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【1ヶ国目】オーストラリア
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第1ヶ国目、世界一周を始めるスタート地点に選んだのが「オーストラリア」である理由は、当時の自分をリセットしたい気持ちも多少なりともあった。
まあ単純に言ってしまえば行ったことのある国から始めた方が何かと旅の勘も取り戻しやすいと考えたからだというのが大半を占める。
そうして5年ぶりに降りたった街は、オーストラリア西の州都「パース」。
世界で最も住みたい街ランキングに毎年選ばれていることからも、この町の雰囲気は格別だ。
穏やかな気候の中、ゆったりとした時間が流れ、緑があふれる街並みのなか流れるスワンリバーは旅人にも優しく、この街に来たことを歓迎してくれる。
Cityと呼ばれる街の中心街は区画も整理され、とてもきれいな街並み。生活に必要な大体のものはここでそろう。
また、飲食店やBARなども雰囲気良く立ち並んでおり、昼間からフィッシュ&チップスとともに、ビールで乾杯する光景も、この街の自由さを彩っている。
空港からCity中心部までTAXIで向かい、目星をつけていたドミトリーがある宿にチェックインする。
「ドミトリー」とは、1部屋が複数人用になっており、シングルベッドや、2段ベットなどが用意され、4~8人用、多いところではそれ以上になる場合もある。
国籍も違う見知らぬ者同士が寝起きを共にするわけだが、ここでの出会いは貴重で、旅の情報を得るためには欠かせない。
もっとも、ドミトリーを選択する一番の理由は値段の安さであることは言うまでもない。
長旅を続けるいわゆるバックパッカーと呼ばれる旅人達が、最も出費の高い宿泊費をなるべく安く、節約しようと考えるのは世界共通の認識だ。
もちろん、安いというメリットのほかデメリットももちろんある。
複数人の相部屋になる以上、その時のメンツによって部屋の快適具合が大きく変わる。
ここでの出会いがきっかけで、情報交換をしたり、旅を続けていくうえで有意義な時間を過ごせることも多い。
しかし、そこは多国籍になる以上、予想だにしない出来事も多い。
いびきがやたらでかい奴、夜中泥酔して大声でわめき散らす奴、2段ベッドでセックスを営む奴…これらはまだ我慢もできるが、盗難を生業にしてるような奴らも中に入る。
やはり初めて会う一期一会の旅人同士、油断はできず、その辺りにおいても気を張ることになる。
そういったデメリットを考慮しても、やはり安さを優先せざるを得ないのがバックパッカーの運命なのである。
とりわけこの日チェックインしたドミトリーにおいては、旅人は少なく、その分いろいろ危惧していた確率も低くなり、久しぶりの相部屋となった私も多少の安堵をする。
さて、この街に来た目的のひとつ。
それは5年前、ここで出会った友人アナに会うことである。
彼女はオーストラリア生まれの生粋の「オージー」で、出会いは5年前にさかのぼる。
当時、短期の英語学校に通っていた私は、前途した圧倒的な英語力のなさから、学校内でも最下層のクラスに属していた。
そこにはあらゆる国の、私と同じレベルの英語力しかもたない者たちが集まっており、
ベネズエラ、タイ、インドネシアなど、国籍も様々。
その中で、「pizza」の綴りすら書けないイタリア人と出会う。
この最下層のクラスの中でも、自分の英語力においては全く自信のなかった私だが、さすがに「Sushi」ぐらいは書ける。
こいつには勝てる。
そんな、とてつもなく低い優越感に浸らせてくれた彼の名は「サンドロ」。
そのサンドロの彼女がアナであった。
まあ単純に言ってしまえば行ったことのある国から始めた方が何かと旅の勘も取り戻しやすいと考えたからだというのが大半を占める。
そうして5年ぶりに降りたった街は、オーストラリア西の州都「パース」。
世界で最も住みたい街ランキングに毎年選ばれていることからも、この町の雰囲気は格別だ。
穏やかな気候の中、ゆったりとした時間が流れ、緑があふれる街並みのなか流れるスワンリバーは旅人にも優しく、この街に来たことを歓迎してくれる。
Cityと呼ばれる街の中心街は区画も整理され、とてもきれいな街並み。生活に必要な大体のものはここでそろう。
また、飲食店やBARなども雰囲気良く立ち並んでおり、昼間からフィッシュ&チップスとともに、ビールで乾杯する光景も、この街の自由さを彩っている。
空港からCity中心部までTAXIで向かい、目星をつけていたドミトリーがある宿にチェックインする。
「ドミトリー」とは、1部屋が複数人用になっており、シングルベッドや、2段ベットなどが用意され、4~8人用、多いところではそれ以上になる場合もある。
国籍も違う見知らぬ者同士が寝起きを共にするわけだが、ここでの出会いは貴重で、旅の情報を得るためには欠かせない。
もっとも、ドミトリーを選択する一番の理由は値段の安さであることは言うまでもない。
長旅を続けるいわゆるバックパッカーと呼ばれる旅人達が、最も出費の高い宿泊費をなるべく安く、節約しようと考えるのは世界共通の認識だ。
もちろん、安いというメリットのほかデメリットももちろんある。
複数人の相部屋になる以上、その時のメンツによって部屋の快適具合が大きく変わる。
ここでの出会いがきっかけで、情報交換をしたり、旅を続けていくうえで有意義な時間を過ごせることも多い。
しかし、そこは多国籍になる以上、予想だにしない出来事も多い。
いびきがやたらでかい奴、夜中泥酔して大声でわめき散らす奴、2段ベッドでセックスを営む奴…これらはまだ我慢もできるが、盗難を生業にしてるような奴らも中に入る。
やはり初めて会う一期一会の旅人同士、油断はできず、その辺りにおいても気を張ることになる。
そういったデメリットを考慮しても、やはり安さを優先せざるを得ないのがバックパッカーの運命なのである。
とりわけこの日チェックインしたドミトリーにおいては、旅人は少なく、その分いろいろ危惧していた確率も低くなり、久しぶりの相部屋となった私も多少の安堵をする。
さて、この街に来た目的のひとつ。
それは5年前、ここで出会った友人アナに会うことである。
彼女はオーストラリア生まれの生粋の「オージー」で、出会いは5年前にさかのぼる。
当時、短期の英語学校に通っていた私は、前途した圧倒的な英語力のなさから、学校内でも最下層のクラスに属していた。
そこにはあらゆる国の、私と同じレベルの英語力しかもたない者たちが集まっており、
ベネズエラ、タイ、インドネシアなど、国籍も様々。
その中で、「pizza」の綴りすら書けないイタリア人と出会う。
この最下層のクラスの中でも、自分の英語力においては全く自信のなかった私だが、さすがに「Sushi」ぐらいは書ける。
こいつには勝てる。
そんな、とてつもなく低い優越感に浸らせてくれた彼の名は「サンドロ」。
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