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6.馬車でもいいでしょうか?
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ローガンに抱き上げられたまま、私は馬車に連れ込まれた。
ローガン・マクスフェア侯爵の情報は殆ど流出しない。誰かが故意に隠しているように、噂を含め情報が消え去っている。ローガン・マクスフェア侯爵については謎に包まれていると思っていたけど、社交界ではかなり注目されているようだった。
ルーナの身代わりをしている事はバレていないと思う。私の髪を見てルーナ・ギブソンだと言っている人がいた。
「ねえ、ルーナ。何を考えているの?」
それにしても城の夜会は、かなり蠱惑的だった。貴族の遊びがあれでいいのだろうか?全裸で縛り付けられてSMプレイだなんて…
「縛られてするのって気持ちいいのかな?」
かなり嬌声を上げていた。あの金髪の女性は誰なのだろう。どこかで見たことがあるような気がするけど。
「へえ。興味があるの?試してみようか」
「う、うん?」
ネクタイで両手を頭上に縛られて、ローガンに口づけされながら、ドレスを解かれ胸をいじられる。
「ンンン」
主導権を握るどころじゃない。狭い馬車の中で身動きが取れない。黒髪の美形が私を見ながら赤い舌を出して、胸の突起を何度も舐め吸い上げてくる。反対の胸を揉みながら、腰に回した大きな手で私の体を支え、太ももでアソコをこすりつけてくる。
「ローガン。あ、手を離して、ううう」
私の声掛けで、ローガンが私の胸からゆっくりと口を離した。急に、胸の刺激が無くなり、名残惜しさに体が震える。
「あ、どうして、もっとして。私の縛っている手を離して」
「ルーナは手癖が悪いから、こういうのもいいだろ。前にフェラだけでいかしてくれたから、今日はお礼に、胸とあそこを沢山舐めてあげるよ。縛ってないと、すぐに触ってくるからね」
ローガンは、馬車に備え付けられているハンガーフックに私の縛られた腕をひっかけた。私のスカートの中に潜り込み、両太ももを支えながら、舌と指で何度も刺激を与えてくる。馬車の窓は小さく、外は暗い。中は見られないはずだ。だけど、今私の胸はあらわになったままで、耐えられそうにない。
ジュルジュルジュル、グリグリ
「あ、お願い。もうやめて、イヤ、気持ちいいから。ああ。」
声を抑えようとしても声が漏れる。
「ローガン、貴方が欲しいの。貴方の太くて熱いのを私の中に入れて」
「クククク」
スカートの中から、愉快そうな笑い声が聞こえてきた。
マクスフェア侯爵家に帰ってからも、さんざん縛られたまま繋がり続けた。目が覚めるとまた昼過ぎになっていた。縛ったままプレイしたからか全身筋肉痛で体がだるい。
ローガンはとてもハンサムだし、いい男だと思う。
だけど…
「あー、もう。無理。体がもたないわ。よし、あれを奪って逃げよう!」
私は、起きて動きやすい軽装に着替えた。
今日は、マクスフェア前侯爵夫妻が領地から本宅へやってくる日だ。彼らを迎えに行き、私の実父なのか、母を殺した夫人なのか確認する。
ローガンの書斎に忍び込み、引き出しの鍵を開けて黒表紙の密約書を取り出した。
中を開いてみると、たしかにローガン・マクスフェアを副宰相に任命すると王印が押されている。
(密約書というか、ただの指示書のような。まあ、ギブソン子爵へ渡せばいいよね)
私は、黒表紙の密約書を奪って、短剣をガーターベルトに仕込み、正面玄関へ向かった。
「お義父様とお義母様を迎えに行きます。馬車を用意していただけますか?」
執事に頼み、馬車に乗り込む。マクスフェア夫妻は、郊外のマロアー亭で軽食を取ってから、本宅へ移動してくるそうだ。今から馬車でマロアー亭へ行けばちょうど合流できるだろう。
もし、母を殺した犯人が、マクスフェア前侯爵夫人なら、ローガンとはもう一緒にいれそうにない。彼女に罪を償わせ、母の仇を取る。
マクスフェア侯爵家には、帰るつもりはない。密約書も奪ったし、そもそも私の物はほとんど持ち込んでいない。彼が、気が付いた時、青髪で紺瞳のルーナを探すだろう。髪も名前も元に戻したら私は自由だ。見つかるはずがない。
馬車は、街から出て、マロアー亭へ向かって行った。太陽が陰り、薄暗くなってきた。
馬車の前窓からマロアー亭が小さく見えた。
ヒヒーーーン
「なんだ、お前達!うわあ」
馬車のドアがこじ開けられ、黒ずくめの男達が入ってきた。
私は、反対のドアから逃げようとして、後ろから捕まりツンとする匂いの布を押し当てられた。
ドアから外へ連れだされながら、遠くのマロアー亭へ必死に手を伸ばす。
(もう少しで、母を殺した犯人が…)
私の意識は闇に包み込まれた。
ローガン・マクスフェア侯爵の情報は殆ど流出しない。誰かが故意に隠しているように、噂を含め情報が消え去っている。ローガン・マクスフェア侯爵については謎に包まれていると思っていたけど、社交界ではかなり注目されているようだった。
ルーナの身代わりをしている事はバレていないと思う。私の髪を見てルーナ・ギブソンだと言っている人がいた。
「ねえ、ルーナ。何を考えているの?」
それにしても城の夜会は、かなり蠱惑的だった。貴族の遊びがあれでいいのだろうか?全裸で縛り付けられてSMプレイだなんて…
「縛られてするのって気持ちいいのかな?」
かなり嬌声を上げていた。あの金髪の女性は誰なのだろう。どこかで見たことがあるような気がするけど。
「へえ。興味があるの?試してみようか」
「う、うん?」
ネクタイで両手を頭上に縛られて、ローガンに口づけされながら、ドレスを解かれ胸をいじられる。
「ンンン」
主導権を握るどころじゃない。狭い馬車の中で身動きが取れない。黒髪の美形が私を見ながら赤い舌を出して、胸の突起を何度も舐め吸い上げてくる。反対の胸を揉みながら、腰に回した大きな手で私の体を支え、太ももでアソコをこすりつけてくる。
「ローガン。あ、手を離して、ううう」
私の声掛けで、ローガンが私の胸からゆっくりと口を離した。急に、胸の刺激が無くなり、名残惜しさに体が震える。
「あ、どうして、もっとして。私の縛っている手を離して」
「ルーナは手癖が悪いから、こういうのもいいだろ。前にフェラだけでいかしてくれたから、今日はお礼に、胸とあそこを沢山舐めてあげるよ。縛ってないと、すぐに触ってくるからね」
ローガンは、馬車に備え付けられているハンガーフックに私の縛られた腕をひっかけた。私のスカートの中に潜り込み、両太ももを支えながら、舌と指で何度も刺激を与えてくる。馬車の窓は小さく、外は暗い。中は見られないはずだ。だけど、今私の胸はあらわになったままで、耐えられそうにない。
ジュルジュルジュル、グリグリ
「あ、お願い。もうやめて、イヤ、気持ちいいから。ああ。」
声を抑えようとしても声が漏れる。
「ローガン、貴方が欲しいの。貴方の太くて熱いのを私の中に入れて」
「クククク」
スカートの中から、愉快そうな笑い声が聞こえてきた。
マクスフェア侯爵家に帰ってからも、さんざん縛られたまま繋がり続けた。目が覚めるとまた昼過ぎになっていた。縛ったままプレイしたからか全身筋肉痛で体がだるい。
ローガンはとてもハンサムだし、いい男だと思う。
だけど…
「あー、もう。無理。体がもたないわ。よし、あれを奪って逃げよう!」
私は、起きて動きやすい軽装に着替えた。
今日は、マクスフェア前侯爵夫妻が領地から本宅へやってくる日だ。彼らを迎えに行き、私の実父なのか、母を殺した夫人なのか確認する。
ローガンの書斎に忍び込み、引き出しの鍵を開けて黒表紙の密約書を取り出した。
中を開いてみると、たしかにローガン・マクスフェアを副宰相に任命すると王印が押されている。
(密約書というか、ただの指示書のような。まあ、ギブソン子爵へ渡せばいいよね)
私は、黒表紙の密約書を奪って、短剣をガーターベルトに仕込み、正面玄関へ向かった。
「お義父様とお義母様を迎えに行きます。馬車を用意していただけますか?」
執事に頼み、馬車に乗り込む。マクスフェア夫妻は、郊外のマロアー亭で軽食を取ってから、本宅へ移動してくるそうだ。今から馬車でマロアー亭へ行けばちょうど合流できるだろう。
もし、母を殺した犯人が、マクスフェア前侯爵夫人なら、ローガンとはもう一緒にいれそうにない。彼女に罪を償わせ、母の仇を取る。
マクスフェア侯爵家には、帰るつもりはない。密約書も奪ったし、そもそも私の物はほとんど持ち込んでいない。彼が、気が付いた時、青髪で紺瞳のルーナを探すだろう。髪も名前も元に戻したら私は自由だ。見つかるはずがない。
馬車は、街から出て、マロアー亭へ向かって行った。太陽が陰り、薄暗くなってきた。
馬車の前窓からマロアー亭が小さく見えた。
ヒヒーーーン
「なんだ、お前達!うわあ」
馬車のドアがこじ開けられ、黒ずくめの男達が入ってきた。
私は、反対のドアから逃げようとして、後ろから捕まりツンとする匂いの布を押し当てられた。
ドアから外へ連れだされながら、遠くのマロアー亭へ必死に手を伸ばす。
(もう少しで、母を殺した犯人が…)
私の意識は闇に包み込まれた。
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