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第144話 偽らない時間
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「オービン先輩」
「やぁ、久しぶりだねクリス君」
オービンと会うのは誘拐事件以来であった。
私はオービンと会った事よりも、普通に外を出歩いている事に驚いていた。
少し前まで医務室でずっと寝たきり状態であった印象が強かったためだ。
「オービン先輩、外とか歩いていいんですか? と言うか、大丈夫なんですか?」
「見ての通り、大丈夫さ。タツミ先生からも許可をもらっているし、そろそろリハビリもかねて体を動かそうと思ってね」
「そ、そうですか。それなら良かった」
「心配してくれてありがとう。クリス君も元気そうでなによりだ。美味しそうな物も食べているみたいだしね」
「あっ本当だ~。それって確か、美味しいって言われる店のだよね?」
エリスがオービンの言葉を聞き、私の隣に置いてあったシュークリームボックスの存在に気付き話題を振って来た。
私はよかったらと言って、2人にシュークリームを分けた。
ありがとうと言って2人は、私から受け取り口へと運び美味しそうに食べ始めた。
とりあえずさっきの話題からは逸らせたから一安心か……それよりも、珍しい組み合わせだなオービン先輩とエリス先輩だけなんて。
いつもならここにミカロス先輩もいるようなものだけど、今日は一緒にいないみたいだよね。
私は軽く周囲を見渡してミカロスがいない事を確認した。
するとエリスが私の行動に気付き声を掛けて来た。
「ミカなら、今日はいないよ。今日は私とオービンの2人だけ」
「そうなんですね。いや、てっきりいつも3人でいるイメージなので探しちゃいました。でも、珍しいですね2人で出かけているなんて」
「そりゃ、デートだからね」
「……えっ」
エリスは私の事をにやけ顔で見つめるも、私はその言葉に動きが固まってしまう。
え? デート? オービン先輩とエリス先輩が? いやだって、エリス先輩って……え? え、え? えーー!?
私はすぐさまエリスの方へと近付き小声で話し掛けた。
「エ、エリス先輩、いんですか? てか、なんでそんな事してるんですか? ダメじゃないですか、彼氏がいるのにデートとか。しかもオービン先輩となんて、罰せられちゃいますよ!」
1人テンパりつつエリスへと話し掛けるも、何故かエリスは私の焦る態度を見て笑いをこらえていた。
私は何でそんなお気楽な感じいられるのか分からず首を傾げていると、オービンがエリスに話し掛けて来た。
「おいエリス。さっきも言ったが、あまりからかってやるな。それにお前が付き合ってるのはミカだろ。そうそう他の男とデートしてるなんて言うもんじゃないぞ」
「あれ? オービン知ってたの? 私とミカの関係」
「いつからの付き合いだと思ってるんだ。見てれば分かるし、ミカは隠し事が下手だからすぐ分かる」
「そっか~。ごめん、今まで言わなくて」
「いいよ。どうせミカが言うからと言われたんだろ」
「そこまで分かっちゃうんだ。そうなんだよね~あのヘタレ眼鏡が全然言い出さないからさ」
「え~と……え? どういう事ですか?」
私1人会話について行けずにいたので、問いかけるとエリスから「さっきのデートは冗談だよ」と言われ、私はエリスにからかわれたのだとそこで理解した。
すぐに私はエリスの名前を声に出すとエリスは「ごめん、ごめん」と謝って来た。
1人で勝手に焦っていた事が今になり恥ずかしくなり、私は少し俯いた。
エリスが言うには、私が少し落ち込んでいる様にも見えたので少し気を楽にしてあげようとした事だったと言われたが、私はもっと他の事にして欲しかったと心の中で思った。
さすがに彼氏がいる人が他の人とデートしている現場を知らされたら、どうしていいか分からなくなるしこっちの身が持たないとエリスには知ってほしいと私は切に思った。
「本当にごめんね、クリス」
「もういいですよ……それで、本当は2人で何しに来たんですか?」
「今日はね、そろそろミカの誕生日だからそのプレゼントを選びに来たの。まぁ、私が強引にオービンを連れて来たんだけど」
私がオービンの方を見ると、オービンは軽く肩をすくめた。
「それで、決まったんですかプレゼントは?」
「一応ね。で、今は帰る前に街でもブラブラとしてた所。そう言えば、オービンってまだ彼女いないよね?」
「どうした急に」
突然エリスは何の脈略もない話をオービンに振りだし、少し困った表情をするオービン。
すると次の瞬間、エリスは私の肩を掴み自分へと引き寄せた。
「そしたらクリス君とかどう? 私おすすめだよ」
「っ? ……はぁ~残念ながらそれは止めとくよ。クリス君だって好きな子がいるかもしれないだろ」
「そっか~残念」
「??」
私はまた謎の展開に巻き込まれてしまい、何の話をしているのか全く理解出来ずにエリスとオービンを交互に見ていた。
「そうだ。シュークリームのお礼に、何か飲み物を買って来て上げるよ。何がいい?」
「私はアイスティー」
「はいはい。エリスは分かってるから、クリス君に聞いてるんだよ」
「いえ、そんな」
「いいから、いいから」
私は一度遠慮するも、オービンは引き下がる気配がない為私もエリスと同じ物でお願いしますと答えた。
「了解。それじゃ俺は、ものすご~くゆっくり遠回りして買いに行くから、2人はじっくりと話してて」
「え、何でそんな事するんですかオービン先輩。だったら私が買いに行きますよ」
「クリス君。たまには、あまり話す機会がない女子の先輩と話すのも、いい経験になるよ」
「はぁ、はぁ……」
そう言ってオービンは私とエリスを2人きりにして飲み物を買いに離れて行った。
何でオービン先輩はあんな事してくれたんだ? 全く分からない……
私がそんな風に思っていると隣でエリスが口を開いた。
「オービンって察する能力が高いって言うか、何気ない言葉でも相手に気遣いが出来るのが良い所だけど、そこが凄すぎて彼女が出来ないのかなって私は思うんだよね」
「急にどうしたんですか?」
「ふと思っただけ。それより、さっそく女2人きりになったんだし、さっきの話の続きをしようか」
「っ! ちょっと、エリス先輩!」
私は突然女同士と言われた事に動揺してしまうが、エリスは冗談で言っているのではなく私に何か悩みがあると気付いてそう話しいると打ち明けて来た。
エリスはそれは女同士でないと解決できない事なのではと勝手に解釈し、オービンに2人きりにしてもらうと話を振った所、オービンはその事を直ぐに察して2人きりにしてくれたんだとエリスが私に教えてくれた。
私は一瞬ためらい黙ってしまったが、私が女性である事を知っているエリスならば事情を話せば、悩んでいる事への答えやアドバイスを女の目線から貰えるのではないかと思った。
そう思った私はエリスに、家の事は伏せつつ告白して来た男子を諦めさせる為に、偽デートで彼氏がいる事をその男子に見せて諦めさせる事をすると打ち明けた。
そこで私はデートとは何をするべきなのか、それまでに偽デートに協力してくれる男子とはどう言う関係を築いていけばいいのかと、次から次へとエリスに問いかけていた。
エリスも私の質問を真剣に聞いてくれ、エリスなりの考えやアドバイスを答えてくれた。
そして私が話したくなさそうな事に関してはエリスは追求してくることなく、本当に私の悩み相談に乗ってくれたのだった。
「他にはある?」
「いいえ。もう色々と答えて貰ったので大丈夫です。ありがとうございます、エリス先輩」
「それなら良かった。それじゃ、次は私の話を聞いてくれる?」
「はい。もちろんです」
それから私は久しぶりに同性の人と何を気にする事無く、2人で楽しく会話を続けた。
「(いや~少し遠くまで行き過ぎたな。2人を待たせてしまったかな?)」
オービンは両手に頼まれた飲み物を持ち、2人の元へと帰って来るが遠くから2人がまだ楽しいそうに会話をしているのが目に入る。
するとオービンはその場で足を止め、進行方向をぐるっと反対にした。
「(偽らない時間も大切だ。そうそう作る事が出来ない時間を、俺が終わらせる訳にはいかないな。もう少し遠回りして戻るか)」
そうしてオービンは再び2人から離れて行くのだった。
その後私はエリスとたっぷりと話した後、オービンがタイミング良く戻って来たので飲み物を貰い少し雑談した後、3人で寮へと戻った。
寮での夜、私はエリスから貰ったアドバイスなどをノートへと書き止め、明日レオンと偽デートについて話そうと決め、それをバッグへと詰めその日は就寝した。
「やぁ、久しぶりだねクリス君」
オービンと会うのは誘拐事件以来であった。
私はオービンと会った事よりも、普通に外を出歩いている事に驚いていた。
少し前まで医務室でずっと寝たきり状態であった印象が強かったためだ。
「オービン先輩、外とか歩いていいんですか? と言うか、大丈夫なんですか?」
「見ての通り、大丈夫さ。タツミ先生からも許可をもらっているし、そろそろリハビリもかねて体を動かそうと思ってね」
「そ、そうですか。それなら良かった」
「心配してくれてありがとう。クリス君も元気そうでなによりだ。美味しそうな物も食べているみたいだしね」
「あっ本当だ~。それって確か、美味しいって言われる店のだよね?」
エリスがオービンの言葉を聞き、私の隣に置いてあったシュークリームボックスの存在に気付き話題を振って来た。
私はよかったらと言って、2人にシュークリームを分けた。
ありがとうと言って2人は、私から受け取り口へと運び美味しそうに食べ始めた。
とりあえずさっきの話題からは逸らせたから一安心か……それよりも、珍しい組み合わせだなオービン先輩とエリス先輩だけなんて。
いつもならここにミカロス先輩もいるようなものだけど、今日は一緒にいないみたいだよね。
私は軽く周囲を見渡してミカロスがいない事を確認した。
するとエリスが私の行動に気付き声を掛けて来た。
「ミカなら、今日はいないよ。今日は私とオービンの2人だけ」
「そうなんですね。いや、てっきりいつも3人でいるイメージなので探しちゃいました。でも、珍しいですね2人で出かけているなんて」
「そりゃ、デートだからね」
「……えっ」
エリスは私の事をにやけ顔で見つめるも、私はその言葉に動きが固まってしまう。
え? デート? オービン先輩とエリス先輩が? いやだって、エリス先輩って……え? え、え? えーー!?
私はすぐさまエリスの方へと近付き小声で話し掛けた。
「エ、エリス先輩、いんですか? てか、なんでそんな事してるんですか? ダメじゃないですか、彼氏がいるのにデートとか。しかもオービン先輩となんて、罰せられちゃいますよ!」
1人テンパりつつエリスへと話し掛けるも、何故かエリスは私の焦る態度を見て笑いをこらえていた。
私は何でそんなお気楽な感じいられるのか分からず首を傾げていると、オービンがエリスに話し掛けて来た。
「おいエリス。さっきも言ったが、あまりからかってやるな。それにお前が付き合ってるのはミカだろ。そうそう他の男とデートしてるなんて言うもんじゃないぞ」
「あれ? オービン知ってたの? 私とミカの関係」
「いつからの付き合いだと思ってるんだ。見てれば分かるし、ミカは隠し事が下手だからすぐ分かる」
「そっか~。ごめん、今まで言わなくて」
「いいよ。どうせミカが言うからと言われたんだろ」
「そこまで分かっちゃうんだ。そうなんだよね~あのヘタレ眼鏡が全然言い出さないからさ」
「え~と……え? どういう事ですか?」
私1人会話について行けずにいたので、問いかけるとエリスから「さっきのデートは冗談だよ」と言われ、私はエリスにからかわれたのだとそこで理解した。
すぐに私はエリスの名前を声に出すとエリスは「ごめん、ごめん」と謝って来た。
1人で勝手に焦っていた事が今になり恥ずかしくなり、私は少し俯いた。
エリスが言うには、私が少し落ち込んでいる様にも見えたので少し気を楽にしてあげようとした事だったと言われたが、私はもっと他の事にして欲しかったと心の中で思った。
さすがに彼氏がいる人が他の人とデートしている現場を知らされたら、どうしていいか分からなくなるしこっちの身が持たないとエリスには知ってほしいと私は切に思った。
「本当にごめんね、クリス」
「もういいですよ……それで、本当は2人で何しに来たんですか?」
「今日はね、そろそろミカの誕生日だからそのプレゼントを選びに来たの。まぁ、私が強引にオービンを連れて来たんだけど」
私がオービンの方を見ると、オービンは軽く肩をすくめた。
「それで、決まったんですかプレゼントは?」
「一応ね。で、今は帰る前に街でもブラブラとしてた所。そう言えば、オービンってまだ彼女いないよね?」
「どうした急に」
突然エリスは何の脈略もない話をオービンに振りだし、少し困った表情をするオービン。
すると次の瞬間、エリスは私の肩を掴み自分へと引き寄せた。
「そしたらクリス君とかどう? 私おすすめだよ」
「っ? ……はぁ~残念ながらそれは止めとくよ。クリス君だって好きな子がいるかもしれないだろ」
「そっか~残念」
「??」
私はまた謎の展開に巻き込まれてしまい、何の話をしているのか全く理解出来ずにエリスとオービンを交互に見ていた。
「そうだ。シュークリームのお礼に、何か飲み物を買って来て上げるよ。何がいい?」
「私はアイスティー」
「はいはい。エリスは分かってるから、クリス君に聞いてるんだよ」
「いえ、そんな」
「いいから、いいから」
私は一度遠慮するも、オービンは引き下がる気配がない為私もエリスと同じ物でお願いしますと答えた。
「了解。それじゃ俺は、ものすご~くゆっくり遠回りして買いに行くから、2人はじっくりと話してて」
「え、何でそんな事するんですかオービン先輩。だったら私が買いに行きますよ」
「クリス君。たまには、あまり話す機会がない女子の先輩と話すのも、いい経験になるよ」
「はぁ、はぁ……」
そう言ってオービンは私とエリスを2人きりにして飲み物を買いに離れて行った。
何でオービン先輩はあんな事してくれたんだ? 全く分からない……
私がそんな風に思っていると隣でエリスが口を開いた。
「オービンって察する能力が高いって言うか、何気ない言葉でも相手に気遣いが出来るのが良い所だけど、そこが凄すぎて彼女が出来ないのかなって私は思うんだよね」
「急にどうしたんですか?」
「ふと思っただけ。それより、さっそく女2人きりになったんだし、さっきの話の続きをしようか」
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私は一瞬ためらい黙ってしまったが、私が女性である事を知っているエリスならば事情を話せば、悩んでいる事への答えやアドバイスを女の目線から貰えるのではないかと思った。
そう思った私はエリスに、家の事は伏せつつ告白して来た男子を諦めさせる為に、偽デートで彼氏がいる事をその男子に見せて諦めさせる事をすると打ち明けた。
そこで私はデートとは何をするべきなのか、それまでに偽デートに協力してくれる男子とはどう言う関係を築いていけばいいのかと、次から次へとエリスに問いかけていた。
エリスも私の質問を真剣に聞いてくれ、エリスなりの考えやアドバイスを答えてくれた。
そして私が話したくなさそうな事に関してはエリスは追求してくることなく、本当に私の悩み相談に乗ってくれたのだった。
「他にはある?」
「いいえ。もう色々と答えて貰ったので大丈夫です。ありがとうございます、エリス先輩」
「それなら良かった。それじゃ、次は私の話を聞いてくれる?」
「はい。もちろんです」
それから私は久しぶりに同性の人と何を気にする事無く、2人で楽しく会話を続けた。
「(いや~少し遠くまで行き過ぎたな。2人を待たせてしまったかな?)」
オービンは両手に頼まれた飲み物を持ち、2人の元へと帰って来るが遠くから2人がまだ楽しいそうに会話をしているのが目に入る。
するとオービンはその場で足を止め、進行方向をぐるっと反対にした。
「(偽らない時間も大切だ。そうそう作る事が出来ない時間を、俺が終わらせる訳にはいかないな。もう少し遠回りして戻るか)」
そうしてオービンは再び2人から離れて行くのだった。
その後私はエリスとたっぷりと話した後、オービンがタイミング良く戻って来たので飲み物を貰い少し雑談した後、3人で寮へと戻った。
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