。

 通常の警察や行政、または自衛隊などでは対応が出来ない、且つ清祓課の手が足りない時に依頼が来るのだ。

 それはつまりオカルトの世界の案件がメインになるという意味だ。


 今回の件にしたってそうだ。


 外国のテロリストたちと国際情勢上重要な物資を奪い合う。

 そんなものは軍や警察の仕事だ。

 そういった案件に必要とされる人手とは、通常は兵士だ。

 警察でもなければ軍属でもなく、従軍経験のない人間など頭数にもなりはしない。


 それなのにこの事務所に話を持ってきたということは、それはつまり、そういうことなのだ。


 敵の中に魔術師や呪術師――そういった類の者が居るか、妖の類の討伐。

 “そっちの業界”の争いごとになるということに違いない。


 だから本来なら、この話は陰陽府か教会に持っていくべき話のはずで――

 しかしそれが出来ないのは、これもやはり清祓課や政府の面子の為なのだろう。


 御影所長はそういったまつりごとの世界のことに関わりたくないと考えており、また自身の事務所で働く者たちを関わらせることもしたくないと思っていた。


 佐藤がこの手の案件でこの事務所を頼ることからもわかる通り、この御影探偵事務所にはそういった特殊な人間が何人か居る。

 御影所長自身もそうだが、“そっち”の世界と関わったり、弾かれたりしてしまって、だけど一般社会にも居場所が見つけられないような者たちが人の世には存在する。

 そういったハグレてしまった者を保護する場所として、彼女はこの事務所を運営していた。


 陰陽術、魔術、超能力――いずれにせよ、一般社会では使えないそういった能力は探偵の仕事には活かしやすい。

 “半ウラ”とも謂えるこの稼業を通して一般人として自立していけるようにするのが、この事務所の所長である彼女の理念であり社会貢献だ。


 ただ、そうした者たちは保護した後に、大抵清祓課やそれに類する組織に引き抜かれていってしまう。

 それは出世していることにも自立していることにもなるのだが、元の世界に戻ることと同然でもなる。

 ハグレてしまった子達には危険とは無縁に穏やかに生きて欲しい――そう願う彼女は複雑な想いを抱いていた。


 そういった事情があった上での、今回の“コレ”である。


「今回は特に、本当に危険なんですよ……⁉ ちゃんとわかってるんですか……⁉」


 全く迫力のない御影所長の怒鳴り声に、ウェアキャットは肩を縮めて申し訳なさそうにし、弥堂は何もない宙空を見上げてボーっとしていた。

 ウェアキャットはそんな弥堂の様子を横目で見て何かを言いたそうにし、しかし口を噤んだ。


 それからもう暫く所長のお小言が続いたところで、ついに弥堂が舌打ちをした。


「しつけえな。黙って聞いてれば調子にのるなよ」

「お、おいっ! キミ……っ!」


 その悪態をウェアキャットが咎めるが、当然聞きはしない。


「び、弥堂君っ! 私はアナタを心配して――」

「――うるさい黙れ。元はと言えばこの事務所にロクな仕事がねえから悪い」

「え? 仕事……? あ、そういえば現場に出てくれる気になったんですよね。ありがとうございます」

「…………」


 今まで怒っていたことを忘れてしまったかのようにペコリと丁寧に頭を下げる年上の女に、弥堂は若干毒気を抜かれてしまう。

 弥堂は彼女に対して割と辛辣な態度をとるが、所長があまりに善良で育ちが良すぎるために、空気感やテンポが合わなくて少々苦手としていた。


「任せてください! 弥堂君が来てくれるって言うから、私いっぱいお仕事増やしときましたよ」

「どんな仕事だ?」

「えぇっと、家出ネコちゃんの捜索とかどうですか?」

「……それはいくらになるんだ?」

「日給1万円くらいでどうにか……」

「ふざけるな」


 単発最低300万円の仕事を受注した直後にそんなしみったれたシノギが出来るかと弥堂は憤る。

 そもそも以前に医者の弱みを握った時にも、この女はそれを捨てるように言ってきたのだ。

 当然彼女の言うことなど聞かず弥堂はそれを隠し持っていたが、今回その脅迫材料のおかげで大金を巻き上げることに成功した上に、愛苗を匿うことにも役に立った。

 この女には経営センスがないと――反社的理念で活動する弥堂は所長をナメきっていた。


「俺はまとまった金が欲しいんだ。一発数百万から数千万円を狙える仕事以外はやらない。だからこの仕事を受けたんだ」

「そ、そんな……」


 弥堂が上司に圧をかけていると、ウェアキャットが会話に参加してくる。


「なんでそんな大金が必要なの?」

「…………」


 弥堂は雇い主をイジメるのを中断し、彼をジッと見る。


「金がいらないヤツなんてこの世にいるのか?」

「そんな身も蓋もない……」

「事実だ。それともお前はいらないのか? だったらお前の取り分も全部俺に寄こせよ。金を出さないならお前は嘘吐きの偽善者だ。どうなんだ? あ?」

「な、なにこの人……⁉ すっごくナチュラルに恐喝してくる……っ」


 これから仕事を共にする予定の同僚スタッフのあまりの育ちの悪さにウェアキャットは戦慄した。


「ごめんなさい……。彼はこういう子なんです……」


 本人に代わり所長が謝罪をする。

 ペコリと頭を下げてから姿勢を戻すと、それをきっかけに切り替えをした。


「ともかく、受けてしまった以上は仕方ありません。二人とも無茶をしないようにして下さいね? 自分の安全を優先させてください」

「はーい」
「…………」


 ウェアキャットは素直に返事をするが、弥堂は胡乱な瞳になる。

 護衛任務でターゲットよりも自分の生命を優先するよう指示を出す上司を心中で見下した。


「それにしても……、よかったのですか?」

「え?」


 所長がウェアキャットに窺うような視線を向ける。


「清祓課の仕事を受けてしまって……、これではアナタがギフテッドだってことが……」

「まぁバレちゃうよね……、あはは……」


 心配げな顔をする所長とは対照的に、ウェアキャットは明るく笑ってみせた。


「まぁ、いつかはって話だし、仕方ないよ」

「ですが……」

「ゴメンね、都紀子さん。今回はボクも退けない理由があるんだ……」

「……わかりました。でも、十分気をつけてくださいね?」

「うん、ありがとう。絶対にムチャはしないって約束するよ」


 どこか暖かな空気が二人の間から拡がっていく。

 それから所長は弥堂の方に顔を向けた。


「弥堂君、あの……」

「うるさい。今回は俺が個人で受けた仕事だ。お前に指図される謂われはない」

「…………」


 その辛辣で傍若無人な言い様に、空気は一瞬で冷えた。


「あの、アナタの安全もそうなんですが……。他にも心配なことが……」

「なんだ」

「その、アナタはこれまでウチのお仕事は主にリモートでやってくれて現場に出たことはありませんでしたが……」

「だからなんだ?」

「あ、やっぱあの噂になってた調査員ってキミだったんだ」


 ウェアキャットの呟きには答えず、弥堂はどこか言いづらそうにする所長の言葉を苛々しながら待つ。


「あの、現場に出た時のアナタの暴れ……、仕事っぷりを以前に御影に聞いたのですが……」
「ん? 今『暴れっぷり』って言いかけた……?」

「だからなんだ」

「その…………、くれぐれも、本当に、どうか、決して、無茶はしないでくださいね? 法令と常識をなるべく守ってもらって、人の道から外れないように……」

「それは相手次第だな。俺の責任じゃない」

「…………」
「…………」


 弥堂の答えに所長は顔色を悪くする。

 そして一緒にウェアキャットも不安げにした。


『無茶をしないで』と、自分も所長に同じ言葉を言われたが、どこか自分に向けた『無茶をしないで』とは違う意味に聞こえたのだ。


「あ、あの……、ウェアキャットくん」

「はい……」

「その、なんというか、当日はすっごくビックリしちゃうことがあると思うんです。でも、どうか落ち着いて、自分の安全を守ってくださいね?」

「…………」


 そして所長の言う注意事項にさらなる不安を覚えた。

 弥堂は素知らぬ顔で聞き流す。


 おそらく、御影所長が御影――学園理事長から聞いた話とは、理事長と初めて仕事を共にした外人街での件であろうと予想する。


 盗まれた取引データを返して欲しくば金を寄こせと、外人街から学園側が脅迫されていた事件だった。

 御影理事長が敵と交渉している間にデータのコピーを捜して奪い返すことが弥堂のミッションだったのだが、データがよくわからないし面倒だったので最も効率のいい手段を選んだのだ。

 しかし、それが理事長は大層気に喰わなかったようなので、きっとあることないことをこの御影所長に愚痴ったに違いない。


 そんな風に考えて、もう用は済んだので勝手に帰ろうとすると――


「――待ちなさい、弥堂君っ! まだアナタに言いたいことがいくつかあります! なんで目上の方にあんな言葉遣いを……」


 だが、溜まりに溜まっていた所長の怒りはこんなものではなく、後もう少しだけお小言が続いた。








 新美景駅周辺のメイン通り――


「――佐藤係長……っ! よろしかったんですか……⁉」


 御影探偵事務所からの帰り道。

 建物を出て少しすると、大山が上司の佐藤に食ってかかった。

 佐藤は苦笑いを浮かべる。


「大山くん。あれでいいんだよ」

「しかし……、今回の件は――」

「――オオヤマ、ウルサイ」


 尚も言い募ろうとする大山を諫めたのは黄沙フワンシャだった。


「オマエ、マケタ、エラそうな、クチ、キクな」

「くっ……」

「モンク、アルなら、アソコで、イエ。テキ、イナクなってから、ホエル、マケイヌ」

「ぐっ……、くそ……っ!」

「オオヤマ、オマエ、センシ、ジャナイ。オマエが、センジョウ、フサワしくナイ」


 黄沙フワンシャの言い分に大山は悔しそうに唸る。

 だが、彼女の見た目にそぐわない鋭い視線の前に萎縮した。


「まぁまぁ。でもちゃんと僕たちにとって、大変都合がよくなっているよ」

「オヤジ、ワルダクミ、クズ」

「ヒドイなあ。僕は国と街のために働いているのに」


 辛辣な黄沙フワンシャの言い様にも佐藤はどこ吹く風だ。

「あっはっはっ」と笑って、しかし途端にトーンを落とす。


「気付いたろ? 黄沙フワンシャちゃん。彼、港のカメラに映ってたヤツだぜ?」

「アア、アタリマエ」
「えっ……? 港……?」


 大山は驚くが、黄沙フワンシャはコクリと頷いた。


「あと、例のホームレス。美景台総合病院近くに張らせていたウチで飼ってた情報屋……」

「コロサレタ、キョウケンが?」

「多分ね」

「ウチの課の職員が殺されたのですか……⁉」

「シッ、大山君、声が大きいよ」

「あ、申し訳ありません……」


 大山を注意して佐藤は声を潜める。


「厳密に言うとウチの職員じゃない。ウチで扱ってる情報屋の一人。でもあの彼ね、二重スパイだったんだ」

「え?」
「ガイジン、ニモ、ジョウホウ、ウッテタ、他ニモ」

「そう。だからどっちみち近々処分を決めなきゃいけなかったんだけど……」

「テマ、ハブケタ?」

「そう簡単にも言えないよお」


 平坦な黄沙フワンシャの言葉に佐藤は苦笑いをする。


「正式な処分が決まるまでは、一応あのホームレスの彼はウチの関係者ということになっている。だからそのように対処をしなければならない……」

「オヤジ、キタナイ」

「そんなあ、僕は規則に則っているだけだよ。真面目なだけなんだ」

「キョウケン、殺ル?」

「ふふ……、それは今回の件次第かなあ」


 意味深に笑う佐藤に黄沙フワンシャはジト目を向け、大山は顔色を悪くした。


「実際、港の件で彼がどういう立ち位置だったのかわからない。かと言って魔王級に匹敵するような存在だったら迂闊に罪にも問えない。彼のチカラや人格を測るのに、今回の件はうってつけだよ。せっかく他国の皆さんがスパーリング相手になってくれるって言ってるんだ。お言葉に甘えようじゃないかあ」

「ですが、何かやらかしたら……、それこそ賢者の石アムリタに手を出したり、なんならテロリストの一味だったり……」

「うーん、それはないかなあ……」


 大山の口にする最もな懸念を佐藤は軽く否定した。


「さっきの反応……。どうも彼、“こっち”に詳しくなさそうだ」

「え? しかし、魔術師だと……」

「彼は魔術が使えると言っただけだ。魔術師だとは名乗っていない」

「なっ……」

「不思議な子だね。業界や世界情勢には詳しくないけど、さっきの様な場には妙に慣れてる気がする。何より肝が据わっている。あの歳では異常とも謂えるほどに……」

「オヤジ、アイツ、センシ」


 佐藤の意見に黄沙フワンシャが同調する。


「センジョウの、ニオイ、シタ」

「へぇ?」

「アイツ、コロシテル、ワタシより、カゾエキレナイ」

「なるほど。黄沙フワンシャちゃんが言うならそうなんだろうね」


 不吉な黄沙フワンシャの予測に、佐藤はむしろ嬉しそうにした。


「今回の件はね、とことん僕たちに都合がいい」

「都合が……?」

「そうさ。まず、失敗しても僕たちは何も痛まない」

「…………」


 そのドライな言い様に大山は言葉を失う。


「港の件で人員が不足してる時にタイミングが悪い。でもこれは逆にちょうどよかったとも謂えるんだ」

「フン」

「なんせ他所の国の争いにウチの貴重な職員たちを消費しなくて済む。その言い訳が立つ。こんなバカな話に真面目に付き合ってられないよ」

「セイコウ、シタラ?」

「それはそれで何も問題ないさ。アメリカとの関係もよくなるし、日本人も助かる。それに僕の評価も上がる。また出世しちゃうかもねえ」

「オヤジ、キタナイ、イタイメ、ミロ」

「あっはっはっ。まぁ、成功でも失敗でもない――ちょいベターな道。彼らがそれに気付いたら僕も痛い目見るかもねえ」

「成功でも失敗でもない……? なんですかそれは」
「ナニ、企んでル、オヤジ」

「もちろん市民・国民の安全と平和だよ。僕は市役所のオジさんだから。だけど、個人的な思いとしては御影所長と近いね」


 曖昧な答えだけを言って、佐藤は話題を変える。


「ところで黄沙フワンシャちゃん。僕のことはちゃんとパパって呼んでよ」
「オヤジ、キモイ」

「冷たいなあ」
「オヤジこそ、ワタシを、フワンシャ、呼ぶナ。ワタシは、ヤティマ・リュプス」

「あれ? だってその名前はお師匠さんに拾われて変えたんだろう? 戦場に捨てたって言ってたじゃない」
「シショウ、キエタ。ワタシ、置イテ」

「でもそのお師匠さんに貰った名前をそのまま名乗ってたじゃない。だから真神 黄沙で僕も戸籍作ったのに」
「コナイダ、シショウ、ミツケタ」

「え? 日本に居たの?」
「イタ。オンナの、チチ、オイカケテ、ワタシ、ステタ、イッテタ。シショウ、クズ」

「それは女の尻を追いかけてじゃないかなあ?」
「チガウ。シリ、ミタイ、デカイ、チチ、サガシテル、イッテタ。シショウも、オヤジも、キモイ、シネ」

「おいおい、巨乳狂いと一緒にしないでくれたまえよ。僕はただママになってくれる子を求めているだけだ。だから黄沙フワンシャちゃん、キミに求めているのも性欲じゃない。母性だ」
「シネ」

黄沙フワンシャちゃん。キミはきっと誤解をしている。僕はね…………」


 社会の裏方をする者たちは雑踏に紛れていき、見えなくなった。




 その少し後の時間。

 同じく新美景駅近くの路地。


 探偵事務所から出てきた弥堂が歩いている。


 周囲へさりげなく眼を配りながらいくつか細い路地を曲がり、ある程度進んだところで懐からスマホを取り出した。

 歩きながら一つのアプリを起動させる。


 スマホの画面上に駅周辺の地図が表示され、いくつかの光点がそこに表示される。

 弥堂はその内の一つをタップする。


 このアプリは一般的な地図アプリではない。

 弥堂がY'sに作らせたオリジナルアプリである“Mikkoku Network Service”――通称“M.N.S”だ。


 弥堂は選んだ光点の現在位置を睨み、それから受話器のアイコンを押す。

 するとすぐに通話が発信され、何コールか鳴ってから相手が電話に出た。


「ようクズ。随分景気がよさそうじゃねえか――」


 目的の為に動き出した弥堂は、路地裏に消えていく。
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