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外道を信用なんてするわけないだろう?
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俺は今ある屋敷に向かっている。
今から支配する枢機卿はまぁ、一言で言うと色狂い。
俺の身体も色狂いっちゃあ色狂いなのだが、まぁ俺の身体は特殊な色であるが、コイツは純粋だな。
シスターをガンガン食っているらしい。性的に。
まぁ、これまでならまだいい。
コイツ、陵辱もイケる口らしい。
信者を食うこともあれば、信者ですらないそこらへんの村の娘をさらってくることもあるらしい。
シスターのように口封じできないからそういう場合は物理的に口封じしているらしい。
まさに外道。
面白くもなく、利益があるわけでもない。
ただの害悪だな。
「マスター。着いたよ。どこいってるの」
「……あぁ、すまない。考え事をしていてな。さて、今回は交渉じゃない。忍び込むぞ。魔法は任せた」
「任された」
うむ。やはり相棒を持つと行動しやすいな。
……それにしても趣味の悪い屋敷だ。
門は乗り越えたのだが、ガーゴイルのような、悪魔のような、石像に天使のような羽が付いている。
クルイルトの記憶にもこのような化け物は存在しない。
つまりは、まぁ、主人が作った、または選んだ、ということだな。
異端審問にかけられないのか?
屋敷は無駄に大きい。
威圧感と不安感をあおるようなデザインだな。
……どうみても神に仕える身の家とは思えんな。
いや、邪、をつければしっくりくるかもしれないが。
まぁ、デザインについて考えるのはこれまでにするとしよう。
問題はどうやって入るか、なのだ。
……ふむ、中にどれだけ使用人がいるのか知りたいな。
「ダキラ、中に使用人が何人いるか調べられるか?」
「余裕。……驚いた。とても少ない。中に四人しかいない。しかも屋敷の部屋に集中している。これなら普通に入ってもばれない」
「……あー、うん。なるほど。なんとなくわかった。じゃ、入るか」
多分お楽しみ中なのだろう。
まわすのもイケる口だったか。
俺としてはどうでも良いんだが……。どうしよう。女と使用人なのか用心棒なのか知らないやつに関しては……。
殺すわけにもいかんし……。あ、そうだアレを使おう。
どうせ女の末路は変わらないんだし。
俺は悲鳴が鳴り響く部屋の前にいる。
悲壮感に染まるその声を聞きながらどのような顔をしているのだろうか。
……まぁ、聞きたいのはなんでこの声聞きながらたつんだろうな。
「やめてぇぇ……。私……愛する人がいるの……。お願い、なかは……お願いします……まだ……初夜もまだなんです……ああぁぁぁあぁゃあああああ!」
御愁傷様。運の悪かったね。
扉を蹴りやぶる。怒ったかって?
全然。知らない女がいくら犯されようと心が痛むわけない。いっそ前世なら息子が元気になるくらいだ。
「恨みはない。だがちょっと、ね? 信用できないんだ」
「な、何をいっている! クルイルト! き、貴様がやっていることは知っているぞ! 儂と貴様は同類だろうが!」
「待て待て、殺すとは言ってない。だから……な? ……精々傀儡となって踊ってくれ」
「わっ!」
ダキラがおおきな声をあげる。
彼らの目を奪うためらしい。
目を合わせる……というよりも発動者の目を見る、ということがトリガーになるらしい。
つくづく恐ろしいね。
「終わったよ、マスター。女はどうするの? 食べる?」
「さすがに塩ならまだしも野郎の種をすりこまれた女の肉なんざ食いたくないなぁ……。ま、それなんで……んむっ」
さめざめと泣いている彼女の唇を奪う。
絶望なのか、周りの変化にも気付かず、そして唇を奪われても反応していないことから諦めはついているようだ。
まぁ、それももう終わりだ。
彼女は今から植物人間とかす。
もちろん、ファンタジー的な意味ではなく、俺がもといた世界の意味での植物人間だ。
……残酷?
救いと言ってほしいね。
俺は彼女が汚いと思うであろう身体を汚いと思わないように。
思い思われた人に抱くであろう感情を抱かないように。
フラッシュバックするであろうこの記憶を永遠に思い出さないように。
してあげたんだ。
「セイルト」
「……マスター、悪い顔」
「失礼だな……。俺はただ彼女の安らぎを思ってるんだぜ?」
「マスターなら救えたでしょ」
「……まぁな。でもそこまでする義理は?」
「……ないね」
ダキラも同感らしい。
彼女は俺も視線を合わせると悪い顔で笑った。
簡単にすくえる命でも労力は労力だ。
虫けら程度にそこまでの労力は使いたくないね。
「さて、カイルタム。貴様はこれまで通り生活をおくってもらってかまわない。ただし、俺のやることに口出しするな」
「わかりました。主よ」
「かははっ、聖職者が主よだってよ?」
「くふふっおかしいね。マスター」
これはダキラもおかしいようだ。というかダキラって声を出して笑うんだな。
まぁいい。少しは笑った方が楽しい。
さてさて、次の可哀想なヒツジ君の居場所は~っと、あそこか。
神にかわってこの教会を作り替えるためのスケープゴート君もあと一匹か。
今から支配する枢機卿はまぁ、一言で言うと色狂い。
俺の身体も色狂いっちゃあ色狂いなのだが、まぁ俺の身体は特殊な色であるが、コイツは純粋だな。
シスターをガンガン食っているらしい。性的に。
まぁ、これまでならまだいい。
コイツ、陵辱もイケる口らしい。
信者を食うこともあれば、信者ですらないそこらへんの村の娘をさらってくることもあるらしい。
シスターのように口封じできないからそういう場合は物理的に口封じしているらしい。
まさに外道。
面白くもなく、利益があるわけでもない。
ただの害悪だな。
「マスター。着いたよ。どこいってるの」
「……あぁ、すまない。考え事をしていてな。さて、今回は交渉じゃない。忍び込むぞ。魔法は任せた」
「任された」
うむ。やはり相棒を持つと行動しやすいな。
……それにしても趣味の悪い屋敷だ。
門は乗り越えたのだが、ガーゴイルのような、悪魔のような、石像に天使のような羽が付いている。
クルイルトの記憶にもこのような化け物は存在しない。
つまりは、まぁ、主人が作った、または選んだ、ということだな。
異端審問にかけられないのか?
屋敷は無駄に大きい。
威圧感と不安感をあおるようなデザインだな。
……どうみても神に仕える身の家とは思えんな。
いや、邪、をつければしっくりくるかもしれないが。
まぁ、デザインについて考えるのはこれまでにするとしよう。
問題はどうやって入るか、なのだ。
……ふむ、中にどれだけ使用人がいるのか知りたいな。
「ダキラ、中に使用人が何人いるか調べられるか?」
「余裕。……驚いた。とても少ない。中に四人しかいない。しかも屋敷の部屋に集中している。これなら普通に入ってもばれない」
「……あー、うん。なるほど。なんとなくわかった。じゃ、入るか」
多分お楽しみ中なのだろう。
まわすのもイケる口だったか。
俺としてはどうでも良いんだが……。どうしよう。女と使用人なのか用心棒なのか知らないやつに関しては……。
殺すわけにもいかんし……。あ、そうだアレを使おう。
どうせ女の末路は変わらないんだし。
俺は悲鳴が鳴り響く部屋の前にいる。
悲壮感に染まるその声を聞きながらどのような顔をしているのだろうか。
……まぁ、聞きたいのはなんでこの声聞きながらたつんだろうな。
「やめてぇぇ……。私……愛する人がいるの……。お願い、なかは……お願いします……まだ……初夜もまだなんです……ああぁぁぁあぁゃあああああ!」
御愁傷様。運の悪かったね。
扉を蹴りやぶる。怒ったかって?
全然。知らない女がいくら犯されようと心が痛むわけない。いっそ前世なら息子が元気になるくらいだ。
「恨みはない。だがちょっと、ね? 信用できないんだ」
「な、何をいっている! クルイルト! き、貴様がやっていることは知っているぞ! 儂と貴様は同類だろうが!」
「待て待て、殺すとは言ってない。だから……な? ……精々傀儡となって踊ってくれ」
「わっ!」
ダキラがおおきな声をあげる。
彼らの目を奪うためらしい。
目を合わせる……というよりも発動者の目を見る、ということがトリガーになるらしい。
つくづく恐ろしいね。
「終わったよ、マスター。女はどうするの? 食べる?」
「さすがに塩ならまだしも野郎の種をすりこまれた女の肉なんざ食いたくないなぁ……。ま、それなんで……んむっ」
さめざめと泣いている彼女の唇を奪う。
絶望なのか、周りの変化にも気付かず、そして唇を奪われても反応していないことから諦めはついているようだ。
まぁ、それももう終わりだ。
彼女は今から植物人間とかす。
もちろん、ファンタジー的な意味ではなく、俺がもといた世界の意味での植物人間だ。
……残酷?
救いと言ってほしいね。
俺は彼女が汚いと思うであろう身体を汚いと思わないように。
思い思われた人に抱くであろう感情を抱かないように。
フラッシュバックするであろうこの記憶を永遠に思い出さないように。
してあげたんだ。
「セイルト」
「……マスター、悪い顔」
「失礼だな……。俺はただ彼女の安らぎを思ってるんだぜ?」
「マスターなら救えたでしょ」
「……まぁな。でもそこまでする義理は?」
「……ないね」
ダキラも同感らしい。
彼女は俺も視線を合わせると悪い顔で笑った。
簡単にすくえる命でも労力は労力だ。
虫けら程度にそこまでの労力は使いたくないね。
「さて、カイルタム。貴様はこれまで通り生活をおくってもらってかまわない。ただし、俺のやることに口出しするな」
「わかりました。主よ」
「かははっ、聖職者が主よだってよ?」
「くふふっおかしいね。マスター」
これはダキラもおかしいようだ。というかダキラって声を出して笑うんだな。
まぁいい。少しは笑った方が楽しい。
さてさて、次の可哀想なヒツジ君の居場所は~っと、あそこか。
神にかわってこの教会を作り替えるためのスケープゴート君もあと一匹か。
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