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T.king

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迷子

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「おや?あの子供泣いてるぞ」






















「親はどこだ?」

















「周りに誰もいないし、迷子になったのかな?」

















「声かけてみよう!」


















「ねえねえ、ぼくーどうしたの?」

















子供「、、、、、、、、」

















「お母さんと一緒なの?」

















子供「、、、、、、」

















「どこ行ったかわからなくなったのかなぁ?」


















子供「、、、、、、」


















「おじさんと警察行ってみよー?ね?」
















子供「、、、、、、、、」

















「ほら、ジュースあげるから、ついてきて」








 









子供「、、、、、」

















二人で警察へ→



















「すいませーん、この子迷子みたいで」

















巡査「迷子?どうしたのかな?」

















子供「あのね、ぼくね、このおじさんに、声かけられて、怖くて、ジュースあげるとか、ついてこいとか言われて、怖くてね、嫌なの」

















巡査「お、おまえ!この子に何したんだ!」


















「え!えと、あの、何も、あの、迷子かなと思って」

















子供「怖いの、このおじさん」

















巡査「お、おまえ!誘拐したのか!」


















「え、いや、あの、その、だから、」


















子供「怖いのおじさん」

















「え、いや、え、えぇー」

















巡査「詳しくは話を聞こうか。奥にきなさい」
























その親切心、一歩間違えたら、あなたを迷子にさせるかもしれません。









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