83 / 564
第82話 大運動会②~バトルロイヤル戦~
しおりを挟む
第5競技の『バトルロイヤル戦』は、各学年10名出場し最後まで生き残りをかけた、何でもあり戦闘競技だ。
この競技は『代表戦』の次に盛り上がる競技でもあり、ルールもシンプルである。
競技スペース場外に出た者、降参した者はその場で終了となり、魔力切れもそれに含まれており、周囲には教員やタツミ先生も見ている状況だ。
体には特殊な小型魔道具を取り付け、そこでダメージ量などを計算し教員たちも、それを見て止め入るなどの手段が事前にアナウンスされていた。
「副寮長2人が出て来るとは、なかなか燃える展開じゃねぇか」
「ごほっ、ごほっ、俺はあんまり嬉しくないんだけど」
「ベックス、おめぇは始まったらすぐ場外にでも出ちまえよ。それがお前の為だぞ」
ガイルは弱気なベックスに気を使ったのか、邪魔になると思ったのかは分からないが冷たい言葉を言い放つ。
するとレオンが、「仲間にそんな事を言うのは酷いよ」と割って入って来た。
「な、何だよお前」
「いきなりすまない。僕は、レオン。ダイモン寮の生徒だ」
「レオン? あ~庶民のプリンスとか呼ばれてる奴か。ベックスの奴はひ弱なんだよ、だからさっさとこんな競技から出てった方がベックスの為なんだよ」
レオンは、呼び名についてはあまり好きじゃないと言いつつ、ガイルがベックスの事を心配しているんだと受け取った。
「なるほど、君は言葉と裏腹に優しいんだね」
「なっ、そんなわけねぇだろうが! たっく、調子狂うな……」
「心配してくれてありがとう、ガイル。だけど、出るからには、最後までやり切るから大丈夫だよ」
「だから、心配なんてしてぇっての!」
ガイルは、地獄の夏合宿以来少し性格が変わったのか、以前より皆と交流するようになり人を思いやる気持ちが表面にも出始めていた。
そんな談笑をしていると、競技開始前の最終アナウンスが流れた。
『選手全員が競技スペースに上がりましたので、最終競技確認です。最後までこの競技スペースに残る、または勝ち残った選手が勝利となります。場外、降参、魔力切れ、ダメージ量の超過などは全て脱落となります。よろしいですね』
その問いかけに、競技に参加している計30名が頷いて答えた。
『では、10秒後に第5競技『バトルロイヤル戦』のスタートさせていただきます』
アナウンスが終了すると、空中に10秒前からのカウントダウンが始まり、皆が一斉に戦闘態勢をとり、カウントが0になるとスタートの合図が響き渡る。
合図と共に動いたのは、第1学年の半数と第2学年の3名であり、全員が第3学年に向かって魔法や接近戦を仕掛けに行く。
それから遅れて、第1学年の3名が残った第2学年に向かって魔法を放って来る。
それにいち早く気付いたレオンが、近くのベックスとガイルを守る様に、魔力分類の創造を使用して壁を創り防ぐ。
一方で第3学年は、近付いて来た後輩に3名程が前に出て行き、向かって来る魔法は別の第3学年生徒が魔法で防ぐと、ワイズが口を開いた。
「いい、その威勢の良さは大変素晴らしい! 良い後輩が育っているじゃないか。なら、次はこちらの番だな」
と言うと、ワイズは勢いよく片足を垂直に上げた。
それを見たマルロスは、小さく「聞いてないぞ」と言って軽く飛び上がる。
直後、ワイズが上げた足を地面に振り下ろすと、物凄い衝撃波が全体に広がった。
突然の衝撃波に、ほとんどの選手が場外へと吹き飛ばされた。
「『六武衝・二衝』」
「何カッコよく決めてるんだ、ワイズ。そんな作戦じゃなかっただろうが」
マルロスが、地面に足を着け後方からワイズに向かい声を掛けると、ワイズも我に返り「すまん」と謝った。
ワイズの衝撃波により、現状競技スペースにいるのは半数程になってしまうが、第3学年は7名も残っていた。
一番少ないのは、第1学年で2名となり、第2学年は5名とギリギリ半分の人は残っていた。
その中に、レオン・ガイル・ベックスも残っていた。
「何だよ、今の衝撃波は!?」
「あれは、ダイモン寮長だけが使う武術『六武衝』って奴さ。まさか、副寮長のワイズ先輩も使えたとはね……」
「ごほっ、ごほっ、でもレオンが咄嗟に壁を厚くしてくれなかったら俺たちも場外だった」
レオンはワイズが技を放つ寸前に、マルロスが飛び上がる行動を見て防御に徹していたのだった。
他の奴らは、肌で危険を感じたのか、たまたまかは分からないが先程の攻撃を凌いでいた。
「全く、ワイズは突然熱くなるのが嫌な所だよ。自分まで巻き添えになる所だったよ」
「申し訳ない。つい、気持ちが高ぶってしまってな」
「まぁ、でも半分は削れたし結果的にはよかったのかな」
するとワイズは、第2学年の方を見てマルロスに呟いた。
「でも、強そうな奴はまだ残ってるようだな」
「なんにしろ、前に出るのはここまで。ワイズが出たら他の奴らが何も出来ないだろう」
マルロスはそう言うと、残った第3学年の生徒に「作戦通りに行動して」と言うと、全員が動き一斉に第2学年に向かって突っ込んで来た。
それを見た第2学年のレオン・ガイル・ベックス以外の生徒が、魔法を使い反撃するも跳ね返されりしてしまい、懐に入り込まれ場外へと飛ばされてしまう。
そしてあっという間に、レオンたち3人だけとなり第3学年の生徒に囲まれてしまう。
「絶体絶命って奴だな、最高の展開だ!」
するとガイルが飛び出し、目の前の第3学年に突っ込むが魔法を放たれるも、持ち前の戦闘センスが光り寸前でかわし、足元に滑り込み足を引っ張り転ばせる。
そのまま隣の第3学年に回し蹴りを叩き込み、そいつを踏み出しに飛び上がり『バースト』の魔法を連発した。
ガイルの攻撃に動揺した第3学年たちは、一斉にガイルに視線を向けた所をレオンは見逃さなかった。
レオンはガイルを支援する様に、魔法の『アイス』を使い第3学年の足元を凍らせ、ガイルとは反対にいる第3学年の元に走り胸に両手を当てて、『ガスト』の魔法を唱え場外へと吹き飛ばした。
ガイルも残りの第3学年を体術と魔法で気絶させ、場外へと突き出した。
「何だよ、案外と大した事ねぇな先輩たちも」
そう言って、ガイルは残ったワイズとマルロスに向かって兆発した。
「全く、油断するなって言っておいたのによ、一気に崩れちゃ意味がないな。でも、中々威勢のいいのがいるじゃないか。マルロス、相手してやれよ」
「何で急に自分に振るんだよ。あぁ言うのこそ、ワイズでしょ。てか、もう自分ら以外残ってないのか」
今の状況は人数的には、第2学年が優勢であり残ってるのも、戦闘センスがあるガイルと学院長にスカウトされる実力者レオンなので、このまま勝てると私たちは思い始めていた。
「おい庶民のプリンス。あのさっきの凄い技を使った方は、どう言う奴だ? 後、あの仮面を付けてる方も教えろ」
「えっ……ワイズ先輩は、ダイモン寮長同様に武術が得意だが、魔力も多く魔法も数多く使えるが、大半が炎系だ。マルロス先輩の方はあまり分からないが、さっき見た感じでは身軽で素早い動きが出来る感じだ。だが、あんまり戦闘には参加しない所を見ると、苦手意識がある様に思える」
「なるほどな。なら戦う方は決まりだな」
と呟きガイルは、ワイズに向かって突っ込んで行き接近戦を仕掛けるように見えたが、直前で横に方向を換えマルロスの仮面目掛けて拳を突き出した。
だがその拳は、さらりと避けられてしまい、何度も殴り掛かるもスルスルと避けられ、傍から見たマルロスの動きはまさしく蛇の様であった。
「だから、相手は自分でなくワイズにしてよ」
「くっそ! さっきから避けやがって! これならどうだ!」
ガイルは『バースト』を目の前に乱発させ避けられない様に仕掛けるも、マルロスは飛び上がり避けていた。
だがガイルは、それは想定しておりすぐさま追いかける様に飛び上がると、そこで『スパーク』の魔法を唱えようとした時だった。
マルロスが突然仮面を付けた顔を、ガイルに近付けて呟いた。
「あんまりこれを見せたくないけど、仕方ないな。しつこい君が悪いんだぞ」
「えっ」
仮面の奥の瞳を見たガイルは、突然体に力が入らず『スパーク』の魔法も唱えられずに落下する。
ガイルは地面に落ちると、自分に何が起こったのか分からず動揺していたが、とりえず立ち上がらないと思い生まれたての小鹿の様に踏ん張るが、立ち上がれずにいた。
「何なんだよ突然! どうして力が入らないんだ!」
「良かった。久しぶりだったから、どうなるかと思ったけど。最小限に抑えられたみたいだね」
「はぁ?」
するとマルロスは、立てもしないガイルの後ろ首の襟を掴み、引きづって端まで移動しそのままガイルを場外へと投げた。
そのままマルロスはワイズの元に戻ると、ワイズに小言を言われた。
「戦闘はダメだったんじゃないのか?」
「そうだよ。戦闘は寮長たちより劣るから、ダメなんだって。だから、ああいう手段でしか戦えないんだよ。彼には悪い事したかもだけど」
「全く持って変な理由だ。さて、残りは我輩の相手かな?」
そう言ってワイズは、前に出るとレオンも同じように前に出て行き、両者戦闘態勢をとる。
「ワイズ先輩。いや、ワイズ副寮長、僕は貴方に勝ちます!」
「では、学院長にスカウトされた実力を我輩に見せてみろ、レオン!」
この競技は『代表戦』の次に盛り上がる競技でもあり、ルールもシンプルである。
競技スペース場外に出た者、降参した者はその場で終了となり、魔力切れもそれに含まれており、周囲には教員やタツミ先生も見ている状況だ。
体には特殊な小型魔道具を取り付け、そこでダメージ量などを計算し教員たちも、それを見て止め入るなどの手段が事前にアナウンスされていた。
「副寮長2人が出て来るとは、なかなか燃える展開じゃねぇか」
「ごほっ、ごほっ、俺はあんまり嬉しくないんだけど」
「ベックス、おめぇは始まったらすぐ場外にでも出ちまえよ。それがお前の為だぞ」
ガイルは弱気なベックスに気を使ったのか、邪魔になると思ったのかは分からないが冷たい言葉を言い放つ。
するとレオンが、「仲間にそんな事を言うのは酷いよ」と割って入って来た。
「な、何だよお前」
「いきなりすまない。僕は、レオン。ダイモン寮の生徒だ」
「レオン? あ~庶民のプリンスとか呼ばれてる奴か。ベックスの奴はひ弱なんだよ、だからさっさとこんな競技から出てった方がベックスの為なんだよ」
レオンは、呼び名についてはあまり好きじゃないと言いつつ、ガイルがベックスの事を心配しているんだと受け取った。
「なるほど、君は言葉と裏腹に優しいんだね」
「なっ、そんなわけねぇだろうが! たっく、調子狂うな……」
「心配してくれてありがとう、ガイル。だけど、出るからには、最後までやり切るから大丈夫だよ」
「だから、心配なんてしてぇっての!」
ガイルは、地獄の夏合宿以来少し性格が変わったのか、以前より皆と交流するようになり人を思いやる気持ちが表面にも出始めていた。
そんな談笑をしていると、競技開始前の最終アナウンスが流れた。
『選手全員が競技スペースに上がりましたので、最終競技確認です。最後までこの競技スペースに残る、または勝ち残った選手が勝利となります。場外、降参、魔力切れ、ダメージ量の超過などは全て脱落となります。よろしいですね』
その問いかけに、競技に参加している計30名が頷いて答えた。
『では、10秒後に第5競技『バトルロイヤル戦』のスタートさせていただきます』
アナウンスが終了すると、空中に10秒前からのカウントダウンが始まり、皆が一斉に戦闘態勢をとり、カウントが0になるとスタートの合図が響き渡る。
合図と共に動いたのは、第1学年の半数と第2学年の3名であり、全員が第3学年に向かって魔法や接近戦を仕掛けに行く。
それから遅れて、第1学年の3名が残った第2学年に向かって魔法を放って来る。
それにいち早く気付いたレオンが、近くのベックスとガイルを守る様に、魔力分類の創造を使用して壁を創り防ぐ。
一方で第3学年は、近付いて来た後輩に3名程が前に出て行き、向かって来る魔法は別の第3学年生徒が魔法で防ぐと、ワイズが口を開いた。
「いい、その威勢の良さは大変素晴らしい! 良い後輩が育っているじゃないか。なら、次はこちらの番だな」
と言うと、ワイズは勢いよく片足を垂直に上げた。
それを見たマルロスは、小さく「聞いてないぞ」と言って軽く飛び上がる。
直後、ワイズが上げた足を地面に振り下ろすと、物凄い衝撃波が全体に広がった。
突然の衝撃波に、ほとんどの選手が場外へと吹き飛ばされた。
「『六武衝・二衝』」
「何カッコよく決めてるんだ、ワイズ。そんな作戦じゃなかっただろうが」
マルロスが、地面に足を着け後方からワイズに向かい声を掛けると、ワイズも我に返り「すまん」と謝った。
ワイズの衝撃波により、現状競技スペースにいるのは半数程になってしまうが、第3学年は7名も残っていた。
一番少ないのは、第1学年で2名となり、第2学年は5名とギリギリ半分の人は残っていた。
その中に、レオン・ガイル・ベックスも残っていた。
「何だよ、今の衝撃波は!?」
「あれは、ダイモン寮長だけが使う武術『六武衝』って奴さ。まさか、副寮長のワイズ先輩も使えたとはね……」
「ごほっ、ごほっ、でもレオンが咄嗟に壁を厚くしてくれなかったら俺たちも場外だった」
レオンはワイズが技を放つ寸前に、マルロスが飛び上がる行動を見て防御に徹していたのだった。
他の奴らは、肌で危険を感じたのか、たまたまかは分からないが先程の攻撃を凌いでいた。
「全く、ワイズは突然熱くなるのが嫌な所だよ。自分まで巻き添えになる所だったよ」
「申し訳ない。つい、気持ちが高ぶってしまってな」
「まぁ、でも半分は削れたし結果的にはよかったのかな」
するとワイズは、第2学年の方を見てマルロスに呟いた。
「でも、強そうな奴はまだ残ってるようだな」
「なんにしろ、前に出るのはここまで。ワイズが出たら他の奴らが何も出来ないだろう」
マルロスはそう言うと、残った第3学年の生徒に「作戦通りに行動して」と言うと、全員が動き一斉に第2学年に向かって突っ込んで来た。
それを見た第2学年のレオン・ガイル・ベックス以外の生徒が、魔法を使い反撃するも跳ね返されりしてしまい、懐に入り込まれ場外へと飛ばされてしまう。
そしてあっという間に、レオンたち3人だけとなり第3学年の生徒に囲まれてしまう。
「絶体絶命って奴だな、最高の展開だ!」
するとガイルが飛び出し、目の前の第3学年に突っ込むが魔法を放たれるも、持ち前の戦闘センスが光り寸前でかわし、足元に滑り込み足を引っ張り転ばせる。
そのまま隣の第3学年に回し蹴りを叩き込み、そいつを踏み出しに飛び上がり『バースト』の魔法を連発した。
ガイルの攻撃に動揺した第3学年たちは、一斉にガイルに視線を向けた所をレオンは見逃さなかった。
レオンはガイルを支援する様に、魔法の『アイス』を使い第3学年の足元を凍らせ、ガイルとは反対にいる第3学年の元に走り胸に両手を当てて、『ガスト』の魔法を唱え場外へと吹き飛ばした。
ガイルも残りの第3学年を体術と魔法で気絶させ、場外へと突き出した。
「何だよ、案外と大した事ねぇな先輩たちも」
そう言って、ガイルは残ったワイズとマルロスに向かって兆発した。
「全く、油断するなって言っておいたのによ、一気に崩れちゃ意味がないな。でも、中々威勢のいいのがいるじゃないか。マルロス、相手してやれよ」
「何で急に自分に振るんだよ。あぁ言うのこそ、ワイズでしょ。てか、もう自分ら以外残ってないのか」
今の状況は人数的には、第2学年が優勢であり残ってるのも、戦闘センスがあるガイルと学院長にスカウトされる実力者レオンなので、このまま勝てると私たちは思い始めていた。
「おい庶民のプリンス。あのさっきの凄い技を使った方は、どう言う奴だ? 後、あの仮面を付けてる方も教えろ」
「えっ……ワイズ先輩は、ダイモン寮長同様に武術が得意だが、魔力も多く魔法も数多く使えるが、大半が炎系だ。マルロス先輩の方はあまり分からないが、さっき見た感じでは身軽で素早い動きが出来る感じだ。だが、あんまり戦闘には参加しない所を見ると、苦手意識がある様に思える」
「なるほどな。なら戦う方は決まりだな」
と呟きガイルは、ワイズに向かって突っ込んで行き接近戦を仕掛けるように見えたが、直前で横に方向を換えマルロスの仮面目掛けて拳を突き出した。
だがその拳は、さらりと避けられてしまい、何度も殴り掛かるもスルスルと避けられ、傍から見たマルロスの動きはまさしく蛇の様であった。
「だから、相手は自分でなくワイズにしてよ」
「くっそ! さっきから避けやがって! これならどうだ!」
ガイルは『バースト』を目の前に乱発させ避けられない様に仕掛けるも、マルロスは飛び上がり避けていた。
だがガイルは、それは想定しておりすぐさま追いかける様に飛び上がると、そこで『スパーク』の魔法を唱えようとした時だった。
マルロスが突然仮面を付けた顔を、ガイルに近付けて呟いた。
「あんまりこれを見せたくないけど、仕方ないな。しつこい君が悪いんだぞ」
「えっ」
仮面の奥の瞳を見たガイルは、突然体に力が入らず『スパーク』の魔法も唱えられずに落下する。
ガイルは地面に落ちると、自分に何が起こったのか分からず動揺していたが、とりえず立ち上がらないと思い生まれたての小鹿の様に踏ん張るが、立ち上がれずにいた。
「何なんだよ突然! どうして力が入らないんだ!」
「良かった。久しぶりだったから、どうなるかと思ったけど。最小限に抑えられたみたいだね」
「はぁ?」
するとマルロスは、立てもしないガイルの後ろ首の襟を掴み、引きづって端まで移動しそのままガイルを場外へと投げた。
そのままマルロスはワイズの元に戻ると、ワイズに小言を言われた。
「戦闘はダメだったんじゃないのか?」
「そうだよ。戦闘は寮長たちより劣るから、ダメなんだって。だから、ああいう手段でしか戦えないんだよ。彼には悪い事したかもだけど」
「全く持って変な理由だ。さて、残りは我輩の相手かな?」
そう言ってワイズは、前に出るとレオンも同じように前に出て行き、両者戦闘態勢をとる。
「ワイズ先輩。いや、ワイズ副寮長、僕は貴方に勝ちます!」
「では、学院長にスカウトされた実力を我輩に見せてみろ、レオン!」
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる