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隠れ家――アンフェールとグレン1
グレンと魔力循環※
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「アンフェール。普通に横になれば良いだろうか?」
「あっ、うん。そうして?」
グレンはベッドに上がり、仰向けに横たわった。
アンフェールもそれに続いてベッドに乗り、さらにグレンの上に乗ってきた。グレンは自分の腰の上に乗るアンフェールを見上げた。
幼く愛らしい、グレンの友達。
精霊の友達が出来た事をグレンは嬉しく思っていた。
子供の頃から何度も読んだ物語の登場人物がそこにいる様で、アンフェールのする事なす事全てに感動してしまう。
魔法のように見える、不思議な魔術で作ってくれたジュースは、天上の甘露のようだった。グレンが初めて口にした味だった。
アンフェールは親身になって話を聞いてくれただけでなく、グレンの悩みである魔力を貯蔵する臓器の治療を申し出てくれた。
グレンの事を心配してくれた。
グレンはアンフェールに対し、強い感謝の念を抱いていた。
それに、精霊に対してだからだろうか。人間に対してと違いグレンは気持ちを萎縮せず表現できた。出会ってからずっとだ。
恐怖や、恐れが湧いてこない。
きっとアンフェールが無垢で清らかな存在だからだ、とグレンは思った。
グレンの上に乗ったまま、アンフェールは着ているローブの前ボタンを外していく。ローブは上下一体のワンピース型だった。ボタンを全て外せば、スルリとローブが肩から落ちる。脱いだ着衣は脇に放られた。
グレンは目を見張った。アンフェールは下穿きを付けていなかった。完全な全裸である。
「……えっ」
精霊とはかくも美しいものか、とグレンは目が離せなくなってしまった。
大切な友人を不躾に見てはいけないと分かっている。それでも、どうしても視線を外す事が出来なかった。
アンフェールの幼い身体は白く滑らかで、柔らかく曲線を描く身体も、細い手足も、あたかも名工のビスクドールの如き美しさだった。
その人形の様な身体に、軽く筆を落としたような桃色の乳輪と、つるりとした陰部を手違いで尖らせたような、小指程の性器が付いている。
それだけで、人間のような生きている生々しさが加わっている。
精霊に対して人間のようだと感じるのが、そもそもおかしいのだが。
天使の輪を生み出す艶やかな金髪も、青空の様な澄んだ碧眼も、常々神聖で清い色だと思っていた。
だというのに裸体と合わさるとこんなに印象が変わるのか、とグレンは驚く。
宗教画の裸婦を見ても何も感じないのに、アンフェールに対しては違った。異様に艶っぽいのだ。グレンの喉がゴクリと鳴る
「グレン、魔力の放出はマスターしてる? ぼくが注ぐから、ひたすら放出してくれたらいいから。グレンの魔力はぼくが勝手に拾うから、それで循環になるし」
「あっ、ああ。放出は出来る」
グレンの腹部にアンフェールの睾丸が乗っている。シワも無くぷっくりとした桃色のそれは、本当にささやかなサイズだった。
その上に睾丸よりも淡い色味のペニスがひょこりと上向いている。皮を被っているのに、小さいのに、きちんと勃起はしていた。
――グレンは知らない事ではあるが、アンフェールのこの状態は先程の視姦で興奮した余韻が残っているからだった。
グレンの上に覆い被さる様に、アンフェールの身体が前倒しになる。肌と肌がピタリと合わさった。
グレンは自らの腹に当たる、硬い尖りを感じていた。幼く柔らかい身体が張り付いている触感の中で、その小さな出っ張りは際立っていた。
幼い性器を、押し当てられている。
グレンは己が信じられなかった。
幼子の様な精霊の性器をまじまじと見てしまった事を。その、性器を艶めかしいと感じてしまった事を。押し当てられた事に軽い興奮状態が起こった事を。
グレンはもともと性欲が薄い。処理をしてくれる閨係だって一人しか入れていないし、それも、一週間に一度の事だ。手技による排泄で精液を出し切ったら、後は下がって貰っている。
見苦しく喘ぐ自分を誰にも見せたくなかった。それに相手に己の汚い性器を触らせることだって、申し訳なさで死にたくなる。
その位、性に対する忌避感は強かった。
閨係の男はグレンが十四歳の時から世話をしてくれている。三年の付き合いだ。だから男はグレンの心の問題を理解し、顔を枕に埋めて隠すグレンに何も言わないでいてくれる。
こんな面倒な人間の世話など大変だろうに。そう考えると、日頃欲求もあまり湧かないのだ。
それなのにアンフェールに対しては興奮を覚えてしまった。
今もズクリズクリと腰に血が集まる感覚がある。
グレンは良き心で接してくれる精霊に対し、汚らわしい欲望を覚えた自分を恥じた。最低だと思った。
「アンフェール、すまない……」
「どうしたの? 放出むずかしい?」
「いや、それは出来る。うん。集中して、するから……」
「うん?」
グレンは意識を切り替える。
魔力の放出は魔力コントロールを教わる際、最初にマスターさせられる操作だった。なのでその位であれば、悶々としていても出来るのだ。
触れる肌に向かって魔力を放出していくと、自分の身体の中の空いた部分にアンフェールの魔力が入ってくるのが分かった。濃度も純度も高い。強い魔力だ。でもそれは決してグレンを傷つけない、温かで優しい力だった。
「は……ふ」
「大丈夫? グレン」
「ああ……大丈夫……」
魔力を出し入れしている内に身体の一部がかなりの熱を持ってきた。心臓に近い位置だ。そこに、アンフェールのいう魔力を溜める『臓器』があるのかもしれない。
その部分を意識すると、魔力が強く放出できるようになってきた。大量に放出しても、すぐにアンフェールに注がれるから魔力枯渇は起こらない。
その魔力の循環は大きな流れとなり、グルグルとグレンの身体は翻弄されていく。
「っ、う……ふっ、ぅ」
グレンは何度も魔力を放出し、受け入れる事を繰り返す。次第に体温は上がっていき、はぁはぁと呼吸が荒くなってきた。
どれだけ時間が経過したか分からない。
身体の中の魔力が自分のものなのか、アンフェールのものなのかも分からない。意識は所々飛んでいる。グレンは身体に籠る熱で朦朧としていた。
「ひ……ぐ、ぅ」
自分以外の存在と内側から一体化するような感覚に、延々と喘ぐような声が漏れる。涙が滲み、締りの無い口から涎が垂れ、流れる汗は精霊の美しい寝所を汚している。
グレンの忌避する見苦しい姿だった。それは、性行為に似ていた。
「グレン、頑張れるいい子だね。初回は辛いよね」
アンフェールは文句も言わず、魔力の循環を受け入れるグレンを気遣ったのかもしれない。
心配そうに眉を下げて、グレンの髪をいい子いい子と、小さな手で優しく撫でてくれた。
「は! ……あっ……く、う」
その刺激で、グレンの身体はビクリと跳ねた。
それから何度も身体が震えた。
下肢が弛緩と緊張を繰り返す。グレンは達し、下穿きの中に多量の精液を放出してしまった。恐ろしい程の快感だった。
グレンはその排泄に絶望してしまった。表情が強張るのが分かる。
下穿きはぐっしょりと濡れていて気持ち悪い。アンフェールに髪を撫でられて射精したのだ。しかもそれは、辛そうなグレンの身体を心配し、気遣う仕草だったのに。
大切な友人を穢してしまったと、グレンの目から涙が零れた。
「す、すまない……アンフェール……私……漏らして……汚して……」
「大丈夫。『魔力循環』すると、よくある事だから……泣かないで。慣れたらコントロールできるようになるから」
グレンは十七歳になるのに子供のようにボロボロと涙を流してしまった。
友人に見られての排泄行為に対しショックが強かったのだ。情けなく射精したというのに、それが気持ちいいという事もショックだった。
グレンの眦(まなじり)に、アンフェールの唇が触れる。それは泣くグレンを慰める様なキスだった。
「グレンは恥ずかしかったの? これは恥ずかしい事じゃないよ? 一人だけ達して恥ずかしいなら、次に『魔力循環』する時に、ぼくが達するところを見せてあげる。そしたらおあいこでしょ?」
アンフェールはにこやかに話しかけてくれた。醜く汚い様子にも嫌な顔をしないのは、精霊だからかだろうか。きっとこれくらいの事ではアンフェールは穢れないのだ、とグレンは安心した。
彼は小さいのにグレンの事を気遣ってくれている。精霊だからもしかしたら見た目よりずっと年上かもしれない。
それでも十七歳のグレンが、いつまでもメソメソ泣くのは情けない事だと思った。
『おあいこ』と言ってくれた。それはグレンにとって、本当に友達のような提案で嬉しい事だった。
「アンフェール、が、達するのか?」
「うん。精通はしてないから、何もでないけど……」
精通してなくても達するのか、とグレンは新たな知見を得た。グレンは精通以前は性の知識などなかったのだ。
「見たくないなら、別にいいんだけど……」
「……」
グレンはアンフェールが性的に感じ、悦び、喘ぐ姿を想像してしまった。
それだけでまた、ズンとした重い感覚が下肢に蘇ってくる。
グレンは頬が熱くなるのを感じた。言いづらい事ではあるけれど、アンフェールが気持ち良くなる姿は見たかった。
「見たい……」
「ふふ。じゃあ、次にする時は裸ん坊でギュってしようね」
「ああ」
アンフェールはグレンのおでこに約束のキスをしてくれた。
グレンはそのキスが友情っぽくて嬉しくて、思わずギュッと抱きしめてしまった。アンフェールは「ひゃあ!」とビックリした声を上げていた。
「あっ、うん。そうして?」
グレンはベッドに上がり、仰向けに横たわった。
アンフェールもそれに続いてベッドに乗り、さらにグレンの上に乗ってきた。グレンは自分の腰の上に乗るアンフェールを見上げた。
幼く愛らしい、グレンの友達。
精霊の友達が出来た事をグレンは嬉しく思っていた。
子供の頃から何度も読んだ物語の登場人物がそこにいる様で、アンフェールのする事なす事全てに感動してしまう。
魔法のように見える、不思議な魔術で作ってくれたジュースは、天上の甘露のようだった。グレンが初めて口にした味だった。
アンフェールは親身になって話を聞いてくれただけでなく、グレンの悩みである魔力を貯蔵する臓器の治療を申し出てくれた。
グレンの事を心配してくれた。
グレンはアンフェールに対し、強い感謝の念を抱いていた。
それに、精霊に対してだからだろうか。人間に対してと違いグレンは気持ちを萎縮せず表現できた。出会ってからずっとだ。
恐怖や、恐れが湧いてこない。
きっとアンフェールが無垢で清らかな存在だからだ、とグレンは思った。
グレンの上に乗ったまま、アンフェールは着ているローブの前ボタンを外していく。ローブは上下一体のワンピース型だった。ボタンを全て外せば、スルリとローブが肩から落ちる。脱いだ着衣は脇に放られた。
グレンは目を見張った。アンフェールは下穿きを付けていなかった。完全な全裸である。
「……えっ」
精霊とはかくも美しいものか、とグレンは目が離せなくなってしまった。
大切な友人を不躾に見てはいけないと分かっている。それでも、どうしても視線を外す事が出来なかった。
アンフェールの幼い身体は白く滑らかで、柔らかく曲線を描く身体も、細い手足も、あたかも名工のビスクドールの如き美しさだった。
その人形の様な身体に、軽く筆を落としたような桃色の乳輪と、つるりとした陰部を手違いで尖らせたような、小指程の性器が付いている。
それだけで、人間のような生きている生々しさが加わっている。
精霊に対して人間のようだと感じるのが、そもそもおかしいのだが。
天使の輪を生み出す艶やかな金髪も、青空の様な澄んだ碧眼も、常々神聖で清い色だと思っていた。
だというのに裸体と合わさるとこんなに印象が変わるのか、とグレンは驚く。
宗教画の裸婦を見ても何も感じないのに、アンフェールに対しては違った。異様に艶っぽいのだ。グレンの喉がゴクリと鳴る
「グレン、魔力の放出はマスターしてる? ぼくが注ぐから、ひたすら放出してくれたらいいから。グレンの魔力はぼくが勝手に拾うから、それで循環になるし」
「あっ、ああ。放出は出来る」
グレンの腹部にアンフェールの睾丸が乗っている。シワも無くぷっくりとした桃色のそれは、本当にささやかなサイズだった。
その上に睾丸よりも淡い色味のペニスがひょこりと上向いている。皮を被っているのに、小さいのに、きちんと勃起はしていた。
――グレンは知らない事ではあるが、アンフェールのこの状態は先程の視姦で興奮した余韻が残っているからだった。
グレンの上に覆い被さる様に、アンフェールの身体が前倒しになる。肌と肌がピタリと合わさった。
グレンは自らの腹に当たる、硬い尖りを感じていた。幼く柔らかい身体が張り付いている触感の中で、その小さな出っ張りは際立っていた。
幼い性器を、押し当てられている。
グレンは己が信じられなかった。
幼子の様な精霊の性器をまじまじと見てしまった事を。その、性器を艶めかしいと感じてしまった事を。押し当てられた事に軽い興奮状態が起こった事を。
グレンはもともと性欲が薄い。処理をしてくれる閨係だって一人しか入れていないし、それも、一週間に一度の事だ。手技による排泄で精液を出し切ったら、後は下がって貰っている。
見苦しく喘ぐ自分を誰にも見せたくなかった。それに相手に己の汚い性器を触らせることだって、申し訳なさで死にたくなる。
その位、性に対する忌避感は強かった。
閨係の男はグレンが十四歳の時から世話をしてくれている。三年の付き合いだ。だから男はグレンの心の問題を理解し、顔を枕に埋めて隠すグレンに何も言わないでいてくれる。
こんな面倒な人間の世話など大変だろうに。そう考えると、日頃欲求もあまり湧かないのだ。
それなのにアンフェールに対しては興奮を覚えてしまった。
今もズクリズクリと腰に血が集まる感覚がある。
グレンは良き心で接してくれる精霊に対し、汚らわしい欲望を覚えた自分を恥じた。最低だと思った。
「アンフェール、すまない……」
「どうしたの? 放出むずかしい?」
「いや、それは出来る。うん。集中して、するから……」
「うん?」
グレンは意識を切り替える。
魔力の放出は魔力コントロールを教わる際、最初にマスターさせられる操作だった。なのでその位であれば、悶々としていても出来るのだ。
触れる肌に向かって魔力を放出していくと、自分の身体の中の空いた部分にアンフェールの魔力が入ってくるのが分かった。濃度も純度も高い。強い魔力だ。でもそれは決してグレンを傷つけない、温かで優しい力だった。
「は……ふ」
「大丈夫? グレン」
「ああ……大丈夫……」
魔力を出し入れしている内に身体の一部がかなりの熱を持ってきた。心臓に近い位置だ。そこに、アンフェールのいう魔力を溜める『臓器』があるのかもしれない。
その部分を意識すると、魔力が強く放出できるようになってきた。大量に放出しても、すぐにアンフェールに注がれるから魔力枯渇は起こらない。
その魔力の循環は大きな流れとなり、グルグルとグレンの身体は翻弄されていく。
「っ、う……ふっ、ぅ」
グレンは何度も魔力を放出し、受け入れる事を繰り返す。次第に体温は上がっていき、はぁはぁと呼吸が荒くなってきた。
どれだけ時間が経過したか分からない。
身体の中の魔力が自分のものなのか、アンフェールのものなのかも分からない。意識は所々飛んでいる。グレンは身体に籠る熱で朦朧としていた。
「ひ……ぐ、ぅ」
自分以外の存在と内側から一体化するような感覚に、延々と喘ぐような声が漏れる。涙が滲み、締りの無い口から涎が垂れ、流れる汗は精霊の美しい寝所を汚している。
グレンの忌避する見苦しい姿だった。それは、性行為に似ていた。
「グレン、頑張れるいい子だね。初回は辛いよね」
アンフェールは文句も言わず、魔力の循環を受け入れるグレンを気遣ったのかもしれない。
心配そうに眉を下げて、グレンの髪をいい子いい子と、小さな手で優しく撫でてくれた。
「は! ……あっ……く、う」
その刺激で、グレンの身体はビクリと跳ねた。
それから何度も身体が震えた。
下肢が弛緩と緊張を繰り返す。グレンは達し、下穿きの中に多量の精液を放出してしまった。恐ろしい程の快感だった。
グレンはその排泄に絶望してしまった。表情が強張るのが分かる。
下穿きはぐっしょりと濡れていて気持ち悪い。アンフェールに髪を撫でられて射精したのだ。しかもそれは、辛そうなグレンの身体を心配し、気遣う仕草だったのに。
大切な友人を穢してしまったと、グレンの目から涙が零れた。
「す、すまない……アンフェール……私……漏らして……汚して……」
「大丈夫。『魔力循環』すると、よくある事だから……泣かないで。慣れたらコントロールできるようになるから」
グレンは十七歳になるのに子供のようにボロボロと涙を流してしまった。
友人に見られての排泄行為に対しショックが強かったのだ。情けなく射精したというのに、それが気持ちいいという事もショックだった。
グレンの眦(まなじり)に、アンフェールの唇が触れる。それは泣くグレンを慰める様なキスだった。
「グレンは恥ずかしかったの? これは恥ずかしい事じゃないよ? 一人だけ達して恥ずかしいなら、次に『魔力循環』する時に、ぼくが達するところを見せてあげる。そしたらおあいこでしょ?」
アンフェールはにこやかに話しかけてくれた。醜く汚い様子にも嫌な顔をしないのは、精霊だからかだろうか。きっとこれくらいの事ではアンフェールは穢れないのだ、とグレンは安心した。
彼は小さいのにグレンの事を気遣ってくれている。精霊だからもしかしたら見た目よりずっと年上かもしれない。
それでも十七歳のグレンが、いつまでもメソメソ泣くのは情けない事だと思った。
『おあいこ』と言ってくれた。それはグレンにとって、本当に友達のような提案で嬉しい事だった。
「アンフェール、が、達するのか?」
「うん。精通はしてないから、何もでないけど……」
精通してなくても達するのか、とグレンは新たな知見を得た。グレンは精通以前は性の知識などなかったのだ。
「見たくないなら、別にいいんだけど……」
「……」
グレンはアンフェールが性的に感じ、悦び、喘ぐ姿を想像してしまった。
それだけでまた、ズンとした重い感覚が下肢に蘇ってくる。
グレンは頬が熱くなるのを感じた。言いづらい事ではあるけれど、アンフェールが気持ち良くなる姿は見たかった。
「見たい……」
「ふふ。じゃあ、次にする時は裸ん坊でギュってしようね」
「ああ」
アンフェールはグレンのおでこに約束のキスをしてくれた。
グレンはそのキスが友情っぽくて嬉しくて、思わずギュッと抱きしめてしまった。アンフェールは「ひゃあ!」とビックリした声を上げていた。
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