【完結】誰が母を殺したの?【R18 】

仲 奈華 (nakanaka)

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夕方

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アンが目を覚ますと、硬くて大きな胸が目の前にあった。

ザックがアンを大事そうに抱きかかえて寝ている。

黒い短髪に、整った顔。体つきは筋肉質で戦士のようだ。

(ほんと、全然ロブと違う。)

ついついロブとザックを比べてからアンは起きあがろうとした。

腰に普段感じない怠さを感じる。足や腕もなぜか疲れている。

(もう。体中怠いわ。こんなに何回もすると仕事に影響が出そう。やっぱりロブが私には合ってるわ。)

動いた事に気がついたのか、ザックが目を覚ました。

少し離れたアンを強く抱きしめ、キスをしてくる。

さすがにもう無理とザックの胸を叩くと、唇を離してくれた。

「何?もう一回する?」

あれだけやって、まだ出来るのかと驚く。

「そうじゃない。お風呂に入らせて。」

そう伝えると、ザックはアンの長くて赤い髪をすきながら言った。

「アンが起きないから朝、俺が入れたよ。」

驚き、慌てて胸に手を当てる。

そこにはペンダントが変わらずあった。

「そのペンダント変わっているね。外そうと思ったけど外し方が分からなかったよ」

「ええ、両親の形見なの。いつも身につけるように言われてたわ。」

「そう。」

ザックはまたアンに近づき、唇をつけてくる。

クチュクチュクチュ。

(気持ちいいのは確かね。やりすぎないのなら付き合うんだけど。)

気持ちよさにうっとりとしているとザックが言った。

「ほんと、最高だったよ。いつも相手が先に潰れるから、なかなか満足しないんだ。また会おうよ。しばらくここにいるからさ。」

「えっ?でも。私まだちゃんと彼氏と別れてないわ。」

「ああ、そうだね。彼氏か。いいよ。どっちでも。俺もいつも相手できるわけじゃ無いからさ。」

「どういう事?」

「アンが今の奴と別れたら、俺を彼氏にしてよ。別れないなら、体だけの関係でいいから、週末にここにおいでよ。」

アンは驚いた。てっきり一回だけだと思っていたからだ。

「遠慮するわ。私もやる事があるの。もうこな・んーんーー。」

最後まで言おうとしたらまたキスをされる。

はぁはぁ。

「ねえ、アン。彼と住んでいるのはここでしょ。アンが来ないなら迎えに行ってあげるよ。」


目の前にはロブと一緒に住んでいる家の住所が書かれた紙があった。

「鞄の中を勝手に見たの!」

「アンが住んでいる所も教えずに寝るからね。」

ザックはニヤニヤしながらアンを見ている。

(この男、厄介かも。)

「来れるかどうか分からないわ。」

「いいさ。でも出来るだけ来いよ。俺が探しに行かないうちにね。」

そういうと、ザックは起きて服を着た。

「アンも起きて。昨日からアンが魅力的すぎて食事を食べてない。下に用意してあるはずだから一緒に食べよう。」

(絶対私のせいじゃないわ。)

アンは恨めしそうにザックを見て、起きた。










ザックの家にはなんでも揃っていた。何故あるか分からないが、女性の服も一通り揃っている。

貰ってもいいと言うので、それを着て一階へ降りていった。

一階の食卓には沢山の食事が並び、キッチンには昨日の酒場のマスターがいた。

「おお、凄いな。ザックの相手を一日して歩けるとは驚いた。プロじゃなくて、これからは嬢ちゃんに相手して貰え。」

「ああ、そうするつもりだよ。相性もいいしね。アン。」

「もしかしていつもなの?」

「そんな事ないよ。いつもは3人くらい呼ぶからね。」

「ははは、ザックが連れ込むから心配したが大丈夫そうで安心したよ。」

アンは表情をこわばらせて、椅子に座った。

(ああ、ロブとも話をしないといけないのに、厄介な事になったわ。)

ため息をついて食事を食べだした。



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