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第556話 悪い大人
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翌日、アリスは目覚ましをセットした時間前に起き洗面所で顔を洗う。
タオルで顔を拭いた後鏡で自分を見つめながら昨日の出来事を思い出す。
その後服を着替えると部屋を出て、室内訓練場に入ると自分自身を仮想の敵とし魔法を一切使わない体術のみでの訓練を始めた。
一言も発する事無く、身体を動かし続けていると部屋にタツミがやって来て声を掛ける。
「こんな所で何しているんだアリス?」
アリスはタツミの声に動きを止め振り返る。
タツミは紙切れが手にして壁に寄りかかっていた。
呼吸を整えながらアリスは「無性に身体を動かしたくて」と答えた。
その答えを聞き近くに掛けてあったタオルをアリスに投げる。
「衝動で動くな。部屋に行ったら、この張り紙が扉に貼ってあって驚いたぞ。張り紙すれば出ていいって訳じゃないぞ」
「すいませんでした」
「この場所の使用は前に許可しているが、使うなら直接俺に言うように。とりあえず朝食の時間だ、シャワー浴びたら部屋に戻れ。その後も使いたいなら許可はするから」
アリスは汗を拭きながらタツミの方へと向かい、言われた通りシャワーを浴びに行く。
タツミは一度自室に置いて来た朝食を取りに向かうのだった。
それからアリスが部屋に戻り待っているとタツミが朝食を持ってやって来る。
「ほら、冷めちまったから温かいの持って来たぞ」
「すいません、ありがとうございます」
「で、食べた後はまた使うか?」
「はい。午前中まででいいので使わせてください」
「じゃ一時間後にまた来るから、着替えて待ってろ」
そう言い残しタツミは部屋から出て行くのだった。
アリスは朝食を残さず食べ終えると動きやすい服に着替えタツミを待った。
そしてタツミは約束通り一時間後にやって来て、共に室内訓練場へと向かうのだった。
それからあっという間に正午のチャイムが学院中に鳴り響く。
アリスの元にもその音が聞こえ一息ついていると、タツミがやって来る。
「お疲れさん」
呼吸を整えながらアリスは軽く頭を下げる。
「身体動かしてスッキリしたか?」
「一応は」
「本当か? 相手もなしで一人でなんて限界があるだろ」
「まあ、相手がいた方がたしかにいいですけど。私以外にいませんし」
するとタツミが来ていた白衣を脱いだ。
「俺もたまには運動しないといけないから、疲れてる所悪いがちょっと付き合え」
「え、タツミ先生と組み手ですか!?」
「何だ不満か? 言っとくがお前ら学院生より強いぞ俺は。そもそも嫌ならいいがな」
「嫌って訳じゃないですが、驚いただけですよ」
アリスは水分補給を終えタツミの正面に立つ。
タツミも準備運動を終え簡単なルールを伝えて、互いに構えタツミの合図と共に組み手を開始するのだった。
開始と共に責めるアリスだったがタツミに全て綺麗に流されて反撃を受けてしまう。
その後もアリスは攻めの姿勢で挑むも、タツミはその全てを防ぎつつアリスにカウンターを入れて勝利するのだった。
今回の組み手は三戦やると決めていた為暫く休んだ後、二戦目を始める。
一戦目とは異なり次はタツミが一気に攻める展開となり、アリスは防戦一方となる。
しかしそんな中でもアリスは反撃をし一方的な展開を打破しようとするも、隙を突かれて二戦目も負けてしまう。
そして最後の三戦目が始まる。
タツミは一戦目の時同様に待ちの姿勢であり、アリスは突っ込み過ぎないように攻める。
これまでの失敗を活かしつつ、極力隙をなくしカウンターを受けないように間合いを考えながら攻撃し続け優勢な展開を作る。
するとタツミが積極的に攻撃する姿勢に変更し、アリスは防御しながら二戦目の攻撃パターンを思い出しながら対応する。
そしてタツミの攻撃にムラが見え始め、アリスはそれを付けば勝てると思い始めムラが出る攻撃を誘う。
タツミはまんまとその誘いに乗りムラが出来る攻撃を仕掛けると、アリスはかわし一撃を叩き込む。
勝ったと思った直後、アリスはタツミに突き出した腕を掴まれ一本背負いで投げられ地面に仰向けで倒れていた。
「あ、れ?」
「最後も俺の勝ちだな」
タツミは中々攻めきれないアリスに対し、わざと隙を作ることでそこに攻撃させる罠を作っていたのだった。
そこに攻撃が来るとなれば反撃は簡単になり、相手も気持ちが緩み一気に勝負を決められると考えたのだ。
アリスはまんまとタツミの罠にはまってしまったのである。
「じゃあ、あのムラの攻撃は」
「そこを狙うようにっていう俺からの合図さ。拮抗してる状態で、相手の隙が見えたら攻撃したくなるだろ? それをやっただけさ」
「っ……ずるい」
「はいはい、俺はずるい奴だからな。何度も言ってるだろ、俺は悪い大人だって。よし、昼飯だ」
タツミは一足先に白衣を手にし訓練室から出て行き、アリスも少し頬を膨らませながら荷物を持ち訓練室を後にした。
その日は珍しくタツミは空き部屋に昼食を準備し、アリスと共に食べるのだった。
食事中は先程の組み手での話で盛り上がり、食事を終えた所でタツミがある問いかけをする。
「退学まであと二日だな。最後にもう一度学院を見たくはないか?」
「急に何ですか?」
「いいから、学院を見て回りたいか? それても別に見なくてもいいか?」
「う~ん……見れるなら最後に見て回りたいですけど」
「そうか」
するとおもむろにタツミはポケットから学院の案内地図と書かれた物を取り出し、机に置く。
たたまれている地図を開くと、そこには学院全体の地図が現れる。
「もしかして今からですか?」
「違う。そもそも勝手に外を歩ける状態じゃないのは分かってるだろ」
「分かってますけど、じゃなんで聞いたんですか?」
「バレなきゃいいってことだよ。朝方ならみんな寝てるし、誰もいないから回りやすいだろ」
「それ、タツミ先生が言っていいことなんですか?」
「別に強要はしてないぞ。あくまで提案してるだけで、実行するかどうかはお前次第だ」
タツミはそう口にし、薄笑いを浮かべるのだった。
その時アリスは心の中で「この人本当に悪い大人だな……」と思うのであった。
タオルで顔を拭いた後鏡で自分を見つめながら昨日の出来事を思い出す。
その後服を着替えると部屋を出て、室内訓練場に入ると自分自身を仮想の敵とし魔法を一切使わない体術のみでの訓練を始めた。
一言も発する事無く、身体を動かし続けていると部屋にタツミがやって来て声を掛ける。
「こんな所で何しているんだアリス?」
アリスはタツミの声に動きを止め振り返る。
タツミは紙切れが手にして壁に寄りかかっていた。
呼吸を整えながらアリスは「無性に身体を動かしたくて」と答えた。
その答えを聞き近くに掛けてあったタオルをアリスに投げる。
「衝動で動くな。部屋に行ったら、この張り紙が扉に貼ってあって驚いたぞ。張り紙すれば出ていいって訳じゃないぞ」
「すいませんでした」
「この場所の使用は前に許可しているが、使うなら直接俺に言うように。とりあえず朝食の時間だ、シャワー浴びたら部屋に戻れ。その後も使いたいなら許可はするから」
アリスは汗を拭きながらタツミの方へと向かい、言われた通りシャワーを浴びに行く。
タツミは一度自室に置いて来た朝食を取りに向かうのだった。
それからアリスが部屋に戻り待っているとタツミが朝食を持ってやって来る。
「ほら、冷めちまったから温かいの持って来たぞ」
「すいません、ありがとうございます」
「で、食べた後はまた使うか?」
「はい。午前中まででいいので使わせてください」
「じゃ一時間後にまた来るから、着替えて待ってろ」
そう言い残しタツミは部屋から出て行くのだった。
アリスは朝食を残さず食べ終えると動きやすい服に着替えタツミを待った。
そしてタツミは約束通り一時間後にやって来て、共に室内訓練場へと向かうのだった。
それからあっという間に正午のチャイムが学院中に鳴り響く。
アリスの元にもその音が聞こえ一息ついていると、タツミがやって来る。
「お疲れさん」
呼吸を整えながらアリスは軽く頭を下げる。
「身体動かしてスッキリしたか?」
「一応は」
「本当か? 相手もなしで一人でなんて限界があるだろ」
「まあ、相手がいた方がたしかにいいですけど。私以外にいませんし」
するとタツミが来ていた白衣を脱いだ。
「俺もたまには運動しないといけないから、疲れてる所悪いがちょっと付き合え」
「え、タツミ先生と組み手ですか!?」
「何だ不満か? 言っとくがお前ら学院生より強いぞ俺は。そもそも嫌ならいいがな」
「嫌って訳じゃないですが、驚いただけですよ」
アリスは水分補給を終えタツミの正面に立つ。
タツミも準備運動を終え簡単なルールを伝えて、互いに構えタツミの合図と共に組み手を開始するのだった。
開始と共に責めるアリスだったがタツミに全て綺麗に流されて反撃を受けてしまう。
その後もアリスは攻めの姿勢で挑むも、タツミはその全てを防ぎつつアリスにカウンターを入れて勝利するのだった。
今回の組み手は三戦やると決めていた為暫く休んだ後、二戦目を始める。
一戦目とは異なり次はタツミが一気に攻める展開となり、アリスは防戦一方となる。
しかしそんな中でもアリスは反撃をし一方的な展開を打破しようとするも、隙を突かれて二戦目も負けてしまう。
そして最後の三戦目が始まる。
タツミは一戦目の時同様に待ちの姿勢であり、アリスは突っ込み過ぎないように攻める。
これまでの失敗を活かしつつ、極力隙をなくしカウンターを受けないように間合いを考えながら攻撃し続け優勢な展開を作る。
するとタツミが積極的に攻撃する姿勢に変更し、アリスは防御しながら二戦目の攻撃パターンを思い出しながら対応する。
そしてタツミの攻撃にムラが見え始め、アリスはそれを付けば勝てると思い始めムラが出る攻撃を誘う。
タツミはまんまとその誘いに乗りムラが出来る攻撃を仕掛けると、アリスはかわし一撃を叩き込む。
勝ったと思った直後、アリスはタツミに突き出した腕を掴まれ一本背負いで投げられ地面に仰向けで倒れていた。
「あ、れ?」
「最後も俺の勝ちだな」
タツミは中々攻めきれないアリスに対し、わざと隙を作ることでそこに攻撃させる罠を作っていたのだった。
そこに攻撃が来るとなれば反撃は簡単になり、相手も気持ちが緩み一気に勝負を決められると考えたのだ。
アリスはまんまとタツミの罠にはまってしまったのである。
「じゃあ、あのムラの攻撃は」
「そこを狙うようにっていう俺からの合図さ。拮抗してる状態で、相手の隙が見えたら攻撃したくなるだろ? それをやっただけさ」
「っ……ずるい」
「はいはい、俺はずるい奴だからな。何度も言ってるだろ、俺は悪い大人だって。よし、昼飯だ」
タツミは一足先に白衣を手にし訓練室から出て行き、アリスも少し頬を膨らませながら荷物を持ち訓練室を後にした。
その日は珍しくタツミは空き部屋に昼食を準備し、アリスと共に食べるのだった。
食事中は先程の組み手での話で盛り上がり、食事を終えた所でタツミがある問いかけをする。
「退学まであと二日だな。最後にもう一度学院を見たくはないか?」
「急に何ですか?」
「いいから、学院を見て回りたいか? それても別に見なくてもいいか?」
「う~ん……見れるなら最後に見て回りたいですけど」
「そうか」
するとおもむろにタツミはポケットから学院の案内地図と書かれた物を取り出し、机に置く。
たたまれている地図を開くと、そこには学院全体の地図が現れる。
「もしかして今からですか?」
「違う。そもそも勝手に外を歩ける状態じゃないのは分かってるだろ」
「分かってますけど、じゃなんで聞いたんですか?」
「バレなきゃいいってことだよ。朝方ならみんな寝てるし、誰もいないから回りやすいだろ」
「それ、タツミ先生が言っていいことなんですか?」
「別に強要はしてないぞ。あくまで提案してるだけで、実行するかどうかはお前次第だ」
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