20 / 20
きのこの村からの旅立ち
しおりを挟む
「どうぞお召し上がり下さい」
帰還後、泣き疲れたミューリを部屋に寝かせてから宿屋の主人は、約束してくれていたエリキ茸料理をディアナたちに振る舞ってくれた。
エリキ茸と鶏肉を使い、柑橘系のタレで和えた和え物を皮切りに、焼いたエリキ茸に醤油と呼ばれる豆から作った調味料を掛けて食べるだけのシンプルな物。
そして、山でとれたマウンテンベアの一番良い部位をエリキ茸を煮込んで作ったソースを掛けたステーキ。
エリキ茸と山菜が入った優しい味のスープなど、ディアナは「もうお腹いっぱいで食べられない」と倒れるくらい堪能することが出来た。
一方アシュリーは、料理が出てくる度に主人や料理長に様々な質問を浴びせかけ、少しだけ迷惑そうにされてはいたものの、彼女の「美味しい」「素晴らしい」「こんな味を作れるなんて天才すぎる」などという大げさとも思える感想に、料理長のテンションも徐々に上がっていった。
その結果、食いしん坊のディアナですらギブアップする程の種類の料理が提供される羽目になったわけだが。
『お主がいらないのなら我がいただくとしよう』
底なしの胃袋を持つフォルディスのおかげで、全ての料理は綺麗さっぱりと無くなったのであった。
そして翌日。
「なるほど。エリキ茸には魔物避けの力があったんですね」
『ああ、我ほどの力がある魔物や魔獣にはあまり効かぬが。それでもあの茸の発する力にはあまり近寄りたくない気持ちにさせられる』
フォルディスがそうインガス村の村長に告げると、村長は周りの人たちとしばし話し合ってから何やら決意を固めたような顔でフォルディスに語りかける。
「エリキ茸が今まで我々を産業としてだけでなく守ってきてくれたのは理解しました。ですのでこれから先、村の蓄えがあるうちはエリキ茸を採取するのを止めようと思います」
『それが良いかもしれぬな。あの味を味わえなくなるのは寂しいが、何れまた食すことも出来よう』
「はい。同時にミューリが見つけてくれた群生地から『種』を採取して村で養殖を始めようとも思っております」
「そんなことが可能なのか?」
ミューリと別れの挨拶を交わしていたはずのアシュリーがフォルディスト村長の話を聞きつけて話に加わる。
どうやらエリキ茸が養殖栽培可能だと聞いて、かなり興味を引かれたらしい。
「やってみないことにはわかりませんが」
「そうか。もし養殖栽培の目処がついたら是非私にその一部を卸して欲しいと思ってな」
「アシュリー様にですか?」
「ああ。私がいつか店を出した時にはきっとエリキ茸が必要になる。あの茸には無限の可能性を感じるんだ」
熱い口調で迫るアシュリーにタジタジになりながら、村長は「わかりました」と返した。
『お主は料理の事になると抑えが効かなくなるのをもう少しなんとかしろ』
こと料理の事になると人が変わるアシュリーに呆れながらフォルディスは重い腰を上げる。
『さて、あまり長く居ると街に着く前に日が暮れるぞ』
「そうだな。私としたことが……それでは村長殿、いつかその日が来たらまた来るよ」
「ええ、お待ちしております」
アシュリーは村長と握手を交わすと、村の出口でミューリとその父親の二人と話しているディアナたちの元へ向かうため踵を返した。
そして彼女の後をフォルディスがついて行く。
『しかし村の中で養殖をされると我は来づらくなりそうだな』
「たしかにな。だがお主ならたとえエリキ茸の結界があったとしてもたいしたことは無いんだろ?」
『ふむ。わかるか?』
「わかるさ。あの大量のエリキ茸が生えていた崖に近寄った時も、お前は平然としていたじゃ無いか」
『あれでも少しは奇妙な感覚に少し不快感を覚えてはいたがな』
フォルディスにとって、エリキ茸の結界も毛を撫でる風のような物なのだろう。
アシュリーはそう理解すると、少し足を速める。
「ディアナ。エイドリーとミグも、出発の準備は出来たか?」
「うん」
「はい」
「私たちはほとんど荷物という物はございませんから」
フォレストスパイダーに襲われた彼女たちの荷物はその体と衣服だけである。
街に行く道すがら、彼女たちがフォレストスパイダーに襲われた場所には寄る予定ではいる。
だが、彼女たちが襲われ、馬車も破壊されたとすると、盗賊たちに荷物は既に持ち去られている可能性の方が高い。
近くにその盗賊のアジトがあるならフォルディスに追跡して貰って、アシュリーと共に取り返しに向かう事になるだろう。
そこまでするとなると、早めにこの村を出発しなければならない。
アシュリーはそんなことを考えつつ、登り始めたばかりの日の光に目を細める。
「それじゃあ私たちはこれで失礼する。村長にも伝えたのだが、またいずれこの村には顔を出すからしばしの別れだ」
そしてアシュリーは涙目になっているミューリの頭を荒く撫でながら続ける。
「今度私が来る時には泣き虫じゃ無く、立派な男の子になってるんだぞ」
「……ぐすっ……うん、わかった。お姉ちゃんに負けないくらい強くなってみせるよ」
ミューリが涙を袖で拭き大きく頷き返す。
それにアシュリーは笑顔で返すと、横からディアナが割り込んできた。
「ずるい! 私も私も! 今度来る時はすっごく美味しいお菓子持ってきてあげるからねミューリ」
「う、うん。楽しみにしてる。でもタケノコの形をしたお菓子は絶対駄目だからね」
「どうして?」
一瞬前まで泣き笑いの表情をしていたミューリだったが、突然その顔を厳しく変え、誰にも聞こえないような小さな声でディアナの耳元にそうささやいた。
「えっとね、僕もよくわからないんだけど。村の大人たちは何故かタケノコって食べ物が苦手なんだ」
「そうなの?」
「この村の近くにはないんだけど昔ね、この村に来た行商の人がタケノコを持って来て売ろうとしたら大人たちが凄く怒ってすぐに追い返しちゃったんだ。
「そうなんだ。わかった気をつけるね。でもタケノコの形をしたお菓子なんて見た事も聞いた事もないから大丈夫だと思う」
ディアナはそうミューリに告げると彼女から顔を離した。
そしてミューリの頭を優しく撫でると、見送りの村人たちにアシュリーたちと共に小さく頭を下げる。
「それじゃあまたきっと遊びに来ますね」
「うむ。養殖も気になるしな」
『エリキ茸料理は美味であったぞ』
エイドリーとミグはフォルディスの背で小さく手を振っている。
それからアシュリーとディアナもフォルディスの背中に乗り込むと、フォルディスは一声『ワォーーーーン』と吠え走り出した。
村の門から林道に入ると、あっという間に村は見えなくなってしまう。
最後までミューリに手を振り替えしていたディアナは、村が見えなくなってもなおその手を振り続けた。
『さて、とりあえず我はどこへ向かえば良いのだ』
「そうだな。ミグ家の馬車が襲われた所に一度寄ってみようじゃないか。何か残っているかもしれないしな」
『了解だ。ではミグとエイドリーの臭いを追ってみるか』
「わ、私の臭いですか?」
「フォルはえっちじゃのう」
『何を言っている。我は魔獣の王だぞ。人間の女などに興味は無い』
フォルディスはフンッと鼻を鳴らすと速度を上げ林道から森の中に突っ込んだ。
「きゃーっ」
「ちょっと、どこいくのよ」
「むうっ、森に向かうなら先に忠告しておけ馬鹿者」
「はうう」
突然、曲がりなりにも整備されていた道から無整備の道程に飛び込まれ、フォルディスの背の上で女子たちが騒ぎ出す。
『五月蠅いぞ。ミグたちが連れ去られた場所に向かうには、まずあのフォレストスパイダーの巣あたりまで行かねば臭いがたどれんだろうが』
フォルディスはそう告げると、森の中だというのにかなりのスピードで木々の間を掛けていく。
『しかし昨日までより体が軽いな。これもエリキ茸料理という美食を味わったおかげかもしれんな』
かつて、初めて人の作る飯を食べた後の事をフォルディスは思い出していた。
今まで忘れていたが、確かにあの時も食事をする度に自らの力が強化されていった気がする。
フォルディスはそんな事を考えながら駆ける。
本来なら魔獣が人の食べ物を喰らう等と言う事はない。
なので誰も知らなかったのだ。
魔獣が人の作った料理を喰らう事で、その力を増していくという事を。
そして、その食べ物が美味であればあるほど、その上昇幅が大きくなっていくと言う事を。
『わっはっはっはっは。快調快調!』
「ちょっ、フォル! いい加減にしなさいよ!」
ディアナが笑いながら走るフォルディスの頭をペシペシたたいて抗議をする。
しかし、自らの走りに酔っているフォルディスにはその言葉は届かなかった。
『臭いを見つけたぞ! 今から追跡するからしっかり捕まっていろ。なんせ蜘蛛が這った道だから木の上を飛び回らねばならんかもしれんからな』
「お嬢様は私に捕まってください」
「きゃはは。おもしろーい」
「おもしろくなーい! 私はアシュリーに捕まる!」
「フォル! 貴様の毛が抜けるくらいしがみついてやるから覚悟しろよ!」
山奥中に、そんな騒がしい声が響き渡る。
魔獣の王といけにえ令嬢。
そして、元冒険者の料理人見習い。
そんな彼女たちが、この先どのような冒険をし、どのような美食を味わっていくのか。
その話はまたいずれ機会があれば語るとしよう。
帰還後、泣き疲れたミューリを部屋に寝かせてから宿屋の主人は、約束してくれていたエリキ茸料理をディアナたちに振る舞ってくれた。
エリキ茸と鶏肉を使い、柑橘系のタレで和えた和え物を皮切りに、焼いたエリキ茸に醤油と呼ばれる豆から作った調味料を掛けて食べるだけのシンプルな物。
そして、山でとれたマウンテンベアの一番良い部位をエリキ茸を煮込んで作ったソースを掛けたステーキ。
エリキ茸と山菜が入った優しい味のスープなど、ディアナは「もうお腹いっぱいで食べられない」と倒れるくらい堪能することが出来た。
一方アシュリーは、料理が出てくる度に主人や料理長に様々な質問を浴びせかけ、少しだけ迷惑そうにされてはいたものの、彼女の「美味しい」「素晴らしい」「こんな味を作れるなんて天才すぎる」などという大げさとも思える感想に、料理長のテンションも徐々に上がっていった。
その結果、食いしん坊のディアナですらギブアップする程の種類の料理が提供される羽目になったわけだが。
『お主がいらないのなら我がいただくとしよう』
底なしの胃袋を持つフォルディスのおかげで、全ての料理は綺麗さっぱりと無くなったのであった。
そして翌日。
「なるほど。エリキ茸には魔物避けの力があったんですね」
『ああ、我ほどの力がある魔物や魔獣にはあまり効かぬが。それでもあの茸の発する力にはあまり近寄りたくない気持ちにさせられる』
フォルディスがそうインガス村の村長に告げると、村長は周りの人たちとしばし話し合ってから何やら決意を固めたような顔でフォルディスに語りかける。
「エリキ茸が今まで我々を産業としてだけでなく守ってきてくれたのは理解しました。ですのでこれから先、村の蓄えがあるうちはエリキ茸を採取するのを止めようと思います」
『それが良いかもしれぬな。あの味を味わえなくなるのは寂しいが、何れまた食すことも出来よう』
「はい。同時にミューリが見つけてくれた群生地から『種』を採取して村で養殖を始めようとも思っております」
「そんなことが可能なのか?」
ミューリと別れの挨拶を交わしていたはずのアシュリーがフォルディスト村長の話を聞きつけて話に加わる。
どうやらエリキ茸が養殖栽培可能だと聞いて、かなり興味を引かれたらしい。
「やってみないことにはわかりませんが」
「そうか。もし養殖栽培の目処がついたら是非私にその一部を卸して欲しいと思ってな」
「アシュリー様にですか?」
「ああ。私がいつか店を出した時にはきっとエリキ茸が必要になる。あの茸には無限の可能性を感じるんだ」
熱い口調で迫るアシュリーにタジタジになりながら、村長は「わかりました」と返した。
『お主は料理の事になると抑えが効かなくなるのをもう少しなんとかしろ』
こと料理の事になると人が変わるアシュリーに呆れながらフォルディスは重い腰を上げる。
『さて、あまり長く居ると街に着く前に日が暮れるぞ』
「そうだな。私としたことが……それでは村長殿、いつかその日が来たらまた来るよ」
「ええ、お待ちしております」
アシュリーは村長と握手を交わすと、村の出口でミューリとその父親の二人と話しているディアナたちの元へ向かうため踵を返した。
そして彼女の後をフォルディスがついて行く。
『しかし村の中で養殖をされると我は来づらくなりそうだな』
「たしかにな。だがお主ならたとえエリキ茸の結界があったとしてもたいしたことは無いんだろ?」
『ふむ。わかるか?』
「わかるさ。あの大量のエリキ茸が生えていた崖に近寄った時も、お前は平然としていたじゃ無いか」
『あれでも少しは奇妙な感覚に少し不快感を覚えてはいたがな』
フォルディスにとって、エリキ茸の結界も毛を撫でる風のような物なのだろう。
アシュリーはそう理解すると、少し足を速める。
「ディアナ。エイドリーとミグも、出発の準備は出来たか?」
「うん」
「はい」
「私たちはほとんど荷物という物はございませんから」
フォレストスパイダーに襲われた彼女たちの荷物はその体と衣服だけである。
街に行く道すがら、彼女たちがフォレストスパイダーに襲われた場所には寄る予定ではいる。
だが、彼女たちが襲われ、馬車も破壊されたとすると、盗賊たちに荷物は既に持ち去られている可能性の方が高い。
近くにその盗賊のアジトがあるならフォルディスに追跡して貰って、アシュリーと共に取り返しに向かう事になるだろう。
そこまでするとなると、早めにこの村を出発しなければならない。
アシュリーはそんなことを考えつつ、登り始めたばかりの日の光に目を細める。
「それじゃあ私たちはこれで失礼する。村長にも伝えたのだが、またいずれこの村には顔を出すからしばしの別れだ」
そしてアシュリーは涙目になっているミューリの頭を荒く撫でながら続ける。
「今度私が来る時には泣き虫じゃ無く、立派な男の子になってるんだぞ」
「……ぐすっ……うん、わかった。お姉ちゃんに負けないくらい強くなってみせるよ」
ミューリが涙を袖で拭き大きく頷き返す。
それにアシュリーは笑顔で返すと、横からディアナが割り込んできた。
「ずるい! 私も私も! 今度来る時はすっごく美味しいお菓子持ってきてあげるからねミューリ」
「う、うん。楽しみにしてる。でもタケノコの形をしたお菓子は絶対駄目だからね」
「どうして?」
一瞬前まで泣き笑いの表情をしていたミューリだったが、突然その顔を厳しく変え、誰にも聞こえないような小さな声でディアナの耳元にそうささやいた。
「えっとね、僕もよくわからないんだけど。村の大人たちは何故かタケノコって食べ物が苦手なんだ」
「そうなの?」
「この村の近くにはないんだけど昔ね、この村に来た行商の人がタケノコを持って来て売ろうとしたら大人たちが凄く怒ってすぐに追い返しちゃったんだ。
「そうなんだ。わかった気をつけるね。でもタケノコの形をしたお菓子なんて見た事も聞いた事もないから大丈夫だと思う」
ディアナはそうミューリに告げると彼女から顔を離した。
そしてミューリの頭を優しく撫でると、見送りの村人たちにアシュリーたちと共に小さく頭を下げる。
「それじゃあまたきっと遊びに来ますね」
「うむ。養殖も気になるしな」
『エリキ茸料理は美味であったぞ』
エイドリーとミグはフォルディスの背で小さく手を振っている。
それからアシュリーとディアナもフォルディスの背中に乗り込むと、フォルディスは一声『ワォーーーーン』と吠え走り出した。
村の門から林道に入ると、あっという間に村は見えなくなってしまう。
最後までミューリに手を振り替えしていたディアナは、村が見えなくなってもなおその手を振り続けた。
『さて、とりあえず我はどこへ向かえば良いのだ』
「そうだな。ミグ家の馬車が襲われた所に一度寄ってみようじゃないか。何か残っているかもしれないしな」
『了解だ。ではミグとエイドリーの臭いを追ってみるか』
「わ、私の臭いですか?」
「フォルはえっちじゃのう」
『何を言っている。我は魔獣の王だぞ。人間の女などに興味は無い』
フォルディスはフンッと鼻を鳴らすと速度を上げ林道から森の中に突っ込んだ。
「きゃーっ」
「ちょっと、どこいくのよ」
「むうっ、森に向かうなら先に忠告しておけ馬鹿者」
「はうう」
突然、曲がりなりにも整備されていた道から無整備の道程に飛び込まれ、フォルディスの背の上で女子たちが騒ぎ出す。
『五月蠅いぞ。ミグたちが連れ去られた場所に向かうには、まずあのフォレストスパイダーの巣あたりまで行かねば臭いがたどれんだろうが』
フォルディスはそう告げると、森の中だというのにかなりのスピードで木々の間を掛けていく。
『しかし昨日までより体が軽いな。これもエリキ茸料理という美食を味わったおかげかもしれんな』
かつて、初めて人の作る飯を食べた後の事をフォルディスは思い出していた。
今まで忘れていたが、確かにあの時も食事をする度に自らの力が強化されていった気がする。
フォルディスはそんな事を考えながら駆ける。
本来なら魔獣が人の食べ物を喰らう等と言う事はない。
なので誰も知らなかったのだ。
魔獣が人の作った料理を喰らう事で、その力を増していくという事を。
そして、その食べ物が美味であればあるほど、その上昇幅が大きくなっていくと言う事を。
『わっはっはっはっは。快調快調!』
「ちょっ、フォル! いい加減にしなさいよ!」
ディアナが笑いながら走るフォルディスの頭をペシペシたたいて抗議をする。
しかし、自らの走りに酔っているフォルディスにはその言葉は届かなかった。
『臭いを見つけたぞ! 今から追跡するからしっかり捕まっていろ。なんせ蜘蛛が這った道だから木の上を飛び回らねばならんかもしれんからな』
「お嬢様は私に捕まってください」
「きゃはは。おもしろーい」
「おもしろくなーい! 私はアシュリーに捕まる!」
「フォル! 貴様の毛が抜けるくらいしがみついてやるから覚悟しろよ!」
山奥中に、そんな騒がしい声が響き渡る。
魔獣の王といけにえ令嬢。
そして、元冒険者の料理人見習い。
そんな彼女たちが、この先どのような冒険をし、どのような美食を味わっていくのか。
その話はまたいずれ機会があれば語るとしよう。
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
まず、後宮に入れませんっ! ~悪役令嬢として他の国に嫁がされましたが、何故か荷物から勇者の剣が出てきたので、魔王を倒しに行くことになりました
菱沼あゆ
ファンタジー
妹の婚約者を狙う悪女だと罵られ、国を追い出された王女フェリシア。
残忍で好色だと評判のトレラント王のもとに嫁ぐことになるが。
何故か、輿入れの荷物の中には、勇者の剣が入っていた。
後宮にも入れず、魔王を倒しに行くことになったフェリシアは――。
(小説家になろうでも掲載しています)
私は私で幸せになりますので
あんど もあ
ファンタジー
子爵家令嬢オーレリーの両親は、六歳年下の可憐で病弱なクラリスにかかりっきりだった。
ある日、クラリスが「オーレリーが池に落ちる夢を見た」と予言をした。
それから三年。今日オーレリーは、クラリスの予言に従い、北の果ての領地に住む伯爵令息と結婚する。
最後にオーレリーが皆に告げた真実とは。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる