俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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2章 バイト先で偶然出逢わない

2章19 5月4日 ⑤

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 背後から話し声が聴こえている。



「――なぁ、ウマヅラ。コワイんか? オマエお化けコワイんか? 金玉ヒュンってなったんッスか?」
「――ホストってマジで渇くヒマないんッスか? ウマヅラ最後にヤったんいつッスか?」
「――ウマヅラって彼女いるんッスか? 金のためじゃないエッチと接客エッチって違うんッスか? どうなんッスか?」
「――つかウマヅラの初体験はいつッスか? 初恋は? ねぇねぇドコ住み?」


 悪魔メロによる執拗なセクハラがチャラ男に対して行われていた。

 弥堂はそれをずっと無視していたが――


「――な、なぁ、アンタ……、ビトーくん? このガ……、子って大丈夫なのか……?」

「なにがだ?」

「いや、だってよ。この子、ほとんどチンコのことしか喋ってねえぞ? マズくないか……?」

「……そいつはそういう生き物なんだ」

「えぇ……」


 カスホストと言えどもメロの発言は流石に看過できなかったようで、弥堂は苦言を呈されてしまう。

 しかしウマヅラくんは弥堂にビビっているので強くは言えない。

 代わりに――


「――と、ところでさ……」

「あ?」

「ど、どうやってオレのTEL番抜いたんだ……?」


 ウマヅラくんは自分にとって重要なことを質問してみた。

 弥堂は目線だけ振り返らせて適当に答える。


「路地裏でお前を締めあげた時に抜いたんだ」

「あ、あんな一瞬で……⁉」


 驚愕を浮かべる彼の顏から前方に視線を戻す。

 この言葉は嘘ではない。


 4月23日の路地裏で勃発したギャングチーム“R.E.Dレッド SKULLSスカルズ”との争い。

 この街でジワジワと拡げられている新種の麻薬“WIZ”――それを入手するために弥堂は個人で“R.E.Dレッド SKULLSスカルズ”に戦いを仕掛けた。

 その最中で、“WIZ”の売人であるウマヅラくんを抑えたのである。


 その戦いにゴミクズーが乱入する直前に彼を締めあげていた際に、ちょうど彼がスマホを出していたので、それにエアリスがイタズラを仕掛けて個人情報を抜いていたのだ。

 その個人情報はウマヅラくんのモノだけでなく、彼と連絡が取れる上と下の者の情報も含まれる。


 さらにそれだけでなく――


「――あ、あとさ……、この変なアプリもアンタが……?」

「さぁな」


 ウマヅラくんが自身のスマホのホームに表示されている見覚えのないアイコンを見て顔を青褪めさせる。

 弥堂はそれを見もせずに惚けた。


「俺は知らんが、それを削除したら殺すぞ。もっとも、それ以前に削除しようとすると相当酷いことになるらしいがな」

「う、うぅ……、このアプリが入ってからやたら電池減るんだよな……」


 ヘコたれながらウマヅラくんはスマホを仕舞う。


 “このアプリ”とはもちろんY'sさん謹製の個人情報監禁アプリである『Mikkoku Network Service』だ。

 どうやらハッキングによって勝手にインストールさせることも出来るらしい。

 まんまウィルスそのものだった。


「アプリの中のマニュアルを読んでおけよ。ノルマを熟さないと月末に罰金が携帯料金から引かれることになる」

「ひ、ヒデェよ……」

「その代わり、お前には特例をくれてやる」

「え……?」


 弥堂はまた首だけで振り返る。


「同じ“WIZ”の売人仲間――そいつらにそのアプリを入れさせたら一人につき10万やるよ」

「え……⁉ マジか⁉」

「あぁ、マジだ。あと、“WIZ”の顧客は5人で1万やる。20人登録を達成したら、お前の枝に下がってる登録者どもからの上がりがお前に10%入るようにしてやる」

「あ、あれ、もしかして……?」

「そうだ。お前にとってもこれはビジネスチャンスだ。少なくとも“WIZ”を捌くよりはイージーだろ? 精々俺の役に立ってみせろ」

「あ、あぁ……」


 ここまで沈んでいたウマヅラくんの瞳に生気が戻る。


「お前ヤバイことになってんだろ?」

「…………」

「スカルズ、外人街――両方に下手コイたんだってな?」

「……ツイてなかったんだ」

「あぁ、そうだ。お前はただ運が悪かっただけだ。それなのに、そのせいで“ハーヴェスト”内でも立場悪くしちまったろ? 同情するよ」

「オ、オレだって……、最初っから知ってさえいれば……っ! スカルズで“WIZ”捌こうとしてるなんて、知ってなきゃわかるわけねェだろ……ッ!」

「そうだな。俺もそう思うよ。だが、現状は変わらない」

「…………ッ!」


 悔しげに歯を噛むウマヅラくんの顔を、弥堂は眼を細めて視る。


「そして、今お前の前には新たなチャンスがある。わかるな?」

「あ、あぁ……っ」

「なに、このビジネスを成功させれば十分に逆転できるさ。お前はまだ何も終わっちゃいない」

「そ、そうだよな……!」

「安心しろ。俺がケツを持ってやる。個人でじゃない。ちゃんとお前に安全な場所を紹介してやるさ」

「あ、あぁ……、ありがとう……っ!」


 再起を図るウマヅラくんを内心で見下しながら、弥堂はまた前を向いた。


「そういや、どこに行くんだ?」

「安全な場所だ」

「え? あ、あぁ……」


 答えになっていない答えを言って、黙って歩く。


 住宅と住宅の間の道を進んでいると、何回か住民たちと擦れ違う。

 いくつかの角を曲がっていくと、少しずつ人通りが見えなくなっていく。


 今歩いている通りの先に角が見え、そこまで近付くと徐に弥堂は立ち止まった。

 その背にぶつからぬよう、ウマヅラくんも慌てて足を止める。


「おい、変わっておけ」

「え……?」

「ん? ジブンッスか」

「そうだ。大人しくしとけよ」

「もぉ~しょうがないにゃあ~」

「な、なんの話だ……?」

「おい、ウマヅラくん――」


 状況についていけずに不安そうにするウマヅラくんを弥堂は呼ぶ。

 そして、彼が自分の方へ顔を向けた瞬間に、掌でウマヅラくんの目元を引っ叩いた。


「――ぁでぇっ⁉」


 ウマヅラくんは思わず両手で目を押さえて腰を折る。

 その隙にメロはネコさんフォームへと変身を済ませた。


「い、いきなりなにを……、あれ?」


 顔をあげたウマヅラくんは周囲を見回す。


「あのガキどこ行ったんだ……?」

「さぁな」


 弥堂が適当に肩を竦めると、飛び上がった黒猫がその肩を蹴って頭の上に腹を乗っけてくる。

 弥堂は目線をジロリと上に向けた。


「な、なんだこの猫……、どこから……」

「……さぁな。行くぞ」
「むぁ~」


 突然現れて弥堂の頭に乗っかった猫に戸惑うウマヅラくんに命じて、弥堂は歩き出し角を曲がった。

 首を傾げながらウマヅラくんも続く。


 角を曲がると一つの大きな敷地を道路と区切る壁が続いていた。

 少し古風な日本家屋といった趣があるが、壁の上の瓦の向こうにたまに露骨な監視カメラが見える。


 なにか物々しくなった雰囲気に不安を覚えながら、ウマヅラくんは弥堂の後に着いていく。


 少しして、壁の先に門が見えた。

 わりと立派な門構えだ。


「…………っ」


 実物では見たことがないが、ウマヅラくんはこの雰囲気を映画かドラマで見たことがある気がした。

 それがなんだったかと思い出そうとするも、その前に弥堂が門へと寄って行ってしまう。


 弥堂は門の前で足をとめ、敷地の中を完全に覆い隠す木造の扉に、無造作にゴンっと手を叩きつけた。


「おい、俺だ。開けろ」


 まるで礼儀のなっていない訪問方法で家主に呼びかける。

 敷地の広さ的に門から中の家屋までは結構な距離があると思われるので、これでは家の者が気付くわけがない。


 しかし――


「――なっんじゃあッ、ウォラアァァッ! ここをどこだと思とんじゃコラァッ! ワレどこのモンじゃあッ⁉」


 ほぼ間髪入れずに門の向こうからガラの悪いチャイム音が鳴った。


「俺だっつってんだろ。開けろよ」

「ワシらにオレオレ詐欺しかけるたァいい度胸じゃねェか! オドレただで帰れると――」


 怒鳴り声と共に門が開き、中から色メガネをかけた坊主頭のオジさんが出てくる。

 その門番さんは弥堂の顏を見ると口上を止めた。


「――アン? なんじゃあ、オドレ狂犬やんけ。なんじゃ? 今日はどうし……」


 少し険を緩めて顔見知りの弥堂に用件を問おうとして、また言葉を止めてしまう。

 門番さんは弥堂の頭の上のネコさんをジッと見た。


「…………」

「惣十郎と約束してる。山南さんにも話がついているはずだ」

「…………」

「おい?」


 端的に用件を伝えるが、門番のオジさんは無言で自分のズボンのポッケをゴソゴソと探った。

 引き抜いた手を開くと掌の上には、パチンコ玉、折れた釘、フィルムの剥がれかけた飴玉、零れた煙草の葉の破片だ。

 門番さんはふにゃっと残念そうに眉を下げてから、飴玉を摘まみ取った。


「……狂犬。オメエ疲れてんのか? 飴やるよ」

「あ? あぁ。それより入っていいか?」

「おぉ。聞いてるぜ。大丈夫だ」

「そうか。ご苦労」


 話がついて敷地内に入ろうとする弥堂を通すために門番は身体を横にずらす。

 そうしてもう一度弥堂の顏に目を向けると、門番さんはハッとした。


 弥堂の頭の上のネコさんが自分をジッと見ていることに気付いたのだ。

 目が合うと、メロはお手てをペロリと舐めて、その手でお顔の掃除をして露骨にカワイさをアピールした。


 それを目にした門番のオジさんは、自身の首に提げた金のネックレスをブチっと捥ぎ取ると、バッと地面に這いつくばった。

 そして――


「――おいでおいでっ! ネコちゃんおいでっ!」


 ネコじゃらし代わりに金のネックレスをジャラジャラと左右に小刻みに揺すった。


「にゃ――ッ⁉」


 蛇のようにウネウネと蠢いて自分を誘うそれを見て、メロの耳とシッポがピンっと立ち、ネコさんアイがガン開きになる。


「にゃにゃ……ッ!」


 メロは素早く弥堂の頭から飛び降りてスタっと着地する。

 そしてオジさんが動かすネックレスの先に、「ていっ、ていっ」とネコパンチを繰り出した。


 その愛らしい姿を見て、オジさんはデロンっと眦を下げる。

 ガラは悪いがネコ好きのオジさんのようだ。


「…………」


 弥堂はそれを呆れた眼で見下ろしてから、ウマヅラくんの方を向く。


「入れ」

「え?」


 端的なその命令に茫然としていたウマヅラくんの反応は鈍い。


「入れたって……」


 ノロリとした動きでウマヅラくんは眼球を門の脇に動かす。

 そしてそこにある物を目にしてギョッとした。


 そこにはなに憚ることなく堂々とこう書かれている――


――皐月組、と。


「さっさとしろ」


 サァっと顔を青褪めさせる彼のケツに膝蹴りを入れて、弥堂はウマヅラくんを敷地内に押し込んだ。


「……ちゃんと遅れずについてこいよ」

「にゃっ! にゃっ!」


 ネックレスと戯れるメロに言い残して、弥堂は皐月組の敷地に入る。

 門番のオジさんから貰った汚い飴玉を、すれ違いざまにウマヅラくんに押し付けて前に出る。

 そして、飴玉を握りしめながら茫然とするウマヅラくんを連れて、玄関の方へと向かった。


 ここは皐月組の親分の自宅だ。

 本部事務所はまた別の場所にある。


 前庭や家屋も、まるで武家屋敷をイメージするような古風な造りになっている。

 だが、庭木や建物には十分なメンテナンスが行き届いていないのか、所々解れが見られる。


 せっせと雑草を抜いている構成員さんの横を通ろうとすると、彼は作業を中断して立ち上がり、「お疲れ様です!」と元気いっぱいに挨拶をしてくれる。

 適当に頷いてみせ、ビクビクと怯えるウマヅラくんと一緒に通り過ぎる。


 構成員さんが再び草むしりに戻るのを尻目に、弥堂は玄関から中に入った。


 玄関にも組員が待機しており、挨拶とともにスリッパを出してくれる。

 弥堂はそれを無視して土足のまま上がりかまちを越える。

 組員さんの頬がビキっと攣った。

 そして、弥堂に釣られて土足で上がろうとしたウマヅラくんは黒服の組員さんにぶん殴られた。


 黒服の案内に従って家の廊下を進む。

 腫れた頬を抑えた涙目のウマヅラくんが追い付いてきた頃に、メロも戻ってくる。

 再び弥堂の頭の上に昇ったネコさんの首には、金のネックレスが巻かれていた。

 ネコ好きのオジさんに貢がせた戦利品のようだ。


 そうして、一つの障子の前で案内の者が止まり、その場で廊下に膝をつける。


「――失礼します。客人をお連れしました」

「……どうぞ」


 部屋の中からえらくドスの効いたしゃがれ声が入室を許可した。


「失礼します――」


 案内の黒服さんはもう一度断りを入れ、身体を半身にずらして障子を開く。

 そして弥堂に頭を下げて中に入るよう促した。


 弥堂はそこでようやく靴を脱ぎ、それを持ったまま畳の上に踏み込む。

 青い顔を俯かせたまま、震えるウマヅラくんも一拍遅れて入室した。


「――こんな部屋でワリィなァ」


 先程とは別の声が詫びを入れてくる。


 この部屋は応接室などではなく、客人などに提供するための小さめの寝室のようだ。


 弥堂の足元から続く畳を辿っていくと、敷かれた布団に視線が当たる。


 布団の脇には硬い顏をした中年のスーツ姿の男が正座している。

 そして布団の上に座るのは――


「よく来たなァ、兄弟……ッ」


 頭の先から下までを包帯でグルグル巻きにされた男だった。


 そんな姿をしていても、包帯の男からも、その脇に控える男からも、なにか覇気というか強い圧のようなものがある。

 弥堂にとってはなんの痛痒にもならないが、それに中てられたウマヅラくんは身体をガチガチに緊張させた。


 すると、包帯の男も遅れてウマヅラくんの存在に気が付いたようだ。


「ンだァ? 連れがいたのか? ま、いいぜ。座んな――」


 包帯の下でニヤリと嗤う。


「オレが皐月組若頭補佐 皐月 惣十郎こうづきそうじゅうろうだ――」


 上下に割れた包帯の隙間から覗いた歯列が獰猛にギラついた。
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