桜の花びら

うさみ

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緊張はしない。
何度も転校した。しょうがないことなんだ。父の仕事の関係だから。でも今回は少なくとも2年は移動はしないらしい。だからしっかりここで生活しよう。

そう、決めた。

「…よし。」
学校に行く準備が出来た。
桜岡高校の制服は今までで一番可愛いな。
そんなことを思いながら家を出た。
「桜…。綺麗…」
高校までの道は両道に桜の木がズラっと並んでいる。
高校二年生からの転入。
同い年になる子達はもう1年間桜岡高校で過ごしている。
いいな、とか羨ましくは思わない。これからやっていけばいいんだから。
学校までの道のりは歩いて約20分程度。
わざわざ電車で通学したり自転車で通学する子が多いみたい。
「あっ…。」
同じ色のネクタイの子。これから同級生になる子だ。
黒髪でとても綺麗だった。スタイルもよく、モデルをやっている子みたいだった。
目が合ってしまったが、ニコッと笑って行ってしまった。
本当に綺麗な子だったな。


学校についた。
ここ数年で校舎が綺麗に建て替えられたらしいからすごく綺麗な校舎だった。
一年生かな。きゃっきゃしてる。
一年生は入学式だから体育館…か。
二年生は…えっと……。

【二、三年は新しいクラスに移動】
そう書いてあった。クラス表は大きく飾られてあった。
私は2-2だった。どうやらこれは頭の良さで分けられているらしい。
一番優秀なクラスは2-1。
そこから一番優秀ではないクラスが2-8まであるみたいだ。
私は転入するためのテストで100点だった。もちろん難しいテストらしい。
でもいきなり転入生が1組に行くなどあまり良くないらしいため、2組になった…だとか。
まあいい。クラスに行ってみよう。

校舎の中もとても綺麗だった。
もちろん教室も。
ドアを開けて教室に入る。
教室全体がザワッとした。
そこから聞こえてきた会話が
「誰、あの小さい子。」
「人形さんみたい!!」
「可愛い~」
「まさか、転入生?」
などの声だった。
席を前の黒板で確認し、自分の席に座る。
_____やっと先生が来た。
若い男の先生だ。
「これからこのクラスを担当する、若部 直樹だ!よろしくな!」
『はぁい。』
「いきなりだが、転入生を紹介するぞ!音城めい!前へ来い!」
熱血系だ、と思った。
「はい、」
私は前に出た。そして
「音城めいです。父の仕事上この学校へ来ました。よろしくお願いします。」
そしてニコッとして席に戻った。
少し心臓がバグバクした。
どうしてかな?
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