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第8章 魔王討伐
祈れSAN
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男には愛でるモノと愛するモノが存在する。
ただ、本能が求める好きは別な物だと言いたい。基本は同族の女性となる。したいが大きいのでは無くて、種の存続こそが動物に備わっているからだ。
これが変化したのが、やりたいだけの欲獣となる。好きと本能では、好きは脳で理解するが本能では脳は関係無いのだ。難しく書いたが、人が好きになるのは、同族以外にペットや幼子や物とかになる。ただし、好きなだけで愛するとは違う。
本能の好きは、愛ではなく、種による所が大きい。
たまに本能と好きが混同したやりたがりやもいるが、愛とかではなく、猿の様に下半身に囚われた馬鹿である。
俺が言いたいのは、
「元は悪魔だよね!!」
「悪魔ですよ?」
「何で、女ばかりなの!」
「篤郎様が好きなのは、女性とか。胸とか容姿は学びましたので、どれかは好みなのか分かるかと。」
姿はミス・ワールドだった。たぶん、喜ぶ所だが、元の姿を知っている時点で不可能である。
「そんなの分からん!たくっ!」
その前に、凡庸な日本人にミス・ワールドを観るのは良いが、近くに居る時点で劣等感を味わうのだ。永遠の存在と見てしまう。敗北感が全身を駆け巡り、憧れだけが残る。運命とか一目惚れは夢か若い者の特権だ。枯れた世代には、重いだけのモノになる。一度味わった者は、来世はまともになろうとする。決して我儘な要求など必要無いのだから。
だけど、美人は見たい。見て一言、
「何で人間じゃ無いの。くっそー!」
どんなに美人でも、元がクトゥルフ神話のイカれたデザイン画なのだ。美人と言ってると喰われるかもしれない。
君は美人から神話の姿になるのを見てSAN値(正気度)を削る勇気はあるか?因みに俺には無い。
「早く帰りたい。」
「篤郎様に紹介を致します!右から、タリス、ゼンタ、ゴベルフェ、ヴィエタン、アキゼウス、マルモの元悪魔王です。」
「えっ!?」
「サモニーが残って居ますが、時期に堕ちるでしょう。」
不穏な単語が有った気がしたが?
「それよりも、篤郎様!」
「はい!」
「お願いがあります!」
見た目は美少女のお願いで迫っているが、見かたを変えると、タコの化け物が迫っている。ヌメヌメ系が嫌いでは無いが、人以外にやられたら削られる。
「な、何でしょう?」
「この世界にも龍が居ます。その龍と我々は敵対しています。」
「龍?異世界でも龍に負けて、此処でも負けているのか?」
バゼルブルの顔が悪くなりながら、
「すいません。龍の力は私達、悪魔族にとっては力が抑制されるのです。異世界でもその関係は変わりませんでした。そこで、龍をティムした篤郎様なら、この世界の龍も何とかできるかと思いまして。」
「面倒を押し付けたいと。」
「あの、龍を何とかすれば、最後のサモニーも配下に加わると思います。」
「ふむ。」
「お願いします!」
何をどうしようと、ただの面倒の押し付けである。
しかも、またもや龍。しかもクトゥルフ神話の様な世界の龍だ。軽くてもゾンビ系か完全グロテスクで表現にも困ってしまう。
はっきり言えば、嫌なのである。
「やらないと駄目かな、ルナ?」
「当たり前です。」
「ぐはぁ!レディ~。」
「観念して下さい。」
「何か嫌~。」
「はいはい。王としての勤めは果して下さいね、マスター。」
ルナとレディは笑顔であったが、迫力があった。たぶん、拗れたら余計面倒な事が増えるんだろうな~と考えて折れた。
「はーい。行くよ、行けば良いんでしょ?」
疲れたのであろうか、椅子に座った。
そして、篤郎は忘れていた。ルナが居る前で、軽く言うと・・・
「では、お願いします。」
「えっ?」
唐突に、ガシン・ガシンと手足胴体を椅子に雁字がらめに縛られて、
「行ってらっしゃいませ、マスター!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
と椅子は屋根を突き破って飛んだのだ。
「ちっと待てや!ごらぁぁぁぁぁぁぁ!」
ただ、本能が求める好きは別な物だと言いたい。基本は同族の女性となる。したいが大きいのでは無くて、種の存続こそが動物に備わっているからだ。
これが変化したのが、やりたいだけの欲獣となる。好きと本能では、好きは脳で理解するが本能では脳は関係無いのだ。難しく書いたが、人が好きになるのは、同族以外にペットや幼子や物とかになる。ただし、好きなだけで愛するとは違う。
本能の好きは、愛ではなく、種による所が大きい。
たまに本能と好きが混同したやりたがりやもいるが、愛とかではなく、猿の様に下半身に囚われた馬鹿である。
俺が言いたいのは、
「元は悪魔だよね!!」
「悪魔ですよ?」
「何で、女ばかりなの!」
「篤郎様が好きなのは、女性とか。胸とか容姿は学びましたので、どれかは好みなのか分かるかと。」
姿はミス・ワールドだった。たぶん、喜ぶ所だが、元の姿を知っている時点で不可能である。
「そんなの分からん!たくっ!」
その前に、凡庸な日本人にミス・ワールドを観るのは良いが、近くに居る時点で劣等感を味わうのだ。永遠の存在と見てしまう。敗北感が全身を駆け巡り、憧れだけが残る。運命とか一目惚れは夢か若い者の特権だ。枯れた世代には、重いだけのモノになる。一度味わった者は、来世はまともになろうとする。決して我儘な要求など必要無いのだから。
だけど、美人は見たい。見て一言、
「何で人間じゃ無いの。くっそー!」
どんなに美人でも、元がクトゥルフ神話のイカれたデザイン画なのだ。美人と言ってると喰われるかもしれない。
君は美人から神話の姿になるのを見てSAN値(正気度)を削る勇気はあるか?因みに俺には無い。
「早く帰りたい。」
「篤郎様に紹介を致します!右から、タリス、ゼンタ、ゴベルフェ、ヴィエタン、アキゼウス、マルモの元悪魔王です。」
「えっ!?」
「サモニーが残って居ますが、時期に堕ちるでしょう。」
不穏な単語が有った気がしたが?
「それよりも、篤郎様!」
「はい!」
「お願いがあります!」
見た目は美少女のお願いで迫っているが、見かたを変えると、タコの化け物が迫っている。ヌメヌメ系が嫌いでは無いが、人以外にやられたら削られる。
「な、何でしょう?」
「この世界にも龍が居ます。その龍と我々は敵対しています。」
「龍?異世界でも龍に負けて、此処でも負けているのか?」
バゼルブルの顔が悪くなりながら、
「すいません。龍の力は私達、悪魔族にとっては力が抑制されるのです。異世界でもその関係は変わりませんでした。そこで、龍をティムした篤郎様なら、この世界の龍も何とかできるかと思いまして。」
「面倒を押し付けたいと。」
「あの、龍を何とかすれば、最後のサモニーも配下に加わると思います。」
「ふむ。」
「お願いします!」
何をどうしようと、ただの面倒の押し付けである。
しかも、またもや龍。しかもクトゥルフ神話の様な世界の龍だ。軽くてもゾンビ系か完全グロテスクで表現にも困ってしまう。
はっきり言えば、嫌なのである。
「やらないと駄目かな、ルナ?」
「当たり前です。」
「ぐはぁ!レディ~。」
「観念して下さい。」
「何か嫌~。」
「はいはい。王としての勤めは果して下さいね、マスター。」
ルナとレディは笑顔であったが、迫力があった。たぶん、拗れたら余計面倒な事が増えるんだろうな~と考えて折れた。
「はーい。行くよ、行けば良いんでしょ?」
疲れたのであろうか、椅子に座った。
そして、篤郎は忘れていた。ルナが居る前で、軽く言うと・・・
「では、お願いします。」
「えっ?」
唐突に、ガシン・ガシンと手足胴体を椅子に雁字がらめに縛られて、
「行ってらっしゃいませ、マスター!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
と椅子は屋根を突き破って飛んだのだ。
「ちっと待てや!ごらぁぁぁぁぁぁぁ!」
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