異世界転生して愛されるおはなし

1章

2日目 ユラの心配事

｢ユラさんなにか心配なことがおありですか？｣


ビクッ
｢あ、あの、いや、だいじょぶですっ｣


｢なんでも心配なことがありましたら仰ってください｡自分はこれでも神父ですので他の人達よりはほんの少しですが､力になれるかもしれませんしね｣


言ってみようかな…

｢あ、あの実は…僕にはきっと何の力もないんです。僕あっちの世界ではほんとに何もできなくて何も持ってなくて誰の支えにもなれなくて出来損ないだったんです｡今レオとジオンは僕といっしょにいてくれるけどきっと僕になんの能力もないって分かったら幻滅していなくなっちゃうと思うんです｡また一人ぼっちになると思うとすごく怖くて…今までは一人ぼっちが当たり前だったはずなのに､僕､いつの間にこんなに欲張りになっちゃったんだろう( ´ •̥  ̫ •̥ ` )｣


僕また泣きそうになってる｡なんでこんなに涙脆いんだろう…


｢なるほどですね…ユラさん私はユラさんに例え力がなかったとしてもレオさんとジオンさんが離れていくことは無いと思いますよ｡ユラさんを見つめるときの2人の目を見たことはありますか？｣


｢ふぇ？め？｣
うるうる､ちらっ､首こてん(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑) 


｢うっ､んんん､はい、お2人はユラさんを見るときすごく愛おしそうにまるで世界一大切なものを見守るように見つめておられましたよ｡｣


｢ふぇぇ？う、うそっ？でも僕達まだ出会ったばかりだし2人には迷惑しかかけてません…｣



｢ではユラさんはお2人に出会ったばかりだから大切ではないですか？お2人に力がなかったとして見捨てますか？｣


｢そ、そんなことないです！すごく大切で2人ともっといっしょにいたくて…でも僕が2人にできることはなにもなくて…でももう捨てられたくない…｣



｢その気持ちをお2人に伝えましょう｡きっとだいじょぶですよ、それにもし仮にお2人があなたを捨てたとしても絶対にそんなことはありませんが､もしその時は私があなたを貰いますねっ｣


ふぇ？！？！も、もらう？！何そのウィンク！大人のウィンク恐るべし！いけめんだあああ！！！


伝えてみようかな…めんどくさいとか思われないかな…でもモヤモヤしたくないし2人を信じて勇気出して僕の気持ちを伝えてみよう！




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ユラが2人に捨てられることなんて絶対に有り得ないのにすぐ心配になっちゃうユラでした｡ユラにはやく安心して欲しいので頑張って更新しますねっ！٩( 'ω' )و